履歴書には、趣味を記載する欄がありますが、ゲームやアニメ鑑賞など、履歴書の趣味としては適しているのかわからないものがあります。読書や旅行は典型例ですが、履歴書で趣味と特技の両方に使えるのは何でしょうか。本記事では、履歴書の趣味に書いてもいいことや、面接での注意点などをご紹介致します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
履歴書の趣味にゲームと書いてもいいのか
就活の履歴書には、趣味を記入する必要がありますが、適切な内容とそうでない内容が何かわからない方もいらっしゃると思います。
本見出しでは、履歴書の趣味にゲームと書いていいのかという疑問に対して2つのポイントをご紹介致します。
結論|履歴書の趣味にゲームと書いても良い
1つ目のポイントは、履歴書の趣味にゲームと書いても良いという結論です。
履歴書では自己PR、志望動機や学生時代に頑張ったことなど採用に直接的な評価となる項目だけでなく、趣味など人間性に関する項目があります。
趣味がゲームと書いた場合に、何らかの能力的な不足を示すわけでも、もしくは人間性に問題点があるというわけでもありません。
そのため、履歴書の趣味にゲームと書いても大丈夫だと想定されます。
ゲームだけしているわけではないことをきちんと伝えるのが大切
2つ目のポイントは、ゲームだけしているわけではないことをきちんと伝えるのが大切だということです。
- ゲームという趣味を持つに至った経緯
- 趣味のゲームから学んだこと
- 顧客として考えるゲーム事業の展望
例えば、「なぜ趣味がゲームなのか」と面接官から聞かれた場合に、これらのような考察点に対して明確な考えを伝えることが求められます。
一見すると、ゲームが趣味というのはネガティブなイメージを持たれがちですが、反対にアピールをするきっかけとなることもあると言えます。
履歴書の趣味にゲームと書く場合の面接でのポイントと注意点
前述の見出しにて、履歴書の趣味にゲームと書いてもいいことがわかりましたが、何を意識したり気をつけるべきか悩むかと思います。
そこでこの見出しでは、履歴書の趣味にゲームと書く場合の面接でのポイントと注意点をそれぞれ解説致します。
ポイント
以下では、履歴書の趣味にゲームと書く際のポイントを2つご説明致します。
履歴書の趣味欄は、一般的に自己PRや志望動機の欄よりは小さいため、具体的に書く場合でもゲーム名やジャンルを書く程度になります。
そのため、面接で趣味のゲームに対して質問をされることを想定して、これらのポイントを事前にカバーすることが推奨されます。
①ゲームの概要をまとめる
1つ目のポイントは、ゲームの概要を簡潔にまとめておくことです。
志望先がゲーム会社やIT会社でない場合、面接官がゲームの内容を知らないことが多いと考えられます。
- ゲームのジャンル
- ゲームのプレイ内容
- ゲームの形式
このように、ゲームの概要を予め書き出しておくことで、面接官から聞かれた場合に説明をすることができ、質疑に困ることが避けられるのです。
②アピール項目を整理する
2つ目のポイントは、アピール項目を整理することです。
- RPGゲームで地道に考える力が求められる
- 対戦系であり、戦略を練ることが必要
- 協力式なので友人が増えていく
例えば、ゲームの概要を簡単に説明してからアピール項目を伝えれば、ただ楽しくてゲームをしているという印象は持たれにくくなります。
ゲームを切り口として、自分のパーソナリティや価値観を伝えることができれば、採用担当者へのアピールにも繋がると考えられるからです。
注意点
以下では、履歴書の趣味にゲームと書く際の注意点を2つご紹介致します。
好きな趣味について相手に伝える場合、普段と同じように話しがちですが、あくまでも就職の判断材料として見られていることを意識すべきです。
社会的にあまり好まれないジャンルや、惹かれてしまいそうな生活環境をありのまま話すことは避けるべきだと考えられます。
①暴力的なゲームは避ける
1つ目の注意点は、新聞やニュースなどで取り上げられるような暴力的なゲームは避けることです。
近年は、ゲーム業界のみならずスマホ業界でもゲームが大流行しており、内容も多種多様ですが教育的に芳しくないジャンルはあると言えます。
