ソニーミュージックの仕事内容は多岐に渡ります。事業の幅が広く、音楽ソフト開発からアーティスト育成、ゲーム・アプリ制作などクリエイティブ性の高い業務が目を引きます。就職が難しいとされるソニーミュージックですが、今回お伝えする仕事内容をしっかりと理解して就活を有利に進めてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
ソニーミュージックは総合エンタテインメント企業
ソニーミュージックは、アーティストの発掘・育成、デジタルコンテンツ、電子書籍、スポーツなど幅広い事業を行う総合エンタテインメント企業です。現在はソニーの完全子会社として、ソニーグループの音楽系事業を統括しています。
出典:ソニーミュージック公式サイト
ソニーミュージックの事業内容
ソニーミュージックの事業内容は幅広く、総合エンタテインメントとしてさまざまな企画・開発・情報発信を行っています。
- 音楽事業
- アーティストマネジメント事業
- デジタルコンテンツ事業
- ゲーム事業
- 電子書籍事業
- エキシビション事業
- エデュケーション事業
- スポーツエンタテインメント事業
また、ソニーミュージックのグループ会社には、ソニーミュージックレーベルズ、アニプレックス、エムオン・エンタテインメントなどが並び、同社はグループ全体の統括企業として全社の経営・管理を担います。
ソニーミュージックの募集職種
ソニーミュージックは基本的にグループ一括採用です。ソニーミュージックで一括採用した後、内定者の適性に合わせて各グループ会社への配属が決まります。
具体的な採用情報については、以下の記事でお伝えしています。採用人数や選考フロー、求める人物像などが中心です。職種ごとの志望動機の書き方もお伝えしていますので、エントリーシート作成時にご活用ください。
事業別|ソニーミュージックの総合職の仕事内容
ソニーミュージックの代表的な事業を以下5つに分け、それぞれの仕事内容をお伝えしていきます。
- 音楽事業
- アーティストマネジメント事業
- アニメーション事業
- ゲーム事業
- ソリューション事業
これらの事業はソニーミュージックのなかで中核ビジネス、またはこれから大きく成長していく可能性が高いといえます。そのため、募集人数も多く確保しているので、ご自身の適性に合わせてお選びください。
音楽事業の仕事内容
音楽事業の仕事内容は、音楽ソフトの企画・制作、ソフトパッケージの製造、コンサートホールの運営、ライブ企画などが中心です。
企画や制作では、主にアーティストの発掘・育成から始まり、楽曲のプロデュースなどを行います。また、マーケティング戦略を立て宣伝を行い、CDやDVDなどの販売まで担うため、流通面のノウハウ全般を学ぶことができます。
音楽事業では制作部や宣伝部などの部署に分かれており、ご自身の適性に合わせて希望配属先を選ぶことが可能です。
アーティストマネジメント事業の仕事内容
アーティストマネジメント事業の仕事内容は、主にタレントやアーティストの育成やライブ制作が中心です。ミュージシャンばかりではなく俳優や声優、お笑い芸人を担当するケースもあります。
アーティストに対してもっとも近い位置から最適な提案を行うマネージャーになったり、イベント企画やファン対応などを行うファンクラブ運営などに携わったりします。
今までテレビや雑誌で見ていた芸能人とともに仕事できるため、やりがいは非常に大きいでしょう。新人の発掘やグッズ制作、著作権管理など仕事は多いので、学べることもたくさんあります。
アニメーション事業の仕事内容
アニメーション事業の仕事内容は、アニメ映像の企画・制作から、制作スタジオの運営、劇場用作品の配給、舞台化などが中心です。職種は幅広く、制作職、マーケティング職、マーチャンダイジングなど多様です。
著作物や商標を扱うことが多いため、徹底した情報収集力と管理能力が求められます。自分の携わったアニメがテレビで放映されたり、映画化されて多くの人の目に触れることも多いので、アニメーション事業もやりがいを感じやすい仕事です。
ゲーム事業の仕事内容
