仕事が忙し過ぎて「帰って寝るだけ」という生活をしている人は少なくありません。帰宅時間が遅ければ、家に帰っても何もできないし、寝るだけの生活になりがちです。しかし、その生活は心身に影響を及ぼします。そこで今回は「帰って寝るだけ」の生活とは何か、脱却方法などについて解説します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
「帰って寝るだけ」生活とは
「帰って寝るだけ」という生活をしている人は、長時間労働が常態化していることが考えられます。そうしたタイプの人は、「社畜」と言われることも多いです。生活百科の「社畜とはどういう人?チェック項目16選。いくつ当てはまる?」という記事によると、社畜の意味は以下の通りです。
務めている会社に飼い慣らされてしまって、自分の意思は持たず、ほとんど奴隷と化して働いている人を指す言葉
年功序列・終身雇用が当たり前だった昭和の時代は、社畜であることが誇りとされていました。自分が一生食べていくためには会社を大きくする必要があり、その目的を果たすために長時間労働することが美徳とされていたからです。しかし現代においては、「社畜」であることは誉められることではありません。
帰って寝るだけの生活があなたに及ぼす影響
帰って寝るだけの生活を送る背景には、長時間労働を余儀なくされる激務があります。「仕事があるだけありがたい」「やるべき業務を終わらせなければ」という気持ちは尊いですが、知らず知らずのうちにあなた自身に良くない影響を及ぼしている可能性が高いのです。
ここでは帰って寝るだけの生活があなたに及ぼす影響を3つ、紹介します。
幸せの基準値が低下してしまう
1つめは、幸せの基準値が低下してしまうことです。帰って寝るだけの生活が続いている人にとって、安らぎの場は寝床だけです。ベッドでゆっくり眠れることが一番の幸せと感じる時点で、幸せの基準値が下がっていることに気づくこともできていないのです。
友人や恋人と会う、家族と団らんする、趣味に没頭するなど、幸せと感じる瞬間はたくさんあるはずです。その時間を睡眠に充てたいと考える時点で、疲労が蓄積されていると自覚すべきでしょう。
人生のうち多くの時間を無駄にしてしまう
2つめは、人生のうち多くの時間を無駄にしてしまうことです。帰って寝るだけの生活をしている人の多くは、1日の睡眠時間を十分にとれていません。慢性的な睡眠不足が続いていることで、たまの休日に寝だめする勢いで眠り続ける人が珍しくないようです。
目が覚めたとしても、外出する気力がわかずに家でダラダラ過ごす傾向が高く、リフレッシュできないまま、また仕事に追われる毎日が始まってしまいます。これは、時間を有意義に使っているとはいえない状況です。
残業が当たり前になってしまう
3つめは、残業が当たり前になってしまうことです。そもそも帰って寝るだけの生活になるのは、遅くまで残業をしているからに他なりません。労務管理が徹底している企業は、深夜残業に厳しいですから、残業代も支給されずにブラックな職場で働いている人が多いことが予想されます。
その場合、周囲も遅くまで残業しているので、勤務時間内に仕事を終わらせようというモチベーションを保ちにくくなります。また、自分の中でも残業が常態化し、疑問を抱くこともありません。それは、人間らしい生活とは言い難いです。
帰って寝るだけの生活から脱却する方法
ワークライフバランスがとれる暮らしをしたいなら、帰って寝るだけの生活からいち早く抜け出すことをおすすめします。ここでは、帰って寝るだけの生活から脱却する方法を、いくつかご紹介します。
どこかに立ち寄ってから帰る
1つめは、どこかに立ち寄ってから帰る習慣をつけることです。毎日でなくてかまわないので、残業を切り上げて映画を観に行く、カフェでお茶をする、バーで一杯だけ飲むなど、立ち寄り先を見つけましょう。そうした時間をつくることで、オンオフをつけやすくなり、仕事を引きずったまま家に帰ることがなくなるはずです。
時間に余裕があるなら、ジムやヨガに行ったり、遠回りしてウォーキングやジョギングをして帰るのもよいでしょう。気分転換を図れる習慣を、日常生活に取り入れるよう意識してみてください。
仕事の優先順位を決める
2つめは、日々の中で仕事の優先順位を決めることです。帰って寝るだけの生活をしている人の多くは、毎日遅くまで残業しているものです。しかし、その業務すべてが、残業してまで行うべきものとは限りません。1ヶ月・1週間・1日の業務を書き出し、優先順位を決めてから仕事をする習慣をつけましょう。
そのうちに、何をいつまでに終わらせるべきかが、判断できるようになります。業務に支障がないようにスケジューリングできるようになれば、残業をする必要があるかどうかを、自分で判断できるはずです。残業は周りの雰囲気にのまれて行うことではありません。勤務時間内に、業務を終わらせることを目指しましょう。
有給・半休をうまく使う
3つめは、有給や半休をうまく使うことです。大抵の仕事には、繁忙期と閑散期があります。大きな仕事が終わった後や閑散期を利用して、有給休暇を取るのはおすすめです。通年で業務量が変わらない仕事の場合は、半休を活用し、午前または午後を休むことで時間を確保するのがおすすめです。
体調が悪いときの病院や私用で半休を取るのではなく、プライベートな時間を過ごすために休むと決め、実践してみましょう。やってみたいことをリストアップすると、休みたいという意欲がわくかもしれません。
会社の近くに引っ越す
4つめは、会社の近くに引っ越すことです。帰って寝るだけの生活をしている人の中には、通勤時間が長いケースも少なくありません。残業で疲れたうえに、混んだ電車に長時間揺られているのでは、心身共に疲弊するのは当たり前です。通勤時間を短縮するために引っ越すことで、睡眠時間を長く確保するのは容易くなります。
長時間の通勤や慢性睡眠不足というストレスから解放されることで、仕事のモチベーションがあがる人も多いです。前向きに検討してみることを、おすすめします。
新しく熱中できるものを探す
5つめは、新しく熱中できるものを探すことです。趣味がある人は、それを楽しむ時間をつくるために、効率的に片付けようとします。そして、残業が少なくても成果を出せるよう、仕事でも工夫を凝らします。家に帰る楽しみがないことも、残業を常態化させる原因なのです。
今は趣味がなくても、興味があるものを片端から試していくうちに、熱中できるものが見つかるかもしれません。趣味という自分の時間がある生活は、日々の楽しさやメリハリを生んでくれるはずです。
それでも脱却できなかったら
自分でできる帰って寝るだけの生活から脱却する方法を試しても、状況が改善されないと悩む人もいることでしょう。その場合、あなたではなく職場に問題があると考えられます。ブラック企業に勤務していることで、帰って寝るだけの生活を余儀なくされているなら、転職するのも選択肢の一つです。
近年は在職中に転職活動を行うのが当たり前ですし、複数の転職エージェントなどに登録しておくことで、ミスマッチのない求人探しができる可能性が高まります。心身を壊してしまう前に、前向きに転職を検討しましょう。
まとめ
今回は「帰って寝るだけ」の生活とは何か、それが生活に及ぼす影響、そこから脱却する方法などについて解説しました。
真面目な人ほど、きちんと仕事をしたいという思いから、帰って寝るだけの生活に陥りがちです。そして、残業を断れずに業務が増える傾向が高いといえます。そうした生活で心身が病んでしまう前に、生活改善するのがおすすめです。この記事を参考に、できることから始めてみてください。