「お伺いさせていただきます’は間違い?|「お伺いします」の使い方や間違えやすい敬語表現を解説します!

目上の人に訪問メールを送る際に「お伺いさせていただきます」と質問するのは正しいのでしょうか。「お伺いさせていただきます」は、「お伺いします」や「伺います」の例文ですが、正しい表現なのか疑問が残ります。そこで本記事では、「お伺いさせていただきます」に関する敬語の解説と適切な表現をご紹介します。

就活の言葉

結論|お伺いさせていただきますは間違った敬語

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敬語表現に慣れていない方は、「お伺いさせていただきます」と使いがちですが、結論としてこれは誤った敬語表現であると言えます。

  • 伺う: 「行く・尋ねる」の謙譲語表現
  • お〜する: 「する・為す」の謙譲語表現

以上のように、「お伺いさせていただきます」は、謙譲語が2つ用いられた二重敬語であり、誤った敬語表現であるとわかります。

また、二重敬語とは「尊敬語+ 尊敬語」や「謙譲語+ 謙譲語」のように同じ種類の敬語を合わせて用いてしまう、不適切な敬語表現です。

「お伺いさせてください」や「伺わせていただきます」も誤り

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「お伺いさせてください」や「伺わせていただきます」といった表現も不適切です。

訪問を意味する「伺う」は、本来自分の意志で主張するもので相手の許諾を聞く必要はないのです。後述しますが、「お伺いします」などシンプルに訪問することを表明する表現を使いましょう。

お伺いさせていただきますの代替表現

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上述の見出しにて、「お伺いさせていただきます」が二重敬語で誤った敬語だとわかりましたが、代替表現はどうなるのでしょうか。

本見出しでは、「お伺いさせていただきます」の代わりに使用すべき、正しい敬語表現を3つご紹介致しますので、ぜひご活用ください。

伺います、お伺いします

1つ目の代替表現は、「伺います」です。

  • 伺う: 「行く・尋ねる」の謙譲語
  • ます: 「です・ます」で語尾につける丁寧語

このように、「伺います」は謙譲語+丁寧語の正しい敬語表現であり、目上の人を訪問する際に使用する言葉として適切であると言えます。

例文①「来週の午後2時に私が伺います」

この例文では、スケジュール調整やアポイントをする場合の例文となりますが、「伺います」を用いて訪問のお願いを相手に伝えています。

就活やビジネスのメールでは、つい主語を省きがちですが相手に誤解を与えないように、「誰が+ 伺います」と明記することが推奨されます。

例文②「鈴木が御社を伺います」

この例文では、「伺います」の主語が鈴木という同僚や上司の表現であり、「行く」という行為を謙譲語として適切に表現できています。

また、伺う場所としては相手方の会社を表す「御社」を用いていますが、自分の会社を表す「弊社」を間違えて使わないように気をつけましょう。

伺いたく存じます

2つ目の表現は、「伺いたく存じます」です。

  • 伺う: 「行くや尋ねる」の謙譲語
  • 存じる: 「思うや考える」の敬語
  • ます: 「です・ます」で語尾につける丁寧語

このように、「伺いたく存じます」は、謙譲語+ 敬語+ 丁寧語で構成された表現であり、「お伺いさせていただきます」の代替表現になります。

例文①「急なお願いではありますが、伺いたく存じます」

目上の人に訪問の依頼をする際に、まず始めに気にかけるべきは相手のスケジュールや都合が良いのか否かというポイントになります。

この表現では、「急なお願いではありますが」という前置きをしているため、表現が柔らかく相手に申し訳ないという気持ちが現れています。

例文②「原田の代わりに、私が伺いたく存じます」

この例文では、原田ではなく私が訪問する人物ですが、「伺いたく存じます」の主語は自分の場合のみ使える表現だということがポイントです。

例えば、「原田が伺いたく存じます」とは第三者が主語な誤った表現であり、「原田は伺いたいと申しております」と表現すべきなのです。

訪問いたします

3つ目の表現は、「訪問いたします」です。

  • 訪問: 行くや尋ねるの類義語
  • いたす: 「する」の謙譲語
  • ます: 「です・ます」で語尾につける丁寧語

このように、「訪問いたします」とは、謙譲語+ 丁寧語の表現であり、「お伺いさせていただきます」の代替表現として使用できます。

例文①「明日私が訪問いたします」

この例文は、「自分が明日行く」ということを伝える最もシンプルな表現であり、要点のみ伝える場合には最適な表現となります。

目上の人にメールを送る際には、長々とした文章を送るのではなく、簡潔に伝えるべき点を記載する習慣をつけることが推奨されます。

例文②「私と部下の石渡2名にて訪問いたします」

目上の人を訪問する際には、自分や第三者のみならず、一緒に行くこともあるのでその際に役立つ表現だと言えます。

訪問者が誰なのか、相手が誤解しないように訪問者の名前を併記したり、合計〜名と明記することが推奨されます。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。