【企業研究】ポニーキャニオンの平均年収は700万円以上|初任給やボーナスも解説

音楽好きにとってポニーキャニオンは理想の就職先です。採用選考を受けるにあたってポニーキャニオンの年収や福利厚生、仕事内容などを知っておきましょう。今回はポニーキャニオンの平均年収をメインに紹介します。ポニーキャニオンの選考を受ける際にはぜひ参考にしてください。

監修者

キャリアアドバイザー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

ポニーキャニオンの平均年収

ポニーキャニオンの平均年収は公式な数字では明らかになっていません。転職口コミサイトのカイシャの評判では平均年収が717万円と記載されています。

Openworkなど他の転職掲示板でも400万円〜800万円と幅のある年収が表示されていますが、おおむね600〜700万円代であることが予測できます。

目次

初任給

採用HPやリクナビによると、直近3年の初任給は以下の通りです。

初任給には東京地区の勤務地手当24,000円が含まれています。今後も初任給の額面が上がったり下がったりすることは当分はないものだと考えられます。

職種ごとの初任給

ポニーキャニオンの採用は職種不問で、総合職募集のみです。そのため、職種や配属先に関係なく初任給は21万円で統一されています。職種は音楽制作、映像・映画制作、宣伝、営業などがあります。

学歴ごとの初任給

ポニーキャニオンでは学歴を問わず、一定の初任給が設定されています。つまり、大卒・専門学校卒・短大卒・大学院卒にかかわらず、初任給は21万円となります。

ボーナス

賞与は年2回支給され、業績がよい年は期末賞与も支給されます。ボーナスの具体的な数字は公開されていませんが、「基本給が低い分賞与がしっかり支給されていた」との口コミが目立ちます。

平均年収から考えても、ボーナスは3 〜4か月分に相当するまとまった額で支給されていると言えるでしょう。

ポニーキャニオンの年収・給与に関する評判

口コミサイトのカイシャの評判をもとに、ポニーキャニオンの年収・給与に関する評判をリサーチしました。ポニーキャニオンの年収・給与について、以下のような口コミが見受けられました。

賞与は厚いが、月の給料が安い。賞与があって成り立つ部分があるのでそれまでは毎月とても厳しい額となる。

上記の口コミは20代の契約社員女性によるものです。

正社員になると昇給もあるものの、給与が多いと感じるかどうかは賞与に依存しているようです。業績がよいと社員にも還元してくれるとの声もありました。

【賞与の頻度・金額】ある一定の職級までは支給されます。その後は年俸制になり15分割になります。金額は社の業績によって変動します

上記は20代の営業系正社員男性のものです。

「金額は社の業績によって変動する」と記載があるように、エンターテインメント業界では仕方のないことではあるものの、ポニーキャニオンからヒット作が出るかどうかで従業員の給与が左右されます。

ポニーキャニオンの基本情報

本見出しではポニーキャニオンの公式HPなどをもとに基本情報について紹介します。

  • 基本データ
  • 福利厚生
  • 社風・経営理念
  • ビジネスモデル
  • 業界におけるポジション
  • 将来性

上記の項目について紹介するので、企業研究をする際の参考にしてください。

基本データ

ポニーキャニオンの基本データは以下の通りです。

ポニーキャニオンは音楽事業だけでなく舞台や映画、アニメなど映像コンテンツの制作、地方創生事業やグローバルビジネスなどさまざまなビジネスを手がけています。

福利厚生

ポニーキャニオンの福利厚生は以下の通りです。

  • 育児・介護休業
  • 業務住宅制度(住宅補助)
  • 財形貯蓄
  • 社内融資
  • 持株会
  • 学習支援制度
  • フレックスタイム制

有給休暇の取得は本人次第で、特に上司から取るよう勧められることもなければ、取得した際に文句を言われるようなこともないとのことです。福利厚生全般、自分が積極的に生かしていこうとする必要があります。

社風・経営理念

経営理念に「想像力を越える想像力で、世界中の人とつながります。」と掲げており、個性を大切にする社風であることがうかがえます。実際、ダイバーシティを推進しており、音楽好きの個性派社員が集まっているようです。

また、音楽配信部は若い世代が大半です。口コミによると「世代が近く、社員どうしで話やすい」という人もいれば、「当たりさわりなく社員どうし馴れ合わない」と感じている人もいます。

ビジネスモデル

ポニーキャニオンは50年の歴史があり、レコードの販売からCD、そして現在ではDVDやBlue-Rayなどを販売しています。ライブやイベントの企画・制作・運営も手がけており、大きな収入源となっています。

また、コンテンツビジネスにも力を入れています。テレビや劇場アニメの企画や共同制作をし、書籍やパッケージソフト、ファンクラブ運営などにも注力しており、声優のプロデュースなども行っています。

ポニーキャニオンは音楽やエンターテインメントに関わる事業に広く深く携わっており、さまざまなビジネスで収益をあげています。

エンターテインメント業界におけるポジション

ポニーキャニオンは独立系の音楽レーベルとしての規模が大きく、業界でも存在感を放っています。フジサンケイグループの連結子会社であるため、他社レーベルに比べて経営が安定しています。

そのため、規模の大きなイベント・コンサートの開催や人気コンテンツの売買などのチャンスが巡ってくるのがポニーキャニオンの強みでしょう。

競合であるソニー・ミュージックエンターテインメントが挙げられ、同社も新しいコンテンツの開発に注力しています。ポニーキャニオンの選考を受けるなら、併せて企業研究をしておくことをおすすめします。

将来性

ポニーキャニオンはDVDやBlue-Rayの販売をしているものの、映像パッケージ部門は年々減収傾向となっています。

定額ストリーミングサービスやYouTubeなどの動画サービスによって音楽を手軽に安価で聞くことができるようになったため、従来のレコード時代から築いてきた販売モデルが成立しなくなってきています。

一方で、イベントやライブ事業は好況で、チケット収入は伸びています。ライブ事業により注力するなど、新しいビジネスモデルによって音楽と消費者をつなぐことができるかどうかで、将来の明暗は分かれると言えるでしょう。

まとめ

ポニーキャニオンの平均年収は600〜700万円代だと推測できます。フジサンケイグループなので、経営が安定しており、また売上がよいとその分ボーナスとして社員に還元される点が魅力的です。

音楽ビジネスに携わりたいなら、ポニーキャニオンの選考をぜひ受けてみましょう。新しいビジネスモデル開拓のためにも、ポニーキャニオンは個性やアイデアの溢れる人を募集しています。

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