生産技術に向いてる人の特徴は?きつい・底辺と呼ばれる仕事にも魅力は多い!

生産技術職は、工場の生産ラインの管理・監督をしながら、生産性向上に必要な施策の提案と実施を行う仕事です。この記事では生産技術職の仕事内容・向いてる人の特徴・きつい仕事と言われる理由・就職を有利に進める方法を紹介します。ものづくりやマネジメントの仕事に興味がある方は、ぜひご一読下さい。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

生産技術の仕事内容

生産技術職とは、製品の生産工程の改善に従事する職員で、生産ラインの企画から関係各所との連携・生産ラインに関わる書類の作成・管理などを行います。

この記事では生産技術職への向き不向きの判断方法や、仕事の魅力などについて紹介しますが、まずは生産技術職の仕事内容を確認してみましょう。

目次

①生産ラインの立案・整備・改善

1つ目の仕事は生産ラインの立案・整備・改善です。

この仕事は生産技術職が行うメインの仕事となり、日々の生産ラインの監督業務の中から課題を発見し、QCD(生産の質・生産コスト・納期)改善のための施策を構築します。

施策の構築では、資本生産性(設備の稼働効率)と労働生産性(従業員の配置や導線)の観点に注意し、施策の実施後は改善策が想定通りに稼働しているかを確認し、必要に応じてさらなる改善・施設の整備業務なども行います。

②社内の各部署との調整業務

2つ目の仕事は、社内各所との連携や調整業務です。

生産技術職の仕事はあくまでも企画・管理業務が主となり、実際に設備を敷設したり機械を調整する業務は行いません。その一方で、現場の作業員のニーズを汲み取って、生産性向上につながる技術の開発を、開発職の従業員に伝える役割を担います。

また、生産ラインは製造業者の売上に直結する重要な会社の資産です。そのため、生産ラインの改善など、会社への影響が大きい施策を実施する際には、経営陣や上長などにも許可を得るためにコミュニケーションが必要です。

③各種書類の整理・更新

3つ目の仕事は各種書類の整理・更新です。

生産ラインの調整や新しい設備を導入した場合、改善効果を最大限発揮するために、設備の使い方などの標準作業書を作成する必要があります。またその作成もPDCAが必要なため、機能しない場合に標準作業書の更新を行う必要があります。

また、生産技術職が取り扱う書類は、新しい設備の設計書・改善前後の生産ラインの図表など多岐にわたります。生産ラインの生産性向上という主な業務に集中するために、これらの書類を整理する必要もあります。

生産技術に向いてる人の特徴

では、こうした生産技術職に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは生産技術職に向いている人に見られる4つの特徴を紹介します。周囲の人と連携を取りながら、根気よく改善・監督を行える人が向いている職業だということを理解しておきましょう。

①日々の細かい管理・監督が苦にならない人

向いている人の1つ目の特徴は、細かい管理・監督業務が苦にならないことです。

生産技術職にの仕事は企画・ライン構築が完了したら業務終了ではなく、設備が意図した通りに稼働しているかを監督したり、どれだけ生産性改善が見られたのか確認する必要があります。

特に監督業務は、自社の生産性改善やコスト削減・利益率向上の要となるため、毎日稼働状況や当日の生産数を確認する必要があり、こうした業務が苦にならない方のほうが向いている仕事と言えます。

②ものづくりに携わりたい人

2つ目の特徴は、ものづくりに携わりたい気持ちがあることです。

生産技術職の従業員は直接的な技術開発・機械の開発は行いませんが、その一歩手前の生産ラインの企画・設備のアイデアの提案などには深く関わります。そのため、物理的に存在する「モノ」を作る現場に携わることができます。

実際にモノを作る職業に就きたい場合は技術者・開発者になる必要があります。その一方で、ラインの設計やより生産性が高い施設の設計に興味を持てる方には生産技術職は向いている仕事と言えます。

③人とコミュニケーションを取ることが好きな人

向いている人の3つ目の特徴は、人とコミュニケーションを取るのが好きなことです。

生産技術の職員がコミュニケーションを取る機会が多い人は、開発者・技術者・現場の職員などの、専門的な技術や知識を持っている人です。こうした人達は自分以上に各現場で求められる深い知識を持っています。

そうした人たちとのコミュニケーションを楽しみ、専門職者から新しい知識を得ながら仕事をすることに楽しさを感じられる人は、生産技術職に向いています。

④ポジティブで明るい人

4つ目の特徴は、ポジティブで明るい人です。

生産技術職の人は職人気質な人とのコミュニケーションの機会が多いですが、会話の中でも包み隠さず厳しい意見をぶつけられることが多いので、そうした状態でもポジティブに考えて仕事を続けられる必要があります。

