社会人になって間もない人は、営業の電話やメールなどで「社長様」などという言葉を使う言葉あります。しかし、「社長様」という言葉は間違いです。電話やメール、手紙などにおいて、社長や役職のある人に対してどういった名称を使うとよいかを説明します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
「社長様」「会長様」は二重敬語で誤り
ビジネスシーンにおいて、「社長様」や「会長様」といった呼び方をするのは間違いです。「社長」や「会長」はその役職名自体が敬称となります。
敬称に対して「様」をつけてしまうと二重敬語になるので、誤った使い方なので、「様」はいりません。
「社長様」「会長様」の正しい使い方や例文
メールや電話、FAXなど社長に送る際に「社長様」と「様」を付けるのは間違いです。では一体どのように送ればいいのでしょうか。
本見出しでは、それぞれの場面に対して、正しい使い方や例文を紹介していきます。
電話の場合
社長様という言い方は電話の場合でも正しくありません。電話で取り次いでもらう場合も「○○社長にお取次ぎいただけますでしょうか」などと言うのが正しいです。
もし、「様」を付けたい場合は、「社長の○○様にお取次ぎいただけますでしょうか」といった言い方をしましょう。
自社の場合、直接電話をかける場合もありますが、秘書などに取り次いでもらう場合には、社長様とするのではなく「社長」と言って取り次いでもらうのが正しくなります。
faxの場合
社長宛にFAXを送る場合でも、社長様いう表現は誤りであるので、使用しないように注意しましょう。FAXを送る場合は「○○株式会社社長」や「○○株式会社社長○○様」というようにしましょう。
より丁寧な表現でFAXを送りたい場合は、「○○株式会社社長○○様」のほうが丁寧な言い回しなので、そちらの表現の方を使いましょう。
メールの場合
メールの文中に使用する場合も同様に、社長様とするのは正しくありません。ビジネスメールの文中では、最初に宛名を書きますので、「○○株式会社○○様」という風になります。
社長にメールを送る場合でも宛名は「○○株式会社○○社長」です。この場合でも、社長様とするのは正しくありません。どうしても「様」をつけたい場合は、同様に「○○株式会社社長○○様」としましょう。
手紙の場合
社長宛に手紙を送る場合は会社名、役職名、個人名とする方が良いです。この場合は「○○株式会社社長○○様」というようにしましょう。
書面で送るということは内容が重要である可能性が高いので、より誠意のある表現を使うことが好ましいと言えます。
手紙で送る場合も、社長様という表現は誤りであるので使用しないように気をつけましょう。
「社長様」「会長様」はメールの宛名で使えるか
メールの宛名においても、「社長様」や「会長様」を使うというようなことはありません。
メールの宛名に使用する場合は「○○株式会社社長」としましょう。もしくは「○○株式会社○○様」が適切です。
社長や会長に連絡する際のその他の注意点
社長や会長に連絡する時には以下の点に注意してください。
- メールの宛名は「○○株式会社社長」や「○○株式会社社長○○様」とする
- 本文中の呼び名は「○○様」や 「○○社長」のどちらかで統一する
- 初めてメールを送る際は会社名、役職、個人名のフルネームに「様」を付ける
- 2回目以降は個人名の名字に「様」をつける
先述したようにメールの宛名は「○○株式会社社長」や「○○株式会社社長○○様」としましょう。
また本文中の呼び名は、メールの宛名に「○○株式会社社長」としたのであれば「○○社長」、「○○株式会社社長○○様」どうしたのであれば「○○様」としましょう。
初めてメールを送る際は会社名、役職、個人名のフルネームに「様」を付け、2回目以降は個人名の名字に「様」をつけるようにしましょう。
その他の役職についても「様」は不要
社長だけでなく、役職の中には「会長」や「部長」「課長」「主任」などの役職名があります。そういった役職のついた方に、メールや手紙、電話をする場合でも役職の下に「様」をつけるようなことありません。
役職のみに留めておくか、役職に個人名と「様」をつけるか、どちらかで統一しましょう。
まとめ
本記事では、電話やメール、手紙などにおいて、社長や役職のある方の名称を「社長様」とするべきかということを説明しました。「社長様」とする場合はありませんので、どうしても「様」を付けたい場合は個人名の下に付けるようにしましょう。
本記事で説明したことが、多くの方の参考になればと思います。