メガバンクは、業績やATM数を比較すると順位が明確になるため、将来性を判断する要因になります。また、りそなを含む他行より就職偏差値が高いメガバンクは、新卒採用でのおすすめ就職先と言われます。本記事では、メガバンクと呼ばれる三菱UFJ銀行、三井住友銀行とみずほ銀行について解説致します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
メガバンクとは
就活をし始めた学生の皆さんにとって、メガバンクとは具体的にはどの銀行を指し示す言葉なのか、そもそもご存知無いかもしれません。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
メガバンクとは、上述の3校をまとめた用語であり、以下の見出しでは各銀行の基本情報、年収や採用情報などをお伝え致します。
三菱UFJ銀行
本見出しでは、メガバンクの1行目として三菱UFJ銀行の概要にあたる以下のご説明を致します。
- 基本情報
- 特徴・強み
- 年収
- 採用
- 働き方・社風
三菱UFJ銀行は三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の都市銀行であり、国内に約800支店、海外には約70支店を保有しています。
基本情報
以下は、三菱UFJ銀行の公式ホームページや有価証券報告書を参照して作成したまとめ表です。
三菱UFJ銀行は、創業から100年以上の歴史を持つ銀行であり、三菱東京フィナンシャル・グループがUFJホールディングスを買収し誕生しました。
- 窓口業務(個人利用者対応)
- 法人業務(大・中小企業取引)
- 金融マーケット業務
- リテール業務
- 外国為替業務
これらは、三菱UFJ銀行の業務内容から一部を抜粋したものですが、幅広い業務を取り扱っていることがわかります。
特徴・強み
以下では、三菱UFJ銀行の特徴・強みをお伝えしますので、三井住友銀行やみずほ銀行と比べて企業分析をする際にご活用ください。
- 再生可能エネルギーでのファイナンスアレンジ・リーグテーブル
- M&Aアドバイザリーの取引額
- 外国為替市場での顧客評価
三菱UFJ銀行は、これら3つの項目にて国内外の銀行を抑えての第1位に輝いています。
この結果から、三菱UFJ銀行はエネルギー事業、企業買収に加えて為替取引まで多岐にわたる高度な金融事業に強みを持つと考えられます。
年収
以下では、三菱UFJ銀行の年収と口コミ評判についてご紹介致しますので、就職後のキャリアプランを考察する際にご活用ください。
このように、三菱UFJ銀行の直近5年間における平均年収の推移は、若干下がったものの依然として1,000万円という高い水準を維持しています。
一般的に給料は高いと思う。大したことをやっているわけではないが高い。ただ、営業において相当のストレスがかかるのは事実でメンタルでやられて退職する人も多い。
参照: Openwork
給料が下がっても細々と仕事を続けたいと思っている、かつ優秀な人は多いはずなので週三勤務を目標としても人員は半分とカウントするというような幅があってもいいように思う。
参照: Openwork
また、三菱UFJ銀行の年収や給料に対する口コミとして、満足度が高いことがわかりますが、働き方や勤務形態については改善の余地があります。
採用
以下では、三菱UFJ銀行の採用ホームページや大手人材企業に掲載された採用情報を元に、三菱UFJ銀行の採用に関して解説致します。
このように、三菱UFJ銀行では3種類の職種でおよそ半年間に渡り新卒採用を行なっております。
初任給に関しては、学歴により1.5万円から3.0万円ほどの違いがありますが、待遇や福利厚生においては同じ内容となっています。
また、三菱UFJ銀行の採用人数は近年減少傾向にあり、最新では全国の国公立大学・私立大学を中心に500名ほどの採用となっています。
働き方・社風
以下では、三菱UFJ銀行の働き方・社風に関して、社員による口コミ情報をご紹介します。
