【徹底解説】C-GABの問題例と対策|最後まで解けきれなくてもOK?

C-GABの難易度は非常に高く、選考の合格ラインに達せず涙を呑む就活生も少なくありません。テストの解答時間は短く、誤謬(ごびゅう)率の高さや時間が足りずに不合格になってしまうケースも。今回は、新卒採用向け適性検査「C-GAB」の対策方法やオススメ対策本を紹介していきます。

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C-GABとは

「C-GAB(シーギャブ)」とは、能力テスト(計数・言語・英語)と性格テストを行う適性検査です。「GAB」というマークシート形式の適性検査が、専用のテストセンターでWebによって受験できるようになっています。

C-GABを実施する企業として、サントリーホールディングス、三井物産、チューリッヒ保険などが代表例です。就活の選考にC-GABを活用する企業も増加傾向にあるため、以下でより詳しく理解していきましょう。

目次

GABの1つ

C-GABは、日本エス・エイチ・エル社が開発した適性検査「GAB」の最新型です。

GABはもともとペーパーテスト方式で、企業に就活生を集めて実施されていましたが、2012年に「WebGAB」が生まれ、就活生が自宅でPCを使って受験できるようになりました。

さらにGABは進化し、現在はC-GABが主流です。C-GABは、就活生をテストセンターに集め、Webで複数の適性検査を行います。それぞれの違いは以下をご覧ください。

C-GABの検査内容

C-GABの検査内容は、次の4種類から成り立っています。

  • ①能力検査:言語(3種類)
  • ②能力検査:計数(3種類)
  • ③能力検査:英語(2種類)
  • ④性格検査

能力検査の場合、各科目につき1種類のみが出題されます。ただし、英語の能力検査に関しては、企業によって実施しないケースもあります。

以下の表で各科目の検査内容を詳しく記載しています。いずれも設問数に対する制限時間が短いため、計算スピードや読解スピードが求められます。

C-GABの検査目的

C-GABは、新卒総合職の採用を目的に開発された適性検査です。

能力検査では学生の知的能力を測り、性格検査でパーソナリティを詳細に確認します。また、それ以外にもコミュニケーション力や各職種に対する適正まで分かるため、選考におけるC-GABの重要性が高まっています。

もちろん企業ばかりではなく、就活生にとっても企業との適性が明確です。C-GABの選考に通過できないということは、その企業との相性が良くない証拠です。つまり、ミスマッチによる採用後の意欲低下を防げるメリットがあります。

C-GABと他のテストとの違い

就活生向けの適性検査には、C-GAB以外にも複数の種類が存在します。代表的なテストとして、「玉手箱」と「SPI」があり、聞いたことがある就活生の方も多いでしょう。

ここでは、C-GAB・玉手箱・SPI、それぞれの違いを解説していきます。

玉手箱:テスト会場が異なる

C-GABと玉手箱は、どちらも日本エス・エイチ・エル社によって開発されました。名称こそ違いはありますが、検査の目的やテスト内容に変わりはありません。

ただし、玉手箱は、主に就活生が自宅や企業にてWebテストを行います。一方のC-GABは、専用のテストセンターで、就活生が一堂に会してテストを受けます。このように、テスト会場が異なる点がC-GABと玉手箱の違いです。

自宅で受験できないC-GABは電卓が利用できません。よく覚えておきましょう。

SPI:能力テストの出題形式が違う

SPIは、就活生の適性検査として広く認知されており、今では数多くの企業が選考に導入しています。SPIを開発したのはリクルートキャリアです。

一方のC-GABは、日本エス・エイチ・エル社が開発しました。もちろん開発会社が異なるということは、その試験の出題形式に大きな違いが現れます。

C-GABとSPIの最大の違いは、能力テストです。能力テストの出題形式に違いがあることで、以下のように求められる資質も変わります。

各WEBテストはURLで見分けることができます。今回ご紹介したC-GABやSPI以外にも様々な種類のWEBテストがあります。しっかり対策して本番では見分けがつくように練習しましょう。

