今回はイオンの社長、吉田明夫氏についてご紹介していきます。イオングループは今では全国に約2万2000店舗を抱える大企業となったです。吉田氏は2020年の3月に社長に就任したばかりです。この吉田氏に関してだけでなく、前任の岡田元也氏の経歴や資産・年収、イオングループの概要までご紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
イオンの社長は吉田明夫(よしだあきお)
2020年3月よろ吉田明夫氏がイオンの代表取締役社長に就任しました。この見出しでは新社長に就任した吉田明夫氏の経歴を紹介します。
2020年3月より吉田昭夫(よしだあきお)が社長に就任することを発表
イオンは2020年1月、岡田元也氏が会長職につき、後任にイオンリテールの社長を務める吉田明夫氏が就任するととを発表しました。岡田卓也氏から始まり、元也氏が引き継いだイオンで創業家以外の人が社長を務めるのは初めての出来事です。
会見では、岡田元也氏のこわばった表情や質問へのぶっきらぼうな返答が話題となりました。このような態度が、自身の息子である岡田尚也氏に継がせたかったものの、年齢・入社時期ともにまだ若いため、社長交代は苦渋の決断だったのではないか、と憶測を呼びました。
吉田明夫氏の経歴
ジャスコ(現イオン)に入社
吉田明夫氏は1960年生まれです。出身大学などの詳しい経歴は明かされていませんが、1983年にジャスコ(現イオン)に入社をしています。新卒で入社をしたとすると、恐らく留年か浪人を1年経験しているのではないか、と推測されます。
イオンの開発事業で活躍
吉田明夫氏は、イオンの事業の中でも新規店舗の出店時の土地選定など、デベロッパーの分野で貢献してきました。以下の吉田明夫氏の経歴を見ても、専ら開発を担当してきたことが分かります。
- 2005年9月:同社 東北開発部長
- 2009年9月:イオンリテール 関東開発部長
- 2011年3月:イオンモール 中国本部中国開発統括部長
- 2014年5月:同社 常務取締役営業本部長兼中国担当
- 2015年2月:同社 代表取締役社長(現任)
- 2016年3月:イオン 執行役ディベロッパー事業担当
- 2019年3月:イオン 代表執行役副社長 ディベロッパー事業担当兼デジタル事業担当(現任)
出典:流通ニュース
開発事業は流通業界の中でも花形と呼ばれます。加えて海外経験や、近年ではデジタル化でも実績があり、本命人事と言えるのではないでしょうか。
イオンは大手流通グループ
イオンの公式HPにもあるように、本社は東京ではなく千葉県にあります。イオンというとスーパーの印象も強いですが、他にも薬局や金融事業など様々な事象を展開しています。ここではイオンリテールとイオンモールの概要を簡単にご説明いたします。
イオンリテールは総合スーパーを経営
イオンリテールは400店舗を超える総合スーパーを経営しており、イオン、イオンスタイルとして本州、四国と全国に事業展開をしています。
食品の他にも衣料品や生活用品などのライフスタイル商品を取り揃えて、私たちの暮らしをサポートしています。またネットスーパーのサービスも提供しており、メンバー登録を行うことで24時間好きな時に買い物ができ、最短で当日に自宅配送してくれます。
イオンモールはSCを経営
イオンはディベロッパー事業として、飲食店や専門的が入る大型ショッピングセンターのイオンモールも経営しています。
1992年にイオンモールつがる柏店をオープンしたのを皮切りにその後も出店を行い、リニューアルオープンや新店舗のオープンを全国で続けています。
また、2007年に株式会社ダイヤモンドシティと合併を行った際に、全ショッピングセンター名をイオンモールに統一しました。
国内だけではなく、中国やASEAN加盟国のインドネシア、ベトナム、カンボジアの3ヶ国にも出店を行い、事業を拡大しています。
イオンの前任社長は岡田元也(おかだもとや)
岡田元也(おかだもとや)氏はイオン株式会社の前任社長です。
全身となるジャスコ株式会社に入社後に、店長経験を経てグループ会社の社長など様々な経験を積みキャリアを重ね、現在イオン株式会社の取締役兼代表執行役社長グループCEOに就任しています。
前身となるジャスコを創業したのは父の岡田卓也
イオン株式会社の前身となる、株式会社ジャスコを創業したのは元也氏の父親である岡田卓也氏です。
元は江戸時代に呉服商の家柄であった卓也氏が1970年に岡田屋、フタギ、シロのローカル企業3社の提携をもとにジャスコ株式会社を創業しました。
