仕事へのやる気がなくなることがあります。モチベーションが切れて全くなくなったり、転職を考えることも社会人ならあるでしょう。今回は、仕事へのやる気がなくなった時にどうすればいいのかということについて紹介します。仕事へのやる気がなくなることは誰にでもあるので、うまく自分の気持ちと向き合っていきましょう。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
仕事のやる気がなくなる瞬間は誰にでも訪れる
「仕事へのやる気がない」ということに申し訳なさを感じたり、「自分はダメだ」と思ってしまったりするかもしれません。しかし、仕事へのやる気がなくなることは誰もが経験すると言っても過言ではありません。
昨日の夕方に突然開かれた業務効率改善会議。全員集まり、店長に全員の前で試用期間が終わったばかりの僕はディスられて…。出来ないことがありすぎると。入社7年目の人と同じ仕事はできません!そんなの求めるならもっといい人を採用してください。やる気なくなった…行ってきます。
— sumon (@sumon_ysr80) September 11, 2019
上記のツイートでは試用期間が終わったばかりの新人なのに、みんなの前で怒られたせいでやる気がなくなったとのことです。そんな理不尽な目に遭うと、やる気がなくなるのは当然です。
明日仕事に行くことを思うたび、動悸が強くなっていく。
先週の水曜から休んでいるから、
普通なら、職場のみんなから心配されたり、気にかけてもらえると思うけど、私の場合は孤立しているから、誰からも心配もされない。気にもかけてもらえない。空気といっしょ…
もう行きたくない…
— mash (@mash13_7728) September 9, 2019
上記のツイートでは、仕事のことを考えると動悸がすると述べています。この場合、かなりのストレスを仕事に対して感じていることが考えられます。仕事を休むのは正解で、行く必要はありません。
仕事のやる気がなくなる5つの理由
仕事へのやる気がなくなるのはなぜでしょうか。以下が考えられる原因です。
- 職場に理解者がいなくて孤独
- 労働環境が劣悪
- 努力が正当に評価されていない
- 将来に希望が持てない
- 仕事内容が自分に合っていない
すべて、原因は自分だけではありません。環境のせいでやる気がなくなることも多々あります。やる気がないからといって、自分を責める必要はありません。
職場に理解者がいなくて孤独
職場に理解者がいないと、いくら頑張っても努力をわかってもらえず孤独を感じてしまいます。
業務効率改善のための提案をしても「文句を言っている」と思われたり、業務を効率よく終えて定時で帰れるようにしていると「サボっている」と思われたりすると、やる気が出ないのも当たり前です。
職場において人間関係は仕事へのやる気を左右する大きな要素です。尊敬できる人がいないばかりか、周りが敵だらけの場合モチベーションを維持することは非常に難しいでしょう。
労働環境が劣悪
労働環境が劣悪だと、働けば働くほど消耗していきます。心も体も疲れ果ててしまい、やる気がなくなってしまうのも当然です。
毎日残業が続いたり、休日出勤を強いられたり、効率化できるような雑務で時間を浪費していると、ストレスが確実に蓄積されていきます。
さらに周りからのハラスメントを受けていることがストレスの原因という場合もあります。
「明らかにブラック企業だ」と思うなら、環境を変えることも考えてみることをおすすめします。
努力が正当に評価されない
自分は頑張っているのに、努力を認めてもらえず、人事評価に反映されないケースもあります。
せっかく新規の大型顧客を獲得したのに「運がよかっただけ」と判断されたり、実績を出しているのにボーナスが上がらなかったり、自分より仕事ができない人が社内政治のみで出世したりすることがあります。
頑張っている自分に対してそのようなことが起こってしまうと、「自分の頑張りはなんだったのか」と体から力が抜けてしまいます。正当に評価されない限り、仕事へのやる気は戻ってこないかもしれません。
将来に希望が持てない
同じ仕事を続けるうちに、いろいろなことがわかってきます。キャリアアップなどの出世ルート、昇給の限界、獲得できるスキルの上限などを知ってしまうと、将来への希望を失ってしまうことがあります。
また、同じ仕事を繰り返していたり、単純な作業が続いてマンネリ化が進むと「このままでいいのか」と不安になってきます。
