就活生の中には、学芸員を目指しているかたもいるかと思います。しかし、学芸員の給料は薄給のイメージが強いです。また、学芸員になるにはどういった資格が必要なのかも気になります。本記事では、学芸員の給料や待遇について説明します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
学芸員とは
就活生の中には学芸員になりたいと思う方もいると思います。しかし、学芸員といってもたくさんの種類があります。本見出しでは、学芸員の種類や仕事内容を紹介していきたいと思います。
学芸員の種類
- 美術分野
- 歴史分野
- 自然史・地学分野
- 恐竜博物館等・古生物分野
- 天文台(プラネタリウム含む)・宇宙分野
- 科学分野
- 産業分野
- 動物園・生物分野
一般的に学芸員といえば美術館に勤務したり、博物館に勤務するイメージが強いですがその他にもたくさんの種類があります。歴史分野や天文学分野の研究をしている学芸員の方も多く、専門性をもったたくさんの種類の仕事に取り組んでいます。
学芸員の役割
学芸員は教育、普及活動にも積極的に取り組んでいて、地域のカルチャースクールなどで講演を行うことも多いです。一般的にはあまり知られていませんが、研究者としての顔もあります。資料について調査し研究を重ねることで、新たな価値の発見に貢献しています。
学芸員の仕事内容
- 作品や資料の収集
- 作品や資料の管理
- 展覧会の企画・運営
学芸員の仕事の中には作品や資料の収集、作品や資料の管理、展示会の企画・運営などをしています。その他にも、勤務する施設の広報活動を担う場合もあります。
学芸員の勤務先の種類
- 博物館
- 美術館
- 動物園
学芸員の勤務先は、博物館や美術館、動物園で働くといった種類があります。学芸員はそういった施設の中で資料収集や展示会の準備、施設や展示物の管理をしている割合が強く、公立や私立など、施設の形態も違います。
学芸員の年収
学芸員の年収は他の職種と比べてやや低い傾向です。学芸員の中でも正規職員は少なく、ほとんどが非正規での雇用となっています。施設が公立であれば公務員となり、私立であれば民間企業の社員となります。
学芸員の初任給
学芸員の初任給は、高卒採用か大卒採用によっても変わってきますが、おおよそ15万円から20万円程度となります。
一般的な大卒の初任給が20万円から22万円程度ですので、比較するとやや低い給与設定となります。また施設の形態が公立か私立かによっても初任給や待遇面は変わってきます。
学芸員のボーナス・昇給
学芸員のボーナスや昇給はどういったものでしょうか。本見出しでは、学芸員のボーナスや昇給について紹介していきます。
学芸員のボーナス
学芸員のボーナスは公立では、およそ1.5ヶ月分から2ヶ月分となっています。私立の場合はもっと多くもらえる場合もありますが、場合によってはボーナスがない企業なども考えることができます。
学芸員の昇給
公立の施設では学芸員は公務員となります。ですので、昇給は年に一回毎年上がっていくことになるでしょう。しかし私立の施設の場合は、その企業によって昇給の度合いが違ってきます。ですので、私立の学芸員になる場合は事前に確認が必要です。
学芸員とその他の学術系専門職の年収比較
学芸員の年収は、他の学術系の職種と比べて高いのでしょうか。本見出しでは、研究開発者や司書と比較してみていきます。
学芸員と研究開発者の年収比較
一般的に研究開発者の年収は所属する企業によって違いはありますが、500万円から700万円といわれています。大手の会社などは、年収が高くなる傾向が強く、中小企業などは低くなります。
また、国のや地域の研究開発者の場合は公務員となるため、安定した年収の待遇を得ることができます。こうして比べてみると、学芸員と比べて多くの年収をもらってるということが分かります。
学芸員と司書の年収比較
司書の年収は平均で約400万円程度です。しかし、司書の場合も学芸員と同じく正職員としての雇用は少なく、ほとんどが非正規での雇用となります。そのため、他の職種に比べて年収は低くなることが多いです。学芸員と司書とでは年収はほとんど変わりがないと思って良いでしょう。
学芸員は薄給と言われる
学芸員は他の職種と比べて薄給と言われています。学芸員の平均年収を下げている主な理由として、正規雇用よりも非正規の雇用が多いということが挙げられます。アルバイトやパートでの雇用が多いため、どうしても平均年収が低くなりがちです。
また契約社員といった雇用形態も多く、昇給がないため長年働いたとしても年収は低くなります。
年収以外の学芸員の魅力
では、学芸員の仕事の魅力とはどういったものがあるでしょうか。本見出しでは、学芸員の仕事の魅力を紹介していきます。
①自分の興味のある分野で働くことができる
学芸員の仕事の魅力は何と言っても自分の興味のある分野で働くことができるということです。絵画が好きであれば美術館で、芸術などの分野に興味があれば博物館で働くことができます。
また、そういった好きな分野の研究もできるため、興味のある人にとってはとても魅力のある仕事といえます。
②比較的ホワイトな職場が多い
学芸員は仕事内容も比較的楽で、残業時間も少ないため他の職種に比べてホワイトな職場だといえます。公立の施設などの正規職員になれば、公務員になるため給与や待遇面で安定します。仕事内容や、それに伴う給与面で言えば魅力のある仕事とも言えます。
③社会に貢献できる
学芸員の仕事は広く社会に貢献することができる仕事です。最新の研究に触れることもでき、今まで経験した自分の知識を後世に残すということもできます。
憧れていた人に会うこともできたり、自分が企画した展示会を喜んで見に来てくれる人を見ると、それだけでやりがいがある仕事だと感じる場合もあります。
学芸員になるには
学芸員になるためにはどういった条件や資格が必要でしょうか。本見出しでは、学芸員になるための条件や資格、採用の流れについて解説していきます。
学芸員に必要な資格
学芸員になるためには学芸員の資格が必要です。学芸員の資格を取るためには大学で資格を得ることもできますが、認定試験、資格審査を受けるといった方法もあります。
認定試験を受けるための条件としては、学士の学位を有する者、教育職員の普通免許状を有し、二年以上教育職員の職にあった者、四年以上学芸員補の職にあった者などがあります。
学芸員の採用の流れ
- 学芸員の資格を取得する
- 書類審査
- 筆記試験
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
学芸員になる流れとしては、まず学芸員の資格を取得することが大前提となります。その後、募集している国や市町村、企業などに履歴書や職務経歴書を送る必要があります。書類審査で合格すればその後、筆記試験がある場合や、一次面接、二次面接や最終面接があります。
学芸員の採用のポイント
学芸員の採用の流れは募集している、国や市町村、企業などにより大きく違います。国や市町村での募集の場合は、筆記試験があることが多く、その後一時面接、二次面接まである場合があります。
企業での募集の場合は、 筆記試験がない場合も多いです。ですので、勉強に自信がない方などは企業で学芸員として働くといった方法もあります。
しかし、どちらの場合も専門的な知識が必須となりますので、しっかりと専門的な知識を身につけることができるよう勉強しなければなりません。
まとめ
今回は学芸員の練習や昇給、待遇について解説しました。
学芸員は他の職種に比べて薄給といわれていますが、公立の施設などに就職すれば公務員となるため安定した給料と待遇が見込まれます。私立の施設の場合は企業によって給料や待遇が異なりますので、事前にしっかりと確認することが必要です。
本記事が少しでも就活生の方の役に立つことができれば幸いです。