就職活動において重要な企業研究。現在、企業研究に取り組んでいる真っ最中という方もいるでしょう。そこで、今回は「株式会社オープンハウス」について一緒に企業研究をしていきましょう。就職活動に必要な基本情報から、年収やボーナスなどといった情報もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
弊社bizualでは、就活で業界選び、面接対策、ES対策などにお悩みの方向けに無料サポートを実施しております。
無料登録後、下記就活サポートが完全無料で受けられるようになっているため、就活生の方はぜひご活用ください。
bizualのサポートに無料登録しておくと・・・
- 就活生専門のコミュニティに無料参加できる!
- 面談後参加できるコミュニティで近年の就活業界の傾向などの情報を受け取れる!
- ES免除・1次面接無しの選考ルートも選べる!
- 選考対策(ES添削・模擬面接)を無料サポート!
- 面接官からの合否フィードバックを共有!
この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
オープンハウスの平均年収
株式会社オープンハウスが発表した2019年度の有価証券報告書によると、同年9月30日時点での平均年間給与は6,420,504円、約642万円です。
また、平均年齢は29歳です。
これらの情報と国税庁が行った「平成30年分民間給与実態統計調査」の年齢階層別の平均給与の情報を基に、年齢ごとの平均年収を以下に算出してみました。
当サイトが独自に計算したものですので、実際とは異なる場合がありますが、参考になれば幸いです。
※1 計算しやすくするため、30歳の時の給与を642万円として計算しています。
※2 上記は当サイトが独自に算出したものですので、実際とは異なる場合があります。
職種ごとの平均年収
エン・ジャパン株式会社が運営する転職・就職に関する口コミ情報サイト「カイシャの評判」によると、オープンハウスの職種ごとの平均年収は以下の通りです。
学歴ごとの平均年収
続いては、オープンハウスに学歴ごとの平均年収を見ていきましょう。
各種情報サイトの情報をまとめると、学歴ごとの平均年収は以下の通りです。
オープンハウスの初任給
株式会社オープンハウスが公式サイトおよびリクナビ2021にて公開している採用情報によると、オープンハウスの職種ごとの初任給は以下の通りです。
オープンハウスのボーナス
株式会社オープンハウスが公式サイトで公開している採用情報によると、オープンハウスの賞与は年に2回、6月と12月に支給されるとのことです。
各種情報サイトの情報を基に、賞与額を以下にまとめましたので、ご覧ください。
※1 上記は賞与額を月収の4ヶ月分として計算しています。
※2 本データは各種情報サイトの情報を基に独自に算出したデータですので、実際とは異なる場合があります。
オープンハウスの年収・給与に関する評判
続いてはオープンハウスの年収・給与に関する評判をご紹介します。
オープンハウスの給与に関して、「カイシャの評判」(リンクは同上)からいくつか引用したいと思います。
成果を出したら出した分だけ賞与ももらえるし昇格もあるので、完全なる成果主義
固定給+インセンティブで、数字が作れればインセンティブに直結するので、もらえる分、次も頑張りたいと思える。固定給も比較的高めである。
1年目のボーナスも成果を出せば100万円超はざらにいる
不動産業界というと歩合給(インセンティブ)のイメージを持つ方もいるかと思いますが、オープンハウスでもインセンティブの制度を取り入れているようです。
そのため、努力した分だけ給与に反映されることが多いようです。
高い給与を得ることを働くモチベーションのひとつにしている方や、頑張った分だけ稼ぎたいという方にとっては、働きがいのある企業と言えるかもしれません。
オープンハウスの年収が高い理由
「平成30年分民間給与実態統計調査」(リンクは同上)によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与 は441 万円です。
また、不動産業および物品賃貸業だけで見た場合でも、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与 は446万円ですので、オープンハウスの平均給与は、それらを上回っていることになります。
さらに、ダイヤモンド・オンラインなどを運営するダイヤモンド社が行った「平均年齢が20代の企業の年収ランキング」では、2位にランクインしており、オープンハウスは20代のうちから比較的高い給与を得ることができる企業のひとつであると言えます。
給与が高い理由は、オープンハウスは近年成長が目覚ましい企業であり、業績が好調であることに加え、徹底した実力主義だという社内の風土による影響が大きいようです。
努力が給与に反映されるからこそ、日々努力できる社員が集まり、平均給与も上がっているということではないでしょうか。
オープンハウスの基本情報
続いてはオープンハウスの基本情報についてご紹介していきます。
ここまでは主に給与について解説いたしましたが、採用試験を突破するためには、その企業の給与以外の魅力についても知る必要があります。
また、ミスマッチを避けるために、社風や企業理念についても知っておくのが良いでしょう。
まずは企業について誰よりも詳しくなることが、内定への第一歩です。
