高学歴でも就職に失敗する人は多くいます。今回の記事では内定がない原因と就職に失敗したと感じた時の対処法を紹介します。また、就職留年することを選ぶ方もいると思うので、インターンに関するメリットなども合わせて紹介します。高学歴なのに内定がないことに悩んでいる方にはオススメの記事です。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
高学歴でも就職に失敗する人は多い
高学歴でも必ずしも就活に有利とは言えないのが現状です。逆に学歴が一般的には低くても有名企業に就職する人もいるくらいです。
初カキコ…ども…
俺みたいな慶應でNNTの腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは
今日のゼミの会話
あの銀行内定 とか あのメーカー内定 とか
ま、それが普通ですわな
かたや俺はリクナビのオススメ企業を見て呟くんすわ
御社が第一志望です。狂ってる?それ、誉め言葉ね— fuijc(5) (@veirg) 2014年4月18日
上記は慶應大学の方のツイートです。NNT=無い内定 とのことですが、周りが就職を決めていく中、焦って就活支援サイトで企業を探しているのが目に浮かびます。
日大1留イベントオタクが内定貰って現役早稲田ストレートが無い内定なのはさすがにおかしい
— ヒラリ (@ojii_san3) 2016年7月25日
上記は早稲田にストレートで入学した方のツイートです。日本大学で一年留年している方に内定がでていて、自身に内定がないことを嘆いています。学歴としては自分の方が上なのにこれは悔しいですよね。
就職に失敗する3つの理由
高学歴なのに就職に失敗する方の理由を3点まとめました。すべてに共通しているのは、自身の学歴に甘えていることです。
理由①|超難関企業しか受けない
「高学歴だからこの大企業の内定くらいとって当たり前」と自分や周りからの視線でそう感じてしまい、入社倍率が恐ろしく高い超難関企業しか受けていないパターンです。
限られた就活期間の中で、大手や難関企業ばかりを申し込み、そこに説明会やエントリーシートの記入時間をあててしまい、結果として全滅することも珍しくありません。
しかし、高学歴ゆえの自分への過信と変なプライドが邪魔をしてそのような選択をしてしまったがために、気がつけばどこの内定も持っていない状態になります。
理由②|選考対策をおろそかにする
自身の学歴に甘えて選考対策をおろそかにしてしまっては元も子もありません。例えば説明会やセミナーなどを軽視しいかない場合などが挙げられます。
説明会などに行くことで、企業ごとに合わせた選考対策をしっかりととっていくことができ、社風をつかみやすくなり、実際に応募する際に、この会社でないといけない明確な理由が相手に伝わりやすくなります。
また、選考前にHPなどから情報収集を軽くすませ、企業理念だけを見ていれば大丈夫と考えている学生もいますが、面接官にとってはそれを知っているのは当たり前で、そこからいかに深掘りできているか見られています。
理由③|優秀だが面接は苦手
立派な経歴で、さらに文章を書くことが得意で頭も良いとなると、書類や試験審査は通過する場合が多いです。しかしそこから面接になると落ちてしまう方も少なくありません。
面接が苦手といっても種類があって、高学歴ゆえにプライドが高すぎるのを見透かされる場合や、自分の専門分野についてしか話せない場合、そもそも話すことが得意ではない場合などがあります。
面接官に、「この人は学歴だけだな」という印象を抱かせてしまうと、挽回が難しくなります。選考対策と併せて、面接練習にもしっかりと取り組む必要があります。
ライバルは同じ大学の学生
大学ごとに一定の採用数目安を設けている企業も多くあります。そうなったときにライバルとなるのは、同じ大学の学生です。
表面上は相手も自分と同じ武器を持っているので、そこに上回るなにかがないと、面接官がどちらかを選ばなければならない状況になった時に、必然的に落とされます。
これをしっかり理解して、他の学生よりも一歩先をいかないと、たとえ就職留年をしてもいつまでもそのふるいにかけられ落とされてしまいます。
就職に失敗した高学歴が取るべき選択肢
ここからは就活に失敗した高学歴の方々がいかに挽回するかを紹介します。失敗しているからと落ち込まずに前向きに選択肢を試していきましょう。