また、仕事の内容上現場と管理者の相反する要望の中で解決策を模索する必要があります。板挟み状態になっても塞ぎ込まずに、どうすれば関係各所が満足できる解決につながるかを考える事に楽しさを感じられる方が、仕事のやりがいを感じられます。

生産技術はきつい・大変・底辺といわれることもある

生産技術職は常に周囲の人との調整業務がついてまわるため、各所からの連絡・確認依頼・相談などが来るため、プライベートの時間の確保が難しく、きつい仕事と思われることがあります。

これらのツイートのように、新設備の導入時は導入後の稼働状況の監督業務によって深夜まで現場にいる必要があったり、社外の生産ラインの開発であれば、トラブル対応のために社内外への状況報告を行う必要があります。

生産技術のきつい面・大変な面

ここまでに説明した通り、生産技術職の仕事はきつい・大変な面が目立ちますが、その主な2つの原因を改めてここで確認しておきます。

日常業務で関わる人の傾向や、製造業の根幹となる部分の管理者という仕事上、厳しい環境で仕事を行う必要性があることを理解しましょう。

①怒られることも多い

生産技術職がきつい仕事になる1つ目の理由は、怒られることが多いことです。

特に現場の作業員からは、新しい設備が稼働しなければ、「なんとかしろ!」と怒られることも多々あります。これは設備が稼働しなければ生産目標に追いつかず、生産管理者が責任を取る事にもなりかねないからです。

その他、現場の作業員は毎日の生産ノルマをクリアするために、目の前の作業に集中する必要があり、作業員が普段から気が立っていることや、安全な作業のための必要性から、工場内で怒鳴られることもあります。

②長時間労働・休日出勤も多い

きつい仕事である2つ目の理由は、長時間労働や休日出勤が多いことです。

生産設備が自動で稼働している会社の場合、休日や夜間に稼働している設備や生産ラインでトラブルが発生すれば、その対応に追われるため長時間労働や休日出勤が必要になることがあります。

ものづくりや管理・監督・改善業務を楽しめる方にとっては楽しめる仕事ですが、そうではない方の場合は、プライベートの時間を確保しづらいため、ストレスの多い仕事になってしまいます。

きつい・大変といわれる生産技術にも魅力は多い

先述のように、生産技術職の仕事はきつい面が目立ちやすいですが、このツイートのように創造力が必要な仕事を楽しめる方にとっては、自分のアイデアが形になるので、楽しんで仕事ができます。

ここでは、そんな生産技術職の魅力を5つ確認しましょう。

①ものづくりの最前線にいられる

生産技術職の1つ目の魅力は、ものづくりの最前線で仕事ができることです。

生産技術職は、自社の生産ラインの課題に応じたオーダーメイドの新設備やライン構築を行う仕事であり、生産性向上に必要な機会の開発のために、日常生活では扱えない最新の技術に触れることができます。

一般消費者が使う家電製品等よりも高性能な機械・技術・アイデアに日頃から触れることが出来るので、その分野に興味がある方は、楽しんで仕事に取り組むめます。

②自分の仕事が数字の成果として現れる

生産技術職の2つ目の魅力は、自分の仕事が数字の成果として明確になることです。

生産ラインの改善や新しい設備の導入を行った場合、施策の実施前後の生産量・総コストなどが全て数字に出るため、あなたが行った施策がどれだけの効果を生んだかが全て数字で把握できます。

また、施策の効果を数字で把握できることは、仕事の経験を明確な指標で蓄積できるため、何をしたらどれだけの効果が見込めるかを具体的に把握できるようになります。

③海外で仕事をするチャンスも大きい

3つ目の魅力は、海外で仕事をするチャンスが多いことです。

生産技術の仕事は、同じ現場でずっと働くという印象を持つ方もいますが、日本のメーカーの場合、国内の本部で開発した技術を海外の工場に伝えたり、現地の工場で管理・監督業務を行うこともあります。

そのため、海外で働くチャンスも多く、技術やものづくりの仕事に関わりつつ、海外で仕事をしたい方には、最適な環境が手に入れられる可能性があります。

④若手のうちから大きなプロジェクトに携わる可能性がある

4つ目の魅力は、若手のうちから大きなプロジェクトに参加できる可能性があることです。

生産技術職を雇用している会社は、比較的大規模の生産ラインを保有している企業が多いため、若手のうちから関わるプロジェクトも必然的に大規模なものになりやすいです。

また、創造性を求められる仕事なので、若手のうちから積極的にアイデアを発信するチャンスも有り、そのアイデアが採用されて自社の生産性改善につながる経験も出来ることがあります。

