機械オペレーターの求人をよく見かけますが、どんな仕事なのでしょうか。本記事では機械オペレーターの仕事を解説します。具体的な仕事内容を見て、自分にできるかイメージしてみましょう。向いている人、向いていない人の特徴も解説しているので、これから目指す人はぜひご一読ください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
機械オペレーターの種類
機械オペレーターとは、工場で機械の操作をして製品をつくる仕事です。機械に通す素材の準備から完成品のチェックまで、製品製造に深く関わります。
扱う機械は多岐にわたり、それぞれの機械で仕事内容は異なります。ここでは、主な4種類の機械とその仕事についてご紹介します。
①プレス加工機械オペレーター
プレス加工機械とは、素材の金属に対して圧力を加えることで、様々な形に変形させる機械です。オペレーターはこの機械を使って、金属部品を製造します。
プレス加工機械は操作が比較的簡単で、初心者でも扱いやすいという特徴があります。ただその分作業は単調で、集中力を維持するのが大変です。
また素材となる金属が重いので、機械にセットするだけで重労働になるケースがあります。小型部品であれば良いですが、大型部品の場合は体力勝負になるかもしれません。
②ラッピング加工機械オペレーター
ラッピング機械とは、商品の包装をする機械です。オペレーターはこの機械を使って、商品となる食品や本、小物などを包装していきます。
ラッピング加工機械は素材を自分でセットすることが少ないため、体力に自信がない女性でも取り組みやすいという特徴があります。
注意点は、包装する商品が食品の場合は、衛生管理が求められることです。工場に入るときには徹底した除菌をするよう指導されます。細かい指摘を受けるのが嫌な人は止めておきましょう。
③建材切断機械オペレーター
建材切断機械とは、建材を切断する機械です。オペレーターはこの機械を使って、断熱材や木材、合成板などの建材を切断していきます。
建材切断機械オペレーターは、各企業で導入機械も加工方法も大きく異るため、まずは就業先のやり方をじっくり覚えていく必要があります。
注意点としては機械や素材によっては、切断の時に粉塵が出ることです。工場はそれほど清潔ではなく、粉塵を吸い込む恐れもあります。神経質な人は気になるかもしれません。
④NC旋盤機械オペレーター
NC旋盤機械とは、コンピューターで数値をコントロールして、自動的に素材を切削加工する機械です。素材となる金属などを削ることで、細かい加工をしてくれます。
NC旋盤機械オペレーターは、プログラムの専門知識が重宝されるのが特徴です。すでに作成されたプログラムを使って機械を操作するだけなら誰でもできますが、プログラムを作れる人材は限られているので、高待遇で受け入れられます。
その他の特徴としては、NC旋盤機械で作るのは小型部品が多いので、重労働がないことです。体力に自信がない人でも十分こなせるでしょう。
機械オペレーターに向いてる人・向いてない人の特徴
機械オペレーターは、人によって向き不向きが分かれる仕事です。向いている人は楽ですが、向いていない人は苦痛なだけでなく、怪我の危険もあります。
ここからは機械オペレーターに向いている人、向いていない人の特徴をご紹介します。働く前に自分に向いているか確認しましょう。
機械オペレーターに向いてる人の特徴
まずは機械オペレーターに向いている人の特徴をご紹介します。
①チームでも1人でも作業できる人
機械オペレーターはチームで作業することが多いですが、1人で黙々と作業をする仕事もあります。
機械オペレーターの仕事をする人の中には、「今日は仕事で一言も話す機会がなかった」という人もいるようです。
基本的には数人で協力して仕事をすることを把握しつつ、職場や担当する仕事によっては1人で作業することになると理解しておく必要があります。
就業前にチームでの仕事か、個人での仕事か確認すれば問題ないですが、どちらにも対応できる人が向いているでしょう。
②ものづくりがしたい人
機械オペレーターは機械を使って製品をつくる仕事です。ものづくりが好きな人は、仕事に楽しく取り組めます。
機械オペレーターの仕事は、基本的に単調作業です。しかし素早く・正確に・美しい製品をつくることにやりがいを感じる人であれば、作業に集中して取り組むことができるはずです。
自分がつくる製品に愛着を持って、より良いものをつくることに尽力できる人は、機械オペレーターに向いているでしょう。
機械オペレーターに向いてない人の特徴
次に機械オペレーターに向いていない人の特徴をご紹介します。
①飽きっぽい性格の人
機械オペレーターの仕事は、長時間1つの作業を続けることが多いです。飽きっぽい人は向いていません。
たとえばプレス作業だと「素材を設置してプレス」という作業をひたすら繰り返します。簡単で覚えやすい仕事ですが、その分慣れも早く、苦痛に感じるかもしれません。
いくつかの機械を担当することが多いので、毎日同じ仕事をすることは少ないですが、1つの作業にコツコツ取り組むことが苦手な人は、別の仕事を選んだ方が良いでしょう。
②集中力がない人
機械オペレーターの仕事は単調作業が多いですが、集中力を切らさずに慎重に作業する必要があります。惰性で仕事をする人には向いていません。
工場機械の中には、危険な事故に繋がりかねないものがあります。機械に挟まれる、巻き込まれるといった事故は後を絶ちません。最悪の場合は死亡することもあります。
機械オペレーターは、工場機械を扱う仕事です。集中力に自信がない人は止めておいた方が良いでしょう。
機械オペレーターの年収
機械オペレーターの年収は、正社員で300~450万円程度です。派遣社員やアルバイトの場合は、未経験者で時給1000~1300円程度、経験者なら時給1500円程度貰えます。
それほど年収は高くありませんが、未経験でも採用してもらいやすく、安定した給料が貰えるのはメリットです。
機械オペレーターの将来性
今から機械オペレーターを目指す場合、将来性は気になると思います。機械オペレーターに就職すれば安泰なのでしょうか。ここでは機械オペレーターの将来性を解説します。
動向①|機械オペレーターは安泰
昨今AI技術、ロボット技術が発展して工場の自動化が進むと言われていますが、機械オペレーターの仕事が無くなることはないでしょう。むしろ今後、需要が増加していく仕事です。
工場の機械化が進むほど、その機械を操作する人員が必要になります。機械の操作は一朝一夕に習得できるものではないので、複雑な操作が必要な機械であるほど熟練者が必要とされます。
機械オペレーターとして経験を積んでいけば、将来は安泰と言えるでしょう。
動向②|単調作業は減少していく
ただし機械オペレーターの仕事の中でも単調作業や、簡単な作業は機械に置き換えられていきます。今は仕事があっても、将来は仕事がなくなる可能性があるのです。
現在の仕事が誰にでもできる仕事だと思ったら、より難易度が高い仕事を任せてもらうためにスキルアップや転職をすることをお勧めします。
工場機械の中でも、専門知識や熟練の技術がなければ動かせないものを使えるようになりましょう。
まとめ
この記事では機械オペレーターの特徴について解説しました。
機械オペレーターは、ものづくりのスペシャリストです。1つの作業に根気強く、集中して取り組める人が評価されます。
未経験でも採用してもらいやすい仕事なので、興味があればぜひ挑戦してみましょう。