精勤賞をご存じでしょうか。皆勤賞は聞いたことがあるが、精勤賞は馴染みが薄いものです。学生時代に精勤賞を受賞した人は、履歴書に書くほうが良いのか悩むこともあります。精勤賞とは何か。皆勤賞との違いや受賞する際のポイントをまとめました。就職活動で精勤賞を主張する人は、注意が必要な時があります。本記事をご参考にされてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
精勤賞とは
聴き馴染みが少ない精勤賞。就職活動をするときに、意識する人も多くはありません。精勤賞とはいったい何か。まず読み方と定義を確認していきましょう。
精勤賞の読み方
精勤賞の読み方は「せいきんしょう」です。漢字そのままの読み方で大丈夫です。
もともと政府や軍隊、公共機関などが職員を称えるために授与していました。法律的な決まりはなく、学校や会社に精勤賞がある場合は、組織が学生や職員を称えるための称号を用意したと考えてください。
会社で働く人は、精勤賞を狙って取るのではありません。会社が長期にわたり勤続している人を称えるためのものです。
精勤賞の定義
精勤賞は、所属する組織の規定により、僅かな欠勤を許し通勤をした者に与えられる賞です。通常、欠席日数は3日から5日程度と定められている場合が多いです。組織により遅刻の扱いが異なります。
例えば、遅刻1回は0.5日の欠席と扱われるなどがあります。遅刻2回すれば1日の欠席扱いになるのです。企業によっては3時間以上の遅刻は欠席扱いになるなど、組織により決まりが異なります。
精勤賞を意識して勤務する場合、あなたが所属する組織のルールを確認しておくと良いでしょう。
精勤賞と皆勤賞の違い
精勤賞と皆勤賞の違いは、休みを許すか否かです。皆勤賞は1日も休まずに勤続した者を称え、多少の欠勤をしたものの頑張っている人を称えるのが精勤賞です。
一般的に知名度が高いのは、皆勤賞でしょう。休まずに業務し続けた人は称えるべき人物です。ですが、やむを得ず休む可能性は誰でもあります。
例えば勤続40年働いた人が、20年前に1日だけ休んだなどの場合があります。皆勤賞とは違うと言わざるを得ませんが、称えるべき人物であるのは誰もが頷けます。
そんな人に与えるのが精勤賞なのです。
精勤賞を狙う際に注意するポイント
精勤賞を狙う際には注意するポイントがあります。精勤賞は皆勤賞と比べると知名度が低く、口コミでは間違いも多く出回ります。
以下の注意点を知っておき、仕事を頑張っていただければ良いでしょう。
ポイント①|条件をしっかり確認する
条件をしっかり確認する必要があります。あなたが所属する学校や会社により、規定が異なるためです。
精勤賞は通常3日から5日程度の欠席や欠勤を許します。しかし、所属する組織により欠席日数の規定も異なるのです。
条件は学校であれば生徒手帳や校則を確認します。会社であれば勤務規定などをご確認ください。入社時に渡される契約書に記載されている場合もあります。
条件の記載がどこにあるかわからない場合、先生や上司に伺いを立ててみてください。精勤賞を用意している組織であれば、決まりは存在します。
ポイント②|無理はしない
精勤賞を狙う場合、無理をする必要はありません。できる限り体調不良にならない努力をします。毎日健康である努力をし、病気で辛い時は休んでください。
健康維持に気を使い、できる限り休まずに通学・通勤をします。体調が悪い日をできる限り少なくするのです。絶対に休んではいけない訳ではありません。
無理をして通学・通勤するのではなく、体調を崩さない努力を行いましょう。当たり前のことを徹底する意識です。
精勤賞は、皆勤賞を緩和したようなものです。気負わずに健康であり続けるための努力を行いましょう。
精勤賞は履歴書に書けるのか
精勤賞を履歴書に書くことはできます。ただし、皆勤賞と比べると見劣りする可能性があります。履歴書などの書面上では、たった数日の欠席が大きな差となります。
学生時代に精勤賞を受賞し、履歴書に書くか迷うようであれば、書かないことをおすすめします。就職活動などで、皆勤賞を受賞した人が一緒にいると見劣りするからです。
精勤賞は、社会人では当然の職務を遂行する人が与えられます。当たり前のことができると自慢する必要はないのです。アピールするには、面接等で口頭アピールが良いでしょう。
精勤賞・皆勤賞には賛否両論ある
精勤賞や皆勤賞には賛否両論あります。賛成派と反対派の意見を少しまとめます。
賛成派
- 欠席をせずに勉学・勤務に励むのは素晴らしい
- 努力する人を称えるべきだ
- 休んだ人より休まない人が優秀である
反対派
- 病気になっても出席する意識を生んではいけない
- 人それぞれ個人差があるのに、優劣をつける必要はない
- 年度初めに休んで、賞を取れないとやる気を失いかねない
どちらの意見も理解できます。就職活動に挑もうとするあなたは、どちらの意見が正しいと考える必要はありません。
正しさを論じるよりも、目の前の業務に邁進できる人が求められています。賞の有無に関わらず、自分の役目を全うする人になれば社会で通用するのです。
まとめ
精勤賞を説明しました。皆勤賞と比べると、緩やかな規定で定められています。就職活動等で精勤賞をアピールするのは、当たり前のことができると発言するのと同等です。
賞の有無に関わらず、会社にとって必要な人材になるよう努力してください。あなたを必要とする会社は、あなたの行動や態度を見て採用を決めるのです。