主任とはどのような役職か?昇格時期と役割、手当の目安などを徹底解説!
主任とは初めて役職がつく、管理職の登竜門に位置づけられるポジションです。主任とはどのような職務を行うのか。女性主任は存在するのか気になる人もいるのではないでしょうか。主任になれる人の特徴や主任とはどのような役割を担うかを解説しています。主任手当なども合わせて紹介していますのでぜひ参考にしてください。
主任とは何か
入社後に社員が最初に目指すべき役職の多くが 「主任」というポジションでしょう。企業によって立場は異なりますが、基本的には「一般職などをまとめるリーダー的」役割があります。
「主任」を目指す人にとって主任がどのような役職か理解する必要があるでしょう。下記で解説していきます。
初めて与えられる役職
企業に入社後平社員で経験を積んだ後、初めて与えられる役職が主任です。企業によっては「班長」を間に挟むケースもありますが、一般的には主任は平社員の1つ上のポジションとして設定されています。
企業からは「複数人をまとめるリーダー」として期待されることもあり、管理職の入り口になるポジションともいえます。とはいえ、仕事内容は大きく変化することはなくそこまで大きな責任は伴いません。
一般的には「仕事ができ、業務を迅速にこなせる」「係長と平社員のパイプ役を果たせる」と判断された人物を任命するケースがほとんどです。
管理職ではない
「主任」という名の役職はつきますが、課長以上のように管理職ではありません。マネジメントに専念するのではなく、1人プレイヤーとしての業務は継続します。
管理職ではないので、残業代などの仕組みは平社員時代と変わらないといえます。管理職候補として、マネジメントやリーダーシップを少しづつ学んでいく期間が「主任」というポジションでしょう。
後輩からは「頼れるリーダー」係長からは「頼りになる社員」といった関係性が「主任」が目指すべき理想像といえます。
男女の性差は皆無
世の中には「女性主任」も多く存在します。特に女性が多い「ウエディング業界」や「医療業界」では女性主任として活躍している人も多いでしょう。
日本の管理職における女性が占める割合は先進諸国と比較してまだ進んでいないといえますが、主任クラスであれば、男女の性差は皆無といえます。
入社後、数年間経験を積んでいれば自然と主任になったいう声も散見されており、男女問わず実力で昇進できるのが、「主任」という役職です。
その他の役職についてはこちらの記事で紹介しています。今回は「主任」についてご紹介いたしますが、その他の役職にも興味がある方はぜひご一読ください。
主任になれるのは20代後半
主任に昇進する期間は3年~5年程度が標準的です。自動的に主任になるケースが多いですが、企業の中には試験をパスして始めて主任職に昇進できる企業も存在します。
年齢的には20代後半が主任を務めるボリュームゾーンといえるでしょう。
主任が担うべき3つの役割
主任は初めて与えられる役職ですが、主任の具体的な業務内容が気になる人も多いのではないでしょうか。ここでは「主任が担うべき3つの役割」について詳しく解説していきます。
①業務の主戦力
主任は管理職ではなくあくまでプレイヤーになるので、業務の主戦力として、企業や上司から結果を求められる立場になります。営業職であれば常に営業成績で上位をキープしているなど、高いスキルを求められるケースがほとんどでしょう。
またプロジェクトを始動させる際に実行部隊の中心的存在として、働きを求められるのも「主任」というポジションの特徴といえます。受け身の姿勢ではなく自発的に動いて業務を推進していくことも求められます。
②上司のサポート
主任にとって「上司のサポート」をすることも重要な業務の1つといえます。入社後数年経過しているため、社内での顔も広くなってくる時期です。
自身の業務は滞りなく遂行することが大前提ですが、若手社員には難しい上司との懸け橋になり、業務を成功に導く必要があります。
具体的には、忙しい上司に代わり「情報が抜けないように業務の指示を平社員に伝達する」逆に「平社員の業務の進捗状況が分かるように上司に報告する」など上司をサポートする役割を果たすことが主任の役割の1つです。
③若手の教育
主任の大切な業務の1つに「若手の育成」があります。平社員時代は結果をだせば評価されてきましたが、主任になればそれだけでは評価されません。
先輩社員として、仕事の考え方・仕事の進め方など自身が経験してきたことを後輩社員に伝え、教えることが求められます。部下を教育し、結果が出せるリーダを育成することが必要です。
主任になり初めて部下を持つ経験をする人がほとんどです。部下の中には年上・女性・やる気がない部下など一筋縄ではいかないこともあるでしょう。
小グループでマネジメントを経験することで、主任以降の係長、課長といった役職につくための修行の期間ともいえます。
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監修者プロフィール
三浦拓巳みうらたくみ
1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。