北海道で就職できる企業には様々なタイプが有り、地元密着型の企業があれば、北海道を発祥として全国展開する大手企業もあります。ここでは北海道の基本情報に始まり、各社の基本情報・社風・給与に関する口コミなどを紹介します。地元で就職することを考えている方は、この記事の内容もぜひご一読下さい。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
北海道の基本情報
北海道はまずは、北海道の基本情報を確認してみましょう。
参考:北海道データブック2017
北海道の総人口は約540万人で、日本国内で第8位となっています。面積についてはやく8.3平方kmで、2位の岩手県(約1.5平方km)を大きく離しています。
その一方で、世帯あたり収入や一人あたりの収入が低く、前者の全国平均は52万6,973円ですが、北海道は約47万と5万円近く少ない計算となっています。この記事ではそんな北海道で就職する場合の各社の難易度について紹介していきます。
北海道の就職偏差値ランキング
北海道の就職偏差値ランキングの上位企業を概観してみましょう。
ランキングは上記の通りですが、アルファベット3文字の会社は全てテレビ局です。つまり、北海道で就職が難しいとされる企業の上位を占めているのはほとんどが、テレビ局だということが分かります。
それに続いて、JA(農業協会)・新聞社・電力会社が続いており、北海道では首都圏などと比べると、伝統的なメディア関連企業やエネルギー・労働組合関連の企業への就職が難しいと考えられます。
北海道の就職偏差値65~70の企業
ここからは北海道の就職偏差値ランキングが高い順に、各企業の基本情報・特徴・年収ややりがいなどの情報について紹介していきます。
北海道での就職を考えている方は、ここで紹介する情報を元に各社の企業研究を始めてみて下さい。
STV(札幌テレビ放送)
北海道の就職偏差値65〜70の1つ目の会社はSTV(札幌テレビ放送)です。
ここではSTVについて紹介しましたが、先述の通り北海道には他にも複数のテレビ局があり、どれも就職偏差値が高い傾向があります。他のテレビ局を志望する際も、この記事の内容を元に企業研究を進めてみて下さい。
基本情報・採用実績
STV(札幌テレビ放送)の基本情報は以下の通りです。
参考:札幌テレビ放送公式ホームページ
札幌テレビ放送は1958年に創業したテレビ局で、フジテレビ・テレビ朝日といった在京キー局などとほぼ同じ時期に設立されています。そして、採用実績は以下の通りです。
採用人数は6〜10名程度と比較的少人数で、在京キー局の25〜30名ほどの採用人数と比べると少なくなります。その一方で、入社3年後の社員の定着率は非常に高く、3年目までは継続して就職する人が多いことが分かります。
特徴|TV・ラジオで北海道の各種情報を伝える日テレ系列のテレビ局
札幌テレビ放送は地元北海道の地域情報・スポーツ情報などを発信するテレビ局です。
テレビ放送の他にラジオ放送も行っており、両メディアによって政治・経済・地元のイベント情報といった道内ニュースを主に発信しています。
また、同局は日本テレビ系列ということもあり、24時間テレビのシーズンには地元放送局として、同番組に参加しています。
年収・やりがい・評判
企業情報の書き込みサイトでは、STV(札幌テレビ放送)の年収・仕事のやりがいなどについて下記のような評判が見られます。
若くして様々な責任感あふれる業務にチャレンジできた。(中略)人事評価についてはノルマ制ではなく一律なので、みんな中が良い一方で、モチベーションの維持が大変。
参考:Openwork
仕事のやりがいについては、入社からの年次が若い時期から責任を伴う仕事に従事することもでき、やりがいは感じられる一方で、評価制度は横一線となりやすく、仕事へのモチベーション管理が難しいとされています。
年功序列。業務が多岐にわたるため基準がなく、ノルマ制などの実現が難しい。
参考:Openwork
