「仕事が休めない」はありえない|労働基準法と合わせて解説!

理由は様々ですが、仕事を休みたいのに休めない人は多いです。例えば、人手不足だったりパワハラだったりなどが考えられます。今回は、仕事が休みたいのに休めないという実態を掴むために、その理由、業界や知っておくべきことを紹介します。仕事が休めない場合の対処法として、労働基準法についてもチェックしましょう。

職場環境

仕事が休みたいのに休めない人は多い

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社会人では、仕事が休みたいのに休めないという悩みを抱えた人が多いです。そのような状況下にある場合、肉体的な疲労だけでなく精神的なストレスが増えます。以下は、そのような悩みを抱えた人のツイートです。

上記のツイートは、病気になるリスクを抱えてまで仕事を続けるべきでないという警告です。何らかの体調不良や、病気になったとしても仕事が休みたい人は多いです。しかし、仕事が続けられなくなる可能性もあります。

上記のツイートは、多忙さは思考にも悪影響を及ぼすという内容です。忙しさのあまり、仕事が休みたいのに休めないと誤解してしまいます。しかし、正常な精神状態であれば休みの日に休むのは当然であるとわかります。

仕事が休めない理由

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そもそも、仕事が休みたいのに休めない理由は何なのでしょうか。人それぞれ状況や理由は異なりますが、仕事をせざるを得ないと思うほどの深刻な理由であるのは共通です。

以下では、仕事が休みたいのに休めない3つの理由を紹介します。これらに該当する可能性はないか、またどのような状況かをきちんと知っておきましょう。

繁忙期で差し迫った期限があるから

仕事が休みたいのに休めない1つ目の理由として、繫忙期で差し迫った期限があることが挙げられます。極めて多忙な時期であり、特定日までに業務を終えなければならない状況です。

例えば、原稿の提出期限が差し迫っているライターや、年次決算前の経理担当者などが挙げられます。このような職業では、忙しい時期が決まっておりかつ期限にも追われるのです。

そのため、どれだけ仕事が休みたいと思う精神や肉体状態であっても休めないのです。差し迫った期限を超えるまでの我慢と自分に言い聞かせて、仕事に向き合わなければなりません。

休んでいない前例があるから

仕事が休みたいのに休めない2つ目の理由として、休んでいない前例があるからです。これは、いわゆる仕事を休んではいけないという職場の雰囲気や文化とも言える理由です。

例えば、典型的な日本の企業では上司が休まないのに部下が休むという例は少ないです。目上の人が休まずに働いているにもかかわらず、若手が休むという前例は無いからなのです。

そのため、このような会社においては仕事が休みたいのに休めないという悩みに繋がります。これまでに、休んでいないという前例があったためにそれを覆すことに不安を抱くのです。

無責任のレッテルを貼られるから

仕事が休みたいのに休めない3つ目の理由は、無責任のレッテルを張られるからです。これは、主にチームワークで仕事を行う職場において迷惑だと思われるのが不安という理由です。

例えば、1つの仕事を複数の従業員で分担して行っている場合、誰か1人が休むと他の人がサポートをしなければなりません。それは、時に休んだ人を無責任と見なす結果に繋がります。

そのため、仕事が休みたいと思っていたとしても休めないという結果に繋がってしまいます。職場で無責任な人というレッテルを張られるよりは、我慢して働く方が良いと思うのです。

仕事が休めないことが多い業界

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では、仕事が休みたいのに休めないということが多い業界はどこでしょうか。仕事の忙しさや、休みのとりやすさなどは業界によって大きく異なるため、参考情報に適しています。

サービス業界

仕事が休みたいのに休めないという業界の1つ目は、サービス業界です。サービス業界とは、そもそも接客業を基本とする業界であり、アパレル、金融や飲食業界を全て含んでいます。

サービス業界では、普通の人が仕事をしていない時にこそ仕事をしなければなりません。例えば、土日や祝日などはサービス業以外であれば、休みたいのなら休むことができます。

しかしながら、サービス業界では休みを取っている人たちの接客をしなければなりません。そのため、休みたいのに仕事があるので休めないという状況に至る大変な業界なのです。

建設業界

仕事が休みたいのに休めないという業界の2つ目は、建設業界です。建設業界とは、その名の通り建物や道路などを建設することを仕事とする業界であり、社会に不可欠な存在です。

一般的に、建設業界の仕事は工事や建設をいつまでに終わらせるかという期限が設けられています。そのため、進捗度合いに応じてさらに仕事をしなけばならないという場合もあります。

したがって、体調を崩してしまったり仕事で怪我をしてしまったりしても働かなければなりません。社会的に重要である上に、期限が設けられているため休みたくても休めないのです。

仕事が休めない人が知っておきたいこと

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仕事が忙しいため、休みたくても休めない人は知っておくべきことがいくつかあります。上述の通り、仕事が忙しいために真っ当な判断ができずにさらに大変な結果に繋がるからです。

下記では、仕事が忙しくて休めない人が知っておくべき3つのことを紹介します。休めないという状況を当たり前だと単純に思うのはやめましょう。

1番大事なのは自分の健康

知っておくべき1つ目のこととは、自分の健康が1番大事ということです。仕事の進捗度、上司の機嫌や同僚の評価よりも大切なのは、自分が健康な状態であり続けることなのです。

