就活は今後の人生を大きく左右する一大事です。それだけに就活生の不安は大きく毎日眠れない日々を過ごしているという人も多いでしょう。今回は何が不安なのか、自分は不安を感じやすい性格なのかということから、不安に対する考え方、眠れない就活生におすすめの習慣まで幅広くご紹介します。ぜひ参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
就活が不安で眠れない理由
就活性が日々感じている「不安」はひとつではありません。就活という大仕事に関する、さまざまな不安が就活生の睡眠を妨げています。まずは自分がどんな不安を感じているのかということを、具体的に把握することから始めましょう。
以下には就活生が感じやすい主な不安を3つあげています。自分に当てはまるものがないか確認してみてください。
内定が1つもとれない可能性があるから
まず1つ目は、どこからも内定をもらうことができないのではないかという不安です。就活を始めるときは高かったモチベーションも、就活を進める中で現実の厳しさに触れどんどんと下がっていきます。そうすると「自分はこのままどこからも内定がもらえず、就活浪人となるのではないか」という不安が出て来るのです。
この不安は内定をもらうまで消えないように感じられ、その気持ちがさらなる不安を招きます。特に友人など身近な人が内定をもらう度に、この不安は強く深くなっていくことが特徴です。
志望企業の最終面接で落ちる可能性があるから
2つ目は選考が順調に進む中で起こる不安です。傍から見れば良い調子で進んでいると思われる状況でも、本人が必ず楽観視できているとは限りません。特に志望している企業の選考が進んでいる場合は「最終面接で落とされるのではないか、ここまで来て落とされたらもう立ち直れないだろう」という思いから不安が湧いてきます。
この不安は志望している企業への想いが強いほど、感じやすくなるのが特徴です。初めは高根の花と感じていた企業に入れるかもしれない、という状況が続くほど、どうしても内定をもらいたいという気持ちが強くなりその分不安も大きくなります。
やりたいことが見つからない漠然とした不安があるから
3つ目は就職はしなければならないが、就職して何がしたいのかがわからないという不安です。先の2つのように「これが不安」という不安の正体がいまいち不明確で、自分でもどうすれば良いのかがわかりません。
特にやりたいこともないために志望動機は薄くなり、面接の練習をしても自分の言葉に温度を感じられない、そもそも自分はこの会社に入って何がしたいのだろうという思いは不安となって心に蓄積されていきます。
周囲の人すべてがやりたいことを熱意と共に持っているように思えて、自分には何もないような気持ちになるのが特徴です。
就活が不安で眠れない人の特徴
就活生だからと言ってすべての人が眠れなくなるわけではありません。就活が不安で眠れないという人には共通する特徴があります。以下では主な2つの特徴を挙げています。
この2つの特徴が当てはまった場合は、それが自分の特徴であるということをまずは自覚することから始めましょう。
特徴①:心配性
1つ目の特徴は「心配性である」ということです。就活は今後の人生を左右する大切な行動であり、不安になるのは当然と言えます。そこに元々自分が持っている心配性がプラスされれば、眠れなくなるのも無理はないでしょう。
日頃から「もしもこうなったらどうしよう」を考えることが習慣であるという人は心配性です。もしもの事態を想定して行動することは大切ですが、就活に対する「もしも」は想像しだすと留まるところを知りません。
もしも面接で想定外の質問をされたら、もしも何かの事情で遅刻してしまったら、もしも何かのミスで郵便が届いていなかったらなどあらゆる場面の「もしも」を考えすぎてしまい、すべてが不安で眠れなくなるということになります。
特徴②:他人の評価を気にする
2つ目の特徴は「他人の評価を気にする」ということです。日頃から他人からの評価だけで自分のレベルを測っている人は就活の不安で眠れなくなりやすいと言えます。しかし、就活は基本的に他人から評価をされて内定を得ますので他人の評価が気になるのは当然かもしれません。
他人からの評価が気になる人は、子どものころに先生や親から言われた言葉から最近友人に言われたことまで細かく覚えている傾向があります。そして上手くいかなかったことを、それら過去の評価に当てはめて納得してしまうのです。
あれも言われた、これも言われたと他人からのあらゆる評価を気にしてしまい、自分が自分らしくいるということがわからなくなってしまいます。
就活が不安で眠れない人は多い
就活が不安で眠れない人はたくさんいます。しかし周囲に「不安で眠れない」と気持ちを吐き出せる人ばかりではありません。SNSに気持ちを託して何とか乗り越えようとしている人も多いようです。
就活不安で不安で眠れない毎日
— らる (@kongou_sima) June 30, 2019
7月は早い人は内定をもらっていることもあり、焦りが感じられるツイートです。「毎日」というワードが文章にあることからも、眠れない日々が続いていることがわかります。
就活の不安に対する考え方
