タカラトミーに就職するため、新卒採用を受けたいと考えている人も多いことでしょう。タカラトミーは玩具メーカーとして有名であるものの、選考を受けるなら具体的な仕事の中身まで知っておくことが大切です。この記事ではタカラトミーの仕事内容について詳しく説明していきます。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
タカラトミーは玩具メーカー
タカラトミーは日本を代表する玩具メーカーです。トミカやプラレール、リカちゃん人形などのロングセラー玩具やベビー用品などの製造・販売をしています。
また、ポケットモンスターやディズニー、各種アニメの権利を買って関連グッズも手掛けています。「人生ゲーム」や「黒髭危機一髪」などの定番玩具もタカラトミーの商品です。
子ども時代、タカラトミーの商品で遊びながら育った人が大多数でしょう。タカラトミーは多くの人から親しまれている企業だと言えます。
また以下の記事では、タカラトミーの選考フローや志望動機、求める人物像などを紹介しています。エントリーを希望する学生は、ぜひご覧ください。
企業別|タカラトミーグループの事業内容
タカラトミーは、「タカラトミーグループ」のうちの1社です。タカラトミーグループは以下の4社で構成されています。
- タカラトミー
- タカラトミーアーツ
- トミーテック
- タカラトミーマーケティング
各社異なる商品を販売しているので、「この商品にかかわりたい」という思いがあるなら、どの会社が担当しているのかを把握しておきましょう。各社の事業内容について以下で説明します。
キャラクター商品の小売店舗「キディランド」もタカラトミーグループの所属ですが、今回は割愛します。
タカラトミーの事業内容
タカラトミーは他3社の親会社にあたる玩具メーカーです。プラレールやリカちゃん人形などの定番商品から女児向けのサンリオや男児向けのデュエルマスターズ商品を販売しています。
また、国内だけでなく海外での展開にも力を入れています。アメリカ、オセアニア、アジア各国で売上を伸ばすべく販売網を拡大しようと奮闘しています。
タカラトミーアーツの事業内容
タカラトミーアーツはカプセル玩具や玩具菓子、ぬいぐるみなどをメインに製造・販売しています。ポケモンのぬいぐるみやディズニーグッズ、トミカを手掛けているのがタカラトミーアーツです。
また、2012年にはコンピューター関連事業がタカラトミーアーツに移され、ゲーム関連グッズもタカラトミーアーツが担当しています。
トミーテックの事業内容
トミーテックは玩具・天体望遠鏡・鉄道模型・フィギュアを製造・販売し、チョロQなども一部扱っています。文具などや3Dスキャナーなども手掛け、タカラトミーやタカラトミーアーツとは少しカラーが異なります。
総合職募集のメイン職種が生産管理であることからも一見製造に特化しているように思える企業ですが、営業部署もあります。と言っても、新卒の大半が栃木の工場で商品の生産管理や設計などに携わることになるでしょう。
タカラトミーマーケティングの事業内容
タカラトミーマーケティングは玩具の卸売や物流業務を担当しています。最先端の輸送のための技術を駆使し、安定して商品を売り場に供給するとともに多様な物流ニーズに対応しています。
タカラトミーマーケティングは営業が中心です。総合職募集も営業職のみとなっています。
職種別|タカラトミーの仕事内容
タカラトミーでは以下のような職種があります。
- 市場分析・企画開発
- 生産管理
- プロモーション・営業
- 管理部門
それぞれの職種について以下で詳しく説明します。
市場分析・企画開発の仕事内容
市場分析や企画開発はいわゆるマーケティング職で、あらゆる仕事の先頭を切る職種です。市場分析を通じて今の時代に合った商品を考え、玩具の売上やニーズを探り、新しい玩具を生み出すのが仕事です。
玩具のコンセプトにかかわる仕事なので「自分がつくった玩具だ」と言える商品を持つことでき、やりがいに溢れています。試行錯誤を繰り返しながら企画を練り上げていくため、発想力だけでなく忍耐力も必要です。
また、タカラトミーは海外進出もしているので、海外マーケットの調査など他ではなかなか経験することができないプロジェクトにかかわることができる可能性もあります。
生産の仕事内容
生産は自分の仕事が商品の出来に直結する仕事です。金型や素材のチェックから工場の稼働、出荷までを担当し、タカラトミーの高い信頼と品質を守っているのは生産だと言えます。
1つのミスがタカラトミーの信頼失墜につながってしまうため、注意深さや何度も確認する慎重さが求められます。その分、「自分の手で商品を作り、子どもに届けている」実感も感じることができる職種です。
中国・タイ・ベトナムなどタカラトミーはアジア各国にも工場を持っているため、将来的には海外での工場勤務もキャリアプランとして考えられます。
プロモーション・営業の仕事内容
プロモーション・営業ともに販売促進をする仕事です。店舗で販売してもらえるよう営業したり、玩具のディスプレイ方法を考えたり、イベントによって玩具に触れてもらう機会を設けたりと売上に直結する部分を担当します。
