航空業界を志望する方は、ANAの採用情報や事業内容を知りたいことだと思います。客室乗務員や運航乗務職など、ANAでは様々なキャリアがあります。本記事では、ANAの会社紹介や採用情報などをお伝えします。続いて、ANAへ応募する方の参考になるよう併願先企業やANAの特徴もご紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
ANA(全日本空輸)は大手航空会社
ANA(全日本空輸)とは、日本の大手航空会社です。以下は、ANAの公式ホームページと有価証券報告書を参照して作成したまとめ表です。
以下は、ANAの主な事業内容です。利用者側にとって馴染みのある航空事業だけでなく、航空機を用いた関連する事業も行っています。
- 定期航空運送事業
- 不定期航空運送事業
- 航空機使用事業
- その他附帯事業
ANA(全日本空輸)の採用情報
本見出しでは、ANAの採用ホームページをもとに以下4つのポイントをご紹介致します。
- 募集職種
- 採用人数と採用大学
- 求める人物像
- 選考フロー
航空業界に入りたいなどまだ漠然と考えている方や、既にANAを就職志望先に検討している方にとっても、企業研究は特に重要となります。
これらの情報をご参照頂き、内定の取得ができるよう対策を立ててみてはいかがでしょうか。
ANA(全日本空輸)の募集職種
ANAでは、大学や専門学校を卒業する学生を対象として、以下4つの職種にて採用活動を行っています。
- グローバルスタッフ(事務):経営企画、総務や運航管理など
- グローバルスタッフ(技術): 整備計画の策定、航空機整備の技術的方針決定
- 客室乗務職: 客室サービス、保安業務
- 運航乗務職:航空機の操縦業務
ANAでは、それぞれの募集職種で実際に働いている社員のインタビューを掲載しています。志望動機やキャリアパスの参考にもなりますので、ぜひご参照下さい。
ANA(全日本空輸)の採用人数と採用大学
以下の記事では、ANAの採用人数やこれまでに就職実績がある採用大学についてご紹介しています。
採用人数や採用大学は、募集職種別によって大きく異なりますので、ANAへの応募を検討されている方はこちらの記事を一読してみてはいかがでしょうか。
ANA(全日本空輸)が求める人物像
ANAが求める人物像は「多様性を大切にしつつ、お客様視点で優れたサービスを実行できる人」と考えられます。
ANAでは、高い専門性を持ってお客様へサービスを提供するため、以下の3つを人財育成のキーワードに掲げています。
- グループ総合力:国や所属企業の枠を超えてお客様へ最高のサービスを提供
- グローバルレベル: あらゆる文化・価値観や能力を持つ社員の成長を促進
- ダイバーシティ&インクルージョン:多様な人材が各々の強みを発揮して活躍
これら3のキーワードは、ANAの社員一人一人が誇りを持って働くためだけでなく、ANAとしての企業価値を最大化し、ANAグループとして成長するために不可欠なのです。この3つを意識できる人間が求められます。
ANA(全日本空輸)の選考フロー
本見出しでは、ANAの選考フローを募集職種別にご紹介します。ANAの採用ホームページでは、各職種の募集要項や選考情報が掲載されているのでご活用ください。
①グローバルスタッフ職(事務)の選考フロー
グローバルスタッフ職(事務)の選考フローは、主に以下3つで構成されています。
- エントリーシート提出
- Webテスト・適性検査
- 面接複数回
グローバルスタッフ職(事務)は、募集人数がおよそ50名ほどであるためエントリーシートの通過率が低く、応募から内々定までは3カ月から4カ月ほどかかると考えられます。
②グローバルスタッフ職(技術)の選考フロー
グローバルスタッフ職(技術)の選考フローは、主に以下3つで構成されています。
- エントリーシート提出
- Webテスト・適性検査
- 面接複数回
グローバルスタッフ職(技術)も、募集人数がおよそ50名ほどですが学校からの推薦があることが特徴であり、これによって応募者が絞られています。
面接は、集団と個人合わせて3回行われるため、応募から内々定までは事務と同じく3〜4カ月ほどかかる見込みです。
③客室乗務職の選考フロー
客室乗務職の選考フローは、主に以下4つで構成されています。
- エントリーシート提出
- 自己紹介動画提出
- 学力・英語力試験
- 面接・身体検査
客室乗務職では、グローバルスタッフ職とは異なり実際の業務に即した選考フローが課されていることが特徴と言えます。
自己紹介では、基本的なマナーや親しみやすさ。また、英語力や身体検査などでは客室乗務職として働くのに適しているかが問われると考えられます。
募集人数も500人と大規模であり、およそ6カ月以上の長期間にわたって採用活動が行われています。
④運航乗務職(自社養成パイロット)の選考フロー
運航乗務職の選考フローは、主に以下5つで構成されています。
- エントリーシート提出
- 自社養成パイロットセミナー(参加自由)
- 簡易航空適性検査、心理検査と航空身体検査
- 面接複数回
- 航空適性検査・英語コミュニケーションテスト
