【辛いあなたへ】HSP(繊細な人)は仕事が続かないはウソ|仕事の向き不向きを紹介します

HSPは神経が細やかで、対人関係でも何かと過敏になりやすい人のことです。その特性から、仕事を辞めたい・続かないと感じることも多く、探し方にはコツがいります(筆者もHSPなので気持ちはよく分かります)。今回はHSPの仕事選びを適職10選・不適職5選として紹介していきます。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

HSPとは

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、神経が過敏で細かいことにまで気にしすぎる人を表します。HSPは病気ではなく、あくまで「人間の特性の一つ」です。

HSP型の人は神経が細やかで、小さな問題にでも敏感に反応してしまう性質があります。ストレスを処理する扁桃体が活発に働くため、ふとしたことで不安や恐怖を感じたり、ストレス過多・鬱に発展してしまう可能性があります。

もし、次のチェックリストに当てはまるものが多いと感じた方は、HSPの可能性が高いといえるでしょう。

  • たくさんの人がいる場所が苦手だ
  • 大きな音を聞くとなんとなく不快な思いを抱いてしまう
  • 体よりも精神的に疲れたと感じることが多い
  • 他人が些細と思うような言葉にも傷付きやすい
  • ドラマや映画などを観てよく泣いてしまう
  • カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
  • 他人のウソが何となく分かる
  • 自分の将来のことがよく頭に浮かぶ
  • 生き方や哲学などに興味があり、浅い考え方をどことなく軽視する

HSPで仕事の悩みを抱える人は多い

お辛いですね😥
私も孤立感強かったときは職員室でなく4階の教室で泣きながら仕事してました。丁度今くらいの時期です。唯一、学年も別の女の先輩が来てくれて…それがなかったらどうなっていたか分かりません。
一休さんにもココア差し入れです😊☕

— らぱん@内向型HSP系教員 (@lapinHSP) December 7, 2019

上記は「自分は職員室で壁を作って話しかけるなオーラを出してる。パワハラ教師の高笑いがイライラしてたまらない」というツイートに対する返信です。

他人とのコミュニケーションにも神経質になってしまいがちなHSPは、孤立感が仕事に悪影響を与える可能性があります。

僕は他人から仕事の指摘をされたりすることに対して怖さを持っています。
でも人の話を積極的に聞けた方が成長が早いのは事実なんですよね。
わかっていてもできない。
だから自分で人一倍勉強するしかなかったんですよね。
当時の僕みたいな状況の人が安心して相談できる環境を作りたいですね。

— ハヤ@内向型HSP専門保険コンサルタント×地元が好き (@hareva8810) December 1, 2019

HSPの一つの特徴として、仕事で内容を指摘されることに恐れを抱くことがあります。相手からすると批判的な指摘ではない場合でも、HSPは過度に不安視してネガティブに捉えてしまいます。

※校正ご担当者様へ
1つ目のツイート(https://twitter.com/kinsura000/status/1199255651936952320?s=20)が限定公開で内容が見れなかったため、HSPの単語で検索を行い代替案を本文にて記載しております。

HSPが仕事が続かない理由

HSPの人は、仕事が長続きしないことも珍しくありません。その理由として次の3つが考えられます。

  • 理由①|ミスをすると負の連鎖に陥る
  • 理由②|人間関係でストレスを感じやすい
  • 理由③|興味や関心が移ろいやすい

これらすべてHSPの特性が原因となっています。同時に簡単な対策もお伝えしていますので、以下をご参考にしてみてください。

目次

理由①|ミスをすると負の連鎖に陥る

HSPは簡単なミスでも過度に自分を責めてしまう、責任感を重く感じてしまうため、そこから負の連鎖に陥るケースも珍しくありません。ミスをして怒られるとプレッシャーを感じ、さらにミスを繰り返すケースです。

HSPの方だけではなく、人間は誰しもミスをします。このことを念頭に大らかな気持ちで仕事に取り組むだけでも、負の連鎖に陥る可能性は減ります。

理由②|人間関係でストレスを感じやすい

HSPは、他人とのコミュニケーションに過度に神経を使うため、そこからストレス過多に発展する可能性が高くなります。仕事では社内、得意先、仕入先とさまざまな人と付き合う必要があり、精神が休まる場所が少なくなってしまうのです。

