「二留したから就活はもう無理なんじゃないか……」と悩む学生も少なくありません。しかし、留年や浪人といったマイナス面は、それほど深刻に捉える必要もないのです。今回お伝えする注意点や実践方法を活用すれば、むしろ二留という悪いイメージをプラスに転換することもできます。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
二留の就活生は意外と多い
二留とは、留年を二回経験した学生のことです。二留すると就活にも不利になるという評判は多いものの、意外にも二留の就活生は珍しくありません。
2留でも就活を終わらせれた。
— グッチ (@gucchi_TanOsi) June 8, 2018
上記のように、実際に二留したにもかかわらず就活を無事に成功したケースも散見されます。学生目線で見ると二留は就活にマイナスになりそうですが、企業も同じように考えているとは限りません。
僕は2留してるのでかつての同級生達はほとんど社会人2年目になってる訳ですが、その中の一人に卒業間近までNNTで既卒就活も覚悟してたけどエージェントの紹介で超大手ホワイト企業の欠員枠に滑り込み内定した奴がいました
— 解そ@20卒 (@gesosuko) September 14, 2019
上記のように、二留を経験した方が、就活エージェントを活用して内定を獲得したケースもあります。二留だからといって変に気落ちせず、前向きに就活を行っていくことが大切です。
二留は就活で不利なのか
二留を経験したとしても、決して後ろ向きになる必要はありません。「二留は就活で不利になる」という思い込みが、かえって就活をさらに不利にさせるだけです。
ただし、二留が就活で不利になる面もあるため、以下をしっかりとご確認ください。
留年には2種類ある
留年とは、進級や卒業するために必要な単位を取得できず、現在の学年にとどまることを指します。ただし、単位を取得できないケースは、次のように2種類が考えられるでしょう。
- ①海外留学などにより仕方なく単位が不足したケース
- ②学業よりも遊びを重視し、個人の怠慢により単位に届かなかったケース
①の場合は、留学などにより学びや発見があるため、比較的印象の良い留年に当てはまるでしょう。一方②の場合は、本来であれば単位が取得できたはずなのに怠けていてできなかったケースなので、目もあてられません。
二留でも就活に影響しないことが多い
二留が就活に悪影響を及ぼすというのは、学生側のイメージにしか過ぎません。
確かに学歴は重要な判断基準ですが、採用担当者は「仕事で活躍できるか」を重視します。そのため、二留が直接的に就活に影響しないことも少なくありません。
面接では「どうして2回留年したの?」と聞かれる
二留は就活に大きくは影響しないものの、やはり採用担当者から理由を聞かれることがほとんどです。そのため、面接では次のようなポイントを意識するようにしましょう。
①納得できる理由を用意する
留年した理由を聞かれて「遊びすぎて単位がとれませんでした」と説明しても、内定を獲得できるわけはありません。たとえ自分の怠慢が原因だとしても、相手が納得する理由を考えておきましょう。
ただし、ウソの理由を述べた場合、ウソがバレたときのマイナス面のほうが強烈です。そのため、次のようにマイナス面をプラス面として説明する方法を活用しましょう。
②留年後の成長を伝える
たとえ怠けて留年した場合でも、面接でウソを言うわけにはいきません。そこで、留年後の成長を詳しく伝えてマイナスをプラスに見せるようにしましょう。
たとえば「留年で目が覚めて翌年は全てAを取った」「成績優秀で表彰された」など、相手から「しっかりと反省を生かしたんだな」と受け止められると、かえって好評価に繋がりやすくなります。
二留の就活生が注意すべきこと
二留してしまった就活生は次のようなポイントに注意しましょう。
- 負い目に感じすぎない
- 反省して正直に話す
二留まで経験してしまうと、自分で自分の首を絞めるようにネガティブ思考に陥りがちです。それがかえって就活にもマイナスの影響をもたらすため、以下のようにポジティブな思考に転換することが重要となります。
負い目に感じすぎない
二留しているからといって就活が不利になるということはありません。むしろ、二留したというマイナスの部分を、しっかりとプラス面としてアピールできれば相手の印象もより高まります。
そのため、二留した事実を負い目に感じすぎず、逆にチャンスだと前向きに捉える気持ちが大切です。
反省して正直に話す
二留した事実を正直に反省し、それをどのように生かしたのか経験談を語ることができれば、かえって採用担当者からの信頼を得ることができます。仕事でも、その反省と改善のサイクルが何よりも重要だからです。
むしろ、マイナス面を取り繕うようにウソやごまかしを重ねるほど、面接での評価も下がります。「正直は正義」だと信じ、堂々とアピールしましょう。
二留の就活生が実践すべきこと
就活生が二留を経験している場合、次のような4つのポイントを実践してみましょう。いずれも、事前に十分な用意をしておくことがカギを握ります。
面接官が納得する留年理由を用意する
留年を二回も経験するということは、それだけ注目も集めます。採用担当者が理由を聞きたがるのも一つの人情といえるでしょう。だからこそ、担当者が納得できるような理由は用意しておきたいものです。
次のような理由であれば、相手も納得し二留のマイナス面も打ち消すことができます。
- 実家がそれほど裕福ではないため、どうしてもアルバイトに打ち込む必要があった
- どうしても学んでおきたいことがあり、留年を覚悟に留学した
- 本気で打ち込めることを探したいと思い、留年することで新しい発見に繋がった
徹底した選考対策を行う
二留をした就活生の最大の敵が「焦り」です。留年した遅れを取り戻そうと、「どこでも良いから内定を獲得する」となってしまっては本末転倒でしょう。
そのため、二留した学生ほどしっかりと自己分析を行い、企業の選考対策をすることが重要です。むしろ、年齢的にも大人になっただけ有利ということも忘れてはいけません。
夏インターンで内定を狙う
二留した就活生ほど夏インターンが有効です。
夏のインターンは期間が長期にわたることが多いため、より実践的な経験を積むことができます。学歴よりも実力が重視される二留の学生にとって、この経験値を生かすことが何よりも重要です。
エージェントサービスを利用する
二留した就活生はエージェントサービスも活用してみましょう。
キャリアアドバイザーが1対1で就活対策を行ってくれるため、自分1人では難しい自己分析やエントリーシートの書き方、面接対策に役立てることができます。
二留する学生にとっては、一般の就活生とは勝手が違うことも多いでしょう。だからこそ、エージェントサービスのようなプロの相談者が不可欠です。
二留ならばどの業界でもチャンスはある
二留で就活を行う場合、一般的な就活生に比べて業界や業種、職種などに左右されません。むしろ、二留したことがメリットとして働くことも多いのです。
留学や新たな学習のために留年することになった場合、「一般的な就活生よりも経験値が高い」という印象を与えることもできます。考え方と伝え方次第では、その二留という経験が有利に働くことも覚えておきましょう。
以下の記事は、留年生がすべき就活対策をさらに詳しく解説しています。留年のメリットや面接での活かし方なども紹介していますので、就活の参考になることは間違いありません。ぜひ読んでみてください。
まとめ
二留したからといって不安になることも、就活に不利になるということもありません。企業の採用担当者は、学生ほど留年のことを気にしているわけではないため、気持ちの持ちよう次第で事態を好転することもできます。
むしろ、一般学生より経験があるため、かえって面接で有利に働くことも多いでしょう。今回お伝えした方法を活用し、ぜひ前向きに就活に取り組んでみてください。