①中堅企業にもエントリーをする
高学歴がゆえに大企業ばかりを狙っていれば、当然落ちて内定がないリスクがあることは前述しました。
そこで、大学受験の時を思い出してください。第一志望の難関校以外にも滑り止め大学を受験していたと思います。その感覚と似ています。
中堅企業にもエントリーをするメリットとして
- 大企業と比べると倍率も低く受かりやすい
- 中堅企業での面接や選考過程を経て就活の練習ができる
- 内定を獲得することができれば安心感から次の自信につながる
などが挙げられます。ぜひ積極的に有名でない企業にもエントリーしましょう。
②就職留年して再挑戦する
今年はすっぱりと諦めて就職留年して再挑戦することも一つです。就職留年をすることで、改めて自己分析の時間が伸びますし、勉強の時間も増え資格を増やすこともできます。
また、一年目の面接で他の就活生と比べると経験がある分、あまり緊張せずに臨めることや、実際に働き始めた同期から企業の実情を聞くことで、より深いリサーチが可能になります。
また、企業側が留年の有無を重視する場合は少なく、その後の入社してからの企業への貢献度や成長性を重視して面接しているため、就職留年は必ずしも不利になるとは言えません。
③就職せずに卒業する
就職をせず卒業した場合、企業側からは既卒の扱いになります。既卒と新卒を比べた場合、企業にもよりますが、正直新卒の方が採用率は高いです。しかしメリットもあります。
企業側のメリットとしては、新卒と比べて入社時期を柔軟に決められる点が挙げられます。今すぐ人材がほしいと考えている企業にとってはむしろ既卒の方が良いのです。
また学生側のメリットとして、新卒の時は総合職や一般職採用でその後職種ごとに振り分けられる場合がほとんどですが、既卒の場合は職種から希望して応募することができます。
高学歴なら就職留年は大いにあり
高学歴である特権で、就職留年はメリットがたくさんあります。以下にポイントをおさえました。
書類選考には通過する確率が高い
就職留年をすることで扱いは新卒のままですし、先述通り、留年の有無はほとんど気にされません。
企業側も多数の応募者を全員面接するわけにもいかないので書類選考というものがあるのですが、そこで重要な項目の一つが学歴です。
そのため、書類選考の通過率を上げるためにその大学に籍を残す形で留年し、就活するのはメリットといえます。
徹底的な選考対策をする
就職留年をすることで、他の学生と比べると講義に出席する時間が少なくなるため、選考対策をする時間が多く確保できます。
具体的には、エントリーシートや筆記・web試験などへの勉強や面接練習、自己分析の時間を多くとることが必要です。また、時間が豊富なことを利用してOB訪問なども積極的に行いましょう。
また、説明会やセミナーなどはなるべく参加しましょう。そうすることで、企業への理解が深まり、また企業側も参加しているかで志望度の高さを図る場合があるため、就活に有利に働きます。
夏インターンから参加できる
夏インターンとは6~9月ごろに実施されるものを呼びます。21年卒の就活スケジュールによると、3回生の夏からインターンが始まります。現役生は夏休みには短期留学に行く学生や、6月は前期授業があり参加できない学生もいると予想されます。
その点就職留年しているため、比較的夏インターンに参加しやすいといえるでしょう。夏インターンには参加することで就活準備が早くでき、他の時期と比べるとプログラム内容などの選択肢が豊富にあることがメリットです。
他にも参加することで企業のより深い業務内容を知れたり、選考に有利になることもあります。
高学歴なら職種で逆転を目指す
高学歴なら企業にこだわらず職種で仕事を選ぶことも1つの選択肢といえます。
SEなど技術力を磨きキャリアアップすることで次の転職に有利な職種もあります。たとえ新卒で失敗しても、その職種としての技能を磨くことで即戦力を求める企業に転職しやすくなるメリットがあります。
就職先でスキルを磨き、それを活かしてより大きな企業に転職という形で逆転を狙いましょう。
まとめ
高学歴なのに就職に失敗することはおかしなことではありません。しかしそれには原因があるので対策をすることが大切です。
今回は中堅企業を狙うことや就職留年、既卒採用、転職採用を狙う方法もご紹介しましたが、選択肢は多い方がいいです。今は悩んでいても、結果として逆転することもあるので諦めず頑張りましょう。