就活の面接を受ける際、シャツの第一ボタンを閉め忘れたり、開けるかで悩むかもしれません。ワイシャツの第一ボタンは閉めると苦しいので、ボタンのないワイシャツを選ぶ方もいらっしゃいます。本記事では、まず就活に関する第一ボタンの実情に関して、次に身だしなみの観点から面接に向けたシャツの選び方を解説致します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
多くの就活生がスーツの第一ボタンを留めるか悩んでいる
就活中の学生は、スーツを着る際にシャツの第一ボタンを留めるか否かで悩んでいます。
- 大勢の出席者がいるためチェックされない
- シャツの第一ボタンを閉めると苦しい
- 第一ボタンのないワイシャツを着ている
このように、就活において第一ボタンを留めていない学生は様々な理由があり、楽観的な見方や致し方ないという考えまで多種多様だと言えます。
しかし、説明会や面接では就職中という立場をわきまえて、社会人としての品格をもってシャツの第一ボタンは必ず留めるべきと考えられます。
襟の種類と第一ボタンとの関係
就職活動では、シャツの第一ボタンを留めるべきだとわかりましたが、相関性が高いシャツの襟で迷う方もいらっしゃると考えられます。
そこでこの見出しでは、襟の種類と第一ボタンとの関係について、3つのポイントを解説致します。
シャツの種類①|レギュラーカラー
1種類目のシャツは、レギュラーカラーです。レギュラーカラーシャツは、シャツやブラウスの中で最も一般的であり、第一ボタンは絶対留めます。
- 金融業界
- 保険業界
- 不動産業界
レギュラーカラーのシャツは、まじめな印象を与えるため、このように接客で信頼関係を築くことが不可欠な業界に適していると考えられます。
仮に、第一ボタンを留めないままレギュラーカラーシャツを着てしまうと、だらしがない印象を与えてしまうため気をつける必要があります。
シャツの種類②|スキッパーカラー
2種類目のシャツは、スキッパーカラーです。スキッパーカラーシャツは、女性が着るケースが最も多く、襟は開いていてOKです。
- アパレル業界
- IT業界
- 製造業界
スキッパーカラーのシャツは、アクティブさと真面目さという印象を与えるため、以上のように幅広い業界で着る際に適していると言えます。
また、金融業界や保険業界で働いており、営業訪問をする際にも着る人がいますが、若干カジュアルな印象となることに注意が必要です。
シャツの種類③|ワイドカラー
3種類目のシャツは、ワイドカラーです。ワイドカラーは、男性が着るケースが多く一番上まで第一ボタンを留めることが求められます。
- 製造業界
- コンサルティング業界
- 投資銀行業界
ワイドカラーのシャツは、レギュラーカラーよりも襟羽が広めに設計されており、ウィンザーカラーと呼ばれることもあります。
このシャツも誠実な印象を与えることができますが、少しユニークでもあるため以上のような業界で働く人に好まれていると考えられます。
シャツを選ぶときに注意したいポイント
前述の見出しにて、3種類のシャツとそれぞれに適した業界をご紹介致しましたが、シャツ選びに慣れていない方も多いと考えられます。
この見出しでは、就職活動に向けてシャツを選ぶときに注意したい3つのポイントを解説致しますので、就活の準備をされる際にぜひご活用下さい。
①色は白が基本
1つ目のポイントは、就活で着るシャツの色は白が基本で、ドットやストライプなどの柄が入っていないシャツが推奨されます。
- 黒やネイビーなどあらゆるスーツに似合う
- 奇抜な色や柄を選び目立つリスクがない
- 白色の特徴として清潔さが伝わる
このように、就職活動で着るシャツは白色が最も適しており、ユニークな色にチャレンジして失敗をすることもないと考えられます。
ただし、夏場は特に皮脂が付着して燻んだ白色になりやすいため、襟元を中心として汚れていないか確認をする習慣をつけると良いでしょう。
②ボタンダウンシャツは避ける