そして、昇給制度については先述の「横一線の評価」ということもあり、年功序列的な色合いが強いとされています。幅広い業務を評価に反映させることが難しかったり、ノルマの達成が難しく昇給が難しいことが上げられています。
JA北海道共済連
次は、JA北海道共済連です。
共済とは、保険のように毎月一定額の金額を支払うことによって、不足の自己などが置きた際に集めた共済金から経済的な補填を行う仕組みです。その北海道の連合会が比較的高い就職偏差値となっています。
基本情報・採用実績
JA北海道共済連の基本情報・採用実績は以下の通りです。
参考:JOBDAS2020
JA北海道共済連の採用実績に関する情報は、公式のホームページやマイナビ・リクナビといった就職情報サイトにも関連情報はありません。全国共済農業協同組合連合会の採用情報は下記のようになっています。
参考:リクナビ2020
採用人数は一般的な企業で行われる規模の人数となっており、過去の採用実績を見る限り東京大学から日本大学まで採用されているので、選考に参加する上で学歴は関係ないと考えられます。
特徴|「古き良き日本の会社文化」を残す金融業
JA北海道共済連はJA共済(全国)の北海道支部のような職場です。
JA共済では昇給は年功序列・新しい事業に取り組む機会は少ない・村社会的で、組織内でのつながりが重視されるといった特徴が目立ちます。
また金融業でありながら、最新の保険的サービスを積極的に開発・販売すると言うよりは、他者に追随する形で商品開発などを行う傾向があります。そのため「金融のプロ」として最先端の知識を元に仕事をしたい方には物足りなさがあります。
年収・やりがい・評判
JA北海道共済連の年収・やりがいなどに関する書き込みはないため、JA共済(全国)の評判について見てみると、下記のような書き込みがあります。
管理職になるとかなり年収が上がるが、若いうちは同業他社に比べて低い水準かもしれない。しかし、業務負荷と給与のバランスは取れており、満足できる給与水準である。
参考:Openwork
この書き込みでは将来的な年収の上昇が見込まれることと、若手時代で比較的収入が少ないときでも業務量とのバランスが取れていて、そこそこ満足行く収入形態になっていることが伺えます。
まずまず。本人のやる気次第。部署によっては現場から遠いため、働きがいを感じづらい部分はあると思います。
参考:Openwork
その一方で仕事へのやりがいについては、営業職のような直接お客様と接する機会がある仕事ではやりがいを感じやすいものの、事務作業のように直接顧客対応が発生しない部署ではやりがいを感じる瞬間が少ないことが見て取れます。
北海道の就職偏差値60~64の企業
次は前の見出しよりもやや就職偏差値が下がる企業について紹介します。
ここでは北海道電力・北海道銀行・ドーコンという3社を紹介します。エネルギー・銀行・建設という社会インフラに関わる企業が名を連ねています。
北海道電力
まずは北海道電力です。
北海道電力は地元のエネルギー供給網の整備を主な仕事としていることから、採用職種に顕著な傾向が見られたり、収入については年功序列的な特徴が目立つ会社です。
基本情報・採用実績
北海道電力の基本情報は下記の通りです。
参考:北海道電力公式HP
北海道電力は創業から70年という老舗の企業で、売上規模は約7500億円・従業員数約5600人と、非常に大きな規模の会社です。
また、過去の採用実績については下記のようになっています。
参考:北海道電力採用ページ、マイナビ2020
採用人数が大幅に縮小傾向にあり、マイナビ2020の情報では募集人数が51〜100人で採用人数がやや縮小する可能性があります。また採用する人材はインフラの管理業ということもあり技術者が多い傾向があります。
特徴|電力自由化対策と自然災害対応に注力する電力供給会社
北海道電力は電力の小売事業が自由化したことで、販売電力量が減少しており、2016年と2017年は減収減益に悩まされていました。その一方で2018年以降は売上前年比4.3%・2.6%増加を達成し徐々に売上の回復を達成しています。
その一方で、2018年の北海道東部地震等にも見舞われ、電力設備の維持・回復なども行う必要があり、非常に厳しい経営状況にある企業と言えます。