ここまで就活生が感じる就活についての不安や、不安を感じやすい人の特徴について解説しました。ここからは「就活の不安をどのように考えれば良いのか」ということについてお伝えします。
不安は簡単に消えるものではありません。しかし考え方を変えることで、不安を期待や活力に変えることはできます。
内定がとれる会社は探せばたくさんある
まずは自分の視野を広くするように意識をしてみましょう。就活が不安で眠れない人は、知らず知らずの内に視野が狭くなっています。内定がとれる会社は、探せばたくさんあるはずです。
人は自分の希望が強いほど欲が強くなります。どうしても手に入れたいと思う気持ちは大切ですが、正解はひとつではありません。自分の希望をかなえるために努力をしたり、熱意を持ったりすることは重要です。しかしその強い気持ちが執着や固執に変わると自分で自分を追い込んでしまうことにもなります。
まずは一度肩の力を抜いて、これまで興味を持ったことがなかった企業や職種に目を向けてみることも大切です。
面接は運と縁であると割り切る
就活生がもっとも不安を持ちやすいのは「面接」です。希望する企業の人と直接会って話をする、と考えただけでも緊張してしまうという人は少なくないでしょう。面接のシミュレーションを繰り返し行っても、なかなか不安はなくなりません。
面接は人と人の会話です。人との会話は生き物であり、シナリオ通りに行くものではありません。まずはそれを理解しておきましょう。最低限必要な志望動機以外は、運と縁であると割り切ることも重要です。
こちらが話しにくいと感じていれば相手もそう感じています。まずは自分が話しやすいと感じる、リラックスした自分を前面に出すためにも、割り切ることを心がけましょう。
やりたいことがないのは当然と考える
就活生が志望動機の部分で引っかかりやすいのは「自分には就職してやりたいことがない」という後ろめたさがあるためです。そのためどんなに立派な志望動機を口にしても何となく説得力がないように感じて不安が募ります。
しかし、就活をしている時点でやりたいことがないのは当然のことです。特に新卒の就活生はアルバイト以外で働いたことがなく、インターンシップに参加した学生であっても「会社でこれがやりたい」と言い切ることは難しいでしょう。
就活後の仕事は「これから新しく経験すること」です。就活生の時点ではやりたいことがなくても問題ありません。大切なことは、これから経験する仕事にどのような気持ちで臨むかという点であることを知っておきましょう。
就活が不安で眠れない人におすすめの習慣
就活は長期戦であり、数日で終わることはありません。常に気を張っていなければならず、ただでさえ体も心も疲れ果てます。しかし、就活は毎日を快調に過ごし、自分本来の良さをアピールし続けることが大切です。
ここからは就活が不安で眠れない人におすすめの習慣をご紹介します。どの習慣も小さなことではありますが、思うより大きな成果を生むことは事実です。ぜひチャレンジしてみてください。
寝る前と起きてすぐにスマホを見ない
眠れない就活生の多くは、寝る直前までスマホを見て、起きたらすぐにまたスマホで情報を得ようとします。
まずはこのスマホ習慣を断ちましょう。1日の始まりと終わりくらいスマホを手放してみてください。
スマホ画面の光は大変強く目が冴えるため脳が昼間と勘違いをして眠りにくくなります。また、起きてすぐのスマホも目や脳に刺激が強すぎます。
寝る1時間前からは本を読んだりして、目に強い光を入れないようにする、起きてすぐは体を動かしたり食事の準備に取り掛かる、など就活のことを考えない時間を持つことも大切です。
毎日の生活に運動を取り入れる
就活が忙しい人にとって毎日の生活に運動を取り入れるというのは、ハードルが高いと感じるかもしれません。しかし毎日の運動は体のバイオリズムを整えてくれるだけでなく睡眠や体調そのものにも大きな変化を与えてくれます。最初は1駅歩く、などからで良いので始めてみてください。
運動をすると酸素が体の隅々まで行き渡り、血流が良くなります。そうすると顔色や脳の働きも良くなり、はつらつとした行動につながります。
疲れて顔色の悪い就活生よりも、はつらつとした就活生の方が印象が良いことは間違いありません。
友達や家族とのリフレッシュ時間を確保する
就活を続けていると頭の中が就活一色になってしまい、就活に関係のない会話には興味を持てなくなりがちです。これは就活生の視野の狭さにもつながります。就活中だからこそ、意識的に友達や家族とリフレッシュする時間を取るようにしましょう。
友人や家族と就活に関係のない話をして笑ったり、遊びにでかけたりすることは心身のリフレッシュに最適です。また、日頃自分が不安に感じていることを話す時間にすることもできます。
リフレッシュを兼ねて友達や家族に自分の良いところや足りないところを聞いてみるのも良いでしょう。
まとめ
就活は人生の分岐点です。ミスは許されない、完璧でなくてはならないと強く思うことも必要でしょう。しかし、まずは自分の体をしっかりと休ませ充分に実力を発揮できる状態にすることも就活の内です。
社会人となってからはさらに忙しくなりますし、不安を感じることも増えます。まずはどんなときも自分を自分らしく保つ、ということを就活中に習得しておきましょう。