これから就活を始めるんだけど、就活エージェントにどこまで頼れるんだろう…
就活エージェントを利用しているのになかなか内定がもらえない。なにがいけないんだろう…
わからないことだらけで行う就活、なにかとサポートしてくれる就活エージェントの存在は心強いですよね。
ですが、だからといってエージェントに頼りっぱなしで内定につながらないかもしれません。
この記事では、就活エージェントを利用しても内定がもらえない就活生に共通する特徴、そしてそういった就活生へのアドバイスについて詳しく解説します!
また、就活エージェントとは何かおさらいしたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
就活エージェントを利用しても内定がもらえない場合がある
まず、内定がもらえない人の特徴やアドバイスの前に、ここ数年の大卒者内定率のデータを確認してみましょう。
内定率は約8割
大学23年卒の内定状況は、2022年7月1日時点で83.3%となっています。
同じ7月1日時点で比較すると、22年卒が80.5%、21年卒が73.2%であり、昨年、一昨年より高い割合となっています。
※就職内定率 = 就職内定取得人数 ÷ 就職志望人数
内定をもらえないまま卒業する人もいる
大学22年卒、21年卒の3月卒業時点での内定率はそれぞれ96.4%、96.1%であり、かなり多くの学生が内定を取れていることがデータからわかります。
一見数字上は内定率が高いように見えますが、油断は禁物です。滑り止めや、面接等の練習程度にしか思っていなかった企業からしか内定をもらえず、自分が希望する企業から内定がもらえなっかった、という人も少なくないのではないでしょうか。このようなことは就活エージェントを利用していても起こり得ます。
つまり、実は就活エージェントを利用しても必ず希望通り内定が取れるとは限らないのです。
また上記のデータは、裏を返せば4%弱の学生の学生は内定を得られないまま卒業を迎えている、ということも示しています。
就活エージェントを利用しても内定がもらえない人の特徴
では、就活エージェントを利用しても内定をもらえない人はどこに問題があるのでしょうか。
そのような人に共通する、気をつけたい3つのポイントについて解説します。
レスポンスが遅い
まず、就活エージェントや企業からの連絡に対するレスポンス(返信)が遅い人はマイナスのイメージが付きやすいため、採用されにくいです。職場でもコミュニケーションがスムーズに取れない人は仕事ができない人扱いされてしまいます。
今のうちから迅速なレスポンスを心掛けましょう!
思考や言葉がネガティブすぎる
次に、『できません』『無理』『疲れた』『自分なんか』などの否定的な言葉をよく使う人も採用されにくいです。
もちろんできないことは正直に伝えるべきですが、なんでもかんでも否定するような人は、会社としては一緒に働きづらいです。
チーム全体の士気も下げかねません。
そのため、少なくとも表面上は自信満々に、積極性のある人になりましょう。
特に新卒の場合、選考の過程で当然能力も評価されますが、社会人未経験の候補者同士の中で能力の差はそもそもつきにくいものです。
マナーが悪い
最後に、書類が汚い、折れている、面接に遅刻してくる、イベントに参加している態度が悪いなど、マナーの悪い人は印象も悪くなります。最低限、常識的なマナーは守りましょう!
以上、就活エージェントを利用しても内定がもらえない人に共通する特徴3点でした。
- レスポンスが悪い
- 思考や言葉がネガティブすぎる
- マナーが悪い
悪い特徴をまとめると、やはり小手先のテクニックを磨くよりも先に、基礎基本を徹底することが大事であることがわかりますよね。
これらの特徴について自分があてはまってしまっていないか、再確認してみてください!
