メディア系の会社には、プロデューサーとディレクターの仕事がありますが、両者の違いは何でしょうか。また、プロデューサーとディレクターの年収や給料が気になる方もいらっしゃると思います。本記事では、まずプロデューサーとディレクターとは何か概要をご説明します。続いて、両者に関する疑問へお答えします。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
プロデューサー・ディレクターとは
プロデューサーやディレクターという言葉は、聞いたことがあるけれど、言葉の意味で使われているのか知らない方もいらっしゃると思います。
そこでこの見出しでは、プロデューサーとディレクターの意味をそれぞれ解説致しますのでご参照ください。
プロデューサーの意味
プロデューサーとは、制作を意味する「Produce」に人を表す「er」がついた英単語であり、「Producer」と記載します。
- テレビ・ラジオ業界における製作者
- 映画業界の製作者
- ゲーム業界の製作者
以上のように、プロデューサーは幅広い業界における製作者として用いられる単語であり、何らかの物品を製作する人という意味になります。
ディレクターの意味
ディレクターとは、監督や制作責任者を意味する「Director」という英単語を日本語表記にした言葉です。
- チームメンバーの管理
- 企画から製作まで全体管理を行う
具体的には、このような役割をディレクターは担っていますが、プロデューサーと同様に様々な業界において用いられる言葉となります。
プロデューサーの概要
本見出しでは、プロデューサーの概要として以下4つのポイントを解説致します。
- 仕事内容
- 年収
- やりがい
- 向いている人
また後続の見出しでは、ディレクターの概要も説明致しますので、両者の違いをぜひご確認ください。
プロデューサーの仕事内容
以下が、プロデューサーの仕事内容になります。
- クライアントとの折衝
- 企画提案
- チーム編成
- 予算と時間管理
プロデューサーは、番組制作でもゲーム制作においても、あるプロジェクトの完遂に向けた業務を取り扱うこととなります。
そのため、プロデューサーは対外的な業界に加えて内部の調整も行わなければならず、仕事の範囲は多岐に渡ると言えます。
プロデューサーの年収
以下では、プロデューサーの年収を番組制作会社とテレビ局に分類してお伝えします。
このように、番組制作会社よりはテレビ局の方が平均年収のレンジは高くなっておりますが、年齢により平均年収の幅があると考えられます。
ただし、番組制作会社でもテレビ局においても、制作した番組などがどれだけ人気となったかで評価にも繋がるため起伏があるとも言えます。
プロデューサーのやりがい
以下では、プロデューサーの仕事におけるやりがいをご紹介致します。
- 取引先とのすり合わせや交渉
- 番組などの制作アイディア出し
- メンバー毎の役割分担
- 担当業務のプロジェクト管理
このように、プロデューサーのやりがいは対外的なやりとりのみならず、社内でも企画から実行までの全体管理を担える点にあります。
1つ1つの業務では、経験や地検に基づく判断が求められますが、プロデューサーという立場だからこそできる管理業務のやりがいを味わえます。
プロデューサーに向いてる人
以下では、プロデューサーに向いている人の特徴をご説明しますので、目指す方はご自身と比較してみてはいかがでしょうか。
- 協議の中で取引先のニーズを把握できる
- 創造性に富んでいる
- チーム指導のリーダーシップがある
- プロジェクト管理力を有している
プロデューサーに求められるのは、対人コミュニケーション力のみならず、クリエイティブ性といった芸術性もあると言えます。
また、リーダーシップやプロジェクト管理力は、ビジネスの世界における管理者スキルであり、包括的な能力を持つ人が向いているとわかります。
ディレクターの概要
この見出しでは、プロデューサーとの比較を目的としてディレクターの概要をご紹介します。
- 仕事内容
- 年収
- やりがい
- 向いている人
ディレクターは、プロデューサーと関わりの深い仕事ですが混乱しやすいので、両者を明確に理解できるよう整理して覚えましょう。