2019年の経営計画として、東日本震災前の経常利益230億円達成を掲げていましたが、実績は302億円となり、徐々に自社の経営基盤の回復が進んでいる状況です。
年収・やりがい・評判
北海道電力の年収や仕事のやりがいについては、下記のような書き込みが見られます。
基本的には年功序列で少しずつ昇給していく。一方で現場職は手当が充実している。
参考:Openwork
年功序列であるため、20代の年収は平均か平均以下だと思いますが、賞与に関しては比較的高く設定されているかと思います。
参考:Openwork
上記の2つの書き込みでは、収入については年功序列的特色が強く、成果に応じた昇給は無いようです。また若年時の収入は平均以下とされている一方で、業績に応じた賞与の額が多いとされています。
北海道のインフラを支えているという使命感を直ぐ近くに感じられるが、事務系社員は実感を感じられないような雰囲気が見受けられた。
参考:Openwork
一方で、仕事のやりがいについては地元北海道の電力供給網を支えているという点で、技術者は大きなやりがいを感じられる一方で、オフィス業務の従業員はそうした感覚が少ないことが述べられています。
北海道銀行
次は、北海道銀行です。
北海道銀行は地元の企業の中でも、特に勤務先に自信を持てる企業とされており、業務内容・仕事のやりがいについては比較的良いイメージが持たれる企業です。
基本情報・採用実績
北海道銀行の基本情報は下記の通りです。
参考:北海道銀行公式ホームページ
北海道銀行も北海道電力と同じ1951年創業で、創立から長い年月が経つ企業です。従業員数も2000人を超え、企業規模も大きな銀行と言えます。
また、北海道銀行の過去の採用実績については下記のようになっています。
参考:北海道電力採用ページ、マイナビ2020
先述の通り、北海道銀行は地元では就職先として人気なこともあり、出身大学もやや高学歴の大学の採用実績が多いです。
その一方で採用社の男女比を見ると、過去3年間で一貫して女性が男性の倍以上の人数採用されており、女性社会的な企業文化が垣間見えます。
特徴|就職人気度が高く地元経済を支える銀行
北海道銀行は、勤務する人にとっては勤務していることについて胸を張れる企業であり、入社を希望する学生も非常に多い傾向があります。
業務内容も従来銀行業務であるの預金・融資だけでなく、地元食材の販路拡大・ベンチャー企業支援・個人旅行客誘致など、北海道の経済活動の活性化につながる取り組みに積極的に参加しています。
そのため、仕事へのやりがいについては高い傾向があり、就職を希望する学生がおくなるようです。
年収・やりがい・評判
北海道銀行の年収や仕事のや以外については、下記のような書き込みが見られます。
若いうちはとにかく給与が低いです。役職がつくと一気に年収は上がりますが、それまでは年収に見合わないほどの激務に身を置かなければいけません。
参考:Openwork
良くも悪くも上司次第で評価が変わる。あとは取得した資格によっても左右される。ここは個人の努力次第。
参考:Openwork
給与については若年時は低い傾向があり、役職がつくまでは厳しい業務量に耐える必要があったり、昇給は資格取得によって反映される一方で、上司の評価による影響が大きいとされています。
地元に貢献できていること。地元・北海道では胸を張って勤め先を言える数少ない職場。中小企業の役に立つと考えた時は、心震える瞬間がいくつもあります。
参考:Openwork
その一方で、仕事へのやりがいは大きく、地元企業の支援からやりがいを感じる瞬間が沢山あるとしています。下記の記事で地方銀行に就職することのメリット・デメリットなどを紹介しているので、就職を考えている方は、是非ご一読下さい。
ドーコン
次はドーコンという企業です。
ドーコンは地元の交通・農業・都市など幅広い分野の土木・建設業を行う企業で、地元では欠かせない企業の1つとなっています。
基本情報・採用実績
ドーコンの基本情報は下記の通りです。
参考:ドーコン公式HP