タカラトミーは実店舗の販売促進だけでなく、自社ECサイト「タカラトミーモール」にとても力を入れています。全社的にも「デジタルに注力したい」との方針があり、Webでのプロモーションも積極的に行っています。
Twitterを使って売上の予測をし、YouTubeの広告やYouTuberとのコラボ企画によってプロモーションをしています。子どもとの接点を考え、自由に発想・企画できる力が求められます。
管理部門の仕事内容
管理部門は他の部門がそれぞれの業務に集中できるよう、総務・人事・経理・法務・広報などの庶務を担当します。他の職種が煩雑な諸作業をしなくて済むのは管理部門が代わりに仕事を行ってくれているからです。
社内のほとんどの人とかかわることになるので、円滑なコミュニケーションを取ることができる能力が求められます。月末は忙しくなるものの、業務量が安定しているのも管理部門の魅力です。
社内のビジネス全体を見渡すことができるポジションでもあるので、広い視野を身につけることができる点もやりがいだと言えるでしょう。
タカラトミーの総合職のキャリアと異動頻度
タカラトミーの総合職では以下の職種の中から配属が決まり、その後数年単位でローテーションがあります。
- 企画開発
- マーケティング
- 生産管理
- 営業
- 海外事業
- 人事・経理・財務・法務・広報
タカラトミーでは募集職種が「総合職」「技術系総合職」「管理系総合職」の3つに分かれています。
技術系総合職は生産管理や技術開発、管理系総合職は経理・法務などが初期配属になることが決まっているもの、後のキャリアは総合職と同じです。つまり、上記で紹介したどんな職種にも異動する可能性があります。
タカラトミーの仕事環境
続いてはタカラトミーの仕事環境について説明します。
- 転勤のリスク
- 教育・研修制度
- 残業・休日出勤の有無
- 女性の働き方改革
タカラトミーの選考を受ける場合には、この4つのポイントを把握しておきましょう。
①転勤のリスク
タカラトミーの総合職は、転勤の可能性があります。また海外展開をしているため、中堅以降になると海外現地法人への勤務も考えらえます。
マーケティングや商品企画の部署に配属されれば、東京の葛飾区にある2つのオフィスのどちらかになるでしょう。しかし、営業であれば全国に顧客がいますし、品質関連の部署に配属されれば工場での勤務になる可能性もあります。
ただ、転勤の際は家庭の事情なども考慮する企業が多いので、結婚直後に転勤になるようなことはないでしょう。
トミーテックに入社した場合、栃木にある工場の配属になる可能性もあります。
②教育・研修制度
タカラトミーでは入社年次や職種ごとに各種研修を設けています。企画開発・技術開発・生産技術・品質管理の若手社員を対象に、玩具の構造や金型について学ぶ研修を8か月に渡って行った年度もありました。
また、TOEIC受験や通信教育の受講にはタカラトミーから補助金が支給されます。異業種交流会やスキルアップ研修なども随時行われ、入社後も学習機会には豊富に恵まれていると言えます。
③残業・休日出勤の有無
タカラトミーでは残業や休日出勤は一定程度あると考えられますが、不安視するほどのものではないようです。
口コミ転職サイトのOpenworkによると、残業時間は月間約32.2時間、有給消化率は約44%であることが分かります。
「残業をしないと給料が低い」との口コミもあり、意識的に残業をしている人もいるため、若干長めの時間になっていると考えられます。また、近年の働き方改革の影響もあって有給の取得は推奨されているので、今後は取得率の向上が見込まれます。
トミーマーケティングのように物流や工場に関わる仕事であれば、納品の関係で休日も出勤する可能性があります。
④女性の働き方改革
タカラトミーにとって子どもは非常に重要な存在です。子どもが健やかに育つために、女性が仕事と家庭の両立ができるよう具体的な働き方改革を進めています。
- 週1回の在宅勤務可能
- 産休前は過去に失効した有給休暇の取得可能
- 時短制度
- フレックスタイム制度
在宅勤務は育児や介護をしている社員が対象です。また、送り迎えなどで一度オフィスを離れることも認められています。その結果、タカラトミーでは育休・産休からの復帰率がほぼ100%とのことです。
⑤年収事情
2019年3月期の有価証券報告書によると、タカラトミーの平均年収は837万円となっています。しかし、年収は年齢や出向先のグループ会社によっても異なる可能性があります。
そこで、以下の記事ではタカラトミーの年収について、個別事例も交えながら解説しています。初任給やボーナスについても紹介している為、エントリー前に給料事情を確認しておきたいという学生は、ぜひご覧ください。
まとめ
タカラトミーは玩具メーカーです。会社や職種ごとに仕事内容は異なりますが、「安全で高品質な玩具を子どもに届ける」というゴールは共通しています。自分が作った玩具で子どもが遊ぶ様子を見ると、やりがいを実感できるでしょう。
仕事環境も比較的整っており、女性にとっても働きやすい職場です。玩具づくりにかかりたい人は、ぜひタカラトミーの選考を受けてみることをおすすめします。