法政大学は、関東地方にある「MARCH(マーチ)」と呼ばれる人気大学に名前を連ねています。全国的に知名度の高いブランド私大の一つで、就職率の高さにも定評があり、中でもマスコミに強いことで知られています。今回は法政大学の就職支援と学部別の就職実績について解説します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
法政大学とは
法政大学は、1920年に設置された私立大学です。前身がフランス系の法律学校だったため、私大に設置された法学部の中では最も歴史があります。
建学以降、自由な学風と進取の気象の下に自立型人材の育成に力を注いでいます。また2016年には新たな大学憲章を定め、持続可能な地球社会の構築をミッションに掲げました。
法政大学の就職支援環境
法政大学では、学生一人ひとりが自分に合った進路選択ができるよう、入学当初からキャリア教育を行っています。
それに加えて、様々な就職支援プログラムを開講すると共に、学内企業説明会を1年に約900回実施する、アドバイザリースタッフによる個別相談などにより、学生たちの夢の実現をサポートしています。
特徴①|キャリアプログラムが1年次からスタート
法政大学では入学直後の4月より、キャリアガイダンスをスタートします。学業や学生生活の充実は、その後の就職活動に大きく関わるからです。1~2年生のインターンシップ参加も奨励しており、早期から学生一人ひとりのキャリアデザインを促しています。
また学風である「自ら考え行動する」を重視しながらも、キャリアセンターでは常時、学生たちの個別対応を行っています。「法政BPC(ビジネス・パーソンズ・コミュニティ)」と称して、有名企業に勤務している中堅・若手OB・OGと交流する機会を設けています。
特徴②|マスコミや公務員などの対策講座を開講
法政大学の全学部で、「自主マスコミ講座」を開講しています。1~3年生が対象で、マスコミ就職を実現するための実践的な授業を、少人数で実施しています。
また「公務員講座」も開講しており、筆記試験はもちろん、個別に職種選択の相談や模擬面接を行うなど、きめ細かなサポートを行っています。その結果、2018年度は公務員試験合格者が300名以上となりました。
【2019年卒版】法政大学の就職実績
法政大学キャリアセンターの公式サイトに、「就職データ集」というページがあります。法政大学の2019年3月卒業生の就職率は、97.6%でした(2019年5月時点)。法政大学の就職率は、就職者を卒業生で割って算出しているので、他大学と比べると少し低めに感じられるかもしれません。
ここでは学部別の就職実績について、紹介します。
法学部の就職実績
法学部の2019年3月卒業生の就職率は、95.3%となっています。法学部の特徴として、公務員就職者が多いことがあげられます。
主な就職先として多い業種は、「金融・保険」「公務員」「サービス」「製造」「情報・通信」となっています。
文学部の就職実績
文学部の2019年3月卒業生の就職率は、95.6%となっています。文学部も、民間就職者が多い傾向にあります。
主な就職先として多い業種は、「情報・通信」「サービス」「卸・小売」「金融・保険」「製造」となっています。
経営学部の就職実績
経営学部の2019年3月卒業生の就職率は、99.2%となっています。経営学部の特徴として、圧倒的に民間就職者が多いことがあげられます。
主な就職先として多い業種は、「金融・保険」「サービス」「情報・通信」「卸・小売」「製造」となっています。
国際文化学部の就職実績
国際文化学部の2019年3月卒業生の就職率は、99.2%となっています。国際文化学部も、圧倒的に民間就職者が多くなっています。
主な就職先として多い業種は、「サービス」「製造」「情報・通信」「卸・小売」「運輸・郵便」となっています。
人間環境学部の就職実績
人間環境学部の2019年3月卒業生の就職率は、97.0%となっています。人間環境学部も、民間就職者が多い傾向にあります。
主な就職先として多い業種は、「卸・小売」「金融・保険」「情報・通信」「製造」「サービス」となっています。
キャリアデザイン学部の就職実績
キャリアデザイン学部の2019年3月卒業生の就職率は、97.5%となっています。キャリアデザイン学部も、ほとんどが民間就職を果たしています。
主な就職先として多い業種は、「情報・通信」「サービス」「卸・小売」「金融・保険」「製造」となっています。
デザイン工学部の就職実績
デザイン工学部の2019年3月卒業生の就職率は、69.2%となっています。デザイン工学部は約3割が進学するため、卒業者数における就職率は他学部と比べると低めです。
主な就職先として多い業種は、「建設」「サービス」「製造」「情報・通信」「公務員」となっています。
GIS(グローバル教養学部)の就職実績
GIS(グローバル教養)学部の2019年3月卒業生の就職率は、100%となっています。GIS(グローバル教養)学部もほとんどが民間就職を果たし、進学者はいませんでした。
主な就職先として多い業種は、「卸・小売」「サービス」「情報・通信」「運輸・郵便」「製造」となっています。
経済学部の就職実績
経済学部の2019年3月卒業生の就職率は、98.3%となっています。経済学部も、ほとんどが民間就職を果たしています。
主な就職先として多い業種は、「金融・保険」「情報・通信」「サービス」「卸・小売」「製造」となっています。
社会学部の就職実績
社会学部の2019年3月卒業生の就職率は、98.8%となっています。社会学部も、ほとんどが民間就職を果たしています。
主な就職先として多い業種は、「情報・通信」「サービス」「卸・小売」「製造」「金融・保険」となっています。
現代福祉学部の就職実績
現代福祉学部の2019年3月卒業生の就職率は、92.2%となっています。現代福祉学部の特徴として、医療・福祉系企業への就職が高いことがあげられます。
その他に多い業種には、「卸・小売」「サービス」「金融・保険」「製造」があげられます。
スポーツ健康学部の就職実績
スポーツ健康学部の2019年3月卒業生の就職率は、93.7%となっています。スポーツ健康学部の特徴として、健康分野への就職者が多いことがあげられます。
その他に就職者が多い業種には、「サービス」「製造」「卸・小売」「金融・保険」があります。
情報科学部の就職実績
情報科学部の2019年3月卒業生の就職率は、85.8%となっています。情報科学部の就職率が低めなのは、進学者が14.2%いるからです。
主な就職先として多い業種は、「情報・通信」「サービス」「製造」「卸・小売」「公務員」となっています。
理工学部の就職実績
理工学部の2019年3月卒業生の就職率は、68.9%となっています。理工学部の就職率が低めなのは、卒業生の約3割が進学するからです。
主な就職先として多い業種は、「製造」「情報・通信」「サービス」「金融・保険」「卸・小売」となっています。
生命科学部の就職実績
生命科学学部の2019年3月卒業生の就職率は、78.3%となっています。生命科学学部の就職率の低さも、進学者が多いことと関係しています。
主な就職先として多い業種は、「製造」「情報・通信」「卸・小売」「公務員」となっています。
まとめ
法政大学は就職に強いことに定評があり、大学全体で見ると金融業界への就職者が多い傾向にありました。しかしこれまで紹介してきたように、学部によって就職者が多い業界が異なります。
これは、4年間で学んだことが生かせる業界へ就職する学生が多いことと関わりが深いからだと考えられます。自分が進みたい業界が決まっている場合は、今回の記事を学部選びの参考にしてみてください。