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C-GABの問題例と対策

ここでは、科目ごとにC-GABの問題例を取り上げ、例題をもとに対策を解説していきます。C-GABは問題によって難易度がほとんど変わらないため、基本的な事例を覚えておくとテスト時に役立ちます。

計数の問題例

計数の問題例として、「図表の読み取り」を取り上げましょう。基本的には、設問に提示された表やグラフを見て、四則演算や方程式を計算するケースがほとんどです。

  • 問①:X国のサッカー部の小学生の人数はバスケ部の高校生の人数の何倍にあたるか?
  • 問②:X国の中学生のサッカー部の人数をXと置くと高校生の野球部の人数はどう表わされるか?
  • 問③:X国の中学生のバスケ部の人数を1と置くとバスケ部の合計人数はどう表わされるか?

正解は、以下「対策」の項目の最後にお伝えしています。

出典:一般常識一問一答.com C-GAB

対策

計数問題の対策は、設問のパターンをよく理解しておくことが重要です。

たとえば、計数の設問の法則として、「何倍か」「何割(何%)か」「一方がXのときのもう一方の値は」などが代表例です。設問の法則を理解しておけば、瞬時に四則演算の必要なパーツを引き出すことができます。

C-GABは解答スピードが大切なので、設問パターンをもとに何度も問題集で練習しておきましょう。

「計数の問題例」の答えは以下の通りです。

  • 問①:789÷243≒3.25倍
  • 問②:求める値をYと置くと687:456=X:Y Y=0.66X
  • 問③:求める値をXと置くと341:(243+341+716)=1:X X=3.81

言語の問題例

言語の問題は、一つの長文に対して4つの設問に解答するケースが多くなっています。

【例題】以下の文章を読んで後の問いに答えなさい。

ペットを飼っている人なら、誰しも感じることがあるだろう……「この子は私の言葉の意味が分かっているのではないか」という瞬間を。少し話は異なるが、育てている農作物に明るい音楽を聞かせてやると、聞かせなかったものより大きな実がなったという事例もある。私たちの世界では、このような“動植物の人間的側面”がかい間見える瞬間が多々ある。
感情や意識といったものは科学的に人間特有のものとされている。そういった行為や思考を人間ではないものに当てはめることを「擬人主義(anthropomorphism)」と呼ぶ。
古くから「動物や植物に感情があるかどうか」という議論は度々行われていた。しかしこの議論が「動植物が人間性を持つことの証明」のための研究に繋がることはほとんどなかった。この問いについては「実験者の主観が反映されすぎる」という見解が幅を効かせており、科学的信頼性を担保しにくい分野として捉えられていたからだ。そこにはデカルトの「動物は考える能力のない野蛮な存在」という考えなどに代表されるような、欧米的な「人間中心主義(anthropocentrism)」が今でも根強い影響を及ぼしていると言えるだろう。
近年では多くの学者の学術調査により、仮借勘定を忘れないコウモリや知恵の伝承を行うネズミなどが発見され、“人間的な営み”を示唆する動物の行動事例が少なからず確認されている。こうした事実は、今まで無視されてきた動物における“感情や意識の存在”を十分に示唆している。人間の価値基準に固執していたら絶対に見えなかった、紛れもない事実だ。ただ、これらは「動植物が人間性を持つ」決定的な証拠とは言い切れない。それを証明するには、まだまだ研究が必要である。
日本人は一般的に「擬人主義に抵抗の少ない民族」として認知されている。たとえば、日本の二次創作文化の中では『ヘタリア』といった作品に見られるような、「擬人化」という表現方法が市民権を得ている。無機物を人物化して描くこの表現は、原義とは少々異なるベクトルだが、「人ではないものを人と同様に捉える」という観点では大いに共通する。
なぜ、日本人は欧米で馴染みにくかった「擬人主義」をすんなり許容できているのだろうか。それは、日本に「八百万の神信仰」の文化が根付いているからだと推測される。「八百万の神信仰」では、基本的に“万物に神が宿る”というスタンスを取っている。要するに、海や山などの抽象度の高い自然や、キツネやたぬきなどの動物、稲や粟などの農作物にまで、神様の化身や使いと捉えて崇拝するのだ。神は一般的に“人の形をしていて意思のある存在”だったため、古来より動植物に神を見出してきた日本人にとって、それと近似した「擬人主義」は、ごく自然に受け入れられる概念なのだろう。

