【2021卒】ANA(全日本空輸)の年収は?気になる社風・将来性も紹介!

ANA(全日本空輸)はJAL(日本航空)に並ぶ日本を代表する航空会社です。この記事ではANAの平均年収・ボーナス等の給与事情・将来性などについて紹介します。総合職やCAなどの職種にも言及しているので、航空業界への就職を志望している方は参考にしてください。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

ANA(全日本空輸)は大手航空会社

国内線・国際線ともに売上高1位を誇る日本を代表する航空会社です。従来はフルサービスキャリア(FSC)をメインに事業展開していましたが、現在は傘下にバニラ・エアやPeach Aviationを置き、LCCの運営も行っています。

企業情報は以下の通りです。

ANAの創業年は2012年となっていますが、同年に持株会社制に移行したためです。実際には1952年に「日本ヘリコプター輸送株式会社」として事業を始め、1957年から「全日本空輸株式会社」という社名で事業を行っています。

以下の記事では、ANAの採用情報について詳しく解説していますので、エントリーを希望する学生はぜひご覧ください。

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ANA(全日本空輸)の給与事情

ANAは、本社などで勤務する社員と現場で業務を行う社員で、給与水準や手当が異なります。

また、最終学歴ごとにも給与が異なるので、その点に注意して各職種の給与を確認しましょう。

目次

ANA(全日本空輸)の初任給

ANA(全日本空輸)の初任給は入社時の職種によって異なり、また入社から3ヶ月間は「試用期間」のため、1年目は低水準です。

各職種の初任給は以下の通りです。(下記は試用期間中の給与を記載しております)

客室乗務職・エキスパートスタッフ職では初任給が20万円を下回っていますが、客室乗務職はスケジュールが不規則になりやすく、出勤状況に応じて深夜労働・土日出勤・乗務手当・職務手当など別途諸手当が支給されます。

ANA(全日本空輸)の平均年収・年収推移

平成30年度のANA(全日本空輸)の有価証券報告書の情報によれば、平均収入はおよそ777万円です。各年度の平均収入は以下の通りです。

2018年度以前の平均収入を見ても670万円以上の水準となっており、国税庁が発表する日本人の平均収入(約432万円:平成29年度)の1.7倍近くの水準となっています。

総じてANAの平均年収の水準は高水準となっており、給与面が充実した会社だと言えます。ただし、有価証券報告書に記載のあるのは一般従業員の平均年間給与なので、客室乗務員や運航乗務員などは含まれていません。

ANA(全日本空輸)の職種別年収事例

ANA(全日本空輸)では職種別の年収は公開されていませんが、Openworkという企業情報の口コミサイトでは下記のような書き込みがあります。

グローバルスタッフ職の事例の年収が低くなっていますが、在職5〜10年経過時には平均500万円程度の年収になると予測できます。

運航乗務職(パイロット)の事例はありませんが、この職種は一般的に平均年収が1000万円以上とされているため、上記のような他の職種よりは年収が高いと考えられます。

ANA(全日本空輸)のボーナス

ボーナス(賞与)は企業の業績に応じて支給額が変わります。ANAの新卒生の募集要項ではボーナス支給は全職種共通で夏と冬に1回ずつとされています。Openworkの書き込みでは以下のような口コミが見られます。

ボーナスは7月、12月に2ヶ月分ずつ、6月に前年度の業績に応じた金額(2ヶ月分)がもらえる。

参考:Openwork

ボーナスは年3回、7月(2ヶ月分)、12月(2ヶ月分)に加え、年度業績に応じたプラスアルファが翌年6月に支給される。

参考:Openwork

募集要項ではボーナスは「年2回」の支給と書かれていますが、実際には前年度の業績に応じて年3回支給されているようです。また6月に支給される金額は通常の7月分12月分と同じ、通常の月額の給与の2ヶ月分と思われます。

ANA(全日本空輸)の福利厚生・休暇制度

ANA(全日本空輸)で用意されている福利厚生・休暇制度はグローバルスタッフ職(事務・技術)・エキスパートスタッフ職と、客室乗務職、運航乗務職で分かれます。それぞれの福利厚生・休暇制度は以下の通りです。

グローバルスタッフ職(事務・技術)とエキスパートスタッフ職はオフィスワークのため他業界の社員と同様に平日勤務となり、その他諸手当が提供されます。

客室乗務職と運航乗務職は不規則なフライトスケジュールの中で月間・年間の休暇日数が決められています。また客室乗務職は女性が多いことから産前産後の休暇制度が充実しています。

航空業界各社の平均年収

カイシャの評判という会社情報口コミサイトによると、航空業界を代表する各社の平均年収は以下の通りです。

上記3社では日本航空(JAL)の平均年収が601万円と最も高く、それに次いでANA(全日本空輸)が507万円となっています。上記のサイトでは運航乗務員(パイロット)の書き込みが少ないため、平均年収の水準がやや低くなっています。