外貨のセンター事務では輸入信用状発行業務を担当し、本店の取引先である大手商社の案件に携われたり、全国の営業店の依頼に対して業務を行ったりするので、そうした規模感のところで働きがいを感じる。
参照: Openwork
伝統ある大企業で組織体制は確立されている。金融寸を扱う点や日々変わる関係法令を遵守する点を背景に、全ての業務に最新の手続きが整備されている。
参照: Openwork
三菱UFJ銀行では、事業を担当する本店の部門に支店の管理もさせており、多忙な中でも仕事にやりがいを感じられる働き方となっています。
また、三菱UFJ銀行の社風としては金融や法務に明るい優秀な社員が、高いプロ意識を持ち続けながら日々業務に取り組むことが特徴と言えます。
三井住友銀行
本見出しでは、メガバンクの2行目として三井住友銀行の概要にあたる以下の解説を致します。
- 基本情報
- 特徴・強み
- 年収
- 採用
- 働き方・社風
三井住友銀行は、三井住友フィナンシャルグループ傘下の都市銀行であり、国内におよそ450箇所、海外におよそ20箇所の支店を有しています。
基本情報
以下では、三井住友銀行の公式ホームページや有価証券報告書を参照して作成した基本情報です。
三井住友銀行は、三菱UFJ銀行よりもさらに古い歴史を持ち、住友銀行とさくら銀行が合併して誕生致しました。
- 預金業務
- 貸出業務
- 為替業務
- 証券投資業務
- 先物取引の受託業務
これらは、三井住友銀行が公開している業務内容の一部を記載した結果ですが、金融商品により力を注いで事業展開をしているとわかります。
特徴・強み
以下では、三井住友銀行の特徴・強みをご紹介しますので、同じメガバンクの2行を併願する際には違いを明確に述べられるようにしましょう。
- 収益率の高さ(費用率の低さ)
- 積極的な海外への事業展開
- 顕著な実績があるリテール事業
このように、三井住友銀行は効率的な経営を続けてきたことによる健全な財務体質に加えて、海外事業とリテール事業で強みを持っています。
競合である三菱UFJ銀行が、世界的にも圧倒的な存在感を出す中、三井住友銀行は特徴的な事業をさらに成長させるという戦略を実行しています。
年収
以下では、三井住友銀行の年収と口コミ評判についてお伝えしますので、第2位のメガバンクとして今後の成長性を判断する際にご活用ください。
三井住友銀行は、いつも700万円台後半から800万円台前半を維持していますが、過去には1,000万円超えを記録した年もあり今後が期待されます。
毎年1万円は最低でも上がる模様。2年目に5万円とかなり大きく上がる。ボーナスは少ない。今年より出身と遠い地区に配属になると毎月2万円の手当てが出ることになった。
参照: Openwork
給与制度が年功序列であり、基本的には役席者になるまでは若手のうちは横這いである。
参照: Openwork
このような口コミ情報から、三井住友銀行では年齢に比例して給与が上がる傾向ですが、若手のうちは能力に関わらず一定水準だとわかります。
採用
以下では、三井住友銀行の採用ホームページや大手人材企業に掲載された採用情報を元に、三井住友銀行の採用情報をご説明します。
三井住友銀行では、総合職のみの採用活動となっており、初任給も学歴に応じて約3万円以内の幅に収められています。
また、三井住友銀行においても近年の採用人数が減少傾向にあり、採用実績も今後はより難易度の高い大学に集中していくことが見込まれます。
働き方・社風
以下では、三井住友銀行の社員による口コミ情報を元に働き方・社風をご紹介します。
若手のうちは、OJTなど基本業務に従事することになるため、働きがいを感じることは少ない。
参照: Openwork
自分で考えて行動するというよりは、上司の意見にいかに素早く反応するかが求められる。
参照: Openwork
三井住友銀行は、年功序列という典型的な働き方がなされており、若手社員は裁量が小さい業務を担当するという働き方であるとわかります。
