面接結果はいつまで言われないの?受かっている人/落ちた人の違いを解説!

就活において、一次面接・二次面接・最終面接は避けて通ることができません。一週間以内に連絡があれば問題ありませんが、面接結果をいつまでも言われないことでつらい気持ちになる就活生がたくさんいます。そこで今回は面接結果はいつまで言われないのか、その理由は何かなどについて解説します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

面接結果はいつまで待てばいいか、言われないでもどかしい人は多い

<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">いつまでも面接結果の電話こなくて精神崩壊ガールになっちまうぞ</p>&mdash; トリアタマ 南2 せ34a (@batoravatoriata) <a href="https://twitter.com/batoravatoriata/status/1147330974524440582?ref_src=twsrc%5Etfw">July 6, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

就活生は、面接結果を早く知りたいと思うものです。特に面接時に「早めに連絡します」と言われた場合は、その結果を待って次の行動に移りたいと考えるものでしょう。

いつまでも面接結果について言われないと、日々不安が深くなるのは当然のことです。土日を挟んで一週間程度は待つべきとわかっていても、もどかしい思いをする人は少なくありません。

面接結果がいつまでも言われない理由

就活生は早めに面接結果を知りたいと思うものですが、選考する企業側にも色々な事情があります。就職試験を受ける会社の規模によっては、一週間以内の連絡がないことも珍しくありません。

ここでは面接結果がいつまでも言われない理由を2つ、紹介します。

目次

理由①|選考に時間がかかる

大手企業の場合は、採用人数も応募者数も多いため、面接を行う期間が長めにとられています。面接から一週間以内に面接結果を伝えるのが一般的ですが、大手企業の場合は一次面接だけでも相当の人数となり、1週間で全員の面接が終われないことも少なくありません。

さらに面接担当者の数も多く、選考は全員の面接が終了してから、関係者が集まって行われます。さらに面接担当者が上司に決裁を仰いでから、連絡しなければならない企業も多いようです。

そうした事情で、選考に時間がかかり、面接結果を通知するのが遅くなります。

理由②|不合格者への連絡は後回しにされる

人気企業や採用人数が多い会社は、志望者数も面接に進める就活生の数も多くなるものです。特に一次面接の結果については、それなりに人数を残すのが一般的で、採用担当者が連絡する就活生の数も少なくありません。

そして面接結果は、合格者から始めます。そのため、不合格者への連絡は後回しにされるのが現実です。面接結果についていつまでも言われない場合、不合格だという可能性を否定できません。

面接結果を催促するのもあり

面接結果は、3日から一週間程度で連絡が来るのが一般的です。土日を挟んでいる場合は、それを除いて一週間が目安となります。そして面接結果は、メールもしくは電話で行われます。

一週間を過ぎても連絡がない場合は、面接結果を催促するのも選択肢の一つです。しかし、採用担当者に失礼がないように問い合わせる必要があります。その方法については、次の見出しで詳述します。

面接結果をいつまでも言われない人が催促する際の注意点

面接時に企業が決めた連絡期限を過ぎた、あるいは一週間以上待っても連絡がない場合には、結果を問い合わせても問題ありません。

しかし企業側の都合で連絡が遅れている可能性があるので、失礼のない聞き方をする必要があります。ここでは、面接結果を催促する際の注意点を説明します。

①メールまたは電話で問い合わせる

面接結果を電話で問い合わせるのもマナー違反ではありませんが、メールの方が好ましいでしょう。面接結果を連絡できないほど忙しい採用担当者にとっては、メールの方が負担が少ないからです。

しかし他社の内定諾否の期限が迫っているなどの事情で、早く結果を知りたい就活生もいるはずです。その場合は始業時間や昼休みなどを避けた、営業時間内で電話することをおすすめします。

その際必ず、「今お時間をいただいてよろしいですか?」と確認してから、用件を切り出してください。最低限のビジネスマナーです。

②文面に配慮する

メールで問い合わせる場合は、文面がビジネス文書に準拠していることが大切です。さらに件名で、用件と自分の名前がわかるように作成する必要があります。以下に例文をまとめておきますので、参考にしてみてください。