対策としては、体を鍛える、考え方を変えるなど自分自身を変化させる方法と、NPOなど専門家に相談することで自分が安心できる環境を作る方法があります。

理由③|興味や関心が移ろいやすい

HSPは、1のことを聞いて10を理解できるという高度な処理能力を持つ人も少なくありません。それだけに物事の関係性を広げて、何にでも興味を持ちやすいことも特徴の一つです。

興味や関心がほかの仕事に向いてしまうと、今の仕事だけでは満足できず転職したくなる傾向にあります。そのせいで今の仕事に集中できなくなり、ミスが続くこともあります。

HSPが仕事選びで知っておくべき4つのポイント

HSPだから仕事ができないということは決してありません。また、HSPでない人でも仕事で悩みはつきものです。

そのため、HSPという事実で自分を責めることだけはやめてください。むしろ、HSPだからこそ向いている仕事もあります。前向きになりましょう。

  • ポイント①|自分自身を素直に受け入れる
  • ポイント②|自己分析をする
  • ポイント③|HSPでも合う仕事があることを知る
  • ポイント④|仕事選びの失敗は新たなキャリアへのチャンス

ポイント①|自分自身を素直に受け入れる

「自分ではHSPだと認めたくない」そう思うかもしれません。しかし、仕事選びで大切なことは、まず自分自身を受け入れることです。

HSPだと認めることは、最初のうちは怖いかもしれません。ただし、自分の弱さをしっかりと認めなければ、この後のポイントもうまく活用できません。

HSPにも良い部分はあります。HSP以外の部分に、得意なこと・強みを持っているはずです。そのことを素直に認めることが、仕事選びのスタートとなります。

ポイント②|自己分析をする

ありのままの自分を受け入れた後は、より詳しく自己分析をしまよう。

本記事ではいくつかHSPにオススメの職業を紹介しますが、その職業に向いているかは個人によって異なる場合もあります。その職業内容に向いていても、環境が合わなくて働きにくさを感じることもあります。

そのようなミスマッチを防ぐためには、まず自分が何が辛いのか、苦手なのか、逆にどんな作業や環境なら働きやすさを感じるのかなど、自分なりに自己分析してみると良いでしょう。自己をよく分析して適職につく、これが良い仕事を選ぶコツです。

ポイント③|HSPでも合う仕事があることを知る

HSPは、人よりも敏感で勘が鋭く、人の気持ちを察することに長けています。また、物事の本質をついたり、将来の不安要素を予測することも感覚的にできることが多いと言えます。

そのため、仕事でも人の気持ちをよく理解でき、気配りができるので相手に寄り添う仕事と相性が良くなります。また、リスクマネジメントに長じているので、危険性やトラブルを事前に発見する仕事にも向くでしょう。

このように、自分の適性が分かれば、仕事選びの幅も増えていきます。

ポイント④|仕事選びの失敗は新たなキャリアへのチャンス

自己分析を行って適職が分かった場合でも、職場環境や組織との向き・不向きによってときに就職・転職が失敗するケースもあります。しかし、そんなときこそ、新しいキャリアにチャレンジする良い機会です。

事実、HSPではなくても、仕事に対する失望や将来に対する不安を抱え、モヤモヤしながら働いている人は少なくありません。

何度も仕事探しをするということは動かない人よりも、将来良い仕事に出会う機会が多いことを表しています。HSPであることをあえて前向きに捉え、素直な自己分析から将来のキャリアプランを描いていきましょう。

HSPの強み・弱み

HSPに向いている仕事や向いていない仕事を知る前に、HSPが持つ強みや弱みを確認しましょう。

強み

  • 細かいところに気付ける
  • 誰とでも平等に接することが出来る
  • こつこつ努力できる
  • 感受性や想像力が豊かでクリエイティブな考え方ができる
  • 共感力が高く、人に配慮ができる
  • 心配性
  • 記憶力が高い
  • 空気を読む力が強い
  • 丁寧で質の高い仕事を行う