【問題】設問文1つ1つについてA・B・Cのいずれに当てはまるか答えなさい。
A 文脈の論理から明らかに正しい。または正しい内容を含んでいる。
B 文脈の論理から明らかに間違っている。または間違った内容を含んでいる。
C 本文の内容だけからでは、設問分は論理的に導けない。

  • 問①:コウモリやネズミの事例からもわかるように、動植物が人間的な感情や意識を持っていることは科学的に実証済みである。
  • 問②:農作物に音楽を聞かせることで、生産性がアップする。
  • 問③:「擬人主義」が根付いている日本では、欧米的な「人間中心主義」的な考えは忌み嫌われている。
  • 問④:日本の「八百万の神信仰」は、「擬人主義」と似た性質を持っている。

正解は、以下「対策」の項目の最後にお伝えしています。

出典:一般常識一問一答.com C-GAB

対策

言語の問題は合計8つの文章があり、解答時間は15分しかありません。1つの文章を読み、4つの設問を解くのに約2分というペースなので、かなりのスピードが求められます。

速読を得意とする人でも、文章を全て読んでいては時間に間に合いません。そのため、先に設問を読み、その内容が文章のどこに含まれているかを確認した後に解答しましょう。もちろん、事前に問題集で模擬試験を行い、設問形式などに慣れておくことが大切です。

「言語の問題例」の答えは以下の通りです。

  • 問①:本文中に『これら(コウモリやネズミの事例)は「動植物が人間性を持つ」決定的な証拠とは言い切れない。それを証明するには、まだまだ研究が必要である。』という記述があります。設問文はこの内容に合致しません。よってB
  • 問②:本文中に根拠となる記述がありません。ですから、正しいとも間違っているとも判断できません。よってC
  • 問③:本文中に根拠となる記述がありません。ですから、正しいとも間違っているとも判断できません。よってC
  • 問④:本文中に『古来より動植物に神を見出してきた日本人にとって、それと近似した「擬人主義」は、ごく自然に受け入れられる概念なのだろう』という記述があることから、この設問文は本文の内容と合致しています。よってA

英語の問題例

「英語」の問題は「言語」とよく似ています。以下の問題例のように長文を読み、後から提示される3~4つの設問に解答する形です。

Bobby McFerrin’s hit song Don’t Worry, Be Happy was released in 1988, when Japan was nearing the the peak of its economic bubble. At the time, it was said the stress of Tokyo were paved with gold, and Japan was going to be the world’s No.1 economy. No doubt many Japanese would have descrived themselves as quite happy.
Fast forward to 2014, however, and it is the Australians who are now said to be the happiest people on Earth, while the Japanese rank among the gloomiest.
A recent OECD report, How’s Life?, found that the global financial crisis dented confidence among the 36 nations surveyed, particularly in the eurozone.
In the Asia-Pacific region, the increasingly wealthy Aussies and New Zealanders ranked highest on the life satisfaction scale, ahead of the United States, Japan and South Korea.
Australia ranked top overall for the third straight year, thanks to a high employment rate, increased life expectancy and household income, while Australians worked fewer hours than average.
Japan is famous for its safety, and the nation did rank top in personal security. The Land of the Rising Sun also scored highly on education, skills and wealth, but fell below on well-being and work-life balance.