また、社風に関しても年齢や職位に応じた上下関係に大きな影響を受けており、風通しや良好な人間関係はあまり期待できないと考えられます。
みずほ銀行
本見出しでは、メガバンクの3行目としてみずほ銀行の概要にあたる以下の情報をご説明します。
- 基本情報
- 特徴・強み
- 年収
- 採用
- 働き方・社風
みずほ銀行では、みずほフィナンシャルグループの都市銀行であり、国内に783箇所、海外には117箇所の視点を有しています。
基本情報
以下では、みずほ銀行の公式ホームページや有価証券報告書を参照して作成した基本情報をご紹介します。
みずほ銀行は、競合の2行と比較すると若干創業からの期間が短いですが、従業員数ではメガバンクで最も多いことが特記事項と言えます。
- 預金業務
- 貸出業務
- 有価証券投資業務
- 為替業務
- 付帯業務
また、みずほ銀行ではこのような業務を行っていますが、ホームページでは各業務の解説もしていますので、業界研究などにご活用ください。
特徴・強み
以下では、みずほ銀行の特徴・強みをご紹介しますので、既に解説致しました競合2行との違いを考察されてみてはいかがでしょうか。
- 国民の約5人に1人はみずほ銀行の口座を持つ
- 国内上場企業のおよそ7割と取引がある
- 日本全国47都道府県への事業展開
みずほ銀行では、公式ホームページにてみずほ銀行の特徴を定量的に示しています。
- シンジケートローンの国内シェアNo.1
- 資産運用残高で国内No.1
- 外部機関によるアナリストランキングNo.1
メガバンクの第3位と見なされがちですが、一部の銀行業務や外部評価では1位にも輝いています。
年収
以下では、みずほ銀行の年収と社員による口コミをご紹介しますので、三菱UFJ銀行や三井住友銀行と比較をする際にご利用ください。
みずほ銀行では、過去5年間の平均年収が900万円代後半で推移をしており、業績の向上により1,000万円の壁を越えるのか否かに注目が集まります。
役職等が特についていなくても30歳くらいまでは年次ごとに上昇していく。29歳役職なしの社員で年間700〜750万程度のイメージ。
参照: Openwork
その期の営業成績が少々芳しくなかったとしても、学習面において優れた結果を出していればしっかりと評価される。
参照: Openwork
このような口コミの結果から、みずほ銀行では年齢に応じた段階的な昇給がなされるのみならず、業績や努力に応じた給与評価がなされています。
採用
以下では、みずほ銀行の採用ホームページや大手人材企業の採用情報を参照して、みずほ銀行の採用に関してご説明を致します。
このように、みずほ銀行では競合の2行とは異なり機関職という呼び名を用いていますが、その他の採用情報は概ね同等という結果になっています。
また、みずほ銀行の採用人数は他行と同様に減少傾向にありますが、日本全国への支店展開力を利用して今後も一定数の採用が見込まれます。
採用実績は非公開ですが、全国の国公立大学や私立大学以上の学歴が必要だと考えられます。
働き方・社風
以下では、みずほ銀行の社員による口コミを参照して働き方・社風をご説明致します。
飽くまで個人的な感想となるが、若手のうちの支店における働きがいは皆無。
参照: Openwork
部署やチームによるが、どんな仕事でも直属の上司の人間性に自身のモチベーションは支配されると思う。
参照: Openwork
みずほ銀行における働き方として、具体的な口コミではないものの否定的な結果から、トップダウン式であると想定されます。
また、上司によって自分の働くモチベーションが左右されるとは、上下関係が明確で風通しのあまり良くない社風であると考えられます。
まとめ
メガバンクとは、三菱UFJ銀行、三井住友銀行とみずほ銀行の3行をまとめた呼び名であり、各行の概略も詳しくご理解頂けたと思います。
就活でメガバンクへの就職を希望されている場合、3行の特徴をきちんと理解して「なぜその銀行を志望するのか」を明確にしておきましょう。