HSPは視野が広く、細かい部分にまで注意を向けることができます。また、共感する力も高いため、他人に配慮できる優しい人が多いです。

弱み

  • 周囲の人の行動や言動を気にしてしまう
  • 失敗を必要以上に恐れる
  • 物事をマイナス・ネガティブにとらえる
  • 繊細で傷つきやすい
  • ストレスを感じやすい
  • 過去の出来事にとらわれる傾向がある
  • 環境の変化に過敏
  • 平行作業・マルチタスクが苦手
  • 丁寧にやりすぎて時間がかかる

一方、周囲の人の行動や環境の変化に必要以上に過敏になってしまう傾向があります。共感力が高い反面、自他の区別を上手くできないこともあり、必要以上にストレスや疲れを感じてしまうことも多いようです。

HSPに向いている仕事10選

HSPに向いている仕事は次の10職種です。

  • ①データアナリスト
  • ②生産管理
  • ③マーケター
  • ④経営企画
  • ⑤コンサルタント
  • ⑥占い師
  • ⑦エンジニア系
  • ⑧編集者
  • ⑨カウンセラー
  • ⑩介護福祉士

HSPの特性は、「将来予測ができる」「気配りが上手(人の気持ちを察するのが上手い)」「細やか・繊細な仕事ができる」の3つです。以下では、上記3つの観点から、HSPに向いている仕事を詳しくお伝えしていきます。

①データアナリスト

データアナリストとは、さまざまなデータを集計・分析・検証し、将来的な消費者ニーズを予測したり、今後の商品開発に繋げていく仕事です。最近ではデータアナリストの重要性が高まっています。

データアナリストは単にデータを収集するのではなく、「どのデータが企業の成長にとって必要か」を見極める力が必要です。データ収集や検証には細やかさが求められ、さらに将来予測に長けるHSP特有の能力が活かせます。

②生産管理

生産管理とは、工場の生産量やスケジュール、各工程を見直して、最適な生産ラインを構築する仕事です。生産管理は、顧客が要望する納期に遅れないこと、さらにライン間で無駄な製品を生み出さないよう適正に管理をします。

現在の生産量から将来の納期や生産量を予測していくため、HSPの予測力を活かすことができます。また、細やかなデータをうまく処理する能力が求められるため、HSPの繊細さが発揮されます。

③マーケター

マーケターは、人や社会のニーズを見極めて販売戦略を構築する、マーケティングを行います。製品を開発し、顧客の手元に届くまでの流れをマネジメントし、計画書などに視覚化することがメイン業務となります。

限りある市場から自社製品に合うマーケットを探るには、まず世の中の人の(将来的な)考えを知る必要があります。10年後、20年後にどのような商品・サービスが求められるか、ということです。

HSPは人の気持ちを察することに長けています。さらに、将来ニーズから未来予測へと想像力を発展させていくことも、HSPが得意とすることです。

④経営企画

経営企画とは、企業が定める中長期(3~5年)戦略に沿って、組織の人員や資本、自社商品・サービスなどの最適なバランス配分を考える仕事です。

企業の3~5年後の姿を正確にイメージする必要があるため、HSPの予測力や想像力がフルに発揮できます。また、組織の人事にまで経営資源の配分が至るケースもあるため、人の気持ちを理解するHSPの繊細さが求められます。

⑤コンサルタント

コンサルタントは、顧客から経営課題や現状の問題点などをヒアリングし、指導や助言を行う仕事です。他社の経営支援を行い経済活動を活性化させる役目があるため、社会に貢献できるというやりがいもあります。

経営企画と同じく、社内の経営資源(ヒト・モノ・カネ)を綿密に調査し、クライアントに最適な戦略立案を行わなければなりません。それだけに、HSPの予測力が十二分に発揮される仕事といえるでしょう。

⑥占い師

三菱UFJリサーチ&コンサルティング副主任研究員の有元裕美子氏が書いた「スピリチュアル市場の研究」(東洋経済新報社)によると、占いを含めたスピリチュアル市場の規模は1兆円で成長圏にあります。