ドーコンは土木・建設業を行う企業ですが、従業員数は比較的少なく、600人に満たない規模です。その従業員の8割以上が技術系の職員です。
また、過去の採用実績については、下記の通りです。
参考:リクナビ2020
出身大学は高学歴の大学が多く、採用人数も少ないことから入社が比較的難しい企業とされています。また、採用人数を見ると採用社の9割近くは男性のため、男性社会の企業であることが分かります。
特徴|道外の施工も請け負う総合建設コンサルタント
ドーコンは北海道を中心として建設業を行う企業ではありますが、首都高速や仙台市の鉄道の橋梁の建設も請け負っています。
また、建設作業だけでなく工事に付随する環境問題懸念や景観への配慮を行う設計によって2008年にはグッドデザイン賞の受賞歴もあります。
こうした総合的に建設業務に携われる魅力から、北海道内での就職難易度が高くなる傾向があります。
年収・やりがい・評判
ドーコンの年収・仕事のやりがいについては、下記のような書入込みがあります。
北海道内では給与はかなり高いほうだと思われる。ただし残業を実施することが前提の給与である。
参考:Openwork
給与については、道内の他企業に比べれば高い傾向はあるものの、年功序列的で長期間勤務しなければ大きな昇給は見込めないとされています。
若い段階から仕事を任せてもらえるため、充実しているが、反面、責任も重い。
参考:Openwork
一方で、仕事へのやりがいについては若年時から責任のある仕事に従事できるので、満足度が高いとしています。ただし、他の書き込みでは特殊な仕事内容でつぶしが利く仕事は覚えられない可能性が高いというこえもあります。
北海道の就職偏差値59以下の企業
ここからは、もう少し就職偏差値が下がり59以下の企業について紹介します。
ここではニトリ・セイコーマート・六花亭製菓・雪印メグミルクの4社を紹介します。
ニトリ
ニトリは全国各地に店舗を構える大手家具量販店で、売上・従業員数なども非常に大きな規模となっています。
基本情報・採用実績
ニトリの基本情報は以下の通りです。
参考:ニトリ公式HP
ニトリは1967年に「似鳥家具店」として、地元で家具を販売する小さな販売店として創業しましたが、それから50年以上事業を継続しており、日本の家具販売店業界を代表する企業となっています。
また、過去の採用実績については下記のようになっています。
参考:リクナビ2020
採用人数は非常に多く、毎年300人前後の人数を採用しています。出身大学も高学歴の傾向があり東京大学・京都大学出身者や地元の北海道大学からも採用実績があります。
特徴|チェーンストア理論重視で急拡大を実現した家具量販店
ニトリでは「チェーンストア理論」を徹底して従業員に覚えさせる特徴があり、営業戦略・新商品の販売方法などは本社で決定されることが多いです。
入社直後の従業員は本社で決められた定型業務を繰り返すことが多いため、ニトリで長期間勤める事を考えている社員にとっては良い学びになるものの、転職を考えている方には他社で使えるスキルを身に付け辛いとされています。
ただ、この理論を徹底したこともあり、2015年から2019年にかけて売上を417,285百万円から608,131百万円(約1.45倍)へと成長させることが可能となりました。
年収・やりがい・評判
ニトリの年収ややりがいについては、下記のような書き込みが見られます。
基本給は小売業の中では比較的に高いほうだと思いますが、評価によるボーナスによって年収はだいぶ変わります。
参考:Openwork
最初の基本給はわりと高いように感じる。残業代も1分単位で出るため、給与が出ないことはない。残業時間、評価によって大きく給与が変わるため、ヒトによってばらつきがあると思う。
参考:Openwork
給与に対する不満は少なく、小売業にしては基本給が高かったり、近年の業績拡大によってボーナスも多く支払われるとされています。また残業代も1分おきに出るのでサービス残業は無いと言う点も述べられています。
