社会人経験が長くなると、時には会社に行きたくないこともあります。しかしインフルエンザなど、仮病を理由に会社を休んだ後でそれがバレた際には、気まずい思いをすることになります。そこで今回は当日に仮病で会社を休む人の特徴や考えるべきこと、休みたくなる理由などについて解説します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
会社を仮病で休む人は多い
週末を挟んだ月曜日の朝に、会社に行きたくないと思う人はたくさんいます。当日に会社を休むために、仮病を使うことも珍しくないようです。
とりあえず会社行くの怠かったから、仮病使って休みました。
みんなもゆるく生きようぜー— jogasaki(競パン・競泳水着フェチ) (@sJogasaki) February 25, 2020
社会人の中には何となく会社に行きたくないので、仮病を使って休む人がいることがわかるコメントです。管理職の中にはいかがなものかと思う人もいそうですが、仮病を使って会社を休んだ経験がある人は、予想以上に多いのかもしれません。
会社を仮病で休む人の特徴
どうしても会社に行きたくないものの、明確な理由がない時には仮病を使う人が多いことでしょう。しかし、何度も仮病を使って会社を休む人には共通点があるようです。ここでは会社を仮病で休む人の特徴を、具体的に紹介します。
特徴①|仕事への責任感がない
仮病を使って簡単に会社を休めるのは、仕事に対して責任感を持っていないからです。自分1人くらいいなくても、仕事は回ると思っている傾向が強いです。こういうタイプは、日ごろの仕事にもミスや手抜が多くみられます。
特徴②|仕事へのやる気がない
仕事へのやる気のなさも、仮病を使って会社をサボる人に共通する特徴です。日々の業務にやりがいを感じられず、その状況を改善しようとも考えていません。欠勤が多少多くても、仕事をクビになることはないと高をくくっているタイプも少なくありません。
特徴③|後回しにする癖がある
面倒なことを後回しにする癖がある人も、会社を仮病で休むことが少なくありません。その日に期日が明確でやりたくない業務を上司に指示されることが予想できるタイミングで休み、同僚に仕事を肩代わりしてもらう人もみられます。
特徴④|向上心がない
向上心がない人は、仕事にやりがいを感じにくいものです。給与を得るために出社しているだけで、仕事を通して自分を成長させようとは考えていません。その結果、業務の状況や上司・同僚の評価より、自分の気分を優先してしまいがちです。
特徴⑤|傷つきやすい
職場の人間関係がうまくいっておらず、傷つきやすい性質を持っていることも特徴の一つです。他人に厳しく自分に甘いタイプが多く、「職場で傷つくくらいなら仮病で休もう」という考えに至ります。
会社を仮病で休む前に考えるべきポイント
会社に行きたくない理由が、過労や職場の人間関係であるケースも珍しくありません。そんな時に、仮病を使ってでも会社を休みたいという気持ちが理解できますが、社会人としての責任はあります。
ここでは、会社を仮病で休む前に考えるべきポイントについて説明します。
ポイント①|引き継ぎがきちんとできているか考える
会社の仕事は、従業員が業務を分担することで成り立っています。そのため、当日の連絡で誰かが休むと業務が滞る可能性が高いです。仮病で会社を休む際には、自分の担当業務の引き継ぎがきちんとできているかを考えなければなりません。
取引先や他部署に連絡が必要、あるいは期日までに進めておかなければならない業務がある場合には、同僚などに引き継ぎの連絡を入れるのがマナーです。自分が抜けた穴を埋めてくれる人を探して、きちんと連絡を入れましょう。
ポイント②|会社を仮病で休むことはリスクが伴うことを考える
会社を仮病で休んだ当日は、晴れやかな気持ちで過ごせるかもしれません。しかし、仮病で会社を休んだことがバレたり、自分が休んだことで業務負担が増えた同僚に疎まれるといった、リスクが伴う行為であると自覚する必要があります。