企業情報
まずはオープンハウスの基本情報から見ていきましょう。
※上記は全て、オープンハウスが公開しているウェブサイトおよび2019年度有価証券報告書(どちらもリンクは同上)の内容を参考に作成しています。
オープンハウスは不動産売買の代理・仲介事業や新築戸建分譲事業、不動産投資事業を行う企業で、特に新築・中古の一戸建てと、土地の売買の仲介事業をメインとしています。
テレビコマーシャルでは「東京で、家を持とう。」というキャッチフレーズを前面に押し出しており、記憶に残っている方も多いでしょう。
オープンハウスの強みは、都市近郊の手頃な価格の一戸建てを提供できる点です。
福利厚生・休暇制度
公式サイトの採用情報を基に、福利厚生と休暇制度を以下にまとめましたので、ご確認ください。
- 通勤手当
- 従業員持株会
- 定期健康診断
- 生活習慣病健診
- 人間ドッグ
- 婦人科検診
- インフルエンザ予防接種
- 総合福祉団体定期保険
- 慶弔見舞金制度
- 確定拠出年金制度
- 資格取得支援制度
- 四半期表彰制度
- 社宅制度
- マイホーム購入サポート
- ストレスチェック制度
- キャリア選択制度(子育て支援)
- 特別休暇(慶弔他)
- 産前産後休暇
- 育児休暇
- 介護休暇
- 子の看護休暇
社風・経営理念
株式会社オープンハウス代表取締役社長の荒井正昭氏は、経営方針について、公式サイトの中で以下のように話しています。
「お客さまが求める住まい」の提供を通じて、社会に必要とされる企業となる
また、社風についてですが、同サイトの採用情報のページでは、オープンハウスを表す3つのキーワードのひとつに「実力主義」を挙げています。
年齢、性別、入社年次に関係なく、公平に評価をする環境が整っており、努力した分だけ給与や出世に反映される風土のようです。
向上心が高く、昇給や出世を働くモチベーションにしているという方には向いていると言えるかもしれません。
また、採用情報のインタビューの中で荒井氏は現場は体育会系とも話しています。
ビジネスモデル
オープンハウスのビジネスモデルは、大きく分けて2つの特徴があります。
- 製販一体
- 都心に特化している
まず、製販一体とは、土地の仕入れ、設計、施工管理、販売までを一貫して自社で行うことです。
反対に、ディベロッパーが用地取得から商品企画策定までを受け持ち、販売は販売子会社や他社に任せるという販売システムを製販分離といいます。
製販分離の場合、商品作りに専念できる一方で、ユーザーの声がディベロッパーの企画に反映されにくいというデメリットがあります。
そこで、オープンハウスでは、ユーザーの志向を仕入れに反映し、よりニーズに即した商品作りを行うために製販一体という販売システムを導入しています。
続いての特徴は、都心に特化していることです。
オープンハウスのコマーシャルは「東京に、家を持とう。」というキャッチコピーが印象的ですが、それが示すように、オープンハウスは駅近の立地で、都心の狭小地の3階建てという物件をメインの商品にしています。
価格も手頃で、かつ駅近で利便性の良い一戸建ては現代の合理性を重視したニーズに合致し、人気を博しています。
不動産業界におけるポジション
続いては、オープンハウスの不動産業界におけるポジションについてご紹介していきます。
下記は2019年度の不動産事業を営む企業の売上高1位〜10位までをランキングにしたものです。
なお売上高はそれぞれの企業の有価証券報告書に基づいています。
オープンハウスは創業が1997年と比較的新しい企業であるにもかかわらず、業界6位と高い位置につけています。
しかし、公式サイトにて代表取締役社長の荒井氏は売上高1兆円を目指すと公言しており、今後も売上を伸ばすことが期待されます。
将来性
高齢化や人口減少が進む現代社会においては、不動産業界の将来はやや厳しいと言われています。
理由は単純に住宅を購入する人が減るからです。
しかし、その一方で人口はますます都市に集中すると言われており、都市近郊の土地や住宅の価格は高騰すると予想されています。
そういった点においては、都市近郊の住宅の提供に強みがあるオープンハウスは、生き残っていける可能性が高いと言えるかもしれません。
オープンハウスの採用情報
オープンハウスの採用情報は、公式サイトの採用情報ページ、またはマイナビやリクナビなどの就職活動支援サイトから発信しています。
採用人数は、2021年入社の場合、オープンハウスグループ全体で201〜300名程度を予定しているとのこと。
複数の有名国立大学および有名私立大学から採用実績があるようですが、公式サイトには徹底した実力主義で、努力した分評価されるという旨の記述があるので、学歴というよりは人物評価を重視する傾向にありそうです。
オープンハウスグループ全体の勤務地は、東京都を中心に神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、福岡県などのようです。
また、職種に関してですが、総合職の建築・技術以外は4年生大学および大学院卒の方の募集のみですので、注意してください。
まとめ
オープンハウスは、新築・中古の一戸建て、土地の売買の仲介サービスを行う企業で、手頃な価格帯の不動産を取り扱うことに強みを持っています。実力主義の風土ですが、大変な分、努力次第で20代のうちから高給を得ることも可能ですので、入社を希望する方は、求人に目を通してみてはいかがでしょうか。