職場に嫌いな人がいる、苦手な人がいるという人は少なくありません。嫌いな人と働くことは苦痛であり、ストレスを感じます。嫌いな人とは話さない・関わらない・無視したいという感情が湧いてしまうのはある程度は仕方ありません。しかし、限度もありますし、世間体も気になってどのように接すれば良いのか悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。本記事では、職場に嫌いな人がいる場合の接し方や嫌いな人と話さない場合のメリット・デメリットをご紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
職場に嫌いな人は誰でもいる
職場に嫌いな人がいて、人間関係や関わりによってストレスを感じている方は数多くいます。
職場に嫌いな人がいる人の声
以下では、ツイートを2つご紹介します。
職場にたまらなく嫌いな人がいるんだけど
その人周りからどんどん嫌われていってて
ざまぁみろって思ってる自分死にたい、、、
でもたまらなく快感や、、、
ごめん⚪︎さん、、、
— みっちゃん (@mittyan_0128) January 14, 2020
上記は、職場の嫌いな人が他の人からも嫌われていることに快感と罪悪感を感じるツイートです。人の不幸を喜ぶことは良いことだとは言えません。
朝からクッソ下らないことで職場が揉めてクッソ面倒くさい。別に私はこの件に直接的な関係がないし、揉め事起こした人のことが嫌いだから(だから揉め事起こしたんだろって思ってる)これを機に消えてくれれば万々歳くらいにしか思ってないけど。
— すにこ (@sunico_s25) January 14, 2020
上記は、嫌いな人が職場でトラブルを起こしたので退社を秘かに願っているツイートです。職場で嫌われている人は、様々な人との関係が悪く問題を起こしたり辞職せざるを得ない状況をつくり出すことがあります。
職場の嫌いな人と話すか話さないか
職場で嫌いな人とは話すべきか、話さないべきかで悩む方は多くいらっしゃると思います。
- 話す:個人的な感情はあっても、仕事上での関係を維持する必要があるから
- 話さない:大人げないと周囲から思われても、許容できる相手ではないから
上記は、職場の嫌いな人と話す人、話さない人の主な理由です。どちらにも説得力があるので、単純に良い悪いを判断することは難しいと考えられます。
職場の嫌いな人とは話さない!その心理・原因
そもそもなぜ嫌いな人と話さないのか心理状態を知りたいと感じた方もいると思います。
職場の嫌いな人とは話さないというその心理的背景や理由には、大きく分けて以下の2パターンがあります。
- 話したくないと思う理由・要因が嫌いな相手にある場合
- 話したくないと思う理由・要因が自分自身にある場合
以下ではこの2パターンに該当するさらに細かい理由を解説します。
理由・要因が相手にある場合
性格や価値観の相性が悪い
根本的に考え方が異なる人はいます。それは互いのそれまでにいた環境やその人の性格が原因であることが多く、すぐに改善できることではありません。
ひとはみな自分を正当化してしまいますが、結局一つの見方からしか考えることはできません。どうしても相性が悪いと感じてしまう人とは話したくないと感じてしまってもしかたありません。
仕事を真面目にしない
仕事をしない人間とは無駄な会話をしたくないと感じるひとはいます。職場の人間が全員ん真面目に仕事をする人とは限りません。
また、デリカシーがない、自分勝手、過剰にネガティブなど、負の印象を与えてくる人はどうしても関わりたくないものです。仕事の邪魔になるような人と話すのは効率にも影響します。
理由・要因が自分にある場合
自己防衛本能が働いている
自分自身に問題がある場合の1つ目の心理は、自己防衛本能です。自己防衛本能とは、自らの正当性を主張したり責任が他社にあることを周囲に知らしめることで、自らを守ろうとする防衛本能です。
- 嫌いな人と話すことで、ストレスを感じて精神的なダメージを受ける
- 嫌いな人と関わることで、イライラして睡眠障害など肉体的な負担を受ける
職場で嫌いな人と話すことで、以上のような状態になることも考えられるので、話さないという自己防衛本能が働くことで、身を守ろうという心理状態になるのです。
課題回避意識がある
自分自身に問題がある場合の2つ目の心理は、課題回避意識です。課題回避意識とは、職場で嫌いな人と話すことで何らかの人間関係問題や、業務上のトラブルなどに巻き込まれないようにすることです。
- 嫌いな人と話す中で、つい反発的な言葉を発してしまいその人以外からも嫌われる
- 嫌いな人に口答えをしたことで、仕事の責任を擦り付けられてしまう
職場で嫌いな人は、一般的に人間関係や業務でのトラブルメーカーと言える存在であり、そのような人と関わらないことで問題に巻き込まれないようにする意識が働いています。
職場の嫌いな人との接し方
職場で話さないほど嫌いな人がいた場合、どのように接すべきかと悩む方も多いと思います。
本見出しでは、職場の嫌いな人との接し方をご紹介します。ご自身がどれだけ職場の嫌いな人を避けたいのかによって、対応を変えると良いでしょう。
①できるだけ関わらない
1つ目はできるだけ関わらないことです。職場では、同期や関係の良い先輩後輩などでグループが存在することが一般的ですが、嫌いな人とは同じグループにいない方が良いでしょう。
自分から嫌いな人に話しかけたり、逆に嫌いな人から話しかけられないように、関わらないことを徹底することで職場の嫌いな人と接する機会を減らすことができます。
②必要最低限の会話・挨拶にとどめる