実はこの数字は、エステ業界の3,500億円や、ネットオークションの9,000億円を上回ります。

占い師の仕事に活かせるのは、HSPの「将来予測ができる」「気配りが上手(人の気持ちを察するのが上手い)」という能力です。仕事や家庭、将来不安に悩む人が多い今だからこそ、HSP特有の性質が活かせます。

⑦エンジニア系

エンジニアには、システム系やサーバー系、ネットワーク系、インフラ系などさまざまな職種が存在します。基本的には、顧客からヒアリングした課題に基づいて、関連する系統のシステムを構築していく仕事です。

エンジニア系の仕事はミスが許されない仕事と言い換えることができます。組み上げたソフトに少しでも問題があると、正常に動作しなくなるからです。HSPは繊細で小さなミスにも気づきやすく、エンジニア系の仕事に向いています。

⑧編集者

雑誌や新聞の編集者、最近ではWebメディアの編集者が該当します。ライターから上がってきた記事を校正・校閲を担当することが多く、入力ミスや誤記入を防ぐ最終防衛ラインといえるでしょう。

メディアや書籍に誤った情報や記載があると、読者からの信頼を損ないます。有名なメディアほど影響は大きいでしょう。ミスの許されない現場だけに、エンジニア系と同じくHSPの細やかな気配りが求められます。

⑨カウンセラー

カウンセラーは、クライアントが抱える悩みや不安に対し、専門的な知識や技術を使って相談・サポートを行います。臨床心理士や臨床発達心理士、産業カウンセラーなど資格には数種類あります。

HSPは人の気持ちを察するのが上手く、その特性を活かすことで活躍できる可能性が高いといえるでしょう。専門知識を身につければ参入障壁も高く、一生食べれる職業になる可能性も秘めています。

⑩介護福祉士

介護福祉士とは、介護が必要な高齢者の方をサポートする仕事です。主に、食事や排泄、入浴、歩行などの支援を行います。国家資格で社会的な信用もあり、高齢化によって需要も高まっています。

高齢者や障害のある方と直に接するため、非常に細やかな気配りが欠かせません。HSPの「人の気持ちをよく理解できる特性」を活かすことで、介護福祉士として活躍できる可能性が高まります。

HSPに向かない仕事5選

HSPに向かない仕事は次の5つです。

  • ①軽作業・単調作業
  • ②プロジェクトマネージャー
  • ③保険・不動産の営業
  • ④コールセンター
  • ⑤接客業

HSPには良い特性もたくさんありますが、「飽きが早い」「大人数での協働は苦手」「激しい競争に向いていない」という欠点もあります。この点を理解しておくと、わざわざ自分が不得意な仕事に就くこともありません。

①軽作業・単調作業

軽作業・単調作業とは、物流倉庫内でのシール貼り、袋詰め、仕分け、ピッキングなどが代表的です。誰でも簡単にできる作業ではあるものの、向き・不向きによって仕事への適性が変わります。

HSPは持ち前の発想力を活かして幅広いものに興味を持ちやすい特性があります。しかし、その反面、軽作業や単調作業では飽きが早く、仕事が長続きしないことが考えられます。

②プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーとは、システムやソフトを開発するためのプロジェクトの立案・管理・トラブル対応を行う仕事です。主にIT系企業で活躍する職種です。

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトに参加するエンジニアやデザイナー、プログラマーなどをまとめる必要があります。もともと人とのコミュニケーションに神経を使うHSPは、人間関係の調整や調停などには不向きです。

③保険・不動産の営業

保険や不動産の営業職の多くは、毎月一定のノルマが課されたり、給与体系が完全歩合制ということも珍しくありません。

自分の能力が高く適職に恵まれると高い収入を得ることができる反面、仕事が合わずに早々に退職してしまう人も多い職場です。

HSPはこうした競争の激しい職場環境には向いていません。ノルマが達成できないと他者よりも過度なプレッシャーを感じてしまうため、精神的な過労から長続きしない可能性があります。

