「ご指導のほど」の正しい使い方は?|「ご指導のほどよろしくお願いいたします」の使い方、言い換え表現や例文を徹底解説!

「ご指導のほどよろしくお願いいたします」という一文は、ビジネス文書で挨拶文として多用されます。しかし、ビジネス文書やメールに一文を付け加えればよいという、単純なものではありません。そこで今回は「ご指導のほど」の意味や使う場面、言い換え表現、場面ごとの使い方などについて解説します。

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「ご指導のほど」とは

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「ご指導のほど」を使いこなせるようになるためには、意味を正しく理解しておく必要があります。ここでは「ご指導のほど」の意味と使う相手、どのような場面で使用するのかについて説明します。

「ご指導のほど」の意味

「ご指導のほど」は敬語です。そのため、正しく使用する必要があります。「ご指導のほど」の意味を理解するためには、文節ごとの意味を理解しておくことが大事です。ここでは、「ご指導」「ほど」の意味も含めて説明します。

「ご指導」の意味

「ご指導」は、「ご」と「指導」に分かれます。小学館のオンライン大辞泉では、それぞれの意味を以下のように説明しています。

ご/他人に対する行為を表す語に付いて、その行為の及ぶ相手に対する敬意を表す。「ご先導申し上げる」「ごあいさつにうかがう」「ご案内いたします」

指導/[名](スル)ある目的・方向に向かって教え導くこと。「演技の指導にあたる」「指導を受ける」「人を指導する立場」「行政指導」

つまり「ご指導」は、目上の人に教え導いてもらうという意味になります。

「ほど」の意味

前述した小学館のオンライン大辞泉によると、「ほど」の意味は以下の通りです。

(「…のほど」の形で)断定を避け、表現をやわらげるのに用いる。「御自愛の程を祈ります」「詳細の程は、お問い合わせください」

「ほど」は意味があるというより、婉曲表現としてビジネスシーンで用いられる言葉です。漢字では「程」と書きますが、メールや文書では平仮名で書くのが通例です。柔らかい言い回しに変えるための表現なので、漢字は使わないようにしましょう。

「ご指導のほど」を使う相手

「ご指導のほど」には敬意が含まれており、相手に対し指導してもらうようお願いするという意味を持ちます。自分が教えを乞うのですから、使う相手は必然的に目上の人となります。教授、上司や先輩、取引先の方などに、「ご指導のほど」という表現を使うと覚えておきましょう。

「ご指導のほど」を使った英語表現

Microsoftの翻訳ツールである「Being翻訳」では、「ご指導のほど」の英訳を「As you give me,」としています。しかし、weblio英語例文では、「ご指導のほどを使った例文」を以下のように表現していました。

I hope you will favor me with your guidance at that time.

(その節はよろしくご指導のほどお願いいたします)

I will greatly appreciate our continuous guidance and encouragement.

(今後とも変わらぬご厚誼とご指導のほど、よろしくお願い申し上げます)

上記のように、状況に応じて英語表現を変えることをおすすめします。

「ご指導のほどよろしくお願いいたします」が頻出表現

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「ご指導のほど」の後にはほぼ必ず「よろしくお願いいたします」が続きます。

これは目上の人に対して、初めて接する際の挨拶でも使いますが、節目の挨拶の際にも「引き続き」といった意味合いで使われる表現です。

過去のことに対して、「ご指導のほどありがとうございました」という表現もたまに見かけますが、「ご指導のほどよろしくお願いいたします」の方がやはり頻出です。

「ご指導のほど」の言い換え表現と違い

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「ご指導のほど」は上司や先輩、取引先など目上の人に対して使える言葉ですが、内容によっては言い換えた方がよいケースもあります。ここでは「ご指導のほど」の言い換え表現を3つ、紹介します。

微妙にニュアンスの違いもありますのでその点も合わせて解説します。

①ご指導ご鞭撻のほど

1つめは「ご指導ご鞭撻のほど」です。ご鞭撻は「努力するよう励ますこと」の尊敬語になります。つまり「ご指導ご鞭撻のほど」は、「厳しくしてもらってかまわないので、自分を教え導いてほしい」という意味になります。

上司や先輩、取引先に感謝の気持ちを伝える際や、今後も長く付き合いを望むときに使う表現です。「ご指導のほど」との違いとして、よりストイックな愚直な印象を与えることができます。

②ご指導いただきますよう

2つめは「ご指導いただきますよう」です。意味は「ご指導のほど」と同じですが、長く言い表したいときに使います。面談後やいただいたメールあるいは手紙の内容によっては、「ご指導いただきますよう」という丁寧な表現で返信した方がよいケースがあるので、覚えておきましょう。

「ご指導のほど」に比べてより丁寧で柔和な印象がある表現です。

③ご指導を賜りますよう

3つめは「ご指導を賜りますよう」です。「賜る」は「もらう」の謙譲語であり、「目上の人から物などをいただく」という意味を持ちます。つまり「ご指導を賜りますよう」は、相手に教えを乞う際により丁寧に伝えることができる表現です。

「ご指導のほど」よりかしこまった、公式的な表現になります。上司や取引先に使うとよいでしょう。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。