件名:選考結果についてのご質問(●●大学・自分の氏名)
本文:
いつもお世話になっております。●●大学▲▲学部・自分の氏名です。
先日はお忙しいところ、面接の機会を賜りまして、ありがとうございました。
○月○日に△職種名△の面接にて、一週間程度で結果をご連絡いただけると伺っておりましたが、まだお返事をいただいていません。
急かしてしまうようで大変恐縮なのですが、選考より10日経ちましたので、何日頃お返事をいただけるのか教えていただくことは可能でしょうか。
ご多忙のところ恐れ入りますが、お手すきの際にご連絡をいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

面接結果がいつまでも言われない人が考えるべきこと

面接から10日を過ぎても面接結果について連絡がない就活生は、まず問い合わせをすることが先決です。しかし問い合わせたからといって、面接結果を即答してくれるとは限りません。

ここでは、面接結果がいつまでも言われない就活生が考えるべきことについて詳述します。

①期待値を高くしすぎない

企業は人材確保のため、優秀な就活生から順番に連絡をするものです。面接結果についていつまでも言われない場合、採否のボーダーライン上にいる可能性が高いと考えられます。

特に最終面接の結果については、別な候補者の返答を待って、辞退があれば内定通知を出す就活生のリストを用意しているものです。

しかし、内定を出した就活生全員が承諾すれば、連絡が来ることはありません。期待値を高くしすぎない方が、傷つかずに済むでしょう。

②他の人に合否連絡は気にかけない

大手企業の場合は、友人・知人が一緒に面接を受けることもあるでしょう。そして、自分は面接結果を言われないのに、友人・知人には連絡が来るケースも少なくありません。

しかし、面接結果の連絡がないからといって、選考に落ちたと断定するのは早計です。職種によっては社内調整時間がかかり、連絡が遅れることがあります。他の人の合否連絡は気にかけないようにしましょう。

③他の選考に受かる確率を1%でも上げる準備をする

一週間から10日待っても面接結果が来ない場合、受けた会社の次の選考の準備をするより、次に志望度の高い企業の選考に備えることをおすすめします。

その際、前回の面接をふり返り、改善点がないかを見直すことが大事です。また、志望動機や自己PRは応募企業が求める人材に即して変更する必要があります。そうした準備を進めることで、他の選考に受かる確率を1%でも上げましょう。

面接結果の合否連絡の早さの違い

採用人数が多い企業は特に、面接結果の連絡が早い人と遅い人がいるのは事実です。そして、面接結果の合否連絡の早さの違いは、企業の就活生に対する評価とも関係しています。

ここでは面接結果の合否連絡の早さが違う理由について、説明します。

面接結果が早く言われる人

企業は、入社後に活躍できる人材を採用したいと考えています。そのため、面接時間に細かな点をチェックしています。ここでは、面接結果の連絡が早い人の共通点を詳述します。

的確に自分の意見を言える人

どの企業の採用担当者でも、採用したいと思う就活生がいます。それは、偏差値の高さや職種に必要なスキルよりも、自分の言葉でストーリーを語れて、未来のビジョンを描けている人です。

つまり、きちんと企業研究を行い求める人物像を理解したうえで、自分のエピソードを交えて自己PRができ、入社後にどのような仕事や働き方をしたいのかを伝えられる人です。そういう就活生は、逆質問も上手に活用する傾向が高いと言われています。

競合の選考も順調な人

企業の採用担当者は、現代の就活事情を熟知しています。そのため、面接で就活生が「御社が第一志望です」と言ったとしても、他社を受けていることを前提に話を聞いています。

面接時に他社の選考状況を聞かれた場合、採用担当者がその就活生に興味を持っている確率が高いです。中でも最終面接時に競合の選考が順調だと聞くと、早期に囲い込みたいという気持ちがわきます。それが、面接結果の連絡の早さに現れるのです。

面接結果が遅く言われる人

面接結果が遅くなったからといって、全員が不合格ということではありません。しかし、採否のボーダーラインにいる可能性は高まります。ここでは、面接結果の連絡が遅い人の共通点を詳述します。

喉から手が出るほど欲しい人材ではない

最終面接の結果が遅く言われる人は、企業にとって喉から手が出るほど欲しい人材とは思ってもらえていない可能性があります。企業にも採用目標がありますし、内定を出した就活生全員が入社するわけでもありません。