2つ目は必要最低限の会話や挨拶にとどめることです。対面したのに挨拶しなかったり、挨拶されたのに無視したりというのは不自然なのでやめましょう。仕事でコミュニケーションが必要なのに会話をしないというのも非効率的です。
仕事で必要な最低限の挨拶や業務連絡にとどめて、会話で得るストレスを軽減させましょう。
③2人きりや少人数になるのを避ける
3つ目は2人きりや少人数になるのを避けることです。2人きりになるとどうしても会話をしなければならなかったり、嫌でも相手を気にしないといけない環境になってしまいます。
無理やり避けるのは不自然なので、あくまで自然になるように心がけ、2人きりならないようにしてください。
④仕事だと割り切り距離感を適度に保つ
4つ目は仕事だと割り切り距離感を適度に保つことです。仕事だと割り切ってしまって、相手がどんな態度であろうが、どんなことを言ってきようが達観して対応するのも一つの手段です。
会話もするし仕事も相応にするが、一線を引くという大人の対応です。しかし無理に付き合うとストレスがかかるため、適度に息抜きも必要です。
⑤無関心になる
5つ目は無関心になることです。人は、無意識に他の人への興味がボディランゲージとして出てしまうので、嫌いな人が話しかけてくるきっかけになってしまいます。
職場で話さないほど嫌いな人であれば、頭の中から完全にシャットアウトして周りから何らかの話題が聞こえたり、話すきっかけがあったとしても無関心になることを徹底しましょう。
⑥最終手段「無視」はできるだけ避けるべき
話さないで無視することも最終手段です。話すべき場面でも話さないで徹底的に無視することになります。これは職場で嫌いな人に対してできる最も強烈な接し方です。
当然ながら、以下のような悪影響も生じます。
- 周囲に気を使わせる
- 無視しないといけないという意識を他の事に向けた方が効率的
- 職場の人間関係悪化につながる
- 悪意がなくても人を傷つける可能性が高い
嫌いな人も無視されていることに気が付くので関係は悪くなりますし、その状況を見てる周りの同僚や上司からの印象も悪化することは避けられないと言えます。
嫌いと思ってしまう心理的背景を考慮すると無視したいという気持ちも分かりますが、一方的な「無視」はいじめだと思われかねません。大げさになるとハラスメント行為だとみなされてしまう可能性もあります。
職場の嫌いな人と話さないメリット・デメリット
でもどうしても嫌いな職場の人と話したくない・無視したいと思ってしまう人も多いのではないでしょうか。メリットとデメリットを比べた場合にどちらが大きい疑問に思うかもしれません。
本見出しでは、職場の嫌いな人と話さないメリット・デメリットをそれぞれ2つずつ紹介します。ご自身の行動を決める際の指標としても是非ご活用ください。
メリット
職場の嫌いな人と話さないメリットとしては、精神面と効率面から1つずつ考えられます。
①精神的なストレスを受けない
1つ目のメリットは、精神的なストレスを受けない点です。職場で嫌いな人と話すことで、仕事中だけでなく退社後も不快な言葉が頭から離れずに、イライラをため込んでしまいます。
しかし、嫌いな人と話さなければそもそもストレスを受けることが無いので、睡眠障害やうつ病といった精神的なストレスによる病気になる可能性も低くなります。
②効率的な時間活用ができる
2つ目のメリットは、効率的な時間活用ができる点です。職場では、限られた労働時間の中でどれだけ良いパフォーマンスを上げるかが、昇給やボーナスの要因となります。
そのため、職場で嫌いな人と話す暇があれば、その時間を活用して終えた仕事のミスが無いか確認をしたり、自発的に新たな仕事を受けて処理する方が意味があると言えます。
デメリット
職場の嫌いな人と話さないでメリットとしては、人間関係と社交性から1つずつ挙げられます。
①困ったときも自己解決が必要
1つ目のデメリットは、困ったときも自己解決が必要なことです。職場で嫌われている人の中には、役職について業務権限を有していたり何らかの能力に秀でた人もいます。
仮に、嫌いな人と話さないとすると、その人からあらゆる業務支援を受けられなくなるため、困った時でも頼ることができなくなりいつでも自己解決が必要となってしまいます。
②社交性が低いと評価される可能性がある
2つ目のデメリットは、社交性が低いと評価される可能性があることです。職場では、必ずしも良好な人間関係が築けるわけではないので、そのような人とも接する必要があります。
管理職の人の中には、人間関係を悪化させるような人が相手でも自分から良好な関係を構築すべきという考えを持って、部下を評価する人もいます。
そのような場合には、職場で嫌いな人と話さないことで社交性が不十分と評価されてしまう可能性もあります。
職場自体がおかしい可能性もある
職場で話さないほど嫌いな人がいる場合、職場自体がおかしいことも可能性として考えられます。
- 優秀な人が潰される理由と潰されないための対応
- 変な会社の特徴と在籍時の対処法
以下の記事では、仕事もできて人格も優れている優秀な人が、会社で嫌な思いをさせられる背景とそのような状況下の解決策をご説明しています。
また、働いている会社がまともか否かを判断し、対処するための記事もありますので合わせてご覧ください。
まとめ
職場で、話さないくらい嫌いな人はいるので、職場に応じた対処をしたり嫌いな人への接し方を状況に応じて臨機応変に変えることが必要であるとわかりました。
嫌いな人と話さないことで、職場の雰囲気が悪くなることもありますが、それよりもご自身の精神的なストレスなどを減らすことを優先されてみてはいかがでしょうか。