エイベックスは激務という噂がありますが、結論から言うと同業界の中では激務であると言えます。しかし働きやすい職場という側面もあるのです。エイベックスの年収や残業時間、社風などを調査しましたので、エイベックスだけでなくエンターテイメント業界に興味のある方はぜひ参考にしていただける記事になっています。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
結論|エイベックスは激務である
エイベックスは同業種の中では激務であると言えます。部署によっても異なりますし、後述しますがかなり忙しい部署も存在します。
しかし若手が成長しやすい環境がそろっており、フランクな社風で、産休育休などが取得しやすいという一面もあるようです。
その理由の一つに、2016年に労働基準監督署からの是正勧告を受け社会的制裁を受けたことから、企業全体で良い方向へ向けた取り組みがなされていることが挙げられます。
エイベックスの基本情報
エイベックスの公式HPおよび有価証券報告書を参考に作成した基本情報が以下です。
エイベックスは、音楽事業を始めとして日本のポップカルチャーを支えてきた日本を代表するエンターテイメント企業です。
2000年代には、安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんらが所属し、レコード業界での一大地位を築き上げました。また、アーティスト関連事業以外にも、「dTV」など音楽・映像配信事業などにも新規参入し、事業は多角化しています。
2019年にはエイベックス・テクノロジーズという完全子会社を設立し、IT分野にも進出しました。
エイベックスの労働環境
エイベックスの労働環境を以下にまとめました。
この表から、基本的な労働環境自体は整えられているように見えます。しかし、残業時間や働き方自体は人によって差がありそうなことが社風から読み取れるかもしれません。
エイベックスの年収
エイベックスの平均年収はおよそ697万円といわれており、同業種での平均年収ランキングは417社中91位で、情報通信業界では良い方と言えます。
30歳での平均年収は502万9221円で、55歳の平均年収は869万2819円と言われています。30代の全体の平均年収は452万円となっているので、全業種の中でも高い方でしょう。
しかし年収の推移を見ていると、2013年の約804万円をピークに緩やかに減少しています。
エイベックスの残業時間
残業時間については、月残業平均45.4時間と言われていますが、厚生労働省の上記サイトによると、平成27年(2015年)には月残業を原則上限40時間に定めたとあります。
また、毎週金曜日には定時退社の日と定め、社長自ら社員へ促しているそうです。
しかし、エイベックスは2016年12月に労働基準監督署から是正勧告を受け、従業員への未払い残業代が10億円あったとして公表したという一面もあります。
エイベックスの有給消化率
有給消化率については約43%ですが、厚生労働省の調査によると平成26年度(2014年)には80%となっており、この5年間で有給消化率が下がっていると捉えられます。
営業係は有給消化率24.3%と低く、事業開発係などは有給取得率が67.6%と高いため、やはり部署や職種によるようで、一概に会社全体が低すぎると言い切ることは難しいかもしれません。
エイベックスの社風
エイベックスの社風は昔ながらの日本企業とは対極のものです。
- 若手にチャンスや発言権があり、やる気のある人は働きやすい
- 体育会系の社風でどんどん発言しないと上に上がれない
- フランクな人が多く堅苦しい雰囲気はほぼない
産休・育休がきちんととれる環境、男女平等に出世のチャンスがあるなど、女性にとっては働きやすい職場と言えるでしょう。
エンターテインメント業界との比較
エイベックスとエンターテイメント業界の差を比べて以下の表にしました。
エンターテイメント業界といっても幅広く、大きくは情報通信業となり他のエンタメと縁遠い企業を含みます。そのためにエイベックスとの差が出たということも言えますが、平均と比べると残業時間は多く過酷と考えられます。
エイベックスの福利厚生
エイベックスの福利厚生制度についてご紹介します。
- 直営保養所(ハワイ・長野県)
- 社会保険完備
- 社員持株会
- 法人契約国内保養所
この他、エイベックスには寮や社宅はありませんが、北海道など地方の営業所へ転勤になった際には規定で住宅補助が支給されます。
特徴的なのはハワイに保養所です。社員であればハワイ旅行にも安価で行くことができます。その他日本全国に連携している保養所があることは魅力の一つです。
教育制度も充実しており、入社後は内定者研修なども徹底しています。ビジネスマナーを学ぶことから、会社理解を深めることまで幅広く研修してもらえるようです。
マーケティング関連部署は忙しい
エイベックスの中でもマーケティング関連部署は特に忙しいといえます。マーケティング関連部署とは、各種アーティストのファンクラブや音楽配信サイト等の運営を行っている部署です。
残業時間が月100時間近くなることもあり、有給取得率もかなり低く、働く上でかなり忙しい部署と言えます。
仕事の裁量が完全に自分次第であるため、仕事を終えきれない人は何時まででも残業し、逆に管理職の人は定時で退社することもあるということも関係しています。
まとめ
エイベックスは、同業界の中では激務であるという結論を出しましたが、主な理由は残業時間が異常に多いことで、同業種と比べると平均年収も高く、やりがいはあります。
口コミを調査すると多くの社員が働きやすい社風で若手でも挑戦しやすいと言っているので、エンターテイメント業界が気になるのなら、エイベックスはぜひ就活生の皆さまにもおすすめしたい企業です。