ディレクターの仕事内容
以下が、ディレクターの仕事内容となります。
- チームメンバーとの制作現場業務
- チームメンバーの管理
- プロデューサーへの進捗報告
ディレクターは、1つの制作事業において現場の総指揮を担いますが、同時にチームメンバーのリーダーとしても役割を果たすことになります。
また、ディレクターはプロデューサーと協力をし合いながら制作物の完成に向けて、都度報告をして歩調を合わせることも求められます。
ディレクターの年収
以下では、ディレクターの年収を番組制作会社とテレビ局に分類してお伝えします。
このように、ディレクターの平均年収は職位の上下を加味するとプロデューサーよりは全体的に低い傾向であると考えられます。
一方で、ディレクター同士の年収を比較した場合には、プロデューサーと同じようにテレビ局の方が番組制作会社よりも高い結果になります。
ディレクターのやりがい
以下では、ディレクターのやりがいをご紹介しますので、プロデューサーと比較をしつつご参照ください。
- 中間管理職としての実行と管理
- チームメンバーとの協働
ディレクターは、ある番組制作において社内メンバーとの業務がメインになるため、中間管理職に位置付けられると言えます。
そのため、同じ業務の達成を目指す仲間を管理しつつ、全体の進捗をプロデューサーと共に考えて取り組むやりがいがあると考えられます。
ディレクターに向いてる人
以下では、ディレクターに向いている人の特徴をご説明しますので、アシスタントディレクターと何が違うのかもぜひ考えてみてください。
- 番組制作の現場経験が十分にある
- 共に働くメンバーを指導できる
- プロデューサーの目標を把握できる
このように、ディレクターは現場管理としての能力のみならず、対外的な窓口であるプロデューサーの右腕とも言える存在です。
自らが取り組むディレクター業務のみならず、プロデューサーが何を目指しているかも考えて業務に反映させる力も必要と言えます。
プロデューサー・ディレクターに関する疑問3選
ここまで、プロデューサーとディレクターの概要をそれぞれご紹介しましたが、2つの仕事に関連した疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこでこの見出しでは、本記事の締めくくりとしてプロデューサーとディレクターに関する3つの疑問にお答えします。
①プロデューサー・ディレクターは兼任できるのか
1つ目の疑問は、プロデューサー・ディレクターは兼任できるのかというものです。
既にご説明した通り、プロデューサーとディレクターは業界による多少の違いもありますが、担当する業務範囲が別になっています。
片方の仕事をする限り、もう片方をすることはできないという規制はないため、プロデューサーとディレクターを兼任することは可能です。
しかし、どちらの仕事も極めて多忙を極めるため、実質的には兼任が難しいと考えられます。
②プロデューサー・ディレクターにどうしたらなれるのか
2つ目の疑問は、プロデューサー・ディレクターにどうしたらなれるのかという疑問です。
- アシスタントディレクター(AD)
- ディレクター
- プロデューサー
例えば、テレビ局に就職をしてプロデューサーになるためには、アシスタントディレクターとディレクターを経験することが必要になります。
プロデューサーは、これら2種類の業務経験も元となるため、プロデューサーになるには志望する企業に就職して昇進することを目指しましょう。
③プロデューサー・ディレクターはテレビ局の社員なのか
3つ目の疑問は、プロデューサー・ディレクターはテレビ局の社員なのかというものです。
2つ目の疑問に対して解説をした通り、プロデューサー・ディレクターはいずれもアシスタントディレクターより上の職位となっています。
新卒でテレビ局の社員となった場合、プロデューサー・ディレクターは順調に昇進を続けていけばなれるテレビ局の社員と言えます。
まとめ
プロデューサーとディレクターは、制作業務に関わる職位ですが、担当する業務内容がそれぞれ違うことがわかりました。
そして、プロデューサーとディレクターの年収、やりがいや特徴もお伝えしましたので、就職を志望される方は職業研究を進めてください。