仕事が休みたいのに休めないため、精神や肉体的な病気を抱えてしまう人は大勢います。そのような方は、責任感が強いために自分の健康を後回しにしてしまったからだともいえます。

しかしながら、仕事自体と健康状態とは同じ価値にはなりません。自分の健康状態はそれほど重要であるとともに、本来であれば周りからも心配されるべき大切な要因なのです。

健全な状態で働く方が成果が出やすい

知っておくべき2つ目のこととは、健全な状態で働く方が成果が出やすいということです。これは、仕事のパフォーマンスがどのような状態によって左右されるかという話であります。

例えば、睡眠不足や疲労困憊の状態である場合仕事に集中することは難しくなります。そのような中で無理に働いたとしても、優れた成果を出すことは容易でないと想像がつくでしょう。

したがって、まずは健全な状態でいること。これが基礎となって、仕事での成果を出すことができます。成果を出すために、一旦仕事を休むという選択肢は合理的な考えなのです。

代わりの人員はいる

知っておくべきことの3つ目は、代わりの人員はいるということです。正社員であれ、アルバイトであれ仕事を代わりに行う人は絶対にいますし、それを探すのは会社の役割なのです。

一般的に、仕事が休みたいのに休めないという職場では、人手不足だから休めないと思いがちです。しかしながら、他に働いている人も当然いますしいなければ新たに雇うべきなのです。

それゆえ、仕事が休みたいのに休めないと思ってしまうのではなく、代わりの人員はいるはずだと楽観的に考えると良いです。気持ちが楽になれば、仕事を休むという行動もできます。

仕事が休めないシチュエーション別の対処法

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万が一、休めないという場合にはあらかじめ行っておくべき行動がいくつかあります。それらは、シチュエーション別にどのような対処をすべきかというもので重要なポイントです。

体調不良|早めの連絡と診断結果の共有

1つ目のシチュエーションは、体調不良で仕事が休めない場合です。突如風邪をひいてしまったり、何らかの怪我をしたりという理由で体調不良になることは誰にでも起こります。

このようなシチュエーションにおいて、行うべきことは早めの連絡と診断結果の共有です。いつから体調が悪くなったのかと、どのような症状かを職場へ連絡しておく必要があります。

そうすることで、上司や同僚は体調不良の深刻度がわかるので対処方法を決めることができます。チームワークで仕事を行うことを前提に、体調不良であると正直に伝えましょう。

災害|安否連絡と交通機関状況の説明

2つ目のシチュエーションは、災害で仕事が休めない場合です。日本は、地震や台風などの災害が多く発生する国であるため、これにより仕事への影響が生じる場合が多々あります。

そのような場合では、まず安否連絡と交通機関状況の説明が不可欠となります。災害によって何らかの怪我をしていないか、またなぜ職場に行けないのかという交通状況を伝えます。

これにより、従業員の安全がわかるだけでなくいつまでは他の人に仕事を任せるべきかの検討がつきます。迅速な連絡をすることで、精神的にも物理的にも負担を軽減させられるのです。

精神的うつ|信頼できる上司に個別に連絡

3つ目のシチュエーションは、精神的うつのため仕事が休めない場合です。仕事では、日々ストレスや不安が精神を摩耗させていくため、気が付くとうつ状態にある場合も起こり得ます。

仮に精神的うつ状態になってしまった場合、まずは信頼できる上司に個別連絡をしましょう。うつとなってしまった原因を理解してくれやすいだけでなく、復帰方法も考えてくれます。

うつの人だという偏見を持たれるかもしれないと思うのではなく、信頼をして上司に相談をすることが大切です。1人で抱え込むよりも、相談することで解決策は見つかるからです。

仕事が休めないのは労働基準法違反

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法的には、仕事が休めないという状況は労働基準法に触れるため違反行為であるといえます。これは、仕事が休めない従業員ではなく会社側に問題の責任があるという状況です。

労働基準法第35条に抵触

労働基準法第35条には、

「使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。前項の規定は、四週間を通じ四日以上の休日を与える使用者については適用しない。」

と記載があります。働き始める場合、必ず知っておくべき法律であると言えます。これは、従業員を雇用している会社側は必ず仕事を休ませる義務があるということです。

そのため、仮に従業員を休ませずに働かせ続けた場合は労働基準法第35条に違反する行為であるとみなされます。労働基準法は、仕事を休むという行為を権利として認めているのです。

守られていないと感じたら相談する

上述で紹介した通り、労働基準法は従業員が仕事を休むことを法律で定めています。したがって、使用者である会社側は仕事を休ませずに働かせ続けることは認められていません。

しかしながら、実際には仕事が休めないという状況は多いです。そのため、もしもこの法律が守られていないと感じたら労働基準監督署や、労働相談コーナーに相談をしましょう。

これらは、企業に対して労働基準法の観点から監視と指導をしています。実情をありのままに話すことで、労働状況の改善や問題の解決に向けて必ず力になってくれる存在であります。

まとめ

仕事が休みたいのに休めないという人が多い一方で、労働基準法は従業員が休むことを法的に定めています。また、仕事が休めない場合の対処法も多くあるとわかりました。

仕事の多忙さによって、精神や肉体が追い詰められている人はたくさんいます。そのような結果にならないためにも、予防策や対策を事前に確認しましょう。

監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。