就活生の中には、「三菱UFJ銀行」、「三井住友銀行」、「みずほ銀行」のメガバンクに就職したいと考える人も多いかと思います。メガバンクは地銀よりも年収が高いイメージをもっている方も多いはずです。それぞれの銀行の特徴を踏まえた上で、解説していきます。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
メガバンクとは
メガバンクには、法律などの明確な定義付けがあるわけではありません。しかし一般的には、巨大な資産や収益規模を持つ銀行とそのグループのことを指します。
日本の銀行は1980年代まで「大手20行」と呼ばれる20社が競合していましたが、1991年に起きたバブル崩壊の影響で合併や再編を繰り返し、2006年に三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行の4大銀行、三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友銀行フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3大メガバンク体制が定着しました。
つまり現在日本で「メガバンク」といえば、それぞれのフィナンシャルグループの中核である以下の3行を指します。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
三菱UFJ銀行
以下は三菱UFJ銀行の基本情報です。
三菱UFJ銀行は、個人や企業への融資に並び、証券の金融商品仲介、年金保険の販売、法人の事業戦略や経営相談などの事業を展開しています。企業理念として「世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ」を掲げ、国内外のお客様を支える金融グループを目指しています。
国内はもとより、海外にも事業を展開するなど、大きな規模を持っているのも特徴です。三菱UFJ銀行はタイのアユタヤ銀行を買収し、3メガバンクの中では唯一海外でのリテール事業を展開するなどして、海外利益の比率も5割を超えています。
三井住友銀行
以下は三井住友銀行の基本情報です。
三井住友銀行は、中小企業向けにビジネスローンを開拓するなど、のリテールや投資銀行事業を展開しています。企業理念として「お客様により一層価値のあるサービスを提供し、お客様と共に発展する」ことを掲げ、より良いサービス提供や職場づくりに取り組んでいます。
関西の拠点を置く住友銀行が中心となって合併・発足したことにより、関東のみならず、大阪にも強い営業地盤があります。
また、三井住友銀行は売上に対する利益率が3メガバンクの中で唯一20%を上回っています(2017年度決算)。マイナス金利で銀行の収益悪化が懸念される中、同社の「稼ぐ力」は強みと言えるでしょう。
みずほ銀行
以下はみずほ銀行の基本情報です。
みずほ銀行は、普通銀行事業を主軸としています。「One MIZUHO 未来へ。お客さまとともに」を企業理念に掲げ、「日本、そしてアジアと世界の発展に貢献しお客様から最も信頼される、グローバルで開かれた総合金融グループ」を実現するために事業に取り組んでいます。
「One MIZUHO」の旗印の下、グループ一体でよりスピーディーかつ顧客に寄り添った提案を目指しています。その証として、グループ各社間での異動が他メガバンクより頻繁にあるようです。
3メガバンクの中で唯一、47都道府県すべてに支店があるのも特徴です。
メガバンクの給与事情
メガバンクの年収はいくらか、気になる方は多いでしょう。ここでは、メガバンクの初任給や平均年収など、給与事情を紹介していきます。
メガバンクの平均年収・年収推移
また各社が公表する有価証券報告書に記載されている平均年収の推移は以下の通りです。
参考:有価証券報告書(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行)
平均年収は三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行の順で高いですが、どの銀行も平均年収700万越えという高年収です。
国税庁が発表している平成30年度民間給与実態統計調査によると、日本人の給与所得者の1人当たりの平均年収は441万円なので、メガバンクの平均年収は安定かつ高水準だという事がわかります。
初任給
では次に、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の初任給をみていきます。
以上のように、3つの銀行とも初任給の変わりはありません。次の見出しでは、職種ごとに詳しくみていきます。
職種ごとの初任給
職種ごとの初任給としては、三菱UFJ銀行では総合職、ファシリティマネジメント職 、ビジネス・スペシャリスト職に分かれています。三井住友銀行では総合職、ビジネスキャリア職に分かれています。みずほ銀行では基幹職と特定職に分かれています。