一度仮病で休んだことがバレると、その後に体調不良のために欠勤の連絡を入れた際に、上司に疑われるようになります。病院に行くよう指示され、領収書の提出を求められるようになったケースもあるので、注意が必要です。
ポイント③|どうしても休みたいのか考える
朝になって会社に行きたくないと思ったらまず、「どうしても休みたいのか」を考えてみましょう。サボりたいと思っていても、いつも通りに起きて身支度を整えれば、出社できる人も少なくありません。その気力が湧かないほど休みたいのかを、冷静に判断しましょう。
会社を仮病で休みたい時の理由3選
人間にはバイオリズムがあり、常に心身をベストな状態に保つのは難しいことです。そんな時に、仮病を使ってでも会社を休みたいと思うのは、誰にでも起こりえます。ここでは会社を仮病で休みたい時の理由として、3つをご紹介します。
理由①|なんとなく体がだるい
朝起きた時になんとなく体がだるいと、会社を休みたくなるものです。特に残業や休日出勤が続いていて疲れがたまっている際には、風邪をひいていなくてもだるさを感じます。そのため、仮病を使っても会社を休みたいと思うのです。
理由②|外に出たくない
出社準備を始めようとした時に、外に出たくないと思う経験は誰にでもあることでしょう。会社の人と顔を合わせたくないではなく、他人と会いたくないと感じてしまうのです。この場合は、うつの初期症状として外に出たくなくなるケースもあるので注意が必要です。
理由③|仕事が苦痛
自分が担当している仕事が苦痛だと感じている場合も、会社に行きたくなくなります。一時的なミスやトラブルが原因のこともあれば、職種が不適合、職場環境が悪いケースもあります。それがストレスとなり、仮病を使って休んでしまうのです。
上司に相談しても「仕事が苦痛なのは甘えだ!」と叱責されることもありますが、その理由は人それぞれです。上記の記事では、仕事が苦痛だと感じる原因と対処法について解説しています。一読して、自分の理由はどれなのか考えてみましょう。
どうしても休みたいときは休んでいい
会社に行こうとすると体のだるさを感じる、外に出たいと思えないという気持ちになる人の中には、前述したようにうつ病の初期症状として「休みたい」という気持ちが表れているケースが多くみられます。
その場合は、きちんと専門医の診察を受け、自分の状態を把握するのが先決です。特に気分の落ち込みが激しい、頭痛や不眠が続いている場合は、いち早く病院に行くことをおすすめします。
パターン別|会社を仮病で休む時の例文
仮病で会社を休むのが良くないことだとわかっていても、どうしても無理と感じる日もあります。そんな時には、ずる休みだと気づかれない理由を考えなければなりません。ここではパターン別に、会社を仮病で休む時の例文をまとめておきます。
発熱
熱が高ければ仕事のパフォーマンスが下がりますし、原因によっては周囲にうつしてしまうので、上司が納得してくれる理由の一つです。また発熱しても夕方には下がることも多いので、信ぴょう性があります。
例文
おはようございます、〇〇です。今、お時間よろしいでしょうか。実は昨日から発熱しておりまして、今朝になっても38℃ある状態です。大変申し訳ありませんが、本日はお休みをいただけませんでしょうか。
ポイント
発熱を理由にする場合は、上司が「出勤は無理だ」と感じるよう、具体的に何度かを伝えることをおすすめします。ただし翌日に出社した際に、病院に行ったのか、原因は何かについて詳しく聞かれる可能性が高いです。
胃腸炎
吐き気や下痢、腹痛を伴う胃腸炎もよい口実です。胃腸炎も1日で症状が良くなるケースが多く、翌日出社しやすい言い訳といえるでしょう。
例文
おはようございます、〇〇です。今、お時間よろしいでしょうか。実は朝から下痢を伴う腹痛が続いていて、まだ治まっていません。大変申し訳ありませんが、本日はお休みをいただけませんでしょうか。
