適性検査CUBICとは?|内容や対策を徹底解説!

就活ではcubicという適性検査が課されますが、SPI3などを活用して対策を取れるでしょうか。Cubicは、言語、数理、論理、常識と英語を含みますが、面接へ進むにはサンプル問題を活用する必要があります。本記事では、まずcubicの概要と検査内容について。次に、cubicの採用企業や対策を解説致します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

CUBIC(適性検査)とは

就職活動で課される適性検査といえば、SPIや玉手箱が有名であり、CUBIC(適性検査)とは何か知らない方もいらっしゃるかもしれません。

本見出しでは、CUBIC(適性検査)とは何かをご理解頂くために、2つのポイントを解説致しますのでご参照ください。

目次

WEB版とペーパーテスト版がある

1つ目のポイントは、CUBICではWEB版とペーパーテスト版があるということです。

  • WEB版: 受験者のPCでネット受験
  • ペーパーテスト版: 会場へ行き受験

WEB版と、ペーパーテスト版の概略としては以上のようになっており、どちらの方法かは受験する企業によって指定が異なると考えられます。

また、WEB版ではPCの使い方、ペーパーテスト版は周囲の喧騒など、いずれの形式においても受験の場慣れをしておくことが推奨されます。

CUBICの難易度

2つ目のポイントは、CUBICの難易度についてです。以下はCUBICの試験問題に関する主なポイントとなります。

  • CUBICは5科目で出題範囲も広い
  • 各教科とも中学・高校の知識レベル
  • 対策問題集が販売されている

このように、CUBICの難易度は比較的優しめだと考えられますが、初見で受験をするのは好ましくないとも判断できます。

難易度が高くないからといって、気軽な気持ちで受験するのではなく、事前準備をしっかりとして試験に臨むことが推奨されます。

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CUBICの検査内容

上述の見出しにてCUBICの概略をお伝え致しましたので、試験の内容をもっと詳しく知りたい感じた方がいらっしゃると考えられます。

そこでこの見出しでは、CUBICの検査内容として能力検査と性格検査に関して詳細を解説して参ります。

検査内容①|能力検査

以下では、CUBIC適性検査の公式ホームページを参照して、検査内容の1つ目として能力検査の受験科目について説明致します。

それぞれの受験科目では、回答時間や問題の概要をご紹介致しますので、その他の適性検査と比べて、どのように違うのかに着目ください。

言語

1科目目は言語で、国語をベースとした問題内容となります。

このように、CUBICの言語試験は3つのタイプに分かれており、回答時間は5分〜15分という設定に分かれています。

  • 語句の意味や文の完成
  • 文章の完成や内容の把握
  • 熟語の意味や長文の読解

また、言語試験では基本的な国語力を図る問題のみならず、実践的な読解や内容把握の問題も出題されることが特徴と言えます。

数理

2科目目は数理で、算数や数学をベースとした問題内容となります。

以上のように、数理の試験も基礎編から総合編まで3つに分かれていて、回答時間は15分から1.5時間とタイプにより大きく異なることが特徴です。

  • 四則演算・単位の変換
  • 文章問題、データや図表の読み取り
  • 四則演算から資料の読み取り

また、数理試験では基礎的な数学力を図る問題に加えて、社会人でも必要な実践的なデータや資料問題が課されるとわかります。

論理

3科目目は論理で、国語と数学の両方を必要とする問題内容となります。

このように、論理の試験でも難易度により3タイプに分かれており、回答時間は15分から100分と幅広く分かれています。

  • 単純な推理力、論理的な思考力
  • 複雑な判断推理力、理詰めの論理力
  • 単純な推理から理詰めの論理力

また、論理では簡単な推理から高難度の論理まで、受験者の論理能力を包括的に評価する問題が揃っていると考えられます。

図形

4科目目は図形で、数学の平面図形や立体図形を中心とした問題内容となります。

以上のように、図形でも基礎編から総合編まで3タイプに分かれており、回答時間は5分から38分と比較的狭い幅で調整されています。

  • 図形列の把握、図形の分割と構成
  • 立体図形の展開図、位置関係などの知覚形態
  • 平面から立体図形までの知覚形態

そして、図形では平面図形と立体図形を組み合わせた多様な問題が出題され、受験者の図形能力を総合的に評価する内容だと考えられます。

英語

5教科目は英語で、中学から高校で習う英語の履修範囲にあたる問題になります。

このように、英語だけが残り4科目目とは異なり2種類の問題しかなく、時間も25分以内と短めに作られているのが特徴となります。

  • 基礎的な英単語・英熟語の理解
  • 長文読解

また、問題の内容は基礎編と応用編で大きな差があり、コアとなる文法の勉強は自分で行ってから望むことが推奨されます。

検査内容②|性格検査

以下では、CUBICの公式ホームページを参照して、検査内容の2つ目として性格検査のポイントを2つご紹介致します。

  • 性格
  • 意欲
  • 社会性
  • 価値観

CUBICの性格検査は、これら4項目にて個人の資質や特性を評価して、一般平均との比較により受験者個人の特性を把握しています。