入社後しばらくは店舗での業務になるため、接客や店舗運営に関するキャリア開発のみとなる。本部勤務になってからは様々なキャリアを経験することができキャリアプランについては毎年希望を申告する場を与えてもらえるため、適正次第では配属の希望も通る。
参考:Openwork
その一方で、やりがいについては本社勤務になるまでは各店舗で定型業務をこなす必要がある一方で、本社勤務になってからは幅広い業務に携わるチャンスが有り、配属希望の融通もききやすいとされています。
セイコーマート
次はセイコーマートです。
セイコーマートは主に地元北海道でコンビニエンスストアを展開する企業で、道内1の店舗数を誇る地元密着型のコンビニエンスストアチェーンです。
基本情報・採用実績
セイコーマートの企業情報は下記の通りです。
参考:セイコーマート公式HP
売上・従業員数について公表されている情報はありませんでしたが、創業から45年経つコンビニエンスストアチェーンで、主に北海道を中心に事業を行い、関東圏では茨城や埼玉にも店舗を構えています。
また、過去の採用実績については下記のようになっています。
参考:リクナビ2020
採用実績のある大学については一橋・筑波・早稲田などの高学歴もある一方で、日本大・獨協・駒沢など比較的偏差値が低い大学からも採用実績があるため、学歴はほぼ関係ないと言えます。
特質すべきは選考過程に「作文」があるため、セイコーマートへの入社を希望する方は書類選考とは別に作文試験の対策をしておく必要があります。
特徴|道内1の店舗数である地元密着型コンビニ
セイコーマートは1971年に北海道での営業を開始し、以降徹底して北海道を中心に事業を展開してきた地元密着型コンビニチェーンです。
同社はもともとお酒や食料品の卸売を生業としていましたが、取引先をコンビニに転換することで店舗を増やす一方で、プライベートブランドの展開をいち早く実施した企業でもあります。
商圏を北海道に定め、その県外には出店しない戦略は、ランチェスター戦略の成功事例としても数多く紹介されています。
年収・やりがい・評判
セイコーマートの年収や仕事へのやりがいなどについては、下記のような書き込みがあります。
北海道の同年代と比較すると高いが、残業も非常に多くワークライフバランスは難しい。また、常に社員は不足しており、サービス残業も見られる。
参考:Openwork
毎年少しづつ基本給昇給はある。営業なら毎月手当もあり、貯金はできた。
参考:Openwork
給与水準については同業内では高く基本給の上昇も見られているものの、慢性的な人手不足からサービス残業が多いことに不満の声が上がっています。
成長できる環境。SVとしても売上対策のみならず、経営改善といったコンサルティング領域についても、他チェーンよりは踏み込んでいると思う。
参考:Openwork
その一方で、仕事へのやりがいについては店舗における定型業務以外に、戦略面や経営に関わる高度な業務やスキルを磨くこともでき、ビジネスマンとしてのスキルを磨くチャンスに恵まれていると言えます。
六花亭製菓
次は六花亭製菓です。
六花亭製菓は、北海道みやげとしてよく知られる「マルセイバターサンド」を販売する企業です。同社の情報について詳しく見てみましょう。
基本情報・採用実績
六花亭製菓の基本情報は以下の通りです。
参考:リクナビ2020
六花亭製菓は戦前から続く老舗企業で、地元企業ながら従業員も1300人以上と大規模となっています。また、過去の採用実績については下記のようになっています。
参考:マイナビ2020
採用人数について公表されている情報はありませんが、出身大学については北海道大・早稲田・慶應義塾などの高学歴大学の他に、室蘭工業・小樽商科大学などの地元の大学からの採用者も目立ちます。
特徴|裁量性が高く実力重視だがトップダウン的なところも
六花亭製菓は事業領域や商圏は製菓・北海道に集中しており、北海道外での販売はECのみにするなど、事業を拡大しすぎないことで業績を維持しています。
社内では社員の裁量性が高く、やる気のある社員にとっては成長機会がたくさん用意されるという評価がある一方で、責任が一人に集中しがちという点もあるようです。