運航乗務職は他の募集職種とは異なり専門性が求められるため、選考フローが最も長くエントリーから内々定までは6カ月近くかかることが考えられます。
また、選考フローではパイロットとしての適性や能力を把握する内容や、英語力など実際の業務をこなせるか否かも問われています。
ANA(全日本空輸)のインターン情報
ANAでは、学生を対象として毎年インターンを行っており、以下は公式ホームページを参照したインターン情報です。
ANAのインターンでは、主に以下のようなカリキュラムが用意されており、参加者はそれぞれの職種がどのような業務内容かを深く知ることができます。
- 職場見学、およびANAに関する基礎講座
- 先輩社員による業務説明とフィードバック
- 応募職種ごとの業務体験
ANA(全日本空輸)志望者の併願先企業
ANA志望者の併願先企業としては、以下の企業が挙げられます。業界研究の一環として、競合他社やグループ企業を調べるとANAへの理解も深めることができます。
やはり最も併願先企業として選ばれるのが日本航空株式会社(JAL)です。2社は日本国内の航空業界最大手なので、人気が高いです。また同じ業界でも、企業によって社風や働き方が異なります。以下の記事ではJALの採用情報を紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。
また、以下の記事ではANAの子会社についてご紹介しています。併願先企業をお探しの方はぜひご参照下さい。
ANA(全日本空輸)の特徴
本見出しでは、ANAの特徴として強みと弱みをそれぞれ紹介します。
面接では、なぜ数ある企業の中から特定の会社を選んだのか理由を明確に説明しなければなりません。ANAの特徴を把握することは、説得力のある回答に繋がります。
志望動機として、十分に企業研究を行ってきたと伝わるように準備を進めましょう。
強み|国際線・国内線が国内で最大
ANAは、国際線・国内線の規模が国内で最大であることが強みと言えます。ANAのホームページを参照すると、2016年には国際線・国内線の規模が国内トップとなったとわかります。
運航本数が国際線・国内線で最も多いということは、日本国内のお客様から信頼されて利用されている証だけではなく、世界でもその知名度が高いということです。
2020年度のオリンピックに向け、今後さらなる観光客の増加が見込まれていますが、ANAは外国人観光客からも支持を受け更なる発展に繋がることが期待されます。
弱み|JALよりも営業利益率が低い
ANAは、競合の航空会社であるJALよりも営業利益率が低いことが弱みと言えます。営業利益率とは、売上に占める営業利益の割合であり有価証券報告書から算出することができます。
前述の通り、ANAは国際線・国内線の運航本数が国内最大であり、売上も高いものの営業利益率はまだ改善の余地があります。
無駄のない効率的な経営を実現しつつも、お客様からの満足度が下がらない取り組みが今後求められていくと考えられます。
ANA(全日本空輸)のさらに詳しい情報
ANAの基本情報や採用情報などをお伝えしてきましたが、さらに詳しい情報を知りたいと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本見出しでは、ANAの仕事・キャリアと年収・将来性についてお伝えします。
ANA(全日本空輸)の仕事・キャリアを知りたい方
以下の記事では、ANAの仕事・キャリアを知りたい方へより詳しい情報を提供しています。仕事・キャリアを知ることは、就職後のミスマッチを防ぐために最も有効だと言えます。
毎年、苦労をして就職をしたにもかかわらず、想像していた仕事・キャリアでないという理由で多くの若手社員が3年以内に辞職・転職をしています。
ANAへの就職をお考えの方は、このような状況に直面しないようANAの仕事・キャリアへの理解を深めると良いでしょう。
ANA(全日本空輸)の年収・将来性を知りたい方
以下の記事では、ANAの年収・将来性を知りたい方を対象としています。年収・将来性は、ある企業で長期間にわたって働き続けられるか否かを判断する重要な要因となります。
仕事時代にはやりがいを感じていても、年収が低すぎて続けることができなかったり、将来性が期待できない企業では働くモチベーションの低下にも繋がる恐れがあります。
ANAの年収・将来性が実態としてどうなのかを確認したうえで、応募するかどうかを再考してみてはいかがでしょうか。
ANA(全日本空輸)のエントリーシートのポイント
上述の通り、ANAは選考通過率が非常に低いためエントリーシートのポイントをしっかりと押さえて書くことが求められます。
- 具体的なエピソードから課題と達成事項を伝える
- 印象付けるために定量的な情報を含める
- エピソードの経験から貢献可能性と熱意に繋げる
エントリーシートを作成する際には、以上3点を網羅することを心がけましょう。推敲を重ねることでエントリーシートの質も上がるので、余裕を持って準備をしましょう。
まとめ
ANAは、日本を代表する大手航空企業であり客室乗務職やグローバルスタッフ職など、幅広い職種で採用活動を行っていることがわかりました。
また、ANAを志望する方の併願先企業やANAの特徴も紹介したので、これらを用いて就職活動の準備を進めてはいかがでしょうか。