設備管理は、経験者や未経験者にも人気の職種であり、志望動機は重要なポイントです。数ある業種の中から、なぜ設備管理の仕事に就きたいのか、説得力のある志望動機を述べることが求められます。本記事では、まず設備管理の概要と志望動機のポイント。次に、設備管理の例文や面接の注意点を解説致します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
設備管理とは
就職活動中の皆様にとって、設備管理という職種はあまり馴染みがなく、どのような仕事をしているのか、イメージが付きにくいものと考えられます。
そこでこちらの見出しでは、設備管理とはどのような職種なのか、2つのポイントから仕事内容と役立つ資格へのご理解を深めて頂くために解説致します。
設備管理の仕事内容
1つ目のポイントは、設備管理の仕事内容についてであり、具体的には以下のような業務を担当する職種となります。
- 電気、空調やボイラーなどが不具合なく正常に稼働するようための保守管理
- 生産設備の長期的な効率活用を実現するための点検・補修活動
- 設備周辺の清潔さを保つための清掃や、防犯のための巡回
このように、設備管理は商業施設が不具合なく稼働するために、様々な設備を保守管理したり、重大な故障が起きないよう点検・補修をする業務となります。
また、一般の利用者が立ち入らない設備管理室を清潔に保ち、不審者がこれらの設備を破損させないように巡回して警備することも行っています。
設備管理に役立つ資格
2つ目のポイントは、設備管理に役立つ資格であり、例えば以下のような資格が設備管理を目指す上でポジティブに評価される資格となります。
- 危険物取扱者乙種
- 第二種電気工事士
- 消防設備士
- 二級ボイラー技士
- 第三種冷凍機器保安責任者
これらの資格の多くは、難関国家資格であるため取得までに大学の卒業や、基礎となるその他の資格を取得することが条件として課せられていると考えられます。
そのため、設備管理として働く上で資格を活用したい方は、どのような資格が何の業務に生かせるのかを調べて、大学在籍中と卒業後のスケジュールを立てて取り組みましょう。
設備投資の志望動機を書く際のポイント
冒頭の見出しにて、設備管理の仕事内容と役立つ資格をご紹介致しましたが、志望動機をどのように書くべきか迷ってる方も多いと考えられます。
そこでこちらの見出しでは、設備管理の志望動機を書く際のポイントを3つお伝え致しますので、執筆においては特に意識してみると良いでしょう。
ポイント①|結論から述べる
1つ目のポイントは、「なぜ設備管理の仕事がしたいのか」という、志望動機の結論から述べることです。
- 施設管理のバイトにやりがいを感じたから
- 資格を活かせる施設管理の仕事がしたいから
- 御社の経営理念に共感したから
例えば、以上のような理由を結論として、一言で施設管理への志望動機を伝えられることができれば、わかりやすくて良いと考えられます。
反対に、読み手が志望動機を明確に把握できない長文や、施設管理を志望する根拠を最初に述べてしまうのは適切でない書き方となります。
ポイント②|背景を解説する
2つ目のポイントは、「設備管理に興味や接点を持った出来事」などの、背景を解説することです。
- OBOG訪問にて、施設管理の仕事を知った
- 商業施設によく行くため興味を持った
- 就活セミナーで施設管理の方から話を聞いた
このように、施設管理へ志望動機を持つきっかけや出来事は何だったかを述べることで、冒頭の結論により説得力を持たせることが可能です。
この時、数ある職種の中でもなぜ設備管理に惹かれたのか、職種特有の優位性を合わせて述べることも、背景を伝える際には重要となります。
ポイント③|貢献可能性を伝える
3つ目のポイントは、「設備管理の仕事に就いたら活躍できる」という、貢献可能性を伝えることです。
- 自分の能力・スキルをどのように活かせるか
- 自身の性格や人間性がなぜ向いているのか
- 他者よりも自分には何があるのか
このように、施設管理を志望する結論と背景を伝えたら、具体的になぜ自分が施設管理の仕事を行えるのか、自分の貢献可能性を述べましょう。
貢献可能性を伝える際、施設管理の仕事を最初から全てできる必要はないため、自身の特徴から役立てられる点を選び述べることが推奨されます。
設備管理の志望動機の例文
上述の見出しにて、施設管理の志望動機を書く際のポイントを3つ解説致しましたが、実際の例をご覧になりたい方も多いと考えられます。
そこでこちらの見出しでは、施設管理の志望動機の例文を3つお伝え致しますので、イメージを膨らませたい方もぜひご参照ください。
例文①|実務経験をアピールする
1つ目の例文は、施設権利のアルバイトをしていたという実務経験をアピールすることです。
私が御社を志望する理由は、業界最大の企業で施設管理の経験を生かしたいからです。
学生時代には、フィットネスクラブにて施設管理のアルバイトを行い、フィットネス設備の管理やロッカールームの清掃などを行っておりました。
このアルバイト経験を通して、施設管理によって利用者の皆様から感謝されることに大きなやりがいを感じたので、業界最大手の御社にて施設管理業務に携わりたいと考えています。
