【新人いびりに悩む人へ】重症度別の対処法やされやすい人の特徴について解説します!
新人いびり・新人社員いじめを経験したという人は多いようです。いつまで続くかわからない無視やいびりに耐えるのは簡単なことではありません。今回は新人に厳しい人・新人をいびる人の特徴や心理を例を交えて解説します。介護や看護師・保育士などいびりが多い仕事と理由についてもご紹介しますので参考にしてください。
新人いびりに悩む人は多い
新人をいびり、いじめる「新人いびり」に悩む人は多くいます。
どこの職場にも新人いびりするやついるね…
— 🍎なっち🍎 (@akasan0426) March 5, 2020
マジでめんどい( ;∀;)
「どこの職場にも」という部分から、このツイートをした人はこれまでも他の職場でいびられた経験があるのでしょう。
新人いびりは決して珍しいことではなく、どこででも起こり得るとわかります。
新人いびりの例
「新人いびり」と言っても、その内容はさまざまです。以下では、新人いびりの代表的な例を挙げて解説します。
訳もなく怒られる
特に何をしたというわけではないのに、訳もなく怒られるのは新人いびりで良くあることです。何かといちゃもんをつけられ、いびられている側が謝ることになります。
いびられている側は「なぜ怒られているのか」がわからないので、もしも正当な理由があって怒っているとしても、伝え方が間違っているということでしょう。
仕事内容を教えてもらえない
新人にとって特に辛いのは、仕事内容を教えてもらえないといういびりです。新人は仕事を通して環境や人に慣れていきます。仕事を教えてもらえないと場所にも人にも慣れられません。
この、仕事内容を教えてもらえないといういびり方は、ただのいじわるではなく「仲間に入れるつもりがない」という意思の表れとも取れます。
質問に舌打ちをされる
あからさまないびりとしては、質問したときに舌打ちをされるというものです。舌打ちはただでさえ、相手の気分を害する行為です。それを質問をしてきた新人にするのであれば、それは間違いのない敵意でしょう。
舌打ちをされた側は萎縮してしまい、次から疑問があっても質問できません。そうなると仕事を覚えられず、居心地の悪さから退職を選択してしまいます。
雑用を押し付けられる
急ぎではない雑用を押しつけられる、というのも新人いびりのひとつです。雑用も大切な仕事のひとつですし、雑用をする人がいなければ仕事はいつか滞ります。
しかし、新人いびりをする人はそこまで考えているのではなく、自分がしたくない仕事を新人にさせて優越感に浸っているだけです。
長時間拘束される
何かと理由を付けて、長時間拘束されるのも新人いびりです。特に忙しいわけでもないのに、残業を強いて拘束するなどがそれに当たります。
新人が断れないのをいいことに、仕事を押しつけて長時間拘束したり、特に急ぎでもない仕事をさせて帰さないようにします。
新人をしてくる人の特徴と心理
新人いびりは、傍から見ればまったく意味のない行動に思えます。しかし、新人いびりをする本人にはいくつかの特徴とその心理があるのです。
新人いびりをしてくる人の特徴
まずは新人いびりをする人の特徴を3つご紹介します。
①自己顕示欲が強すぎる
1つ目は「自己顕示欲が強い」という特徴です。自己顕示欲とは、周囲から注目され、自分が認められたいという欲求のことです。この自己顕示欲は誰の中にもあると言われています。
しかし、自己顕示欲が強すぎると注目や承認を自分から無理に迫るようになります。以下はその例です。
- 聞かれてもいない過去の栄光を何度も話す
- 「俺すごいだろ?」「私すごいよね?」が口癖
- SNS映えを気にしている
- 自分の意見と違う人を認めない
- 褒めてくれる上司にしか懐かない
新人をいびることで自分の力を誤った方向へ誇示し、周囲や新人に一目置かれようとしています。
②嫉妬深い
2つ目は「嫉妬深い」という特徴です。新人が入社すると、社内は新人に注目し何かと世話をします。嫉妬深い人はそれが気に入らず、新人を追い出そうといびるのです。
- 勤続年数や役職にこだわる
- 同僚や部下を自分の支配下に置きたがる
- 「○○と仲が良い」と言いたがる
- 同僚と自分の仕事内容を比べたがる
- 同僚が良い成績を収めると機嫌が悪くなる
嫉妬深い人はフレッシュな新人がうらやましく、若さや経験の少なさに嫉妬をしている場合もあります。
③自信がない
3つ目は「自信がない」という特徴です。その人が普段自信ありげに振る舞っていたとしても、その実は自信がなくいつも不安を抱えています。
- 人の成功にいちゃもんをつける
- 人の揚げ足を取って論破したがる
- 自分が知らないものは「俺(私)にはそれは必要ない」とはねつける
- 他人の趣味や趣向を批判する
- 流行り物に過剰に敏感
自信がない人は、いつ自分の席が新人に奪われるか内心不安を抱えています。そのため、何かにつけて新人を批判し、自分が優位に立とうとするのです。
新人いびりをしてくる人の心理
次に、新人いびりをしてくる人の心理について解説します。この心理には当の本人も気がついていないことが多いようです。
①自分を認めさせたい
1つ目は「自分を認めさせたい」という心理です。これは自己顕示欲が強すぎる人が持ちやすいようです。この心理を抱く人は「新人を教育している」という名目で、自分と新人を比べ、新人を貶めます。
新人に「○○さんはすごいですね」と言われたい、周囲から「○○さんの教育はさすが」と言われたい一心です。
しかし、なかなか新人や周囲が認めてくれないので、まだいびりが足りないと思い込みどんどんエスカレートしていきます。
②うらやましがられたい
2つ目は「うらやましがられたい」という心理です。これは嫉妬深い人が持ちやすい心情でしょう。新人から「いいですね、うらやましいです」と言われたくて、自分以外の人を貶めます。
新人から憧れられたい、という気持ちが強すぎてあからさまな自慢をしたり、新人を虐げて自分だけが優遇されているように振る舞ってしまいます。
しかし、新人からすればそれはただのいびりでしかなく、本人の欲求が満たされることはほぼありません。
③自分が勝ちたい
3つ目は「自分が勝ちたい」という心理です。これは自信がない人に多いいびり方です。新人が何か新しいことをしようとすると「そんなことまだ早い」「誰が許可したの」と詰めよります。
これは新人が自分よりも優れないよう、新人の成長を止める言動です。新人に負けたくない、自分が上に立っていたいという気持ちが誤った方向に向かっています。
しかし、新人に負けないと言い切れるだけの自信が自分になく、どうしても新人の方を止めるしか方法がないのです。
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監修者プロフィール
三浦拓巳みうらたくみ
1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。