そのため、他の就活生が内定を辞退したことで、連絡が来るケースもあります。それが第一志望の企業であれば待つ価値はありますが、自分の評価は冷静に受け止める必要があります。

各選考での面接官の評価にばらつきがある

応募者や採用人数が多い場合、複数の採用担当者が面接を分担することが珍しくありません。その場合、採用担当者が集まって選考が行われますが、就活生によっては面接官の評価がばらつくことがあります。

そのため社内調整に時間がかかり、連絡が遅れるケースがみられるのも事実です。特にスキルや経験が似通った就活生がいる場合、面接官の評価がばらついていると、即決しにくいことが予想されます。

そもそも面接結果が早くくるためには

より早く内定をもらいたいと考えているなら、面接時に最大のパフォーマンスができるように準備しておく必要があります。それは、想定質問に対する回答を暗記することの対極にあります。

ここでは早く連絡をもらうために、面接時に行っておくべきことについて説明します。

面接に慣れておく

面接は、誰でも緊張するものです。しかし、何度もくり返しているうちに、少しずつ慣れてきます。そのため、本命企業の採用選考までに、面接に慣れておくことをおすすめします。具体的には

  • 大学のキャリアカウンセラーに模擬面接を依頼する
  • 面接があるインターンシップ選考に応募する
  • 書類選考が緩いベンチャー企業の本選考を受けてみる

などの方法があります。その際、提出した書類に書かれた文章を読み上げるのではなく、同じ内容を自然な会話の中で伝えることを心がけましょう。

伝えるべきことを箇条書きにして覚え、それをすべて話しきるようにすると、自然な口語文になるはずです。

逆質問を有効に活用する

面接で自分を印象づけるには、しっかりと企業研究を行い、採用したい人物像に自分がいかにマッチしているかを、志望動機や自己PRを通して伝えるのが基本です。

しかしそれだけでは、ライバルに差をつけることはできません。そこで、逆質問を有効に活用することをおすすめします。ポイントは、誰でもアクセスできる情報にはない事柄について質問することです。

さらに逆質問で得た回答を、次の面接時に話すことで、より採用担当者に好印象を与えられるはずです。

各面接の面接結果の連絡はいつくるか

企業では、面接を複数回行うのが一般的です。そして一次面接から最終面接まででは、選考人数が異なります。そのため、面接結果が来るタイミングも変わるのです。

ここでは各面接の面接結果の連絡が来るタイミングについて、説明します。

一次面接|一週間程度

企業が一次面接を行う時期には、他社も選考を行っています。そして、その後に二次面接や最終面接が控えていることから、スケジュールを立てて対応する企業が大半です。そのため、一次面接の結果は1週間程度で来るのが通常です。

しかし前述したように、企業の規模が大きければ、選考期間そのものが長く、連絡が遅れるケースもあります。面接時に、連絡の目安を聞いておくとよいかもしれません。

集団面接|一週間程度

企業の中には、面接官1名で複数の就活生を相手に集団面接するところもあります。集団面接は、短期間で多くの就活生を選考するために行うものです。そのため、集団面接は減点評価となります。集団面接で問われるのは

  • 社会人としてのマナーが身についているか
  • 自社が求めている人物像を理解してアピールできているか
  • 制限時間の中で的確な質疑応答ができているか

の3つです。面接時に採否を決定することが多いので、連絡が来るまでの期間は一週間程度です。

最終面接|3~5日程度

最終面接の連絡は、内定通知として届きます。最終面接までに応募者を絞り込んでいるので、結果が来るまでの期間が3~5日程度のところが大半です。

しかし一次面接や二次面接の結果の連絡が10日以上かかっていた場合、最終面接の通知が届くまでに一週間以上かかるのも珍しくありません。10日待っても連絡がなければ、問い合わせてみましょう。

まとめ

面接結果の連絡がなかなか来ないと、就活生は一喜一憂します。企業の都合で遅れるケースもありますが、不合格だから連絡は来ない可能性も考えられます。面接から10日を過ぎても連絡が来ない場合は応募先に問い合わせてみると共に、次の選考の準備を始めておくと、気持ちに余裕ができるかもしれません。

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