職種ごとの初任給としては以下のようになります。
学歴ごとの初任給
メガバンクでは三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3つの銀行ともに短期大学・専門学校卒から修士卒までの採用を実施しています。初任給は学歴ごとに定められていて、以下のような違いがあります。
ボーナス
銀行員、特にメガバンクといわれると、年収は高いイメージですが、実はその通りです。冬のボーナスでは100万円以上の報酬がある場合もあります。20代で80万円、30代で100万円、40代で200万の報酬をもらう人もいます。
OpenWorkで投稿されているボーナスに関す記述を紹介します。
三菱UFJ銀行
ボーナスは事業部門や営業店は業績によって変動するが、それ以外の本部などはだいたい5か月分くらいだと思う。(本部、一般職、女性)
どれだけ数字ができても結局支店の成績が良くなければ給料は上がらない。ボーナスもすべて支店長次第なので、支店長地震との相性はかなり大切だと思う。責任の重さに対して給料は本当に見合っていない(一般職、女性)
出典:OpenWork
三井住友銀行
ボーナスは若手のうちは期待しない方が良い。(まわりの大企業と比べると悲しくなるので)(リテール、総合職、女性)
収入は年次ごとに徐々に上がっていくは一律でほぼ横並び。1年目は残業もほぼないので300万弱、4・5年目で500万程度(ボーナス込み)(リテール、総合職、女性)
ボーナスは支店に割り振らえrてあ後個々の成績によって振り分けられるなので自分よ成績が良くないものがいても、支店の成績が良ければそちっらの方がボーナスが多いこともある(個人営業、女性)
出典:OpenWork
みずほ銀行
半年に一度ボーナス前に支店長からボーナス査定に関する面談があります。そこで半期の評価のフィードバックを頂けるのでありがたいですが、会社自体が年功序列なので若手のうちはほぼ差がつかないです。また入社初年度から寸志ではなくボーナスがきちんとでます。(個人営業、男性)
営業実績が良ければボーナスが加算され、同じ年次のジムの特定職より、倍のボーナスをもらっている。やればそれが評価につながるので、とても満足している。(窓口営業、女性)
出典:OpenWork
また、以下の記事ではメガバンクの支店長や役職ごとの年収の詳細を紹介しています。興味のある方はこちらも併せてご覧ください。
メガバンクの平均年収・給与に関する評判
3銀行ともに、管理職になれば年収は1,000万円に近くなる見込みです。また、福利厚生も手厚く保証されています。基本給、そして福利厚生の面からみても、やはりメガバンクの年収は一般企業よりも高い水準にあります。
三菱UFJ銀行
最初の昇格(7年目前後)で管理職階になれば年収一千万に届いたが、人事制度改定により今後は届かない可能性が高い。 同改定でその上の経営職階になれる確率が激減しており、上がれなかった人間のモチベーションダウンが著しい。
出典:Openwork
三井住友銀行
国内勤務であろうと、同期内でもトップクラスの評価を得ている場合、7年目には900万円台半ばまで到達し、8年目には1000万円を越える。加えて、条件を満たせば月あたり最大7万円の家賃補助もある。外資金融やコンサルを除けば非常に高い水準。
出典:Openwork
みずほ銀行
最短で8~9年目に課長代理に昇進すると1000万、課長クラス1000~1200万 課長代理までは殆どの総合職社員が到達できるが、課長以上は実力次第と言われている。 賞与は年2度、個人成績と支店成績によって決まる部分があるが、若手のうちは数万円程度の差であった。
出典:Openwork
メガバンクの平均年収が良い理由
メガバンクの年収が良い理由の一つに、転勤がとくにかく多いことがいえます。職種にもよりますが、数年単位で国内外を転々とする生活となり、定住が難しくなります。その分福利厚生、特に家族手当や住宅手当は手厚く保証されております。
また、転勤や海外赴任は「キャリアアップ」という意味では、メガバンクの社員にとって必須となります。
メガバンクと地銀の年収比較
メガバンクについて説明してきましたが、地銀との年収の違いを気にする人は多いのではないでしょうか。結論から言いますと、銀行によっては大きな差はありません。
ひとくちに地方銀行といっても、その土地の中心となる第一地方銀行から信用金庫に近い地方銀行まで、規模や特徴は様々です。
どのような地方銀行の年収が高いのか、年齢別にみるとどうなのか、といった観点が気にする方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。
まとめ
本記事では、メガバンクの年収やボーナスを中心に解説しました。やはり、一般企業と比べると年収は高い水準にあります。ぜひ他の地銀などの銀行とも比較、検討されてみてはいかがでしょうか。
本記事が少しでもみなさまのキャリア選択の一助になれば幸いです。