「この仕事を続けても将来への希望が持てない」「社内の先輩・上司みたいな姿になりたいと思えない」という気持ちを持ってしまうと、仕事へのやる気が低下してしまいます。
仕事内容が自分に合っていない
単純に仕事内容が自分に合っておらず、仕事に対する意欲がわかないという場合もあります。
仕事はやってみるまで自分の性に合っているか判断できませんし、就職時に自分が希望した部署に配属されるかもわかりません。そのため、この部署に配属されたけど、やってみたら全く向いていなかったということが起きてしまいます。
不得意なことでも或る程度の努力で賄えるかもしれませんが、、興味のないことをずっとし続けるのは苦痛です。自分の性格や能力にどうしても適していないという場合は、やりがいや満足度を抱く前に苦手意識が前にでてしまい、やる気が低下してしまいます。
やる気のなさが引き起こす悪影響
やる気がない状態で仕事をしていると様々な悪影響を引き起こす可能性があります。ここではモチベーションの低さが引き起こす問題について取り上げます。
やる気のなさが自己嫌悪を引き起こすこともある
仕事へのやる気の低下が自己嫌悪に発展し、その自己嫌悪のせいでさらに仕事へのやる気が下がるという悪循環に陥ってしまうことがあります。
仕事へのやる気がなくなったせいで今までしなかったようなミスをして自信を無くしてしまったり、仕事に行きたくないせいで生活が雑になり、そのしわよせがさらに仕事に出てしまうことが考えられます。
一時的に仕事へのやる気がなくなることは誰にでもありますが、その状態を放っておくと危険だということは認識しておきましょう。
周りからの評価が下がり信用が落ちる
やる気がない状態で仕事を続けていると、自分の気がつかないうちにパフォーマンスが低下している可能性があります。
やる気がないと無意識にスが目立ったり、仕事が雑になったりしてしまいます。また、周りから「疲れているのかな?」「何か変だな」とネガティブな印象を与えてしまうかもしれません。
どんな仕事でも、仕事への取り組み方が信頼をつくります。仕事に対する真摯な姿勢が見られないと、自分に対する評価や信頼度が低下してしまいます。
やる気のなさによって給料が下がる
やる気がないと仕事に対する取り組みが雑になります。直接的にそれが給料が低くなる原因になるかは会社によりますし、明確ではありません。
しかし、出世する機会が失われる可能性は大いにあります。出世していく社員はやる気があって仕事もできる人が多いのが事実です。
周りは出世していくのに自分はやる気も実力も中途半端なまま取り残される、というのは非常にもったいないです。
仕事は頑張ればいい訳ではない
weirdが「『週休4日勤務』を導入したらどうなるか」という実験を取り上げています。ニュージーランドの資産管理会社が給料はそのまま、勤務を週5日から週4日にしたという実験です。
結果、アウトプットは週5日の時と変わらず、チームワークがよくなって従業員の熱意が高まり、従業員のストレス減少につながったとのことです。増えた休暇を楽しむ従業員がほとんどでした。
もちろん、週4日にすることで生産性が飛躍的に上がるというわけではないものの、従業員の精神にとってはプラスであることは間違いありません。
仕事は長い時間やればいい訳ではありません。モチベーションに波があって当然ですし、リフレッシュする時間が必要です。精神的な健康を保つことが、仕事の質を維持することにもつながります。
仕事のやる気がなくなった時の選択肢
仕事のやる気がなくなった時には以下のような選択肢が考えられます。どの選択肢がベストなのかは自分次第です。
- もうひと踏ん張りする
- 有給でリフレッシュする
- 休職して気持ちを整理する
- 転職する
以下でそれぞれの方法について説明します。いずれにしても、あまり肩に力を入れすぎないことが大切です。
もうひと踏ん張りする
やる気がなくなっても、もうひと踏ん張りしてみるのも選択肢の1つです。やる気がないまま仕事をしていたにもかかわらず、ある日急にスイッチが入ったり、チャンスがやって来たりすることもあるからです。
ただし、踏ん張りすぎるのも禁物です。踏ん張りすぎると心や体の調子が崩れてしまうので、ほどほどにしておきましょう。
有給でリフレッシュする
忙しい日々が続いたり残業続きで疲れているせいで一時的に仕事へのやる気が落ちているなら、有給休暇を取得してリフレッシュしましょう。趣味に没頭したり旅行したりして、仕事のことを忘れる必要があります。