JALの利益率の高さが平均年収にも関係していると言えます。

ANA(全日本空輸)の社風

ANAの社風は事務職では若手の意見も通りやすいものの、他の職種ではやや年功序列的な雰囲気が強い傾向があるようです。

社員のチャレンジ精神が買われますし、改善提案も比較的提案しやすい社風。(運輸、在職3〜5年)

参考:Openwork

基本年功序列。体育会系。(中略)一度機内で失敗を犯すとその人は仕事ができない人とみなされる。(中略)訓練に落ちると一年間この人は訓練に落ちましたよ〜という評価がつきまとう。(客室乗務員、在職3年未満)

参考:Openwork

事務系の職種では若手の新しい提案なども比較的受け入れやすい雰囲気があり、積極的に仕事を取りにいける社風と言えます。

一方で客室乗務職など自社のサービスの現場で業務に当たる職種の場合、運行の安全性への意識から確実に仕事をこなすことを強く意識される風潮があると考えられます。

ANA(全日本空輸)の仕事内容

ANA(全日本空輸)の仕事内容は旅客機によるお客様の輸送に限らず、様々な事業を行っています。具体的には以下の事業に従事しています。

  • 航空機操縦士養成
  • 航空機整備事業
  • 空港地上支援
  • 総合商社事業
  • セールス&マーケティング
  • 調査研究・シンクタンク
  • フライトケータリング

旅客機によるヒトやモノの輸送の他に、機体の整備や操縦士の教育は空運業者として必要な事業です。その他自社の商品やサービスのセールスやマーケティング、機内食の企画・航空業界に関する研究なども行っています。

より詳しい情報は下記の記事でも紹介していますので、ANAへのエントリーを考えている方は参考にしてみてください。

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ANA(全日本空輸)の将来性

続いてはANAの将来性について考えてみます。

ここではANAにとって追い風となるプラス材料と、今後の経営について向かい風となる懸念材料について紹介します。

プラス材料|業界ポジションと五輪特需

ANAにとってのプラス材料は業界ポジションと五輪特需です。ANAは日本の航空業界トップの売上です。

2019年3月時点の売上はANAが約2.05兆円で、2位のJALが約1.48兆円となり、およそ5710億円の売上の差があります。また国内外の就航本数を拡大しているので今後さらに売上拡大が期待されます。

そして、2020年の東京五輪の影響で来年度の売上額は更に上昇することが期待されます。

観光庁のレポートではオリンピック開催国のインバウンド需要はその後も増加傾向が見られるので、その影響で安定的に売り上げを確保できると考えられます。

懸念材料|パイロット不足・LCC・燃料費の高等

一方で、ANAの懸念材料としてはパイロット不足・LCC・燃料費の高等の3つが考えられます。

パイロットは高度な専門職で、志望者が少なく慢性的に人手不足の状態となっています。

またLCCは従来の運輸サービスに比べ価格が安いです。自社傘下にLCC会社を置いていますが、顧客がLCCに流れる分売上は今後も下落する可能性があります。

また、2019年12月に産油国のOPECプラスが、2020年3月まで原油の減産を決定しています。原油価格の安定が目的ですが、各産油国で意見が割れているため、産油国の動向によって燃料費の高騰による利益率低下も考えられます。

【参考】ANAとJALの比較

業界最大手であるANA(全日本空輸)とJAL(日本航空)がどのように違うのか気になる就活生は多いのではないのでしょうか。この見出しでは上記までに解説してきたANAの五本情報をさらにJALと比較しながら紹介します。

年収の比較

年収はどちらも有価証券報告書を参考に記載しています。どちらも一般従業員の年収なのでご注意下さい。

参考:有価証券報告書(ANA)、有価証券報告書(JAL)

ここ3年間の年収を比較するとJALの方が比較的高いようです。

経営理念・社風の比較

ANAは ヘリコプター2機から始まった企業という性質上、チャレンジ精神にあふれた社風です。「挑戦し続ける」「強く生まれ変わる」「いつもお客様に寄り添う」気持ちを大事にしており、様々な新しい事業を展開しています。

ANAらしさ 表す言葉として「あんしん、あったか、あかるく元気!」を掲げています。

一方、JALは経営破綻して以降、それまでの保守的な社風を見直し、JALフィロソフィという企業理念を打ち立て風通しの良い企業へと変化しています。

売上の比較

比較するとJALの方が売り上げに対して利益が高いようです。

売上に関しては単純な比較はできませんが、事業の参考にはなります。志望する企業がどのよう売上高なのかIR情報などで調べるのも企業研究の一環です。

JALの採用情報や年収に関しては以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はこちらも併せてご覧ください。

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まとめ

この記事ではANAの企業情報・給与事情・社風や今後の動向などを紹介しました。

ANAは日本を代表する航空会社であり、平均年収は高いものの職種によって大きな差があることがうかがえます。

採用選考時にエントリーするコースがそのまま入社後の配属に直結するので、ANAのなかでどんな職種に就きたいかをしっかりと考えてからエントリーしましょう。

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