その後、2001年に現イオン株式会社に社名を変更、2008年にイオン株式会社を中核とした純粋持株会社体制に移行し、小売事業等はイオンリテール株式会社に承継しています。
2000年に会長職を退任し、現在はイオングループ名誉会長となっています。
イオンの前社長(岡田元也)の出身や経歴
吉田氏は就任したばかりということで情報はあまりありません。一方、前任の社長である岡田元也氏は23年間もの間社長職に情報が多いです。この見出しでは、岡田氏の出身や、これまでの経歴を以下でご紹介します。
イオンの前社長(岡田元也)は三重県出身で早稲田大学を卒業
岡田元也氏は1951年6月17日生まれで、三重県四日市市の出身です。上記でもお伝えした通り、父は前身となるジャスコを創業したグループ名誉会長の岡田卓也氏で、兄弟には衆議院議員の岡田克也氏、 東京新聞政治部部長を務めた高田昌也氏がいます。
1975年3月に早稲田大学商学部を卒業し、学位として商学士を授与されています。
米バブソン大学でMBAを取得後はイオンに入社
早稲田大学卒業後は米国バブソン大学に入学、1978年12月に米国バブソン大学大学院MBA課程を修了し経営学修士を授与されています。
翌年の1979年3月に前身のジャスコ株式会社に入社し、1986年にジャスコ新茨木店の初代店長に就任しています。
その後グループ会社の代表取締役社長やジャスコの取締役等キャリアを積み、2003年5月にはイオン株式会社取締役兼代表執行役社長に就任、2012年4月に現任のイオン株式会社取締役兼代表執行役社長グループCEOに就任しています。
イオンの前社長(岡田元也)の家族
本見出しでは、岡田元也氏の家族について紹介します。主に取り上げるのは、実弟である政治家・岡田克也氏と息子で現在はイオンの子会社社長を務めている岡田尚也氏の2名です。
元民主党代表の岡田克也は実弟
現職の衆議院議員である岡田克也氏は、元也氏の実弟にあたります。
岡田克也氏は1990年の議員初当選以来、少子化問題や領土問題、東日本大震災などでも主要なポストを務めたほか、民主党政権時代は外務大臣、副総理などを歴任した大物政治家です。
息子の岡田尚也前はグループ子会社の社長を務める
岡田尚也氏は1983年生まれでの36才(2020年1月26日現在)で、現在はイオングループ内のフランス発オーガニック専門スーパー「ビオセボン・ジャパン」の代表取締役社長を務めています。
国内の大学を卒業後、南カリフォルニア大学で国際公共政策修士過程を修了し、そのままアメリカで就職します。外資系投資銀行の投資銀行部門に勤めたエリートで、その後、2015年にイオンリテールに入社します。
まいばすけっとの店長などを務めて現場での経験を積んだのち、2016年にビオセボン・ジャポンの営業部長に就任します。2019年には代表取締役社長に就任し、順調に経営幹部としての道を歩んでいます。
イオンの社長(岡田元也)の資産や年収
岡田元也氏の資産や年収はどれくらいなのか気になる方も多いと思います。明確に現在の総資産や年収は公開されていませんが、役員報酬は2018年度末で5400万円と公表されています。
イオンの新社長(吉田明夫)と前社長(岡田元也)についてもっと知りたい方
吉田氏は社長に就任したばかりという事もあり、インタビュー記事などはまだありません。また、2020年4月の段階では企業の公式サイトをみても会長である岡田氏の会長メッセージしか記載がなく、吉田氏のコメントはありません。
しかし、社長交代が発表された時に各社吉田氏に期待する経営戦略を記述した記事が複数でているので、そのような記事を見てみると良いでしょう。
岡田氏についてもっと知りたい方はは商業界オンラインの記事「岡田元也社長が語った『イオングループ中期経営計画』」なども閲覧してみると、岡田氏の考え方がつかめて面白いです。
岡田氏はイオンが培ってきた長い歴史を踏まえたうえで、今後起こりうる急速な時代変化にも柔軟に対応するために、ネットショップの活用や専門分野で高齢者でも働けるような環境を作り、次の世代に託していくというしっかりと先を見据えた戦略を考えています。
まとめ
23年ぶりの社長交代に加え、岡田家ではない吉田氏の活躍は今後期待されています。世襲にとらわれない、イオンという全国屈指の大企業を変えていく、今後の時代を勝ち抜くための経営戦略を期待します。
前任の岡田氏の経歴を押さえておくのもイオンという企業を知るためにとても重要です差社長交代という過渡期にどう動くのか、今後も注目しておくと良いでしょう。