エムスリーとは医療業界の巨人とよばれる医療系IT企業の中でもトップ企業です。エムスリーに採用されるには学歴が必要と言われています。確かに学歴は必要ですが難関大出身でないからと簡単に諦める必要はありません。少しでも内定の可能性を広げる方法もご紹介しているので、エムスリーが気になる方はぜひご参考下さい。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
エムスリーは医療系IT企業
エムスリーとは、医療系IT企業の一つで、ITを活用した医療関連事業を行うためにソニーネットワークコミュニケーションズの出資により2000年に設立しました。
①医療関係者向けポータルサイト「m3.com」を運営
エムスリーは、医療関係者向けポータルサイト「m3.com」を運営していることでも有名です。
「m3.com」とは、医療従事者の情報ニーズに応えるための会員制サイトで、医療に関する最新ニュースや、海外論文などのデータベースを閲覧出来たり、医者同士の意見交換の場を設けたり、あらゆる医療情報を提供しています。
②新規事業にも積極参入
新規事業の参入にも積極的で、2019年1月には、SNSアプリで有名なLINEと共同で、オンライン医療事業を目的とした「LINEヘルスケア株式会社」を設立したことを発表しました。
同サービスでは、LINEとエムスリーのユーザーベースを活用し、LINEを活用した医療に関する疑問応答や医療相談、オンライン診療などを展開していく予定です。
エムスリーの選考には学歴が影響する
エムスリーは世界的にも有名な企業で「医療業界の巨人」とも言われていますが、入社するには学歴が影響します。その理由を3つご紹介します。
理由①|マッキンゼー出身者が創業した頭脳派集団
エムスリーの創業者でもあり、現在の代表取締役でもある谷村 格(たにむら いたる)氏は1987年に世界的コンサル企業であるマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、10年以上コンサルタントとしてキャリアを積みました。
その後2000年に現在のエムスリーを立ち上げました。谷村氏以外にもマッキンゼーやボストンコンサルティンググループ、ゴールドマン・サックスなど世界的にも超有名企業からの出身者が30名以上在籍しています。
理由②|高学歴と言われる医者が商売相手
エムスリーの顧客は医者や医療従事者です。もちろん医者自体が高学歴な持ち主であるため、売り込む側のエムスリーも学歴が高くないといけない必要があります。
なぜなら、自分より学歴が低い人に提案された商品や技術を使うよりは、自分と同じかより優れた学歴の人からの意見の方が受け入れられやすいからです。そのため、結果としてエムスリーに入社するには高い学歴が必要となります。
理由③|常に新しい事業に挑戦する必要がある
エムスリーは先述通り常に新しい事業への挑戦をし続けています。創業わずか20年足らずで時価総額が1.3兆円を超えているのにもそこに理由があります。
新規事業を立ち上げるということは、従来とはまた違った視点でモノを捉えられる感覚が必要です。
いわゆる「地頭の良さ」が必要とされます。与えられた業務をこなすだけではなく、論理的にモノを捉え考え昇華させる能力が求められています。
エムスリー内定者の学歴
エムスリーに内定者がいる実績大学を以下にまとめました。
エムスリー志望者が併願すべき企業
エムスリーと同様にベンチャー志向で医療分野にも進出している企業の中から、老舗から若手企業まで注目の企業を3社ご紹介します。
エムスリーのようにIT系医療に参入している企業は他にもあるので、エムスリー1本に絞るだけでなく併願してみることをお勧めします。
学歴が低くてもエムスリーに内定する方法
学歴が低いからと言って簡単にエムスリーへの入社を諦めないでください。内定がもらえる可能性を広げる方法を3つご紹介します。
①インターンで実践経験を積む
エムスリーでは今年も夏季インターンを実施しており、その内容は4日間でリアルなビジネス現場の課題解決に取り組むためのグループワークや社員との懇親会などでした。また、随時長期インターンの募集もしています。
仮にエムスリーのインターンに行くことができなかったとしても、同業他社のインターンに行き業界理解や企業研究を深めることで、エムスリーへの選考に有利になります。
②医療への興味関心をアピールする
エムスリーは言うまでもなく医療系IT企業の大看板ともいえる大企業です。そのため、現在の医療制度や今後の医療の行く末などについてもしっかりと勉強をしましょう。
そしてESや面接では、医療分野のどのような点に特に関心があるのか具体性をもってアピールできるように準備することで、面接官に興味を持ってもらえる可能性が上がります。
③徹底した選考対策を行う
業界・企業研究はもちろん、競合他社についてもしっかりと理解を深め、なぜエムスリーでないといけないのか、はっきりとアピールできるようにしましょう。
選考フローはES→WEBテスト→1次~3次面接となっています。ベンチャー企業であるため自ら貪欲に行動する人間が好まれる傾向があります。自分がエムスリーでどのようなことをしたいのかも明確にしましょう。
まとめ
エムスリーに入るには確かに学歴が必要です。ですが、自分が高学歴出身でないからと簡単に諦めるのではなく、業界研究や企業研究にしっかりと力を入れて選考に臨んでください。
また、併願すべき企業もいくつかご紹介したので、そちらの方にも力を入れて、自分の進路を幅広く持っておくことは大切です。最後まで諦めずに頑張ってください。