殿様商売は悪印象?言葉の意味や殿様商売と噂の企業も紹介します!

商売には様々な形態がありますが、近年は「殿様商売」という言葉が注目を集めています。アップルをはじめとして殿様商売では?と疑問を持たれている企業も多く、昨年は老舗店が潰れる事態となっています。そこで今回は、殿様商売の意味と類語と言い換えの例、そう呼ばれる理由について解説します。殿様商売の企業例も紹介するので、参考にしてください。

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「殿様商売」の意味と類語

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「殿様商売」と聞いてもピンとこない若者でも、実は自分もそのような製品やサービスの利用者であることは珍しくありません。

ここでは、殿様商売の意味と類語、言い換え例について説明します。

「殿様商売」の意味

まず、殿様商売の意味について説明します。

辞書で定義されている意味

goo辞書では、殿様商売の意味を以下のように説明しています。

商品知識や客とのかけひきなど、もうけるための努力・工夫に気を使わない商い方を皮肉っていう語。

つまり、商売するうえで努力や工夫をしなくても商品やサービスが売れるので、現状に甘んじているビジネスのやり方を「殿様商売」と呼びます。

そして、そうした商売のやり方を軽蔑するというニュアンスが加わっています。

「殿様商売」の意味は誤解・誤用されやすい

殿様商売は本来、「殿様のように何も恐れることなく悠然とし、利益にこだわらない鷹揚な商売のやり方」を意味しており、「やがて潰れてしまう」と思われていることを意味していました。しかし近年は、以下のようなニュアンスで使われることが増えています。

  • 出品者に1ポイント付与を強制させたAmazonは、殿様商売だ!

この例文の場合、圧倒的優位に立っているAmazonが、顧客である出品者の利益や利便性を省みることなく、一方的な販売条件を押し付けているというニュアンスが感じられます。

これは、正しい使い方とはいえません。

「殿様商売」の類語・言い換え

「殿様商売」には、「士族の商法」「武士の商法」などいくつかの類語があります。ここではいくつかの類語を紹介します。

大名商売

2019年に吉本興業でトラブルが発生した際、ダウンタウンの松本さんが自身の番組の中で以下のようにコメントされました。

(吉本は)今、横暴になっているところがあると思うんですね。テレビ局とかに対しても、ちょっと大名商売しているな、ってところがちょこちょこ見受けられるので。

「大名商売」は国語辞典には掲載されていないものの、殿様は大名であることから、「殿様商売」と同じ意味で使われています

売り手市場

売り手市場とは、買い手よりも売り手の方が需要が高く、優位に立てる状況をさします。そのため、売り手が思い通りに振舞うことができる、というニュアンスが込められています。

例として、以下のように「売り手市場」は使われます。

  • 近年の就活は売り手市場だ
  • 働き方が多様化し若者の企業志向が増えていることも、就活が売り手市場になる原因と考えられる

突出した製品やサービスを持つ企業は、消費者に対して有利であるので、その態度が批判されることもあります。

態度が士族の商法・武士の商法

「殿様商売」の類語に「士族の商法」「武士の商法」という言葉があります。

これは明治維新の頃、明治政府によって「士農工商」の身分差が取り払われたことに由来します。すべての身分が平等となって武士も特権を失い、中には商売に参入する武士もいました。

しかし、新しい変化に対応できず、高い身分かのように偉そうに振舞う店主が多く、そのために商売に失敗するケースがたくさん見られました。

そのことより、「あれは士族の商法だ」というように、商売のやり方が下手ことを例える表現として使われています。

殿様営業

「殿様商売」と同じ文脈で「殿様営業」という表現が使われることがあります。

本来は「殿様商売」と言うべきであり、「殿様営業」は本来正しくはありません。しかし、「押し売り」や「値上げ」などその営業方法を強調したい時には「殿様営業」との言葉で表されることもあります。

「殿様営業」は「殿様商売」と同じ意味だと考えて問題ないでしょう。

「殿様商売」の由来

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「殿様商売」という言葉が使われるようになったのは、明治時代初期といわれています。明治維新によって廃藩置県や身分制度の廃止が行われたことで、武士の多くが商人に鞍替えしました。

しかし武士としてのプライドを捨てることができず、お客さんに丁寧な接客をしたり、頭を下げるのが難しかったようです。

さらに横柄な対応をする者も多く、市民がそれを皮肉ったのが始まりといわれています。武士の世間知らずさを揶揄するために、生まれた言葉といえるでしょう。

監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。

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