ブラック企業の定義はあるのか?ブラック企業の特徴11選を数値と共に解説!

世間には入社しないほうがいい会社(ブラック企業)があります。ブラック企業には明確な定義こそありませんが、残業時間や給与といった項目からその特徴を探ることができます。求人票に載っている情報ばかりなので、就活中でも判断可能です。今回は、怪しい企業の見抜き方や、入社してしまったときの脱却方法を紹介します。

激務職場環境

ブラック企業に明確な定義はない

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ブラック企業に関する定義は存在しません。

厚生労働省が運営する「確かめよう 労働条件」に寄せられた「ブラック企業とはどんな企業?」という質問でも、明確に「定義はない」ということが紹介されています。

ただ、明確な定義こそないものの、一般的な特徴は存在します。この記事では、ブラック企業の特徴や見分け方、脱却する方法をお伝えしていきます。

ブラック企業の定義・特徴

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ブラック企業には定義こそありませんが、一定の特徴が存在します。次の3点によって特徴を割り出していくことが可能です。

  • 労働時間
  • 給与・金銭面
  • 人間関係・職場環境

それぞれ以下で詳しくお伝えしていきます。特徴を知っておけばブラック企業を見分けやすくなるため、ぜひご参考にしてください。

労働時間

労働時間があまりにも長い場合、ブラック企業の恐れがあります。休日が少なく、長時間労働を強いられているというケースが当てはまります。

①長時間労働や過剰労働が慢性化している

働きがい研究所では、OpenWork(旧 Vorkers)に投稿された評価レポートから、残業時間の調査データを公表しています。

そのデータによると、もっとも残業時間が長いのは、①35~39歳、②年収1,250万~3,000万円で70時間以上の平均残業時間を記録しています。月80時間を超えると過労死ラインに認定されるため、ギリギリの数値です。

上記の残業時間を参考に、ブラック企業かどうかを見極めることができます。

②休日が少なく、有給も取得不可

休日が少なく、有給も取れない場合、ブラック企業に当てはまる可能性があります。

法律に年間休日を定める規定はありませんが、企業は労働者に対して週1日以上の休日を与えなければなりません。また、2019年4月からは正社員などに対する有給が義務化されました。

「仕事が休めない」は労働法上あり得ません。以下の記事では労働基準法の内容や休日の定義などいふらながら解説しています。

給与・金銭面

給与や収入があまりにも少ないという場合、ブラック企業の特徴に当てはまる可能性があります。単純に給料が安い場合はもちろん、残業代や手当がないケースにも注意してください。

③給料が安く最低賃金以下

給料があまりにも安いと最低賃金以下で働かされている可能性があり、ブラック企業として疑ったほうが良いでしょう。最低賃金以下での雇用は完全に違法です。

自分の時給を換算する場合、月給を170で割る計算式がよく知られています。たとえば、手取り給与が月17万円を170で割ると、時給1,000円(基礎時給)と求めることが可能です。

全国の最低賃金のデータは、厚生労働省の「地域別最低賃金の全国一覧」をご確認ください。

④残業代・手当がない

残業代や手当がない場合もブラック企業の恐れが高くなります。労働基準法では、1日8時間、週40時間を超えた「時間外労働」には、割増賃金を支払わなければならないという規定があります。

そもそも残業代が一銭も支払われない「サービス残業」は違法です。また、あらかじめ一定額の残業代を見ておく「みなし残業」も、実際の残業時間に見合わない割増賃金だと違法となります。

人間関係・職場環境

人間関係や職場環境にも注意が必要です。「精神論が語られる」「強い言葉で圧力をかけられる」といったことがあると、ブラック企業の特徴に当てはまる可能性があります。

⑤精神論が語られる

精神論や根性論を叩き込まれる会社は、ブラック企業の恐れが大です。

たとえば、「死ぬ気で仕事しろ」という言葉で無理に社員を働かせたり、「病気は気持ちの持ちようだから仕事しても平気だよね」と言って従業員に休みを取らせないなど、社員の気持ちや状況を無視したものも少なくありません。

⑥強い言葉で圧力をかけられる

ブラック企業の特徴は、上司や先輩の言葉や対応にも表れます。たとえば、「仕事を辞めろ」「お前は他の企業では通用しない」と圧力をかけられたり、部下に失態を押し付けるとった言動もブラック企業の特徴の一つです。

⑦上下関係に厳しい

ブラック企業は体育会系が多く、上下関係に厳しいのが特徴です。上司や社長の言葉は絶対で反発や批判は許されません。

目上の人を敬う気持ちは大切ですが、上司からの理不尽な言動がひどくなればそれがパワハラやセクハラに発展します。

ブラックな上司にどう対処していいのかわからない方も多いと思います。以下の記事ではブラックな上司の特徴や対処法を解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

⑧パワハラ・セクハラが横行する

上司や先輩からのパワハラ・セクハラにも注意しましょう。

セクハラは「セクシャルハラスメント対策」として法律で義務付けられていますし、2019年5月29日には「パワハラ防止法(労働施策総合推進法)」も成立しました。

このように、性的な言動や要求、立場の優位性を利用した言動は違法となる可能性が高いといえます。ブラック企業かどうか確認するときに参考にしてみてください。

⑨社員を使い捨てにする

一般的な企業では、実績を出した従業員は昇進・昇給したり、スキルアップしたりすることで自分に還元し、会社に貢献しています。

しかし、ブラック企業の場合は昇進・昇給がほとんどなく、長時間労働と劣悪な環境で疲弊した社員は自身の成長も出来ないまま心身を壊してしまいます。

それに対して会社側は「お前の代わりはいくらでもいる」と社員が使い物にならなくなっても新しい人材を採用すればよいだけだと人材を軽視しています。

⑩離職率が高く人材の入れ替わりが激しい

劣悪な環境下では、当然退職する人も多くなります。

当然人材が不足するため、企業は空白を埋めようと人材を募集しますが、前任者は十分な引き継ぎをしないまま退職していくケースが多いため、補強された人材は無理な職務をしいられることが多いです。

やけに入れ替わりが激しい、常に人手不足という企業はブラックな労働環境である可能性が高いため注意が必要です。

以下の記事では職場を辞めていく人の特徴が紹介されています。労働環境に不満を覚えて退職していく人が多い職場に残り続けるべきか否かという疑問への回答も掲載されていますので、興味のある方はこちらも併せて参照してください。

⑪退職を認めない

社員を雇いなおすことは育成などコストがかかります。ブラック企業の場合、今雇っている社員を逃すことは大きな損害です。

そのため、辞めたいといっていも損害賠償請求をするなど難癖を付けて退職を認めない企業もあるようです。ブラック企業の場合、辞める人が多く人材に余裕がないという都合もあります。

また、後進の人材を雇わなず退職すると人が減って残された社員が苦しむだけなので辞めたくても辞められないという場合もあります。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。