ゲームテスターという職業をご存じでしょうか?アルバイトのみならず、正社員の求人も増加しています。大阪や名古屋、福岡などで人気急上昇中です。ゲームテスターは未経験からでも正社員になれる可能性がありますので、本記事ではやりがいや年収をご紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
ゲームテスターとは
ゲームテスターは、ゲームのバグを見つける職業です。
デバッガーと混同されることが多いですが、デバッガーは、テスターから受け取ったバグを修正する人を指します。最近ではテスターがバグを修正することも多く、混同するに至りました。アルバイトが多い職場ですが、正社員もいます。
ゲームテスターの仕事内容
ゲームテスターの仕事内容は、主となるものが決まっています。しかし、1つだけを行えば良いのではなく多岐にわたります。具体的に分けて仕事内容をご説明します。
仕事①|ゲームのバグを見つけて報告する
ほぼ完成したゲームのバグを見つけるのが主な仕事です。バグとは、意図しない不具合です。1回で見つからないバグも、繰り返すと現れることがあります。
バグを見つけたら、デバッガーに報告します。状況によりテスターが修正を請け負うこともあり、作業内容はエクセルなどで伝えられるためパソコン操作能力は必要です。
正社員は、テスターとデバッガーの役割をします。業務が多いときは、アルバイトにテストを依頼します。
仕事②|操作性のチェック
バグがない場合でも、操作性をチェックします。ゲームをする全ての人に楽しんでもらうには、心地よい操作性が必要です。操作性の悪いゲームは、遊戯する人にストレスを与えます。
完成したゲームを、ストレスなく楽しめるかを調べるのもテスターの仕事です。
ストーリーやゲーム性を楽しむのではなく、全ての操作がスムーズに行えるかを調べるのです。スマホゲームなどは、同時に数台使用して操作チェックを行う場合もあります。
その他の仕事
上記以外の仕事は以下の通りです。
- 配信前ゲームアプリの不具合をチェック
- 配信済みゲームアプリのイベント不具合などをチェック
- 一般の人から問い合わせがあった不具合をチェック
- チェック済みアプリの確認操作
考えられる仕事内容は多く、細かなものを含めると業務が多いと感じる人も少なくありません。基本的に不具合を探す仕事ですので、メモを取るなど几帳面さが求められる場合もあります。
ゲームテスターの年収
ゲームテスターの年収は、個人差が激しいです。平均年収は約300万円程度になりますが、100万円以下や600万円を超える人がいます。
正社員は能力報酬制です。ゲームのバグにも、簡易的な物から難解な知識が必要なものまであります。簡易作業のみだとアルバイト、要知識作業は正社員が担当することも多いのです。
ゲームテスターに求められるスキル・能力
ゲームテスターに求められるスキルや能力は何でしょうか。特別な能力は必要なく、精神的な強さが求められます。
ゲーム好きという理由だけで職業選択するのではなく、趣味と仕事を分ける必要もあります。必要な能力をご紹介します。
継続できる根気力
同じ作業を何度も継続して行える能力は必須です。バグ検査は、1回だけゲームクリアすれば見つかるのではありません。何度も同じ場面を繰り返します。
場合によっては数万回作業が必要なことさえあります。ゲームを楽しむのではなく、作業をする感覚になります。楽して稼げると考えて職業選択をすると、根気が続かないのです。
朝から晩まで同じ操作の繰り返しができる人。単純作業が好きな人が求められています。
1人で作業できる能力
ゲームテスターはチームで行うことが多いです。1人の管理者から指示を貰い、10人程度のテスターがそれぞれの役割を果たします。
あなたに与えられる業務は、あなたにしか与えられないことは多いです。作業をしている間は1人で行い、他の人と会話することは少なくなります。
仲間と一緒にワイワイと仕事がしたい人にはおすすめできず、黙々と同じ作業を繰り返すのが苦痛でない人が求められます。
几帳面さ
何度も発生する不具合はわかりやすいですが、100回に1度発生するバグもあります。メモを取るなど、几帳面さが要求されます。
頻度が低いバグが発生しても、うっかりと見過ごすと時間をロスします。決められた期間内に業務は行う必要があり、同じ作業でも集中力が必要なのです。
1つ1つの作業を丁寧に行う几帳面さが必要です。また、報告などをしっかりと行えるのも、几帳面さと言えるのです。
その他のスキル・能力
業務に直接的に関係することと、間接的に関係することがあります。必要な能力は、以下の通りです。
- 集中力
- 分析力
- PC操作(ワード、エクセル等)
- 専門用語の習得
集中力や分析力は、バグを発見するために必要です。PC操作や専門用語の習得は、バグを発見した後にデバッガーへ報告する際に必要な能力になります。
ゲームテスターに必要なスキルは、精神面が中心になります。多くの作業をこなす強靭な精神力こそ、求められるスキルと言えます。
ゲームテスターのやりがい
ゲームテスターのやりがいは何でしょうか。想像より楽な仕事ではないテスターの仕事。以下で2つのやりがいをご紹介します。実際に仕事をしている人の発言が気になる場合は、以下の記事も参考になります。
参考:ゲームテスターの実態に迫る
やりがい①|携わったゲームが世に出る