⑤社内人脈が築けて意外と昇進しやすい

5つ目の魅力は、日頃の業務から社内の人脈構築が可能で、昇進のチャンスに恵まれることです。

生産技術職は、製造業社の利益の根幹となる生産ラインを全て把握する職業です。そのため、日頃の業務から役員や本部の管理職者と関わる機会があり、出世のチャンスに恵まれやすいです。

自社の利益に直結する部分の監督者なので、現場の工場長に任命されたり、役員に登用されて本部に勤務できる可能性も、他の職業に比べて高い傾向があります。

生産技術の採用に関する知識

最後に、生産技術職の採用について、5つのポイントを紹介しておきます。

志望業界・文系と理系の就活方法・その他生産技術職としての就職を、有利に進めるための方法などを紹介しますので、志望する方はぜひご一読下さい。

①志望業界をメーカーにする

1つ目のポイントは、メーカーを志望業界にすることです。

生産ラインの管理・監督者である生産技術職になるためには、モノを販売するメーカーを志望する必要があります。サービス業ではものの製造は無いので、メーカーを志望するのは大前提です。

また、メーカーといっても家電製品・産業用機器・化粧品・食料品など、業界は多岐にわたるので、どんな業界の生産設備の管理者として働きたいかを考えた上で、エントリーしましょう。

②理系なら専攻との親和性をアピールする

理系の学生がエントリーする場合は、学校で学んでいる専攻科目との親和性をアピールすることです。

生産技術職はあくまでも生産ラインの「管理者」なので、実際に機械の開発などに携わることはありません。ただし、機械工学に関わる専門知識は、生産技術職に必要な知識に直結するので、アピール出来る1つの要素となります。

その他、普段学校で行っている研究で統計処理を日常的に行っていたり、何らかの「モノ」を作った経験がある場合には、その経験や考え方が活きるので、そのポイントをアピールしてみましょう。

③文系でも採用・配属されることがある

生産技術職は技術的な知識があれば有利ではありますが、文系でも採用・配属されることは可能です。

というのも、先述の通り生産技術職はあくまでも「管理・監督業務」なので、コミュニケーション能力やマネジメント業務に興味や専門知識があれば、配属される可能性はあります。

また、日本で開発した技術を、海外の生産拠点に伝え稼働させる仕事もあります。そうした仕事では、文系の語学力やコミュニケーション能力が活かせる部分もあるので、専門知識を学習しておき、チャンスを掴めるようにしておきましょう。

④海外勤務を見据えて語学を学ぶ

生産技術職として仕事をしたい場合は、語学も学んでおきましょう。

現在の製造業企業の工場は、人件費削減の観点から海外に拠点を移していることも多いので、現地の工場で管理・監督業務を行う可能性もあります。なので、海外勤務も見据えて、中国語や東南アジア諸国の言語を学んでおくと良いです。

生産技術職に就いてから語学を学ぶことも可能ですが、就職活動を有利にすすめるためには先に勉強しておいた方が良いですし、配属されてからは休日出勤・長時間労働も多いので、勉強する時間を確保しづらくなります。

⑤生産技術に有利な資格を取得する

生産技術職としての採用を目指す場合は、有利な資格も予め取得しておきましょう。役立つ資格には以下のようなものがあります。

  • CAD利用技術者試験
  • 生産技術者マネジメント資格(CPE資格)
  • MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
  • TOEIC

「CAD利用技術者試験」は機械の設計図を制作する能力を測る試験、「CPE資格」は生産技術職に必要な管理能力を測る試験です。この2つは生産技術職に必要な能力を学べるので、生産技術職に付きたい方は受験をおすすめします。

他の2つは社会人になる上で汎用的に使える能力ですが、生産技術職でも資料作成や海外赴任の際に必要な能力なので、就職活動を有利に進めるためにも勉強しておきましょう。

まとめ

この記事では生産技術職の仕事内容・向いている人の特徴・きつい仕事といわれる理由・魅力などについて紹介してきました。

日常生活では関わる機会がない生産技術職という仕事ですが、アイデアを求められる仕事に興味がある方や、ものづくりに関わりたい方にとっては非常に魅力的な仕事と言えます。

また人との関わりが欠かせない仕事なので、一人で黙々と仕事をするよりは各所と連携を取りながらの仕事に魅力を感じる方は、ぜひ生産技術職を目指した就職活動をしてみて下さい。

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