ゲーム事業の仕事内容は、ゲームタイトルの情報拡散や販売、企画制作、イベント開催などを行います。最近の代表的なゲームタイトルとしては、「Fate/Grand Order」や「真空管ドールズ」などがあります。
開発するソフトのほとんどがスマホゲームです。自分で開発したタイトルがリリースしたときの感動はひときわ大きいでしょう。
ソリューション事業の仕事内容
ソリューション事業の仕事内容は、BtoB(法人対法人)向けのビジネスです。音楽やアニメの知的財産や物流などのインフラなど、自社で培ったマーケティング・プロモーションのノウハウを企業に提供する仕事です。
たとえば、他企業の販促物制作やブランディングを行うこともあれば、音楽や書籍配信などのプラットフォームを提供するケースもあります。
ソリューション事業は各従業員の創造性がフルに発揮される現場です。企画や提案型営業、コンサルタントに興味のある就活生に向いています。
同様の業務を行う他のエンターテインメント業界についてはこちらの記事で紹介しています。
総合職のキャリアと異動頻度
ソニーミュージックの総合職には、経理や総務、システム企画、エンジニアなどの職種があります。総合職は基本的に異動頻度が高いものの、異動後の引継ぎがうまく行われていない点が課題です。
また、非常にクリエイティブ色の強いソニーミュージックですが、キャリア制度は意外にも年功序列が適用されています。そのため、年齢と経験年数に応じてキャリアパスが形成される点が特徴です。
ソニーミュージックの仕事環境
ソニーミュージックのグループ企業は21社にも及び、内定者の適性によって配属先が変わります。配属先によって仕事環境が大きく変わりますので注意してください。
ここでは、グループ企業への配属も踏まえて、ソニーミュージックの転勤リスクやワークライフバランスなどを紹介していきます。
①転勤のリスク
ソニーミュージックは、配属先のグループ企業によって転勤のリスクが異なります。場合によっては、札幌や東京、名古屋、大阪の全国各地に転勤することもあり、一般的に実施されるものとして認識しておくことを推奨します。
②残業・休日出勤の有無
ソニーミュージックの平均月間残業時間は55.9時間と、やや多い印象を受けます。職種または直属の上司によって残業時間が大きく変わります。
正解のない企画を行う仕事のため、関係者との調整や議論で多くの時間を費やすことと思われます。特に新製品のリリース前などは、深夜まで残業を行うこともあります。
有給休暇消化率は43.6%とやや低めの水準です。音楽業界は想像以上に忙しく、ソニーミュージックでは休日出勤でも当たり前という風土が残っています。その代わり、音楽やアニメなど他社ではなかなか味わえない仕事を体験できるため、目的を明確にして志望することが大切です。
③教育・研修制度
ソニーミュージックでは、入社前研修のほか、階層別研修など複数の教育・研修制度が用意されています。新入社員研修とは異なり、内定を獲得した段階で研修を受けることができるため、入社前にイメージが湧きやすいメリットがあります。
④女性の働き方改革
ソニーミュージックには産前産後休暇、育児休職など女性が活用しやすい休暇制度が整っています。就業時間はフレックスタイム制を敷いているため、定時性よりも時間管理の柔軟性が利くといえるでしょう。
女性だから特定の仕事を割り振らないということはなく、男女区別が少ない企業です。職種にもよりますが、産休明けで復帰する女性も多いため、働きやすい環境整備が進んでいます。
⑤年収事情
ソニーミュージックの年収事情については以下の記事をご確認ください。
平均年収やボーナスのほか、初任給、福利厚生など基本的な給与情報をお伝えしています。また、同業他社との年収も分かりやすく比較しているため、志望先に迷っている就活生の方には参考になるはずです。
まとめ
ソニーミュージックの仕事内容は、社員個々の創造性が発揮される業務が多いといえます。音楽やアニメソフトの企画・開発、アーティストマネジメント、企業へのソリューション・コンサルタントなど、魅力的な仕事が多い印象です。
憧れの芸能人や自分の好きなアニメと直に触れ合えると思うと、ワクワクする就活生の方も多いでしょう。今回お伝えした関連記事も参考に、しっかりと情報を集めて納得のいく就活を行ってください。