就活では、エントリーシートや履歴書において自己PRを200字で書く機会があります。自己PR200字となると、長いと感じる人も短いと感じる人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、まず初めに自己PRを200字で書く際のポイントと書き方。次に、200字の自己PRに盛り込む内容と例文をお伝えします。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
自己PRを200文字で書くのは・・・
自己PRとは、自身の強みや貢献できることと考えられますが、具体的に何を書くのかイメージが湧かない人もいらっしゃると思います。
以下では、自己PRを200文字で書くのはどのようなことか、2つのポイントをご紹介致します。
①自己PRの文字数は様々なパターンがある
1つ目のポイントは、自己PRの文字数は様々なパターンがあることです。就活の履歴書では、以下の文字数で自己PRを書くことが一般的です。
- 自己PR100文字
- 自己PR200文字
- 自己PR300文字
自己PRの文字数は、ストーリーの要点のみかあるいは背景情報などを含めるかという違いがありますが、状況に応じて様々な文字数で書くことが求められます。
そのため、あらかじめ2、3パターンの文字数で構成された自己PRを用意しておくことが推奨されます。
②ESや面接で自己PRが聞かれる理由は2つある
2つ目のポイントは、ESや面接で自己PRが書かれる理由は2つあることです。ES(エントリーシート)や面接では、以下を確認するために自己PRが聞かれると考えられます。
- 自社で活躍できる能力やパーソナリティを有しているか
- ミスマッチで早期退職しないか
企業の採用担当者はこれらを特に注目しており、自己PRを通して確認を行っていると言えるので、準備にあたっては上述を意識して書くことが求められます。
ESで自己PRを200文字以内で書く際のポイント
前述の見出しでは、自己PR200文字の概略についてご紹介しましたが、どのように書くべきか困っている方も多いのではないでしょうか。
本見出しでは、ESで自己PRを200文字以内で書く際のポイントを3つご紹介します。
①結論(アピールしたい強み)を冒頭に書く
1つ目のポイントは、結論(アピールしたい強み)を冒頭に書くことです。結論とは、文章を通して読み手に対して最も伝えたいメッセージであり、ESでは強みを書く必要がります。
- 私の強みは、利害を調整してメンバーを引っ張るファシリテーション能力です
- 私の強みは、決めたことをやり抜く実行力です
例えば、以上のように冒頭の1文でアピールしたい強みを明記することで、読み手に対して的確な自己PRをすることが可能となります。
②課題や目標を明確にする
2つ目のポイントは、課題や目標を明確にすることです。課題や目標とは、記載するストーリーのエピソード性に関わることで、自身の取り組み内容を膨らませる役割もあります。
- 活動をする中で、アルバイトや授業などメンバーの異なるスケジュールが課題でした
- このプロジェクトでは、効率よく成果に結びつけることを目標としました
課題や目標においても、キーワード検索をしてESを読んでいる場合もあるので、これらのように主語述語を明確にしておきましょう。
③定量的な成果を記載する
3つ目のポイントは、定量的な成果を記載することです。定量的な成果とは、達成した成果を数値で表すことであり、読み手の印象付けで最も重要であると言えます。
- 参加した5回のビジネスコンテストでは、2回の優勝と1回の入賞を果たしました
- アルバイト先の在庫改善によって、売上の15%向上に貢献しました
定量的な情報は、受け手によって印象の誤差は多少ありますが、「~を頑張りました」や「~という気持ちになりました」という描写よりは良いと言えます。
表現に迷った場合には、定性的な表現よりも定量的な表現を選びましょう。
ESで自己PRを200文字以内で作る際の書き方
ESで自己PRを200文字書く際のポイントをご理解頂いたかと思います。そこで本見出しでは、ESで自己PRを200文字以内で作る際の書き方をご紹介します。
以下では、書き方の手順として5つのポイントをそれぞれ解説します。
①コアとして主張したい強みを決める
1つ目のポイントは、コアとして主張したい強みを決めることです。ESでは、全文字数の中から最も伝えたいことをひと言で表すと何かを考える癖をつけましょう。
- リーダーシップ性
- プランニング能力
- 社交性・協調性
強みを決める時には、自分の行動や考え方から強みとして企業に売り込めるポイントは何かを考えて、そのワードを的確に使用することが求められます。
②強みを裏付けるエピソードを考える
2つ目のポイントは、強みを裏付けるエピソードを考えることです。自己PRで強みをアピールする際、客観的に見てもその強みを持っていることが伝わなければなりません。
ESや履歴書で自己PRを書く際には、「自身の強みが何で、志望先の企業にとってどのように有益なのか」がはっきりとわかエピソードを用意しておきましょう。
③PREP法に基づいて構成を作る
3つ目のポイントは、PREP法に基づいて自己PRの構成を作ることです。PREP法とは、以下4つの言葉の頭文字に基づいており、会話や文章を伝える生産性を高める効果があります。
- P: Point(ポイント、結論)
- R: Reason(理由、根拠)
- E: Example(具体例、エピソード)
- P: Point(ポイント、結論の繰り返し)
PREP法では、上述の4点に基づいて自己PRを書く流れとなります。読み手にとって、わかりやすく内容を理解するための方法であるので、この構成に基づいて準備をしましょう。
