文系の卒論は、就活と同じくらい大変だと感じる人が多いようです。文系学生の場合、なかなか卒論のテーマが決まらずに、苦戦している人もいます。ここでは、卒論を書く際のポイントや計画的な進め方をご紹介します。文系学生の方で卒論に悩んでいる場合は、参考にしてみてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
卒論に苦しむ文系学生は多い
卒論がなかなか書けずに苦しんでいる文系学生は多いようです。卒論はテーマもですが、初めて卒論を書く場合、何を書いていいのかわからないものです。以下のツイートのように、ネットで調べてもヒントや答えが見つからないこともあります。
は?台風よりわたしの卒論の進捗の方が全然やばいし。
— հաջիմէ (@hakumeino) October 10, 2019
卒論の内容やテーマが決まっても、何を書けばいいのかわからずそのままにしてしまう場合もあります。特に何も決まっていない場合は、何から始めればいいのかすらわからない状況になってしまうでしょう。
「卒論」でググると卒論やばいしか出てこなくて草
— 🦄yagon😈 (@xx_346_xx) October 13, 2019
卒論の内容で悩み、何かヒントがないか調べようと思っても明確なヒントが見つからない場合もあります。周りも自分と同じように苦しんでいるので、そう簡単に書けるものではありません。
文系の卒論に関する基礎知識
文系の卒論を書く場合に、知っておいて損はない3つの基礎知識をご紹介します。
- 文字数は2万字程度必要
- コピペには厳しい
- 必ず卒論を書かなければならないわけではない
まず、文字数ですが2万字程度が一般的な文字数になります。大学によっては、卒論の文字数に規定がある場合もあるので最初に確認しておいたほうがよいでしょう。
また、コピペに関しては大学側でソフトなどを使い、対策を取っている可能性が高いです。コピペと判断されると評価が下がってしまうだけではなく、卒論として認めて貰えない場合もあるのでコピペはしないようにしましょう。
また、ゼミに入っていない人や、そもそも大学の卒業要件に卒論が含まれていない場合には、卒論を書くこと自体が不要という場合もあります。
【具体例あり】卒論のテーマが決まらない人は多い
卒論のテーマがなかなか決まらずに、悩んでいる人は多いです。
卒論のテーマは自由な場合が多いので、加速する高齢化や自然災害問題など身近な問題からヒントを得ることも重要です。日々の生活の中で、当たり前になっていることからも意外な卒論のヒントが見つかる可能性があります。
文系の卒論の進め方
文系の卒論を書く上で、うまく進めるために押さえておきたいポイントをご紹介します。
①テーマ決め|ポイントは2つある
文系の卒論は、理系のように実験や研究をする必要がありません。肝心のテーマ決めですが、卒論で苦しまないように以下の2つのポイントを最初に考えると良いでしょう。
- 興味が続くものを選ぶ
- 資料が多いものを選ぶ
自身が興味を持つことが出来る内容であれば、卒論を書くということも苦にならずに進められます。
また、資料が多いものであれば調べる際に困ることも少なく済むので、スムーズに書き進めることが出来ます。
②資料集め|3つの手段を駆使する
卒論に必要な資料の探し方ですが、以下の3つの手段をうまく活用することで、必要な資料の大半は集まります。
- 「国立国会図書館のオンライン検索機能」を使う
- 「Google Scholarの検索機能」を使う
- 優良文献の参考文献を使う
ネット環境であれば、国立国会図書館のオンライン検索機能や、Google Scholarの検索機能を使うことで、どこででも調べたい内容を確認をすることができます。最近はPCで卒論を書くことも多いので、調べた内容をすぐに活用できるのもポイントです。
また、卒論のテーマに近い優良文献の参考文献を改めて参考にすることで、自身の卒論の内容にも厚みが増します。
③資料の精読|付箋を活用する
資料を何度も確認する手間をかけなくても済むように、書籍であれば付箋やマーカーを活用して見やすくするというような工夫も重要です。ネットで検索した内容であれば、ブックマークやフォルダを作成して、自分が一目でわかりやすい場所にまとめておくことも大切です。
また、一度見た資料も卒論を書き進めるうえで再度確認する場合もあるので、資料はすぐに消したり、処分しないほうが良いでしょう。
④構成決め|先輩の卒論を見本にする
卒論の構成がうまく自分で思い浮かばない場合は、先輩の卒論を見本にすると良いでしょう。大学側でも、過去の卒論を保管している場合が多いので、自身の卒論に見合った構成を探すことが出来ます。
また、評価が高い先輩の卒論は卒論を書く上で表現方法など参考になる点が多いので、いかにうまく自分の卒論に活かすことができるかが重要です。
⑤執筆|注意点を守りながら執筆する
テーマや構成も決まり、実際に卒論を書く際はコピペをしないなど注意点を守ることが重要です。また、卒論を書く際に参考にした文献がある場合、注釈や参考文献のような表記を忘れずに入れることも重要なポイントです。
また、大学側の規定で、提出するフォーマットや書体などに細かいルールがある場合もあります。卒論が完成に近づいても、大学側の規定に沿ってなければやり直しになる場合もあります。念のため、改めて確認すると良いでしょう。
卒論を計画的に進める方法
2万字の卒論を完成させるためには、早い段階から計画的に進めることが重要です。就活と並行して進めるようなことがないように、計画的に進める方法を以下にご紹介します。
①3年生のうちにテーマを固める
卒論のテーマを3年生のうちに考えて固めておくことが、早めに卒論を終わらせるポイントです。予めテーマを固めることで、4年生になってから約1年かけて卒論を書く時間ができるので、焦ることなく進めることが出来ます。
3年生から卒論の準備をするのは早いように感じるかもしれませんが、4年生は就活の他にも、大学の友達と卒業旅行に行くなどイベントがあると思います。大学生活を楽しむうえでも卒論には早めに着手しておくことが大切です。
②4年生の夏休みに文献を読む
就活の合間を縫って、卒論に必要な資料や文献を探すことも大切です。候補を決めておいて、夏休みの間に2、3冊は読んでおいた方が良いでしょう。
大学にもよりますが、文系の卒論は提出期限が1月末に設定されている場合が多いようです。夏休み中に少しでも卒論を進めておくことで、就活と並行しても無理なく進めることが出来ます。
まとめ
文系の卒論は、早い段階から計画的に進めることが大切です。テーマに関しても、自分が興味を持っていることや、身近な問題を見直すことで見つかる場合があります。卒論に悩む時間を、就活や趣味など有効に使って大学生活を楽しみ、気持ちよく卒業しましょう。