人材業界はブラック?|ブラックと言われる理由や人材業界の今後を徹底解説!

かつては人材業界といえば転職市場がメインでしたが、近年は就活生を対象とするサービスも充実し、売り手市場となっています。しかし、人材業界がブラックであるという噂が聞こえてくるのも事実です。そこで今回は、人材業界がブラックと言われる理由や、見極め方について解説します。

業界評判

人材業界はブラックと言われることが多い

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人材業界はここ数年、前年より市場規模を拡大しています。しかし人材業界と一口にいっても、そのビジネスモデルは様々です。そのため、選ぶ業態によって仕事内容が異なります。そして中には、ブラックと言われる業態があるのが現実です。

ここでは、人材業界はブラックと言われることが多い理由を探るため、業界の基本情報や企業例、今後の展望について説明します。

人材業界の基本情報

人材業界は、以下の4つのビジネスモデルで成り立っています。

  • 人材紹介業/採用したい企業と仕事を探している求職者をマッチングし、紹介する
  • 人材派遣業/人手不足の企業に、欲しいスキルを持った人材を派遣する
  • 求人広告事業/自社のメディアに企業の求人広告を出稿してもらい、広告収入を得る
  • 人材活用事業/特定のプロジェクトに必要な人材を、期間限定で採用する

いずれにせよ、採用を考えている企業と仕事を探している求職者をつなぐ仕事といえます。日本では人材活用事業を除く3つが、活況となっています。

人材業界の企業例

人材業界の企業例を、ビジネスモデル別に紹介しましょう。

  • 人材紹介業/リクルートエージェント、パソナキャリア、type転職エージェント、doda
  • 人材派遣業/テンプスタッフ、スタッフサービス、パソナ、リクルートスタッフィング
  • 求人広告事業/リクナビ、マイナビ、タウンワーク、an

前述した通り、人材活用事業をメインで行っている企業は、2020年5月現在にはないようです。しかし、海外人材活用事業や、主にシニアを対象とした企業等でOB人材活用事業などが進んでいます。そう考えると、日本に人材活用事業が根付くのも、そう遠いことではないと考えられます。

人材業界の今後

超少子高齢化が進んだことで、新卒採用は売り手市場で推移してきました。しかし、AI導入によってなくなる職業があると言われ、コロナウイルスの影響で世界規模で経済が停滞した影響は、人材業界にも及ぶことが予想されます。そのため、採用に対する考え方も、自社の求める人材を長期的に採用することより、すぐに利益に結びつく可能性が高い短期的なマッチングに移行する可能性が高いです。

そうなった場合、人材業界の伸び率や収益構造が、現状のまま維持されるとは言いきれません。むしろ、これをきっかけに人材活用事業が大きく伸びることもありえます。2019年までの人材業界の動向については、以下の記事が参考となります。

上記の記事で業界の全体像はつかめると思いますが、2020年は就活市場が変化することが予想されます。しっかり業界研究することをおすすめします。

人材業界がブラックと言われる理由

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。厚生労働省が発表した「就活生にも転職者にも人気が高い人材業界ですが、実は離職率が高いことでも知られています平成30年雇用動向調査結果の概況」によると、人材業界が含まれるサービス業(他に分類されないもの)の離職率は、19.9%でした。これは、決して低い数値とはいえません。つまり、ブラック業界である可能性が高いと言うことです。

ここでは人材業界がブラックと言われる理由を3つ、紹介します。

理由①|理想と現実の差が激しい

1つめの理由は、人材業界に対する理想と現実の差が激しいことです。そのため、仕事を続けるうちに疲弊してしまう人が少なくありません。ここでは、人材業界に対する理想と現実の例を2つあげて説明します。

理想|直接人の役に立てる

人材業界を目指す人の多くが、「直接人の役に立てる」という仕事に魅力を感じているようです。自社の求める人物を採用したい企業と、自分の希望条件に合う仕事を探している求職者双方に満足してもらえる結果になった時には、大きな喜びを得ることができます。それは、人材業界特有のやりがいと言えるかもしれません。

現実|広告営業が多く、企業へのアプローチが多い

前述した通り、求人業界には様々なビジネスモデルがあります。そして、実際に求人しているのは人材紹介業ではなく、求人広告事業の方が多いです。自社メディアに求人広告を出稿してもらうためには、企業に営業をかけなければなりません。勤務先によっては、企業への飛び込み営業のノルマを課されることもあり、それが負担となるケースも珍しくありません

理想|面白そうな仕事のイメージがある

企業と求職者をマッチングするためには、双方にきちんとヒアリングを行い、丁寧なサポートを行う必要があります。そうしたクライアントや求職者と深く関わる仕事を、面白そうだと感じる人もいることでしょう。業界や職種、求める人物像が異なる企業と関わるため、常に仕事に対して新鮮味を感じられる点も魅力です。

現実|ノルマが多いテレアポを課される

人材業界は、企業が採用できるという成果を上げなければ、売り上げをたてることができません。そして、営業職として採用された場合は、必ず目標数字が設定されます。テレアポ・名刺交換・訪問などについて、1日あるいは1週間単位でノルマを課している企業も少なくありません。それが負担となり、退職を選ぶ人もたくさんいます。

理由②|労働時間が長い

2つめは、労働時間が長いことです。人材紹介業の場合は、在職中または在学中に利用する人が多いため、夕方以降の打ち合わせが珍しくありません。人材派遣業の場合は、クライアントからクレームが入れば休日返上は当たり前です。求人広告事業も、飲食店などがクライアントの場合、残業や休日出勤になることは珍しくありません。

そのため、1日の労働時間が長くなるだけでなく、休日が少なくなる人がいるという現実があります。

理由③|やりがいを感じられない

3つめは、やりがいを感じられないことです。人材業界というと、キャリアカウンセラーとして、企業と求職者双方の話を聞き、マッチングすることをイメージする人が多いことでしょう。しかしそうした業務に就けるのは、人材紹介業に関わる一部の人だけです。

人材派遣業や求人広告事業は目標を達成するために、テレアポなどのノルマを課され、それに追われることも多々あります。そうした仕事だけでは、やりがいを感じる機会は少ないと考えられます。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。