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こちらの例文では、学生時代に設備管理の仕事を行った経験があることを用いて、施設管理の業務内容や仕事で得られる充実感から志望動機を伝えています。
例文②|資格の保持をアピールする
2つ目の例文は、施設管理で生かせる資格の保持をアピールすることです。
私は、危険物取扱者乙種の資格を用いて、施設管理として働くことを志望しています。
家族が消防士として働いている影響で、火災を防ぐために縁の下の力持ちとして働く危険物取扱者乙種へ興味を抱き、大学に在籍する中で資格の取得へ力を注いで参りました。
御社では、危険物取扱者乙種の知識を生かしながら設備管理の経験を積み、危険物取扱者甲種へのチャレンジも視野に入れつつ、更に精進をして参りたいと考えております。
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こちらの例文では、大学に在籍する中で国家資格の1つである危険物取扱者乙種を取得し、設備管理として働きながら今後も努力を続けていくことをアピールしています。
例文③|熱意をアピールする
3つ目の例文は、未経験者の立場から熱意をアピールすることです。
私は、幅広い知識と冷静な対応力を兼ね備えた設備管理者として、幅広い企業を陰で支えている御社に就職をしたいと考えております。
学生時代には、趣味の海外旅行を通して様々なホテルに滞在を致しましたが、宿泊先のホテルで空調や電気設備を正常に維持する、設備管理の仕事に興味を持つこととなりました。
これまで、設備管理の業務経験や求められる資格を取得した経験はありませんが、御社への入社後は持ち前の探求心によって、顧客企業から頼られる設備管理者を目指したいです。
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こちらの例文では、未経験者ながら設備管理に興味を抱いた背景と、自身のパーソナリティを用いて、未経験者の立場から熱意を述べています。
設備管理の面接のポイントと注意点
ここまで、施設管理の志望動機を書く際のポイントや実例をそれぞれお伝えして参りましたが、面接に不安を感じていることも想定されます。
そこで本見出しでは、この記事の締めくくりとして、設備管理の面接のポイントと注意点を2つずつご説明致します。
設備管理の面接のポイント
以下では、設備管理の面接のポイントを2つお伝え致します。
面接では、候補者個人としての絶対評価と、その他の候補者と比較した相対評価で判断されます。
そのため、施設管理という職業をしっかりと研究していることに加えて、自身がこの職種に適しているということを面接官へアピールする必要性もあります。
ポイント①|職種への理解を伝える
1つ目のポイントは、施設管理という職種への理解を伝えることです。
- 業界地図などの就活書籍を活用して、施設管理業界を深く分析する
- OBOG訪問にて、施設管理をする人の話を聞きに行く
- 設備管理を行う企業の、会社説明会や合同説明会に参加する
例えば、以上のようなアプローチによって、施設管理という仕事がどのようなものか概要のみならず、詳細までをよく調べて理解できていることが求められます。
ポイント②|職種への適性を述べる
2つ目のポイントとして、施設管理という職種に対して、自分が向いてと伝えることです。
- 施設管理に求められる考え方や行動などの特徴を掴む
- 自身の性格やパーソナリティから施設管理に適していることを述べる
このように、施設管理へ自分が相応しいと面接官へアピールする場合には、上述の2ステップにて論理的に述べることが有効だと考えられます。
設備管理の面接の注意点
以下では、設備管理の面接の注意点を2つお伝え致します。
面接では、就職を希望する業界や職種への深い理解のみならず、人対人の会話を通して相手にポジティブな印象を与えて、気に入ってもらうことも不可欠となります。
そのため、面接時の外面的な注意点と面接を通してのやり取りを切り口として、2つの注意点をクリアできるよう取り組むことを心がけましょう。
注意点①|スーツを着用して誠実さを示す
1つ目の注意点は、スーツを着用して誠実さを示すことです。
- 身体の大きさに合った、最適なサイズのスーツを選ぶ
- スーツやシャツの色から、自分のイメージカラーを選ぶ
例えば、このようなポイントを考慮してスーツを着ることで、施設管理をする人として信頼されるために重要となる、誠実さをアピールすることができます。
注意点②|敬語に気をつけて返答する
2つ目の注意点は、敬語に気を付けて返答することです。
- 語尾は「~です、~ます」に統一して質問に答える
- 「尊敬語+尊敬語」や「謙譲語+謙譲語」の誤った二重敬語を使わない
面接では、最も基本とはなりますが以上のようなポイントに気を付けて、正しい敬語を用いたやり取りができるように準備をして臨むことが求められます。
まとめ
本記事では、まず設備管理とはどのような仕事かを説明して、志望動機のポイントを3つお伝えしました。
また、設備管理の例文に加えて、面接におけるポイント・注意点もそれぞれ解説致しました。
設備管理の仕事を目指す方は、職種への理解を深めて、説得力のある志望動機を伝えられるよう準備を進めてはいかがでしょうか。