  • 問①:Which country ranked top in personal security?
    ○Japan
    ○Australia
    ○The United States
    ○South Korea
    ○New Zealand
  • 問②:In the recent OECD report, which statement about Australia is true?
    ○It was a cause of the global financial crisis.
    ○it ranked highest on eduvation.
    ○it ranked lowest on employament rate.
    ○It was going to be the world’sNo1 economy.
    ○it ranked highest on the life satisfaction scale.
  • 問③:What does “The Land of the Rising Sun” refer to?
    ○Australia
    ○The Eurozone
    ○The United States
    ○Japan
    ○The OECD

正解は、以下「対策」の項目の最後にお伝えしています。

出典:unistyle

対策

英語の問題は、おそらく多くの就活生の方が苦手とする分野でしょう。そのため、問題集を活用するだけではなく、次のような根本的な対策が必要です。

  • 長文読解に必要な「接続詞」や「助詞」を中心に英単語を覚える
  • 基本的な文法をしっかりと理解しておく
  • 長文を何度も読んでスピードを上げる

また、問題方式が「言語」と似ているため、先に設問を読んでから、文章の該当する部分を探すというテクニックも活用できます。

「英語の問題例」の答えは以下の通りです。

  • 問①:Japan
  • 問②:it ranked highest on the life satisfaction scale.
  • 問③:Japan

C-GABを受ける際のポイント

C-GABを受ける際は、次の3つのポイントに注意しましょう。

  • 「時間が足りない」とならないペース配分を意識
  • テスト結果は使い回しOK
  • 最後まで回答できないのが当たり前

ただでさえC-GABは解答時間が短いため、特に「時間効率」の面を意識して対策することが重要です。

それぞれのポイントについては、以下で詳しくお伝えしています。

「時間が足りない」とならないペース配分を意識

C-GABは即答が求められ、1つの問題辺り2~3分で解答しなければならないケースも珍しくありません。せっかく解答できる問題でも、時間が不足すれば点数になることはないため、ペース配分を意識して臨みましょう。

効率的に回答するコツとしては、まず全ての問題に解答してしまうことです。回答を全て埋めてから、最後に見直しを行って精度を高めます。見直しを行うまで最初は勘で解答する場面もありますが、時間不足による解答の機会ロスを防ぐ役割を果たします。

テスト結果は使い回しOK

C-GABを受けるときは、一度のテストに全力投入する気持ちで臨みましょう。なぜなら、C-GABのテスト結果は、複数の志望先で使いまわすことができるからです。テストセンターから就活生の志望先が漏れることはないため、使いまわしがバレることは基本的にありません。

よって、C-GABは一度だけ受ければ十分なので、就活の時間効率が高まります。余った時間を活用し、自己分析や面接対策、企業研究などに費やすことをオススメします。

最後まで解答できないのが当たり前

ペース配分を意識していても、最後まで解答できないと悩む人も少なくありません。もともと解答時間の少ないC-GABは、最後まで解答できないのが当たり前だとも言えます。

そこで、C-GABを受ける前に、あらかじめ志望する企業の内情を調べておきましょう。企業によって、仕事に正確さを求めるか、それともスピードを求めるかという点が異なります。

前者の場合、解答一つひとつの精度を高め、効率より正確性が必要です。後者だと、多少解答が間違っていても、全問埋める気持ちで解答することが求められます。企業の内情を調べるには、仕事内容を分析したり、OB・OG訪問などを活用してください。

C-GABのおすすめの対策本

C-GAB対策におすすめの本は2冊です。

まず、「必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2019年度版】」を紹介します。

玉手箱とC-GAB用の問題集で、Webテスト対策本で全国主要書店・大学生協において売上1位を獲得しています(2016年9月~2017年6月)。C-GAB独自のテクニックが満載で、電卓が利用できない問題を解決するため、概算などを使った効率的な計算方法として解説しています。

CAB(SEやプログラマー向けGAB)の対策も行いたいという方は、「CAB・GAB完全対策 2019年度」がオススメです。

C-GABに加えてCABの問題集やテクニックが解説されているため、IT分野への就職を考えている方に向いています。実際に適性検査に合格した先輩の事例が紹介されているため、具体的な対策を立てやすい本と言えるでしょう。

まとめ

選考のミスマッチを防ぐ観点からC-GABを導入する企業が増えたものの、就活生にとっては試験の難易度が上昇しています。従来のSPIに比べてC-GABは高難度なテストで、今まで以上に対策が必要です。

今回お伝えした科目ごとの例題や問題集を参考に、できるだけ早めにC-GABのシミュレーションを行っておきましょう。

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