2つ目のポイントは、ボタンダウンシャツは避けることです。ボタンダウンシャツとは、襟がボタンで留まっており、ネクタイが不用なシャツです。
- ネクタイを付ける際に時間がかかる
- 第一ボタンを留めるとより苦しい
- 襟のボタンはとれ易くもろい
ボタンダウンシャツは、一般的なレギュラーカラーシャツとは異なり、第一ボタンやネクタイを外してもきちんとして見える良さがあります。
しかし、このようにネガティブな点もあるため、慣れなくて慌ただしい就職活動に着ていくには不向きだと懸念されます。
③襟にはゆとりを持つ
3つ目のポイントは、シャツの襟にはゆとりを持つことです。襟は、首や肩周りの太さに応じてキツすぎず、ゆるすぎないサイズを選びましょう。
かりに、第一ボタンを留めるときに襟周りが苦しいと感じたら、サイズが合っていないと考えられるため、1回り大きなサイズを試すべきです。
男性は、ネクタイを締めるとさらに窮屈だと感じることもあるため、ご自身に最適なサイズを選ぶことが推奨されます。
面接前に欠かせない最終チェック
上述の見出しにて、就活向けのシャツを選ぶ際には注意点がいくつかあるとわかりましたが、面接では常に不安を感じると考えられます。
そこでこちらの見出しでは、不安の軽減に役立つよう面接前に欠かせない最終チェックポイントを3つお伝えしますので、ぜひご一読ください。
第一ボタンを留めているか
1つ目のポイントは、第一ボタンを留めているか確認をすることです。
- スーツを着た際に第一ボタンを留める
- お手洗いなどで鏡を見て確認をする
- 手で触ったり首の感覚で把握する
第一ボタンは、留め忘れが最も多いのみならず、歩いていたり何らかの行動をすると、ふとした瞬間で外れてしまいがちなボタンです。
例えば、このような3つの手順を守ることで、自分でも気が付かぬ間に第一ボタンが外れていたという事態を避けることができます。
しわや汚れはないか
2つ目のポイントは、シャツにしわや汚れはないかを確認して着ることです。
- しわ: アイロンをかけてハンガーにかける
- 汚れ: クリーニングやシミ落としを使う
シャツにとって、しわや汚れはいわば天敵であり、どれだけ体のサイズにあっていたとしても台無しにしてしまう要因と言えます。
そのため、しわと汚れにはそれぞれこのような対応を行い、長い間大切にシャツを着られるように状態を保つことを心がけましょう。
袖はまくっていないか
3つ目のポイントは、シャツの袖はまくっていないかということです。
初夏から秋にかけて、男性は特に暑いと感じると袖をめくりがちですが、ビジネスマナーとしては不適切な行いとなります。
シャツやスーツを着て暑いと感じないよう、到着時間を早めたり風通しの良い席に座るなど、他の工夫をするよう心がけましょう。
就活での身だしなみは大切
本記事の締めくくりとして、就職活動においてシャツやスーツは第一印象を左右するため、身だしなみは特に大切だとお伝え致します。
自己PRや志望動機がどれだけ良くても、身だしなみでNGとされる可能性があるからです。
シャツ以外にも気を付けたい|スーツの着こなし
本記事では、シャツを選ぶ際に気をつけるポイントをお伝え致しましたので、シャツ以外にも気をつけたいと感じた方がいらっしゃると思います。
- スーツ
- 靴
- カバン
このように、シャツ以外にも気をつけたい就活のポイントとしては以上が挙げられます。
こちらの記事では、就活で必須アイテムの1つであるスーツを選ぶ際のポイントを解説致します。
- 色や柄などスーツ選びの判断ポイント
- スーツに応じた各種の業界
- 清潔さを伝えるスーツの選び方
このように、就活向けのスーツで迷う方に対して詳しく解説をしておりますので、合わせてご一読ください。
まとめ
本記事では、面接でシャツを着る際に第一ボタンを留める必要があり、業界に応じて最適なシャツを選ぶことも大切だとご説明致しました。
また、シャツの清潔さを保つために気をつけるポイントや、面接前の最終チェックで外せない確認事項もお伝え致しました。
皆様の就職活動に対して、本記事がスムーズに進むお役にたてば幸いです。