④文字数を気にせずに書いてみる
4つ目のポイントは、文字数を気にせずに自己PRを書いてみることです。文章の作成においては、文字数を制限したり一定文字数以下に減らすことが特に難しいと言えます。
- 書き方に基づいて、自己PRを書いてみる
- 目標とする字数に合わせて、文章量を調整する
- 書いた自己PRを読み直し、表現や単語を微調整する
以上は、自己PRを書く際に長くなった文字数を調整する手順を表しています。文字数を増やして行く際には、文章の繋がりや構成などを考慮しなければなりません。
しかし、文字数を減らす際には不要な装飾部分や表現の言い換えによるので、増やすよりも簡単だと考えられます。
⑤削る部分を削る
5つ目のポイントは、自己PRで削る部分を削ることです。削る部分とは、大きく分けると以下のいずれかに該当する部分だと考えられます。
- 言葉の定義や背景となる描写
- エピソードを通して感じたことや学んだこと
自己PRでは、あくまでも要点を端的に、かつ定量的に記載し、企業へのアピールをすることが目的であるので、優先順位の低い以上のポイントは除外すると良いでしょう。
【文字数別】ESの自己PRに盛り込むべき内容
上述の見出しでは、自己PRを200文字以内で書く方法をご紹介しましたが、文字数別にどう書くべきかまだ不明確だと感じた方もいらっしゃると思います。
本見出しでは150文字、200文字と300文字の3パターンにおいて、自己PRに盛り込むべき内容がそれぞれ何かをご紹介しますので、作成の際にはご参照下さい。
①150文字の自己PRに盛り込むべき内容
150文字の自己PRに盛り込むべき内容としては、以下の2つとなります。
- 強み
- その強みが形成された背景
自己PRで150文字の場合、エピソードの中から最も重要なポイントとそれを実証する内容のみを記載することとなります。
そのため、結論としての強みと、強みをどのように見につけたのかという説明のみを盛り込むようにしましょう。
②200文字の自己PRに盛り込むべき内容
200文字の自己PRに盛り込むべき内容としては、以下の3つとなります。
- 強み
- その強みが形成された背景
- 仕事で活かす方法
自己PRで200文字の場合、前述の150文字例からさらにもう1点を追加するイメージです。自己PRは売り込みとも言えるので、強みをどう仕事で活かせるのかを解説しましょう。
③300文字の自己PRに盛り込むべき内容
300文字の自己PRに盛り込むべき内容としては、以下の3つとなります。
- 強み
- その強みが形成された背景
- その強みが発揮されたエピソードの概要
- 仕事で活かす方法
自己PRで300文字の場合、上述の200文字例からさらに100文字分のボリュームを足すこととなりますが、アピールがぼやけてしまってはなりません。
そのため、追加すべきは自らが実際に強みを発揮したエピソード例であり、就職後にこれを用いてどのように発揮できるのか、読み手の理解を助けるようにしましょう。
200文字の自己PRの例文
ここまで、自己PRの概要から文字別にどのような内容を盛り込むべきか、自己PRを書くことを想定して解説をしてきました。
以下では、本記事でのまとめとして200文字の自己PRの例文を2つご紹介しますので、ご一読の上準備を進めてみてはいかがでしょうか。
①問題解決能力
1つ目の例文は、問題解決能力です。問題解決能力とは、物事を分析して仮定に基づき課題を特定し、それに対して適切な解決策を考えて実行する能力と定義できます。
- 私の強みは、あらゆる課題の解決や目標を達成する問題解決能力です。
- 大学では、カフェでバイトをしていましたが、好みが見つからない方やプレゼントを買いたい方の接客を多く行ってきました。
- その中で、私はお客様と話す際にまず課題や目標を共通認識として、仮定に基づきボトルネックをもれなくダブりなく提示することで、解決に繋げる考え方を実践してきました。
- この結果、毎月10名ほどの常連客を継続的に獲得することができただけでなく、新入アルバイトへの研修マニュアル改善に繋がりました。
- 御社では、この問題解決能力に基づき配属された部署での担当業務目標のみならず、企業や部署レベルでの目標を実現できるよう尽力して参ります。
前述の見出しで解説した通り、結論から課題・目標を含めて、定量的な成果に繋げられています。
②ファシリテーション能力
2つ目の例文は、ファシリテーション能力です。ファシリテーション能力とは、複数のメンバーからなるチームのリーダーとして、目標に向けてリードする力と定義できます。
- 私の強みは、ゼミ活動を通して培ったファシリテーション能力です。
- 経営学のゼミに所属していたため、半期ごとに大学生が参加するビジネスコンテストに出場していましたが、当初は議論から発表までの準備がスムーズに行えない課題がありました。
- そこで私は、ファシリテーターに関する書籍を10冊以上読み、所属していた2つのゼミでも毎週ファシリテーターとして会議の進行経験を積むことを心がけました。
- この成果もあり、メンバーとの連携や信頼関係がより良くなったことで、大学3年次の終わりに参加したコンテストでは初優勝をすることができました。
- 御社では、アサインされたプロジェクトにおいて若手という立場にとらわれず、ファシリテーターとして積極的にリードして参ります。
こちらの例文でも、自己PRの書き方に沿って要点をまとめています。
まとめ
自己PRとは、文字数が異なることもありますがESや面接を通して、自らの長所をアピールして入社後の貢献可能性を伝えるためのものだとわかりました。
また、本記事では自己PRの書き方や例文などもご紹介しましたので、就活準備での第一段階として先ずは深く悩まずに書いてみてください。