自動車は小さなボルトまで数えると約3万点もの部品で出来ているといわれています。部品数は多岐にわたりますが、就職偏差値ではトヨタ系列の企業が人気であることがこの記事から分かります。今回は自動車部品業界の概要、日本企業、海外企業の基礎情報とシェアランキングと紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
自動車部品業界の概要
自動車部品の市場規模は27兆1,292億円と言われています。今後も電気自動車、自動運転の開発が世界で進むと言われております。世界的に人口も増えることから市場規模はさらに大きくなると言えます。
自動車部品業界は完成車メーカーの系列がある
自動車部品業界(特に日本)は完成車メーカーを筆頭にピラミッド型の系列から成り立っています。完成品メーカーの下請け会社をTier1、Tier1の下請け会社をTier2と表現されています。
近年は世界的に好調な業績が続いていた
自動車部品業界は好調で7.2%増しの市場成長率(2016年度と2017年度の比較)と言われています。業界の定義は自動車の完成品、自動車シャシー(車体)の製造並びに組み立てを担う事業所です。
CASEへの生き残りをかけた熾烈な競争がある
まず「CASE(ケース)」とはConnected(コネクティッド)、Autonomous(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電気)の頭文字を取った造語です。
メルセデス・ベンツの会長を務めるディエター・チェッチェ氏が中長期戦略の中で発表したことが始まりです。
「CASE」をメインとした技術開発で各車メーカーは他業界の企業と連携を組み、熾烈な競争をしています。
ちなみに、自動車業界の今後についてはこちらの記事で紹介しています。ぜひご一読ください。
自動車部品メーカーの就職偏差値ランキングとは
就職難易度や人気度ランキングから表す就職偏差値というものがあります。高校や大学を選ぶ基準となる偏差値と同じです。ここでは自動車業界の就職偏差値を紹介します。
自動車部品メーカーの就職偏差値ランキング表
知名度が高い企業はやはり偏差値レベルが高くなっています。人気もあり就職することが難しいと言えます。
自動車部品メーカーのランキング(就職偏差値)は参考程度に留めておく
就職偏差値を参考に就職先として応募することもいいですが、会社選びは人によって合う合わないがあります。下記リンクは就職偏差値の説明をしています。是非ご覧ください。
日本の自動車部品メーカーのランキング
ここでは公式ホームページと有価証券報告書を基に、日本企業の基礎情報と自動車部品売上ランキングを紹介しています。
①デンソー
日本1の自動車部品メーカーです。世界的にも技術力の高さに定評があります。
企業ホームページ、採用サイトになります。もともとトヨタの開発部門でしたが独立し、現在もトヨタグループですが、トヨタだけでなく世界中の自動車メーカーに部品供給しています。
②アイシン精機
デンソーに次ぐ日本第2位の自動車部品メーカーです。
企業ホームページと採用サイトになります。
アイシン精機の前進は、航空機エンジン、家庭用ミシンを生産していた会社になります。アイシン精機もトヨタグループの1社ですが、トヨタ以外の自動車メーカーにも部品を提供しています。
③豊田自動織機
下記は豊田自動織機の基礎情報になります。
企業ホームページと採用サイトになります。
豊田自動織機は初代社長の豊田佐吉が織機を発明して販売するために出来た会社です。その後、多角化のために自動車部品を取り扱うようになりました。
④ トヨタ紡織
下記はトヨタ紡織の基礎情報になります。
企業ホームページ、採用サイトになります。
トヨタ紡織はシートをメインに内外装部品を扱っている会社になります。トヨタグループ内では「TB」と略称で表記されている。
⑤住友電気工業
日本の非鉄金属企業、住友電気工業の基礎情報になります。
企業ホームページと採用サイトのになります。日本最大手の非鉄金属メーカーになります。自動車メーカーのグループには属しておらず、住友グループの中核を担っている会社です。
⑥ジェイテクト
ジェイテクトの基礎情報になります。
企業ホームページと採用サイトになります。2006年に光洋精工と豊田工機が合併し発足している。自動車部品だけでなく、住宅機器ホームエレベーターの製造も行っている。
⑦ブリヂストン
ブリヂストンの基礎情報は下記になります。
企業ホームページと採用サイトになります。ブリヂストンは世界シェアNo1の最大手タイヤメーカーです。スポーツ用品事業(ゴルフやテニス)と自転車事業は子会社になります。
⑧日本精工
日本精工は日本国内No1のベアリングメーカーです。基礎情報は下記になります。
企業ホームページと採用サイトになります。
日本精工は日本で初めてベアリングを開発させた。ベアリングだけでなく、トライボロジーという技術力も高く世界初、無段変速機を開発し実用化させた。
⑨日産車体
日産車体の基礎情報は下記になります。
企業ホームページと採用サイトになります。
日産車体は日産車の開発から組み立てを担っています。日産自動車がマーケティング、デザインを担当し、日産車体で車の開発、組み立てを行い、日産自動車で販売しています。
⑩住友ゴム工業
住友ゴム工業の基礎情報は下記になります。
企業ホームページと採用サイトになります。
住友ゴム工業はタイヤを生産しているタイヤメーカーです。ダンロップというブランド名で販売しています。また、ダンロップのブランド名でゴルフ用品、テニス用品も生産しています。
海外の自動車部品メーカーのランキング
海外ではドイツ勢の自動車部品メーカーが活躍している。ここでは海外企業も含めた企業ランキングを紹介します。
BOSCH(ボッシュ)
自動車部品メーカーではNo1の企業です。下記が基礎情報になります。
ドイツを拠点としている世界No1の自動車部品メーカーです。自動車部品以外にも車以外でも使用できる電動工具の生産もしている。
マグナ・インターナショナル
マグナ・インターナショナルの基礎情報は下記になります。
本拠がカナダということがあり米国企業との取引が多いです。日本企業との取引は近年始まったと言われています。
ZFフリードリヒスハーフェン
世界第2位の自動車部品メーカーです。ZFフリードリヒスハーフェンの基礎情報は下記になります。
2014年にアメリカのTRW社を買収し、シェアはデンソーを抜き2位になりました。大型用バスでは世界シェアが多く、また、航空機や船舶のエンジンや部品のメーカーでもある。
コンチネンタルタイヤ
コンチネンタルタイヤはタイヤメーカーでは世界シェア第4位となります。基礎情報は下記になります。
2007年にシーメンスの自動車部品事業を買収し、ブレーキ制御部品、シャシー制御部品も手掛けるようになりました。
フォルシア
フォルシアの基礎情報は下記になります。
シート、インテリア、エレクトロニクス、排気システムの4部門の自動社部品では世界シェアNo1と言われています。日本では日産自動車に部品を多く提供している。
ジョンソンコントロールズ
自動車のシートで世界シェアNo1の企業です。基礎情報は下記になります。
シートやバッテリーを主に開発から生産まで担っている。シートは世界シェアNo1のシェアを持っています。冷暖房システムも作っているが、ビルの冷暖房システムを多く扱っています。
まとめ
自動車部品の業界を見てきました。自動車部品業界の概要と日本企業のランキング、そして海外企業を含めたランキングを紹介しました。
日本企業は愛知県刈谷市に本社を置く企業が多く、海外企業ではドイツ企業が勢いが良いことが分かりました。
記事を参考にして頂き、自動車部品業界にエントリーしてみてはいかがでしょうか。