④コールセンター

コールセンターは、クライアント企業の代わりに顧客の問い合わせや質問に回答し、ユーザーロイヤリティを高める重要な仕事です。

電話がかかってきたら対応する受信と、オペレーターから積極的に電話をかける発信の2種類があります。特に受信型のコールセンターは、いつ電話がかかってくるか分からず、HSPは不安に感じやすい可能性があります。

また、顧客によっては、いきなりクレームの電話があったり、トゲのある言葉遣いだったりと、人の言葉に敏感なHSPには不向きといえるでしょう。

⑤接客業

接客業は顧客と直接コミュニケーションをとる仕事です。接客業には、限られた顧客と長い時間をかけて対話する相談・コンサル型、チェーン店など不特定多数の人を相手にする大人数対応型などがあります。

もともと人が多いところが苦手な特性があるHSPは、大人数対応型の接客業には不向きです。

しかし、対人関係が苦手でも、一人ひとりの顧客を親身に対応する相談・コンサル型の接客業は、HSPの「気配りが上手」という得意分野を活かせる可能性があります。

HSPが仕事がつらいと感じた時の対処法

HSPの影響によって仕事がつらいと感じたときは、自分の考え方を変えることから始めてみてください。「仕事を辞めたい」「仕事がつらい」時も、自分の気持ち一つで状況が変わることも珍しくありません。

ここでは、HSPで仕事がつらいと感じたときの2つの対処法と、それでも解決しないときの対策をお伝えしていきます。

対処法①自分の価値観を大切にする

HSPは何にでも敏感に反応してしまい、ほかの人が気にするほどではないことにでも過敏になりがちです。

たとえば、上司に指摘されるのが怖いから提案書を作れない、他人の成功を必要以上に妬んでしまう、他人と比較して「自分はダメだ」とネガティブ思考に陥ってしまう、などです。

こうしたケースに陥らないためにも、自分の価値観を大切にする考え方を持ちましょう。他人は他人、自分は自分と割り切る気持ちが大切です。自分の主張が正しいと思えるよう、自分なりの心の軸を築くようにしましょう。

対処法②前向きな考え方を意識する

HSP研究の第一人者であるエレイン・アーロン博士によると、HSPの特徴として4つの頭文字「DOES(ダズ)」が該当すると言います。

  • D(Depth of processing):予測力と想像力が豊かだからこそ悪いことまで先どって考えてしまう
  • O(Overstimulation):音や人の言葉に敏感で神経が疲れやすい
  • E(Empathy and emotional responsiveness):喜怒哀楽が激しい
  • S(Sensitivity to subtleties):第一~六感が鋭い

上記のうち、「先見性が高い(勘が鋭い)」という点はHSPの大きな特徴です。ただし、HSPの方は先が読めるからこそネガティブになりがちな傾向にあるため、考え方をポジティブに変える必要があるでしょう。

「備えあれば患いなし」という言葉があります。これは、HSPの方にとって自分の特性をフルに活かせる考え方です。先が読めるからこそ不安になるのではなく、将来に向けて対策と準備を行っておけば未来は必ず拓けます。

我慢せずに仕事の相談をする

どうしても気持ちが切り替えれないというときは、我慢せずに他者に仕事相談することが大切です。HSPは病気ではないので、扱っている医療機関も少ない傾向にあります。

そこで、「オンラインカウンセリングのcotree」で仕事相談することをおすすめします。cotreeは個人向けにオンラインカウンセラーを紹介してくれるマッチングサービスで、自宅にいながらHSPの仕事相談をすることができます。

一人で悩みを抱えているよりも、人に相談するほうが精神的にも楽になります。マッチングのみであれば無料で実施できるため、まずは専門家にコンタクトをとるところから始めてみてください。

まとめ

HSPは、「飽きが早い」「大人数での協働は苦手」「激しい競争に向いていない」などの性質があるため、仕事が続かない・辞めたいと感じることも出てきます。

しかし、「将来予測ができる」「気配りが上手(人の気持ちを察するのが上手い)」「細やか・繊細な仕事ができる」という長所を持っていることは確かです。自分をしっかりと理解して、HSPに合う仕事を探すことが大切です。

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