十分にリフレッシュできれば、「よし、また頑張ろう」と気持ちの切り替えが自然とできるようになります。
休職して気持ちを整理する
仕事や職場に問題があったり、仕事のせいで悩んでいる場合には一度休職してみるのも方法の1つです。このまま働き続けていいのか、今後のキャリアプランはどうするのかなどゆっくり気持ちを整理してみましょう。
休職後は一定期間なら給料が発生しますが、その後は無給となります。金銭面で不安がないようあらかじめ貯蓄をしっかりしておいてください。
転職する
「このまま仕事を続けてもやる気が戻ることは一切ない」とわかりきっているなら、転職してしまうのがよいでしょう。転職活動をすることで日々忙しくなり、業務へのモチベーションが戻ることもあります。
転職をすると、自分の希望や将来像を再確認することができます。人生においても大切なことなので、思い切って転職することも選択肢の1つとして持っておいてください。
仕事のやる気を取り戻す5つの方法
仕事へのやる気を取り戻したいなら、以下の方法を試してみましょう。
- 今の気持ちを紙に書き出す
- 自分を褒める
- 体を動かす
- 仕事から離れる時間をつくる
- 責任転嫁してみる
それぞれの項目を試してみて、自分にあった方法を見つけてください。自分にあった方法がわかれば、今後もやる気をコントロールすることができるようになります。
今の気持ちを紙に書き出す
「書く」ことは思考を整理する上で非常に重要です。考えているだけでは頭の中はぐちゃぐちゃになってしまいがちですが、文字にすることで考えが整理され、自分でも気づかなかった思いを発見することができます。
まずは、納得いくまで自分の今の気持ちをノートに書き出してみましょう。綺麗に書く必要はありません。自分自身との会話だと思って、一度試してみてください。
自分を褒める
やる気がない時には自分を褒めることが大切です。「こんな中でよく頑張っている」「自分はすごい」と頑張りを認め、そんな自分にご褒美をあげるようにしてみてください。
自分をねぎらうために温泉に行ったりマッサージに行ったり、高級なレストランで食事を楽しんでみたりしてはどうでしょうか。自分を褒める考え方をすることも大切ですが、自分を褒めるための行動もしてみましょう。
体を動かす
体を動かすことがやる気につながることがあります。運動すると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌され、その量はスイーツを食べた時の2倍とも言われます。
体を動かすことで頭がすっきりし、前向きな気持ちになることができます。特にリラックス効果や幸せな気持ちになる効果が高いヨガなども試してみてはいかがでしょうか。
仕事から離れる時間をつくる
仕事のやる気を取り戻すために、あえて仕事から離れる時間をつくってみましょう。「定時で帰る」「昼休憩は絶対にメールを見ない」など自分でルールを作ってみてください。
仕事から離れる時間をつくることで、気持ちの切り替えが上手になります。「絶対に定時に帰る」と決めることで業務時間内で効率よく仕事を終わらせなければならず、メリハリがつくことでやる気が戻るかもしれません。
責任転嫁する
真面目な人こそ、自分を追い詰めてしまい、自分に対して厳しくなってしまいます。やる気が出ないのは自分が悪い、自分に問題があると思ってしまうことで、リフレッシュしようと思ってもなかなかうまくいきません。
一旦上手くいかない原因を自分以外に当てはめてみるのはどうでしょうか。周りの人間でも、労働環境でも、時間でも、はたまた今日の天気でも、何でも構いません。
ただし、日常的に責任転嫁するのは周りからの信頼をなくすので避けましょう。
どうしても自己嫌悪に陥ってしまう、自分のせいだと思ってしまう方に有効な方法です。責任感が強いのは美徳ですが、少しずつ自分とうまく付き合っていことが大事です。
仕事に関するその他の疑問
以下の記事では、仕事に関するその他の疑問を解説しています。仕事がどうでもいいと思ってしまう、通勤時間が苦痛だなど仕事が嫌になる理由は人それぞれです。関心がある方はこちらも併せてご覧ください。
まとめ
仕事のやる気がなくなることは誰にでもあることです。その理由はさまざまですが、仕事のやる気がない状態を放置しておくと心と体に不調をきたすことがあるので注意が必要です。
仕事のやる気がない時は、思い切ってリフレッシュしてみましょう。もしくは、転職するなどの方法も1つです。いずれにしても、自分と向き合って、自分の気持ちに正直に行動することが大切です。