技術進歩に伴い、今後ニーズが高まる医療機器業界を志望する方も多いのではないでしょうか。書類選考を突破するため、どのような志望動機を書くべきか気になりますよね。この記事では、医療機器業界の志望動機におけるポイント、考える手順や参考となるテンプレをご紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
医療機器業界とは
医療機器業界とは、診療や治療に用いられる医療機器の製造販売を行っています。日本国内に限らず、世界でも少子高齢化や技術革新により医療機器の市場は拡大しています。
本見出しでは、医療機器業界をより詳しく説明するため3つのポイントをご紹介します。
仕事内容・職種
医療機器業界の仕事内容・職種は、以下の3つに分類することができます。
- 営業: 事務職: 病院や診療所に対して、医療機器の販売を行う
- 開発: 技術職: 医療機器の改善や新製品の開発を行う
- MR: 医療の資格を有しており、病院や診療所に対して、医療機器の販売を行う
いずれの仕事も、医療業界の拡大に貢献しており人材の需要が高まっています。
医療機器業界が求める人材
医療機器業界では、以下のようなポイントに該当する人材が求められています。
- 医療業界の変化を読み取ることができる
- 患者の視点から必要とされる医療を考えることができる
- 医療機器業界で果たすべき役割をイメージできる
医療機器業界は、世界的な人口変動や技術革新の影響を受けるため、複合的な視点を持つ人材が必要とされています。
医療機器業界の人気企業
医療機器業界の人気企業として、以下のような企業が挙げられます。
これらの企業は、日本国内に留まらず海外でも高いシェアや優れた技術力を誇っており、今後更なる事業成長が期待されています。
医療機器業界の志望動機のポイント
医療機器業界は、成長の機会が著しいので選考の準備を進めたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下では、医療機器業界の志望動機でのポイントを2つご紹介します。どのような志望動機であれば説得力があり、書類選考を突破しやすいかも合わせて考えましょう。
強い責任感をアピールする
医療機器業界の志望動機での1つ目のポイントは、強い責任感をアピールするです。医療機器とは、命に関わる現場で使用されるため責任感が重要な仕事といえます。
営業職であれば、買い付け元の病院や診療所に最短での納入を目指し、開発職・技術職であれば不良品や誤作動が無いように取り組むことが求められます。
志望動機では、応募する職種に応じて自らの強い責任感がアピールできるエピソードを盛り込むことを意識しましょう。
志望企業の業界内での立ち位置を調べておく
医療機器業界の志望動機での2つ目のポイントは、志望企業の業界内での立ち位置を調べておくです。日本の医療機器メーカーは、何らかの強みを有しています。
競合優位性はどこにあるのか、技術力や営業力に強みがあるのかなど、業界内における志望企業のポジションなどを事前に調べておくと、志望動機と紐付けやすいです。
同じ医療機器を製造販売する企業を複数社調べて、それらの違いを把握するとともに志望企業のポジションも把握しましょう。
医療機器業界の志望動機を考える手順
医療機器業界の志望動機では、ポイントがいくつかあるとわかりましたが、考える手順があるのか気になりますよね。
志望動機は説得力が求められるので、適切な順序で考えることが推奨されます。本見出しでは、志望動機を考える手順を2つお伝えします。
①なぜ医療機器業界か
医療機器業界の志望動機を考える1つ目の手順は、なぜ医療機器業界かを考えるです。就職活動では、まず第一に志望する業界を選ぶことが必要となります。
医療機器業界を志望する場合、それ以外の業界ではできない仕事なのかや医療機器業界だけにしかないやりがいは何かを考えましょう。
また、長期的な業界のトレンドや売上推移などの定量的な情報を含めると、採用担当者の印象に残りやすい志望動機となります。
②なぜ御社か
医療機器業界の志望動機を考える2つ目の手順は、なぜ御社かを考えるです。医療機器業界を選んだ理由を考えたら、次になぜ御社かを明確にしましょう。
特定の企業への志望動機を述べる場合、企業研究をベースとしてその企業が持つ優位性や強みを把握することが推奨されます。
競合企業にはない良さを見つけ、採用担当者が納得するような理由が述べられるようにしましょう。
【テンプレ】医療機器業界の志望動機