世の中に出るゲームを、誰よりも早く操作できます。一般の人が知らない情報も、手に入るのです。守秘義務は存在しますが、自分が携わったゲームを一般の人が楽しんでいる姿は感動します。
休日にゲームをする人々が、ストレスを抱えないようにしてあげられるのは、あなただけです。携わったゲームの噂や評価が、あなたの存在価値になります。楽しんでいる人を見ると、業務が大変でもやってよかったと感じるのです。
やりがい②|本来できない設定を体験できる
例えばRPGゲームで遊戯すると、キャラクターのレベルが存在します。ゲームテスターは、各レベルによるバグも調査するのです。既定の期間内にバグ検査を行うため、通常のレベル上げを省いた入りアイテムを使用できます。
遊ぶときには経験できない、高レベルでストーリーを進めるなどの体験ができるのです。一般の人が経験できないことを体験できるのも、ゲームテスターのやりがいと言えるでしょう。
ゲームテスターの将来性
ゲームの市場は拡大しており、若者を中心にゲームをする人は増加傾向にあります。また、e-sportsの世界大会も開催されるなど、ゲームは拡大の一途にいます。
各企業の株価にこそ変化はあるものの、多くのゲームはこれからも排出されるでしょう。それに伴い、ゲームテスターは人員増加が必要となります。
ゲームテスターに向いてる人・向いてない人
ゲームが好きな人は自分がゲームテスターに向いているか、向いていないかを考えることもあるのではないでしょうか。ご自身の特徴に重ね、向き不向きを考えてみてください。
ゲームテスターに向いてる人の特徴
向いている人の特徴は、コツコツ仕事を行えることです。大きく分けると以下の2つの特徴があります。テスターの仕事は、単純作業の繰り返しです。嫌にならずに確実に作業できるのが、向いている人と言えます。
特徴①|几帳面な人
向いている人には、小さなことにも目を向けられる几帳面さが必要です。ゲームの不具合を発見し、記録に残すときに雑になっては報告になりません。
ゲームに向かうばかりでなく、記録や報告を丁寧に行えるのが重要です。几帳面さがなければ、バグを見落としてしまいます。細かな部分にも気を付けられる人が望まれます。
ゲームテスターも、仕事です。仕事には報連相が付き物です。当然の業務を怠らない丁寧さと几帳面さは、必ず必要になります。昇進するなど、人をまとめる立場でも同様です。
特徴②|好奇心がある(他人が知らないことを知りたい)
同じ作業が繰り返されるゲームテスターは、いわば宝探しです。同じステージにバグはないかを、ひたすら探しているのです。探し続けるには好奇心が必要です。
誰も知らない不具合を発見する楽しさを見出せる能力が必要です。興味や関心などの弱い感情ではなく、好奇心です。未知のものを探しに行く、探検家のような心を持ち合わせている必要があるのです。
小さな子供が、何度も同じ絵本を読みたがるのに似ています。何かちょっとした違いを発見するため、好奇心を持って反復できる特徴があります。
ゲームテスターに向いていない人の特徴
向いていない人は、上記とは逆です。雑で好奇心が無い人は、向いていないと言えます。それ以外にも、以下の特徴をもつ人は他の職業を探す方が良い場合があります。ご参考にしてください。
特徴①|自我が強すぎる
自分の意見を持つのは良いことですが、ゲームテスターの仕事はクリエイターとは異なります。自分の意見を述べるのではなく、確認作業です。
与えられた仕事を確実に行わなくてはいけません。求められた以上の変更はせず、不具合や修正を行います。自分の考えでゲーム内容を変更したり、不具合がない部分に調整を加えるのは御法度です。
クリエイターや他の人々が、努力して作り上げた作品を壊してしまうことが無いよう、テスターは確認作業のみを行いましょう。意見が述べたい人は、向いていないと言わざるを得ません。
特徴②|期日を守れない
ゲームテスターの仕事は、ある程度マイペースで業務を遂行で来ますが、納期は厳守です。学生のころに宿題を忘れたり、やらなかったりする人は期日に関する意識が低く、ゲームテスターの仕事には向いていません。
テスターの納期が遅れると、後の業務に遅れが出ます。小さな遅れは、大きな遅れになってしまいます。テスターが確認したバグは、必ず修正される時間が必要となります。
あなた1人が確認すれば完了ではなく、他にも多くの人々が手をかけてゲームを作っているのを忘れてはいけません。納期を遅らせてしまうのは、お客様だけでなく社内の人を苦しめる行動になります。
ゲームテスターになるには
ゲームテスターになるには、就職活動が必要です。一般的な就職活動と同様に、求人サイトなどを調べます。学歴や職歴、資格等は必要ない会社が多いです。
多くの求人は、アルバイトを募集しています。しかし、正社員として募集をしている求人もありますので、よく検索するようにしましょう。参考になる求人サイトは、以下の通りです。
- indeed(インディード)
- 求人ボックス
- マイナビバイト
アルバイトで募集をしている場合、正社員での採用はあるか企業に確認しましょう。積極的に連絡を取ってみる行動は、採用時にプラスに働きます。
まとめ
ゲームテスターについて、仕事内容ややりがいなどをまとめてきました。ゲームが好きな人は、興味がある職業でしょう。しかし、決して楽な仕事とは考えないようにしてください。
特徴を理解した上で、希望する場合は求人を探しましょう。あなたの人生の中に、本記事が参考になれば幸いです。