近年、人手不足が深刻と言われていますが、就職できない人も多くいます。人手不足は嘘なのか、本記事で解説をしています。人手不足が嘘だと言われている理由や、職にありつけない理由が記載されています。実際に人手不足が発生している業界もあり、人手不足の原因と今後についても解説しています。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
人手不足は嘘なのか
世間では人手不足が深刻化していると言われています。企業は人手不足なのに雇わないのは、企業と応募者のニーズがあっていないことが上げられます。正社員で雇うのは誰でもいいというわけではありません。
2chでよくいわれていることは人を安く雇い使い捨てすることで黒字にしているというコメントがあります。企業はパートタイムで働いてくれる非正規社員で仕事を回していることが多いと言われています。
人手不足は嘘なのでしょうか。本記事では人手不足について解説していきます。
人手不足が嘘だと言われている理由
人手不足が嘘だと言われている理由はどのようなことが上げられるのでしょうか。ここでは3つの理由を紹介します。会社が出す労働賃金が理由につながっていることが分かります。
理由①|余剰人員の発生
余剰人員と言わる必要のない人が増えていると言われています。日本の高齢化とともに企業の高齢化も進み、最新技術の機械に対応できない人が増えています。
機械が増えれば人の削減ができるようなるため、人を減らしても仕事を回すことができるので余剰人員が発生すると言えます。
理由②|リストラや早期退職の増加
理由1の余剰人員に関連して、大企業ではリストラや早期退職を実施する問題があります。
企業も利益が取れなくなったという理由と年功序列で賃金が高くなった高所得者を減らしたいという理由があります。賃金が払えない見込みがあればリストラも増えます。
理由③|即戦力を最低賃金で求める経営者
賃金が掛かる正社員は誰でもいいというわけではなく、企業のニーズに合った優秀な人材が条件となります。
優秀な人材は条件が良い会社に流れます。賃金が低い企業には優秀な人が集まらず、応募があっても受け入れず人手不足につながると言えます。
日本における人手不足の実態
厚生労働省の調査・解析部が発表している調査(P3)によると人材獲得の激化が最も多く、次いで慢性的な人手不足、離職の増加と続いていることが分かります。
人手不足は時間外労働の増加や人間関係の悪化につながっているという記載もあり、離職する影響になっていると言えます。
日本は本当に人手不足なのか
人手不足が起こる理由はどのようなことが上げられるのでしょうか。ここでは人手不足が起こる原因と人手不足が起こっている業界を解説しています。
そもそも人手不足が起こる原因とは
人手不足が起こっている原因は人口の減少、機械化の対応、労働条件の3つが主な原因です。ここでは3つの原因を紹介しています。
原因①|生産年齢人口の減少
日本における人手不足として生産年齢人口の減少が上げられます。リクルートワークスの記事によると15歳から64歳の間である生産年齢人口は1995年がピークで減少が始まっていると記載があります。
20年以上前から働き盛りの人口が減っていることが日本の実態であることが分かります。
原因②|機械化しても機械を扱える技術者がいない
人手不足の解消として人口知能システムのAIや、ものとものをインターネットでつなぐIoTシステムの導入を進めているが、最新技術を使いこなす技術者が不足していると言われています。
機械化を進める一方で、技術者の人材教育が問題となっています。
原因③|労働条件の不一致
労働時間、労働環境、労働賃金が一致していることは重要です。採用する段階で応募者が労働条件に不満があれば応募は減ります。また、在職している従業員も不満を持てば離職していきます。
転職業界では労働条件の差を利用して転職をおすすめすることが多いと言われており、離職が増え、人手不足が増えています。
人手不足が起こっている業界5選
厚生労働省が発表している人手不足の現状(P6)の記載では運輸業、郵送業が最も多いことが分かります。人手不足が多い業界を5つ紹介していきます。
業界①|運送業
運送業はトラックドライバーの高齢化が進んでいます。また厚生労働省の「人手不足の現状」の記事から34歳以下の入職率が低く、退職率が高いことが分かります。
また平均労働時間を他業界と比べると労働時間が長いことが分かります。運送業は自動車メーカーが自動運転の研究、開発が進んでおり対策が実施されています。
業界②|サービス業
サービス業ではとくにドラッグストアが近年店舗数が増えていることを日本チェーンドラックストア協会が発表しています。
店舗数の増加はしていますが採用が追い付いていないという実態があります。離職率も高いため人手不足が増えています。
業界③|建設業
建設業では東京オリンピックの施設建設や東日本大震災のインフラ整備、復興活動の増加がありますが若手の人材不足が深刻化しています。
建設業は肉体的ハードワーク、待遇の悪さが集まりにくい原因になっています。
業界④|介護業界
日本では今後、高齢化が進み、介護業界は発展していかなくてはならない業界です。
認知症や障害を持っている高齢者も介護が含まれている場合があると言われており、業務内容と労働条件が一致していないということが指摘されています。
業界⑤|宿泊業界
ホテルを中心とする宿泊業でも24時間動いているため、長時間の労働、休日の少なさが人手不足が発生している原因です。
厚生労働省の「人手不足の現状」の記事で、中小企業の35歳から59歳の離職率が他業界に比べ多いことが分かります。離職率が高く、労働環境の改善が難しいと言えます。
今後、人手不足の問題はどうなっていくのか
人手不足の問題を解消するには、賃金を上げ人材を確保すること、最新機械を導入し余剰人員を減らすこと、外国人労働者の雇用を始めることが必要です。
- 労働条件の見直し
- 最新機械の導入
- 外国人労働者の雇用
とくに日本人の人口が減少しているため、外国人労働者の雇用は必須と言えます。外国人労働者は意欲的な人が多く、コンビニエンスストアではすでに外国人労働者が増えています。
経営者としては即戦力にはならず賃金のリスクを負いやすくなりますが、積極的に採用し育てていく必要があると言えます。
まとめ
今回は人手不足について解説してきました。人手不足が嘘なのかどうかは本当でもあり、嘘でもあると言えます。機械が増えることで人に余剰が生まれリストラ、早期退職をお願いする業界もある一方で、労働環境の改善が難しく、労働条件が合わない業界もあります。人手不足が深刻な業界では、労働条件の見直し、機械の導入、外国人雇用の対応が必要です。