本見出しでは、医療機器業界の志望動機を職種別とメッセージ別にご紹介します。志望動機が上手く書けないという方は、テンプレとしてご参考にしてください。
職種別の志望動機
以下は、職種別の志望動機となります。それぞれの職種がどのような仕事内容かを念頭に置き、志望動機を書くことを心がけましょう。
営業・事務職|200文字
私が御社の営業職を志望する理由は、国内外のマーケットをリードする企業で働きたいからです。私は、日本の高い技術やサービスを海外に広める仕事がしたいと思い、学生時代は外国語の習得に力を入れていました。
御社は医療機器Aのシェアが国内トップであり、海外でも高い評価と信頼を得ています。そのため、御社の営業職としてこれから更なる経済成長が期待されるアジア地域にて、医療機器Aの訪問販売を行いたいと考えています。
自分やりたいことができる職場や、業種を基準とする志望動機です。
開発・技術職|200文字
私が御社の開発・技術職を志望する理由は、大学院で行った機械工学の研究を生かせる職場で働きたいからです。大学院では、機械工学の中でも特に生体反応を中心とした研究開発を行っていました。
御社の主力製品である医療機器Bは、脳から発せられる電気信号を記録するものですが、活用の用途は今後さらに拡大すると見込んでいます。そこで、私は大学院での研究を糧に医療機器Bの開発に携わりたく、御社の開発職を志望しています。
自分の能力を軸として、それに適する会社と職種を志望する動機です。
MR|180文字
私が御社のMRを志望する理由は、医療機器を切り口として社会貢献がしたいからです。大学では特にボランティアへ力を入れていたため、社会貢献ができる仕事に憧れがありました。
以前参加した就活セミナーでは、御社の医療機器Cが患者さんの治療における負担を減らす役割を果たしていると知りました。そこで、MRとして医療機器Cを販売することで社会貢献がしたく御社のMRを志望しました。
専門性が高い職種にて社会貢献を目指す志望動機です。
メッセージ別の志望動機
以下は、メッセージ別の志望動機となります。これらの志望動機を用いる際には、志望する企業が該当するかを事前に確認しておきましょう。
日本の医療問題の解決に貢献したい|191文字
私が御社を志望する理由は、日本の医療問題の解決に貢献したいからです。日本の地方では、医師や看護師不足で十分な医療が受けられない高齢者が多いことが問題だと考えています。
しかし、御社の医療機器Dは遠隔地からでも簡単な診察を可能にしており、今後はより複雑な治療にも役立てることができる可能性があると考えています。そのため、御社の営業職として日本の医療問題の解決に微力ながら貢献したいです。
製品が果たす役割と、自分の達成目標を結びつける志望動機です。
技術力に惹かれた|182文字
私が御社を志望する理由は、技術力に惹かれたからです。大学では、元々医学部に所属していましたが、展示会にて優れた技術力を誇る日本の医療機器に魅了され、大学院では機械工学を専攻していました。
御社は、医療機器Eのシェアが世界トップですが、特にその高い技術力に惹かれたました。そのため、御社では開発職として医療機器Eのさらなる改良と発展に携わる仕事がしたいと考えています。
NGな志望動機
以下は、NGな志望動機となります。自己成長だけに特化した志望動機や、どの会社にも当てはまる志望動機は好ましくありません。
例① 自己成長のみ
私が御社を志望する理由は、医療機器Fの売上高が日本国内1位の御社で働くことで自己成長がしたいからです。業界の中でトップの企業には、向上心があり自己成長を目的とする社員が多くいると考えています。
私は、現状に満足するのではなく常に自己成長をし続けることにやりがいを感じます。そのため、医療機器Fの分野で圧倒的な存在である御社に入社しさらなる成長をしたいと思っています。
例② 海外進出に積極的だから
私が御社を志望する理由は、日本国内だけでなく海外への事業展開に積極的な会社で働きたいからです。日本では、少子高齢化に伴い将来的にマーケットが縮小していくことが見込まれています。
御社は、日本国内に留まらずアジアや北米地域など、海外進出に積極的であることが魅力的だと感じました。そこで、御社の営業職として海外における医療機器Gの売上規模拡大に尽力していきたいです。
まとめ
医療機器業界は、医療現場で使用される機器を製造販売する企業が集まっており、今後さらに成長が見込まれる業界であるとわかりました。
志望動機を書くにあたっては、考える手順、ポイントやテンプレを参考にして準備を進めると良いでしょう。