内定をもらえない人がやるべきこと16選
前項では内定が取れない人の特徴を挙げました。
ここでは、準備編・書類/ES編・面接編・マインド編に分けて、就活生がやるべきこと、意識すべきこと全16項目を解説していきます。
準備編
- 自己分析を徹底的に行う
- 相手企業の理解に努める
- 企業選びの軸(基準)を決める
- エントリー数を増やす
- 就活エージェントに頼りきりにならない
書類/ES編
- 簡潔に述べる
- 伝えたいポイントを1つに絞る
- エピソードはリアルに書く
- 企業側の気持ちや働くことを想定する
面接編
- 印象をよくする
- ネガティブな言葉を使わない
- 質問に対して的外れな回答をしない
- 模擬面接を受ける(面接に慣れる)
マインド編
- 他責思考をやめる
- 完璧主義をやめる
- ネガティブにならない
準備編
自己分析を徹底的に行う
書類選考や面接などで自分の強みをアピールし、企業の求めている人材とマッチしていることを伝えるには、まず自分自身のことをよく知ることが必要です。
やりたいこと、長所や短所、将来展望、性格、得意なこと、苦手なことなど。自問自答していくのも良いですが、家族や友達に聞いてみるのもよいでしょう。ただしあくまでも参考程度にして、最終的には自分で判断しましょう。
相手企業の理解に努める
相手企業の社名・社長名・創業者名・経営理念などは面接までに把握しておきましょう。
また、どのような人材を求めているかを考えておくと、自分がマッチしていることを伝えやすくなります。
企業選びの軸(基準)を決める
どこでもいいからとりあえず働きたい、という考えでがむしゃらに企業を選んでいると無駄が多くなってしまいます。
企業を選ぶ際の基準や軸、自分が譲れないポイント(報酬面なのか、業務内容なのか、福利厚生や人間関係、社風なのかなど)を決めましょう。
エントリー数を増やす
内定が取れない人の多くはそもそもエントリー数が少ないことが多いです。
また、たくさんエントリーしていても大手企業ばかり、という人もいます。
自分の基準や希望にあった会社に絞って、エントリー数を増やしましょう。
就活エージェントに頼りきりにならない
就職先(エントリー先)を決めるのはあくまでも自分自身であって、就活エージェントではありません。
そのため、就活エージェントが全部なんとかしてくれるだろうと頼りきるのもよくありません。自分で考え、動くようにしましょう。
書類/ES編
簡潔に述べる
回りくどい言い方をせず、簡潔に伝えましょう。
相手が書類を読んだあと『で、結局何を伝えたかったの?』と思わないような表現、構成を心掛けましょう。
伝えたいポイントを1つに絞る
上の簡潔に述べるにも通じる話ですが、伝えたいポイントを絞ることが大切です。
例えば、「サークル活動もして、学生会もして、アルバイトもして、ボランティア活動もして、資格もたくさんとりました」と言われても具体的にどんな経験をして何を学んだのか、深い話が見えてきません。
積極性や行動力、要領の良さなどは伝わるかもしれませんが、他の就活生との差別化要因にはなりません。
上記のように広く浅く語るのではなく、「リーダーシップを身に着けたいと思ったので、自分の性格的にチャレンジングではあったもののはサークルのリーダーに立候補し、周囲を動かす立場にあえてなりました」といったようにまずは1つ選んで深堀りしてみましょう。
採用側があなたを選ぶ理由となるような強力な武器を、まずは1つ用意できるとよいでしょう。
エピソードはリアルに書く
書類に自身の経験などを書く場合、具体的かつリアルに書きましょう。
例えば、「サークル活動を通してチームで活動することの難しさや面白さを学びました」といってもあまり伝わりません。「大学祭の実行委員に2年間所属していたことで企画書を作るタイミング、イベントの裏での人の動き、効率的な引継ぎの方法などを学びました」、と具体的に伝えた方がリアルにイメージできます。
自分だけのエピソードを伝えましょう。
企業側の気持ちや働くことを想定する
書類の目的は自分と企業の求めている人材がマッチしていることを伝えることです。
そして最終的には一緒に働くことが目的です。そのため、企業の担当者があなたと一緒に働くことをイメージできるかどうかを意識しましょう。
面接編
印象をよくする
面接では、身だしなみや言動などに気を付け、よい印象を与えるよう努めましょう。
- スーツにしわや汚れがないこと
- 髪が長すぎたり奇抜すぎたりしない、フケ・汚れやがないこと
- 爪が伸びていたり汚れていたりしないこと
- 靴の手入をすること
- 明るくハキハキしゃべること
- 姿勢を正しくすること
