初対面では、会話が続かない悩みを持ち、心理学の本を読んだりトレーニングを積む人もいます。会話術は、会話ネタをもってコツを掴めば、恋愛でも仕事でも楽しい会話ができるようになります。本記事では、まず会話を盛り上げるステップやポイントについて。次に、会話で意識する点や会話術が活きる場面をご紹介致します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
会話術を身に付けるには
初めて会う人とは、緊張をしてしまい中々会話が弾まず、趣味や仕事内容などの簡単な話題を挙げることですら難しいと感じるかもしれません。
- 大学で心理学や脳科学を学ぶ
- 恋愛トークを学ぶセミナーに行く
- ビジネストークの研修を受ける
例えば、このような方法を選ぶ方もいますが、中には数万円から数十万円もかかるため、中々手が出しにくいのが実情と言えます。
そこで以下では、会話術を身につけるにはどうすべきかをご説明致しますので、ぜひご参照ください。
【会話術】会話を盛り上げる4つのステップ
会話が苦手な方は盛り上げるためのノウハウを知らないため、沈黙や盛り上がらない会話をしてしまいがちだと考えられます。
そこでこちらの見出しでは、会話を盛り上げる4つのステップをご紹介致しますので、会話で悩む方はまず気心の知れた相手で試してみてください。
ステップ①|相手の興味・関心を認識する
1つ目のステップは、相手の興味・関心を認識することで、具体的には以下のような質問を相手にする会話が考えられます。
- 土日は普段どんなことをされますか?
- 最近夢中になっていることはありますか?
- 時間がある時は何をして過ごしますか?
このように、相手の興味・関心を知る質問をすることで、聞かれた相手は答えやすい内容を楽しく話すことに繋がります。
互いの雰囲気が良くなることで、会話が盛り上がる下地作りとなるため、相手の興味や関心を先ずは聞いてみると良いでしょう。
ステップ②|相手の話題に反応する
2つ目のステップは、相手の話題に反応することであり、大きく分けて以下が挙げられます。
- 相手の話題に対して積極的な質問をする
- 相手の考えや意見に対して共感を示す
- 相手と一緒にできることを模索する
例えば、自分が興味のある話題に関心を持ってもらえると嬉しいように、相手もまた自分の話題に反応をしっかりしてもらえると喜びます。
仮に、相手の話題に対する反応に困った際には、曖昧な言葉を聞き直したり、なぜそう思ったのか背景を聞くなどすると良いでしょう。
ステップ③|自分を知ってもらう
3つ目のステップは、自分を知ってもらうことであり、双方の共通点や互いに共感をし合える話題を探すために重要だと考えられます。
- 日頃から良く行う自分の趣味を紹介する
- 意外だと思われやすい特技をアピールする
- 自分の考え方や気持ちを素直に伝える
このように、自分を知ってもらうには上述の3点を心がけると良く、相手との心理的な距離を縮める大きな一歩に繋がるとも言えます。
ただし、聞き手が引いてしまうような変わった趣味や、ネガティブなイメージを持たれる特技などは避けるべきだと覚えておきましょう。
ステップ④|自分と相手の共通点を探す
4つ目のステップは、自分と相手の共通点を探すことであり、互いを知り会話が盛り上がるか否かを決める最終段階であると言えます。
- 共通の趣味や特技を持っている
- 同じような経験や目標がある
- 所属や参加コミュニティが同じである
例えば、相手に対して共感ができるケースとしては、このようなことが挙げられますが、今回の会話だけでなく次の会話でも重要となります。
お互いの共通点を理解できれば、そこから派生させて何かを一緒に行ったり、双方が興味のある話題で会話を盛り上げることも容易になります。
【会話術】会話を盛り上げる4つのポイント
前述の見出しでは、会話を盛り上げる4つのステップをお伝えしましたが、実際に会話するにはまだハードルが高い方もいらっしゃると思います。
そこでこちらの見出しでは、会話を盛り上げる4つのポイントをご紹介致しますので、会話をする際に意識してみてはいかがでしょうか。
ポイント①|会話の引き出しを増やす
1つ目のポイントは、会話の引き出しを増やすことであり、様々な書籍を読んだりニュースをたくさん見て、知識を身につけることが求められます。
- あらゆる年代の人とも会話が盛り上がる
- 知らないジャンルの話題でも話に入れる
- 意見や考え方なども説明することができる
会話の引き出しは、すぐに身につくわけではありませんが、日々の積み重ねをすれば徐々に増えていくため、地道に努力する必要があります。
このように、会話の引き出しが広い人は会話の対応力や広げる応用力が身についているため、自他共に会話が得意な人と評価されます。
ポイント②|相手の名前を入れて話す
2つ目のポイントは、相手の名前を入れて話すことであり、親密度を増したり相手を印象付けて覚える際に役立つと考えられます。
- 「〜さんは、どうして…なのですか?」
- 「料理を〜さんが始めた理由は何ですか?」
このように、文の主語として相手の名前を含めて話すことで、親密度が増すため相手からの印象が良くなり会話が盛り上がると言えます。
ただし、名前を呼ぶ際には敬意とマナーをもって、さん付けで呼ぶことが良いと言えます。
ポイント③|過去や未来の話も入れる
3つ目のポイントは、会話の中で過去や未来の話も入れることであり、相手の価値観や考え方を知るためのきっかけとなります。
- 今後はどんな活動をしてみたいですか?
- 今までも、同じ趣味をお持ちでしたか?