性格検査だからといって侮ってはいけない

1つ目のポイントは、性格検査だからといって侮ってはいけないということです。

  • 回答結果から浮かび上がる個人の特徴
  • 志望する職種に適した性格
  • 履歴書から見込まれる特性

このように、就職活動の性格検査では企業が注目している点が明確にあり、いい加減に受験をしてしまうと予期せぬ結果に繋がりかねません。

性格検査でも、能力検査と同様に事前に問題内容を確認した上で、しっかりと受験することが推奨されます。

気を付けたい「信頼係数」

2つ目のポイントは、「信頼係数」に気を付けたいということです。

信頼係数とは、統計学において受験者が意図的に本意とは違う回答をする可能性を配慮し、回答の確かさを測定していることを意味します。

  • 回答には矛盾が多く信頼性に欠ける
  • やや回答の信頼性は欠けるが許容範囲内
  • 回答に曖昧な点もあるがほぼ信頼できる
  • 回答の信頼性が高く矛盾は見受けられない

このように、信頼係数によって4つにグループ分けがされているため、あまり考え込んだり意図的に回答を調整せず、素直に答える必要があります。

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CUBICが使われる企業

ここまで、CUBICの試験問題を解説してきましたが、どのような企業で使われるのか知りたいと感じた方も多いと考えられます。

  • MSD株式会社(製薬業界)
  • 大王製紙(印刷業界)
  • 日本ロレアル(化粧品業界)
  • 毎日放送(メディア業界)
  • 三菱自動車工業(自動車業界)

以上が、CUBICを採用活動にて用いている主な企業となり、業界を問わず幅広い企業で活用されていることがわかります。

既に就職希望先の企業が決まっている場合には、その会社の適性検査が何か調べて対策をとることが推奨されます。

対策方法

上述の見出しにて、CUBICの適性検査を導入している大手企業5社をご紹介致しましたので、対策の準備をお考えの方もいらっしゃると思います。

そこでこちらの見出しでは、CUBICへの対策方法として、3つの方法をご紹介致しますのでご参考の上、ぜひ実践して頂ければ幸いです。

関連書籍を使う

1つ目の方法は、CUBICの適性検査に近い関連書籍を使うことです。

現時点では、CUBICに特化した対策本は販売されてないので、webテストを網羅した「WEBテスト完全突破法」がおすすめであると言えます。

こちらの対策本は、SPIノートの会が著者となっており、新型Webテストへの対策には最適な書籍のため、Cubicへも利用が可能となっています。

反復練習し、問題の型を覚える

2つ目の方法は、反復練習をし、問題の型を覚えることです。

Cubicをはじめとして、適性検査では各科目ごとに問題の形式と回答方法が決まっており、繰り返し解くことで問題慣れが期待されます。

例えば、前述の対策本やネットで公開されている模擬問題などを活用して、反復練習を積み重ねると正答率も高まると期待できます。

時間配分に気を付ける

3つ目の方法は、時間配分に気を付けることです。時間配分とは、1問につきどのくらいの回答時間を割くかであり、特に気を付けるべきと言えます。

例えば、問題の前半から中盤にかけて1問で悩みすぎてしまうと、残りの問題全てにおいても正答率を下げる結果になりかねません。

適性検査では、全体としての正答率が評価されるため、迷ったら切り替えて次の問題に集中することを心がけると良いでしょう。

適性検査の種類

本記事の締めくくりとして、こちらの見出しでは適性検査の種類に関して解説致します。

各企業では、独自の業務内容や選考において優先すべき評価項目などを元に、導入する適性検査を決めております。

有名な適性検査としては、およそ20種類も導入されていて、問題の内容も多種多様となります。

適性検査は傾向を把握して対策をすべき

結論として、適性検査は傾向を把握して対策をすべきであり、まずは志望する企業がどの適性検査を用いているかを知ることが不可欠となります。

  • SPI3(リクルート)
  • 玉手箱(日本エス・エイチ・エル)
  • DPI(ダイヤモンド社)
  • FACT(日本能率協会マネジメントセンター)

このように、適性検査を作成し運営している企業もそれぞれ違うため、問題の傾向も当然ながら同じのものはないと考えられます。

記事に飛ぶ

  • 適性検査とは何かを知りたい
  • 玉手箱やSPI3を受験予定であり対策が必要
  • クレペリンやSCOAなどが出題される見込み

以上の記事では、このように読者の皆様が抱えるニーズに対して、適性検査の傾向を知り対策を立てる情報を提供してますのでご一読ください。

CUBICを受けたければ、自己分析テスト【toiroworks】がおすすめです!

CUBIC適性検査をもとに開発された診断テストで、学生一人一人に合わせて適性企業の表示をしれくれます。

3分ほどで適正診断を受けられるのでぜひ試してみてください!

まとめ

本記事では、Cubicという適性検査が能力検査と性格検査から構成されており、受験方法はWEBとペーパーの2種類に分かれているとお伝えしました。

また、Cubicは様々な大手企業で導入されており、適性検査用の対策本を利用して、問題の傾向に慣れることが良いとわかりました。

皆さまの就職活動に、本記事がお役に立てば幸いです。

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