- web面接では、PCのカメラを見つめるようにしましょう(画面を見ていると、相手からはうつむいている印象を与えてしまう可能性があります)
ネガティブな言葉を使わない
面接中に、「御社の事業にあまり魅力を感じません」とか、「自分はくよくよしやすい人間です」といったようにダイレクトにネガティブなことを言う人はいないはずです。
ですが、面接中の会話の流れで、つい上記に近いようなネガティブなトピックにいってしまう可能性はあります。
そのような場合には意識してネガティブな話題に触れない、もっていかないよう注意しましょう。
どうしても避けられない場合は、そこから好転した話にすると良いです。
例えば、アルバイトの経験はあるけれど、うまくいっていなかった思い出が強いので面接のトピックにしたくないことがあるかもしれません。
そのような場合でも、「私はアルバイトで細かいことに時間を掛けすぎで全体の段取りが悪くなり、先輩に叱られてしまうことがよくありました。自分の性格が心配性すぎたかもしれないと気づき、優先順位をつけ全体を考えながら取り組むよう工夫することでうまくいくようになりました」といったように、良くなっていった形で話せるとよいでしょう。
質問に対して的外れな回答をしない
よく緊張して、質問に対して的外れな回答をする人がいますがこれもNGです。
すぐに答えられず、考える時間が必要な場合はしっかり考えて大丈夫です。
早く答えようとして変な回答になるより、よく考えて適切な回答をしましょう。
また、質問の意図が分からなかった場合も、素直に「どういう意味でしょうか?」と聞き直しましょう。
模擬面接を受ける
ほとんどの人は面接の空気に慣れていません。そのため綿密に準備していても緊張してしまって練習通りできなかった、という人も多いです。
そこで、就活エージェントが開催している模擬面接に参加することをおすすめします。
できれば何回も参加していろいろな形式、質問に慣れておくとよいでしょう。
マインド編
他責思考をやめる
何回もエントリーしてるけど、なかなか内定が取れない人は、自分を見つめ直してみてください。
就活エージェントが悪い、企業が悪い、タイミングが悪いなど外部環境のせいにし続けていても何も変わりません。
まずは自分自身に問題がなかったか、都度振り返るようにしましょう。
完璧主義をやめる
面接での受け答えができるようになったらエントリーする、など、完璧主義、タラレバ思考をやめましょう。
あなたが完璧だと思っても相手はそう思わない可能性だってありますよね。
本番では練習通りできないことも考えられます。
そのため、完璧になってから始めるのではなく、練習と本番を繰り返す中で徐々に形作っていく、というスタンスでいましょう。
ネガティブにならない
やる前から無理だ、できない、と思っているとそれが言動に現れてしまいます。
そうすると、相手に自信がなさそうだな、やる気あるのかな、本当にうちの会社に入りたいのかな、と思われてしまいます。
リラックスして、自分はできる、やるぞ、という意気込みを持って取り掛かりましょう。
以上、内定をもらえない人がやるべきこと16選でした。
ぜひステップを踏んで実践してみてください!
エントリーは就活エージェント経由じゃないとダメ?
就活エージェントを利用するうえでの注意点もあります。
就活エージェントでで知った企業に対しては原則、就活エージェントを利用してエントリー、選考を進めましょう。
もし個人で勝手に応募した場合や他のサービスを通してエントリーした場合、就活エージェントが定める規約違反になり、トラブルにつながる可能性がありますので、注意が必要です。
内定が決まらないまま卒業する人の末路
卒業時点で内定がもらえない人も一定するいるというデータを示しましたが、内定が決まらないまま卒業したらどうなるのでしょうか。
そのような場合の卒業後の進路としては、就職浪人になる、フリーターになる、起業する、婚活するなどが考えられます。ただし、いずれもリスクやデメリットが大きいため、どうするかはよく考えましょう。
一方で、現在は人生100年時代と言われる、多様な生き方が認められるようになった時代です。
企業も通年採用にシフトしてきていますから、しばらく自分の楽しみを追求する時間を過ごしてからそのような企業にトライしたり、フリーランスとして自分で仕事をはじめてみたりしてもよいかもしれません。
仮に卒業時点で内定を取れていなかったとしても、必ずしも悲観することはないでしょう。
まとめ
就活エージェントを利用しても、必ず内定が得られるわけではありません。
試行錯誤を繰り返し、本記事の書いた様々なポイントから適宜自分を振り返りながら、より良い就職活動を目指してください!
最後までお読みいただきありがとうございました!