このように、過去や将来の話は多少なりとも考えて答えることが必要な話題であり、会話を深めるには重要なポイントとなります。
過去や将来の話題に対して、相手が説明をしてくれたら、共感を示したり復唱をすることで、会話がより盛り上がると考えられます。
ポイント④|否定的な言葉を言わない
4つ目のポイントは、否定的な言葉を言わないことであり、相手から嫌われたり嫌な人間と評価されないために守るべきモラルとも言えます。
- でも、〜は違うと思います
- だけど、…はダメだと考えています
- しかし、それをする必要は無いと思います
例えば、典型的な否定表現としてはこれらが挙げられますが、初対面のみならず気心の知れた中でも避けるべきだと考えられます。
言われた方は、相手から拒絶されていると感じるだけでなく、考え方や意見が合わないと思うため、会話も盛り上がらなくなってしまいます。
ビジネス会話もマスターしよう
ここまで、日常的な会話術のステップやポイントをお伝えしましたが、ビジネス会話も知りたい方は多いと考えられます。
- 初めての企業訪問や飛び込み営業
- 有職位者を伴う会議でのアイスブレイク
- 先輩や上司もいる飲み会や懇親会
例えば、このような場面においてビジネス会話を活用することができるため、ノウハウを身につけて実践経験を積むことが推奨されます。
学生から社会人になりたての頃は、緊張してあがってしまう人も大勢いますが、ポイントを理解して場数をこなせば慣れると考えられます。
【会話術】ビジネス会話で意識すべき3つのポイント
上述の見出しでは、会話を盛り上げる4つのポイントをご説明致しましたが、ビジネス会話のポイントはどう違うのか、わからないかもしれません。
そこでこちらの見出しでは、ビジネス会話で特に意識すべき3つのポイントをお伝えしますので、プライベートとの違いにご注目ください。
ポイント①|6W2Hを意識する
1つ目のポイントは、6W2Hを意識して会話をすることであり、6W2Hとは以下を示しています。
ビジネス会話では、気心の知れた家族や友人と話すわけではないため、主語述語関係を明確にする6W2Hが必要となります。
普段の会話では、6W2Hを省略して話すことに慣れていても、ビジネス会話では相手の誤解を招くことを避けるために意識すると良いでしょう。
ポイント②|結論ファーストで話す
2つ目のポイントは、結論ファーストで話すことであり、続いて根拠や理由を述べるという流れになります。
- 相手へ主張を明確に伝える
- 因果関係を持って論理的に話す
- 忙しい中でも端的に説明するため
このように、結論から話し始めて次に根拠や理由と述べれば、ビジネス会話ではメリットがあると考えられます。
具体的には、「AはBです。なぜならCだからです」という会話の組み立てを覚えて、結論ファーストで話す癖をつけましょう。
ポイント③|適切なスピードではきはき話す
3つ目のポイントは、適切なスピードではきはき話すことであり、プライベートの会話とは大きく異なると考えられます。
- 一文につき1つの話題で端的にまとめる
- 質問には聞かれたことにだけ答える
- 相手が話す際には黙って聞く
ビジネス会話では、適切なスピードで話しながらこのようなポイントを心がけることで、効率的な会話をすることが可能になります。
いつものようにのんびり話しすぎたり、不要な話題や説明をすると話が長くなるため、ビジネス会話では特に注意することが求められます。
【会話術】ビジネス会話が活きる3つの場面
前述の見出しでは、ビジネス会話で意識すべきポイントをご説明致しましたが、どのような場面で活用できるか気になったと思います。
そこでこの見出しでは、本記事の締めくくりとして、ビジネス会話が活きる3つの場面をお伝え致しますので、試してみてはいかがでしょうか。
場面①|飲み会に誘われたとき
1つ目の場面は、飲み会に誘われたときであり、ビジネス会話をすれば効率よく飲み会のセッティングを進めることも可能になります。
- 「来月飲み会開こうと思うけどどう?」
- 「承知致しました。開催日時、場所と出席者は私から提案させて頂いても良いですか?」
例えば、こちらの会話ではビジネス会話におけるポイントの1つ目である、6W2Hを駆使して提案をすることができています。
飲み会に誘われた場合、単に良いと賛同するだけでなく、6W2Hを意識することで次の行動に繋がる会話を組み立てられると考えられます。
場面②|先輩に怒られたとき
2つ目の場面は、先輩に怒られたときであり、結論ファーストで端的にその理由や背景を話すことが良いと考えられます。
- 「昨日頼んだ資料なんで用意してないの?」
- 「明日の資料はすでに用意ができたので、来週の準備をしております。」
先輩が怒っている場合、不用意に口答えや言い訳をするのではなく、事実を論理的に述べて事情を把握してもらう必要性があると言えます。
その際、ビジネス会話における2つ目のポイントである、結論ファーストを駆使すれば無駄なく要点を絞って会話を組み立てることができます。
場面③|後輩を慰めるとき
3つ目の場面は、後輩を慰めるときであり、ビジネス会話の3つ目のポイントである、適切なスピードではきはき話すことが推奨されます。
- 「先輩、仕事が上手くいかなくてへこんでるのですが、どうしたら良いですか?」
- 「仕事がスムーズに進まない原因としては、3つあると思うよ。まず1つ目は…」
後輩の相談に乗ることは、仕事における大切な役割の1つと言えますが、あくまでも業務時間内は仕事をすることが最優先となります。
そのため、悩みに対してダラダラと慰めるのではなく、ポイントをわかりやすくまとめ適切なスピードで説明することが良いと考えられます。
まとめ
本記事では、まず会話術の概要を紹介して、会話を盛り上げる4つのステップと4つのポイントをそれぞれご説明致しました。
また、ビジネス会話についてでは、簡単に解説を致しました。意識すべき3つのポイントとビジネス会話が活かされる場面をお伝え致しました。
皆様の会話を、ご紹介した会話術を用いて盛り上げて頂ければ幸いです。