例えば、話を聞いた面接官が調べた場合に、何らかの懸念を抱くような暴力的なゲームは出来るだけ避けるべきだと考えられます。
②ゲーム中毒と思われない
2つ目の注意点は、ゲーム中毒で私生活が乱れていると思われないように気をつけることです。
ゲームは、やり始めるとつい没頭して、休日などには朝から晩まで長時間続けてしまったり、平日も深夜までしてしまうかもしれません。
しかし、社会人として働き始めるにあたり、遅刻や欠勤などをするかもしれないと判断されてはならないので、控えめに説明すべきと言えます。
ゲーム以外で履歴書に書ける趣味5選
ここまで、履歴書の趣味にゲームと書くことを前提として解説致しましたが、やはりゲームと書くのは不安だと感じた方も多いと考えられます。
そこでこの見出しでは、趣味がないと履歴書に書かなくて済むように、ゲーム以外で履歴書に書ける趣味5選を一挙にご紹介致します。
①国内外への旅行
1つ目の趣味は、国内外への旅行です。旅行とは、普段行かない国や地域を訪れて、その土地の風土や文化を体験することを指します。
- 目標に向けて計画を立てて実行する
- 訪れた国や地域で人々と交流をする
- 産業や観光の広め方を考える
例えば、「なぜ趣味が旅行なのか」と聞かれた場合に、このようなポイントを考えておけば考察力に富んだ回答をすることができます。
仮に面接官もその国や地域へ行ったことがある場合は、共通の経験として話が盛り上がることもあるため最適な趣味だと考えられます。
②筋トレやスポーツ
2つ目の趣味は、筋トレやスポーツなどの健康管理です。企業では、社員の健康状態を管理するために毎年1回の健康診断を課しています。
- 平日週3日の夜間ランニングをする
- 土日はジムでトレーニングをする
- 友人と毎週バスケをしている
このように、具体的な運動やトレーニングをどのくらいの頻度で行なっているかを伝えることで、健康状態が良いというアピールにもなります。
また、企業によってはスポーツのサークル活動を行なっていることもあり、入社後に誘われて人間関係の構築に役立つことも期待されます。
③料理
3つ目の趣味は、料理です。料理とは、食材などを買ってきて作ることを指しますが、お菓子づくりなどでも良いと考えられます。
- 新しい料理を調べて試すのが楽しい
- 異文化を理解するきっかけになる
- 料理教室で様々な人と交流をしている
このように、ただ料理をしているのではなく、何らかのやりがいや目的を持って取り組んでいると伝えれば積極性があるとみなされます。
入社してからの歓迎会や、お花見などの季節イベントでは、好きな料理で話を盛り上げるきっかけにもなるため良い趣味だと考えられます。
④読書
4つ目の趣味は、読書です。読書は、典型的な趣味であるためどのようなジャンルの書籍を読んでいるかを明確にすることが推奨されます。
- 哲学や思想など思考力向上に繋がるジャンル
- ミステリーなど頭脳的なジャンル
- 自己啓発などのビジネスジャンル
例えば、代表的なジャンルとしてはこれらが考えられますが、お気に入りの作家やシリーズなども述べられるようにしておくと良いでしょう。
旅行やスポーツなどと同様に、面接官や先輩社員との共通趣味になる可能性があるため、活字を嫌がらずに読書をしてはいかがでしょうか。
⑤学習活動
5つ目の趣味は、学習活動です。趣味が勉強することと書いてしまった場合、とても真面目で努力家だと見なされてしまうと考えられます。
- キャリアアッププランに即して説明する
- 目標や課題をベースに説明をする
- 専攻に加えてどう役立つかを説明する
このように、自分がなぜわざわざ勉強をしているのかという理由は、面接官であればほぼ間違いなく聞きたいと考えられます。
ここでの説明が、入社後の配属先やキャリアアップの考察情報に使われるケースもあるため、論理的に述べられるようにすべきだと言えます。
まとめ
本記事では、履歴書の趣味にゲームと書くことは問題ないですが、いくつかのポイントや注意点を抑えることが必要だとご説明致しました。
また、ゲーム以外の趣味として履歴書に書ける5つの内容もお伝え致しましたので、これらを参考に履歴書の準備を進めてみてはいかがでしょうか。