完全なワンマン経営。トップの言うことがコロコロ変わり、その度に会社の方針も変わるので何を目的にしているのかわからない。
参考:Openwork
その一方で、上記のようにトップダウン式で、経営陣の方針が変わりやすく社員が業務の方向性に迷ってしまう問題もあるとされています。
年収・やりがい・評判
六花亭製菓の年収ややりがいについては、下記のような書き込みがあります。
初任給は道内企業ではトップクラス、ただ5年目位で道内大手企業と逆転。管理職になれば年収1000万円超えるかもしれないが、そこらの会社より管理職が少ない。
参考:Openwork
この書き込みでは、初任給こそ魅力的でああるものの、勤続年数が経っても昇給のチャンスが少なく、管理職者になれば1000万円が見込めるものの、昇給につながるポストが少ないため、大台に乗る収入を得られる可能性は低いとしています。
他の会社で通用するようなキャリアを積む事が出来る職場はごく僅かだと思います。
参考:Openwork
また、仕事のやりがいや内容については、六花亭製菓で役立つスキルは身についても、他者で活かせるスキルは身に付かないため、転職を考えている方にとっては不向きな職場といえます。
雪印メグミルク
最後は雪印メグミルクです。
同社はこの記事で紹介した企業の中では、北海道電力と並んで数少ない上場企業の1つです。そんな雪印メグミルクの企業情報などを詳しく見てみましょう。
基本情報・採用実績
雪印メグミルクの企業情報は以下の通りです。
参考:雪印メグミルクの有価証券報告書
雪印メグミルクの創業は2009年とされていますが、同社のもととなった「雪印乳業」は1925年創業です。2009年に「日本ミルクコミュニティ」と経営統合したことで、現在の雪印メグミルクとなりました。
また、過去の採用実績については下記のようになっています。
参考:リクナビ2020
雪印メグミルクでは採用活動は学部・学歴問わずお行っていますが、大学院卒や理系大学の出身者が目立つ傾向があります。
特徴|海外進出を積極化する乳製品メーカー
グループ長期ビジョン2026によると、雪印メグミルクの収益基盤は乳製品で、同事業では継続的に黒字を達成していました。飲料・デザート類は2013年・2014年は赤字を計上していたものの、2015年から黒字化を実現しています。
また、世界的な乳製品消費量の増加傾向から、インドネシアでプロセスチーズ、オーストラリアでナチュラルチーズの販売を拡大する計画を長期的に実施しています。
年収・やりがい・評判
雪印メグミルクの年収・仕事のやりがいなどについては下記の様な書き込みがあります。
食品業界は大手でも他業種に比べると年収が低いです。当社は大手に分類されると思いますが、給料が良いとは言えません。ただ福利厚生の中の住宅手当で家賃の大半を補助してくれるのため、その分年収換算すればそこそこの数字になります。
参考:Openwork
基本給が他業界に比べて低いものの、家賃補助・住宅手当などの住宅関連の補助が充実しているため、不満はそこまで大きくい傾向があります。一方で、仕事のやりがいについては下記のような書き込みが見られます。
自分で思ったこと、やりたいことをまとめ、先輩社員や上司に説明して、納得してもらえたら若手であろうと多様な行動ができる。(中略)成長したい人は自分で仕事を探し、どんどん成長することができる。
参考:Openwork
若手の頃から積極的に上司などに提案する機会があり、採用されれば自らの裁量で仕事ができるチャンスも有り、成長機会を求める方にとってもやりがいを感じやすい環境が整っていると言えます。
まとめ
この記事では北海道で就職することを考えている方向けに、就職偏差値毎に入社が難しい企業と、それぞれの企業の特徴・社風などについて紹介しました。
地元密着型の企業や全国展開する企業など企業の戦略は様々です。また、企業によっては定型業務を長期間こなす会社と、若年時から裁量性のある仕事ができる会社もあります。
あなたがどのようなキャリアを積むかによって最適な業務環境は異なるので、将来の働き方についてもよく考えた上で、エントリーする企業を考えましょう。