ポイント
何度もトイレに行く状況といえば仕事はもちろん、通勤も難しいと上司は予想してくれます。ただしウィルス性や細菌性の胃腸炎の場合は回復に時間がかかるので、食あたりであると説明できるよう準備が必要です。また出社当日のランチメニューも、消化の良いものにしましょう。
冠婚葬祭
本来は事前に休みをとる時に使う理由なのですが、当日に冠婚葬祭と連絡する方法もあります。この場合は、身内の不幸を理由とします。
例文
おはようございます、〇〇です。今、お時間よろしいでしょうか。実は今朝、祖母が亡くなりました。大変申し訳ありませんが、葬儀に参列するために帰省したいので、本日はお休みをいただけませんでしょうか。
ポイント
身内の不幸を理由にする場合には、葬儀に参列すべき親族かどうか、友引ではないかを確認する必要があります。この3つの中では、最もバレやすい理由なので注意しましょう。
会社を仮病で休んでしまった次の日の出勤の注意点
仮病して会社を休んだ翌日の対応で、上司や職場の同僚の目が大きく変わります。ここでは、会社を仮病で休んでしまった次の日の出勤の注意点を説明します。
注意点①|感謝と謝罪をきちんと伝える
仮病で休んだ翌日は、朝一で上司並びに迷惑をかけた同僚に謝罪すると共に、感謝の言葉を伝えましょう。「昨日は突然お休みをいただきまして、申し訳ありませんでした。代わりに業務を進めていただき、本当にありがとうございます」と伝えれば、相手も悪い気はしません。
さらにその日はいつもより雑用を多く引き受けるなど、周囲への感謝の気持ちを態度でも表すことをおすすめします。
注意点②|気にしすぎない
仮病で会社を休んだ翌日は、後ろめたい気持ちを感じやすいものです。しかしその気持ちが態度に表れると、かえって怪しまれます。そこで、気にしすぎないように心がけましょう。
ただし、仕事を肩代わりしてくれた同僚に対しては配慮が必要です。率先して仕事を手伝うなど、感謝の気持ちを行動につなげましょう。
会社を仮病で休む癖がついてしまった方へ
始めは仮病で会社を休むことに後ろめたさを感じていても、それが常態化してしまう人がいるのも事実です。しかし、欠勤が増えれば会社の評価も下がりますし、リストラ候補にあがる可能性も否定できません。
ここでは会社を仮病で休む癖がついてしまった際の対処法を3つ、紹介します。
対処法①|生活習慣を見直す
サボり癖がついてしまった人の多くにみられるのが、生活習慣の乱れです。夜更かしや過度な飲酒は、体によくありません。朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる、3食きちんと食べる、夜も早めの就寝を心がけるなど、規則正しい生活に戻しましょう。
対処法②|簡単に休めない状況をつくる
当日に仮病で会社を休むのは、自分が出社しなくても困らないと考えているからです。それを逆手にとって、簡単に休めない状況をつくることをおすすめします。クライアントにアポを入れる、上司との打ち合わせを入れるなど、自己都合で動かしにくい予定を入れましょう。
対処法③|原因を分析して改善を試みる
サボり癖がついてしまった人は、なぜ仮病を使っても会社に行きたくないのかについて、一度真剣に考えてみましょう。上司や同僚との人間関係、業務への不適合など原因がわかれば、改善方法を探れます。異動や業務変更で解決できない場合は、転職を検討するのも選択肢の一つです。
まとめ
今回は当日に仮病で会社を休む人の特徴や考えるべきこと、休みたくなる理由などについて解説しました。
仮病を使って休むのは社会人として好ましいことではありませんが、過労やストレスにより心身に不調がみられるなら休んだ方がよいです。ただし、それがサボり癖につながらないよう、原因や改善方法を考えることが重要なケースもあります。自分にできることから、始めてみてください。