筑波大学は、茨城県に本部を置く日本の国立大学です。文部科学省が実施している、スーパーグローバル大学事業のトップ型指定校ですが就職状況はどうなのでしょうか。今回は、そんな筑波大学の就職支援環境と最新の就職実績についてお伝えします。筑波大学の就職に関して興味があるかは、是非ご覧ください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
筑波大学とは
筑波大学は、1872年に日本で初めて設立された師範学校を創基とする、東京師範学校を前身としています。THE世界大学ランキングでは、アジア第55位、国内第8位に選ばれています。そして、基本理念としては以下の3つを掲げています。
- 開かれた大学
- 柔軟な教育研究組織
- 新しい大学の仕組み
筑波大学の就職支援環境
筑波大学では、学術研究だけでなく就職支援環境の充実化にも力を注いでいます。以下では、筑波大学就職課のホームページを参考にして作成した、就職支援環境の特徴を2つご紹介します。
特徴①|フレッシュマンセミナー
筑波大学では、入学直後の大学1年生を対象としたフレッシュマンセミナーを開催しています。キャリア教育は、大学の入門教育として全ての学びの土台となります。そのため、筑波大学では大学1年次の春学期に毎週1回フレッシュマンセミナーを行っています。
一般的に、入学時のキャリア教育が不十分であるため、学生は学業と社会との接点を意識しづらいという課題があります。そこで、筑波大学では大学1年次から定期的なキャリア教育を導入することで、将来の自分像を見据え大学生活ができるよう支援しています。
特徴②|OB・OG座談会
筑波大学では、在学生とOB・OG間において座談会を開催しています。これは、本学卒業生・修了生による在学生のキャリア形成、進路選択及び就職支援活動の一環です。在学生は、社会人から直接仕事の内容や職業観を聞いて視野を広げることができます。
多くの大学では、在学生自らOB・OGに個別連絡を行い訪問をすることが多いですが、個別連絡を行うことは学生にとって敷居が高いため貴重な機会を活用できていないことが多々あります。そこで、筑波大学では在学生と社会人が話す場を毎年提供しているのです。
採用担当は筑波大学の学生をどう見ているか
筑波大学は、難関国立大学の1つであるため受験校としての人気は高いです。しかしながら、採用活動を行っている企業の採用担当者からはどのように見られているのか気になりますよね。
そこで、以下では筑波大学の学生が採用担当者からどのように評価されているのかを2つのポイントでご紹介します。
①自由な校風で自主性がある
筑波大学の学生は、自由な校風で育ち自主性があると見られています。筑波大学は、自由な校風であるため学生は自ら考え、自ら実行に移すことが求められます。やるべきことがあらかじめ決まっていないため、学生は自ら挑戦することが不可欠となります。
企業側にとって、この自主的なチャレンジ精神は高く評価できます。なぜなら、仕事では全てを指示することはできないので社員自ら考えて取り組むことが必要となるからです。そのため、筑波大学の学生は自由な校風で自主性を育んだと評価されるのです。
②謙虚で対人関係も円滑
筑波大学の学生は、謙虚で対人関係も円滑と見られています。通常、優秀な学生であると傲慢になりがちであり人間関係も好ましくなくなることが多いことが問題です。しかし、筑波大学の学生はどちらかというと謙虚な人が多いといえます。
どん欲に知的な刺激とさらなる向上を目指しつつ、不用意に力を誇示しない謙虚さがあるからです。そのため、採用担当者は筑波大学の学生ならば良好な人間関係を築くことができると期待しています。謙虚さは、人間関係を構築するために不可欠な要素だからです。
【2019年卒版】筑波大学の就職実績
筑波大学では、2019年度の最新就職実績をホームページ上で公開しています。以下は、筑波大学の各学部別に進路内訳と就職先をまとめた表となります。各学部の特徴を掴むだけでなく、筑波大学としての就職実績がどうかを知ることができます。
人文・文化学群の就職実績
人文・文化学群では、70%の学生が就職、17%の学生が進学を選んでいます。また、就職先の業界は建設業から教育産業まで、幅広い結果となっています。
社会・国際学群の就職実績
社会・国際学群では77%の学生が就職をしています。そして、資格・試験準備を進路先としている学生が13%でそれに続く形です。就職先の業界は、幅広い分野にわたっています。
人間学群の就職実績
人間学群では、56%の学生が就職を進路先とし、25%の学生が進学を選ぶ結果でした。就職先の業界においては、全般的な業界に就職実績があります。
理工学群の就職実績
理工学群では、73%の学生が進学を進路先としており、続いて就職を選んだ学生は24%でした。就職先の業界では、全体的に機械や機器を扱う業界が人気という結果です。
生命環境学群の就職実績
生命環境科学群では、進学を進路先とした学生が全体の72%で最も多いです。一方で、就職を選んだ学生は全体の23%に留まりその就職先業界は多岐にわたっています。
情報学群の就職実績
情報学群では、就職が55%で進学が40%となっています。そして、就職先の業界は製造業界が多いという結果でした。
医学群の就職実績
医学群では、およそ50%の学生が研修医を進路先とし、続いて就職を選んだ学生が37%という結果です。尚、就職先についてはいずれも医療業・保健衛生に分類されます。
体育専門学群の就職実績
体育専門学群では、67%が就職、23%が進学を選んでいます。就職先の業界においては不動産が最も多いです。そして、教育産業や銀行・信託業がそれに続く形となっています。
芸術専門学群の就職実績
芸術専門学群では、50%の学生が就職、33%の学生が進学を進路先としています。また、就職先では印刷や卸売業・小売業が比較的多いという結果でした。
まとめ
筑波大学では、学生への就職支援環境が充実しており採用担当者からも高評価であるとわかりました。そのため、最新の就職実績をみても、各学部で目覚ましい就職率でした。
筑波大学のさらに細かな就職情報を知りたい方は、筑波大学就職課のホームページからチェックしてみてはいかがでしょうか。